護りたいもの   作:影風

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六角家の背景事情説明回で原作キャラが出てこないですが読んで頂けると嬉しいです!


【第11話】六角家

 俺は着の身着のままで学校を飛び出し旦那様が運ばれた病院に向かっていた。

 

 一条さんから電話で聞いた病院の住所、それをマップで検索し最短所要時間で病院に駆け込む。

 

 一階の受付で旦那様の部屋の番号を教えてもらいその部屋に向かう。

 

 エレベーターに乗っている間も心臓の鼓動はうるさいほど鳴り続けていた。

 

 そして旦那様が入院するフロアに到着。早く会いたいと思いつつもやはり怖さも溢れてくる。心を落ち着け病室のドアをノックする。

 

 どうぞ、という声が返ってくる。旦那様の声だ。更に胸の鼓動が高鳴るのを抑えてドアを開ける。

 

「やあ、久しぶりだね」

 

 旦那様はベッドの上に上体を起こし出迎えてくれた。雪菜様のことがあったので最悪の事態を想定していたがそこまでではないようなのでひとまず安心しホッと一息をつく。

 

「起きていらして大丈夫なのですか?」

 

「ああ、ちょっと暴漢と揉み合いになったときに足を刺されただけだから心配いらないよ」

 

 そう言って旦那様は笑うがその表情は痛みを堪えていることは明らかであり思わず唇を噛む。

 

「旦那様を襲った犯人は暗部の頃の部下の方ですか?」

 

「…それは一体誰から聞いたんだい?」

 

 その声は今までに聞いたことがないほど冷たいもので思わず怯みそうになりながらも何とか答える。

 

「更識楯無さんです」

 

 その名前を聞いて表情が険しくなるがそれも一瞬、次の瞬間には元の穏やかな表情に戻り呟く。

 

「更識のお嬢さんか…全く彼女には困ったものだ」

 

 その声からは先ほどのような冷たさはないものの感情の読み取れない、どこか無機質なものだった。

 

「それでどこまで知っているんだい?」

 

「六角家が更識家と同じく特殊な暗部だったことと少し前に廃業したことくらいです」

 

「そうか…」

 

 そう言ったきり旦那様は黙り込んでしまった。が、やがて何かを決心したように俺の方を向いた。

 

「今から話すのはただの独り言だ。いいね?」

 

「分かりました」

 

「さてどこから話したものか…」

 

 そう言いながらも旦那様は六角家について話し始めた。

 

_________

 

 私が六角家の当主の座を継いだのは確か今から20年くらい前だったかな。

 

 自慢するわけじゃないが、私は子供の頃から六角家始まって以来の天才として一族から将来を嘱望されていて実際その期待に応えて百戦錬磨、百戦百勝。失敗知らずで20を過ぎた頃には家業を継いでいた。

 

 怖い物なしの状態だったがある日、私は偽の情報を元に誘き出される形になった敵地侵入任務で失敗しひどい手傷を負った。

 

 その任務は極めて秘匿性の高い任務だったから六角家でも限られた人間にしか知らせていなかったうえ情報秘匿のため通信手段を持っていなかったから助けを呼ぶことも出来なかった。

 

 追っ手から何とか逃れ山中の一軒の古い廃屋に隠れていた。もう動けるだけの体力もなく死を覚悟していた。

 

 そうしているうちに入り口の戸が開けられた。万事休す、私は静かに目を閉じた。

 

 だがいつまでたっても襲ってくる様子がない。そこで私が目を開けると目の前には長い黒髪の女性が怯えた様子でこちらを覗き込んでいた。

 

 どうやら廃屋だと思い込んでいた建物は彼女の住居だったらしい。

 

「失礼…すぐに出ていく」

 

 関係のない表の人間を巻き込むわけにはいかない。そう思って鉛のように重い体に無理矢理鞭打って動こうとするが血を失い過ぎていたこともあり二、三歩歩いたところで私は気を失ってしまった。

 

 次に目を覚ました時には知らない目の前は知らない天井だった。

 

「気がつきましたか?」

 

 先ほどの女性が私の顔を心配そうに覗き込む。どうやら傷の手当てをして、付きっきりで看病していてくれたらしい。

 

「どうして私を助けた?」

 

 面識もない明らかに厄介な事情を抱えている怪しい人間。わざわざリスクを背負ってそんな人間を匿って看病する理由が私には分からなかった。

 

「目の前に困っている人がいてそれを助けるのに理由がいるのですか?」

 

 彼女は至極当然のように答える。彼女の純真さは生まれてから権謀術数が飛び交う世界で生きてきた私にとってはとても美しく、好ましいものに映った。

 

「…もう少し休ませて貰ってもいいだろうか?」

 

「ええ。狭い我が家でよければ」

 

 そういう彼女の笑顔は屈託のないこの上なく美しいものだった。

 

_____

 

 そこからしばらく彼女の家にて身体を治させてもらう中で私は彼女のその純真さに心を奪われ、また同じように彼女も私に好意を寄せてくれた。そして私は彼女と結婚することを望んだ。

 

 彼女には身寄りがなかったから反対されることはなかったが、うちの家からは反対された。「表の人間に裏の仕事を受け入れられるはずがない」と。

 

 だが彼女は強かった。裏の仕事を知りつつもそれを過度に恐れることはなく、かと言って侮ることもない正しく物事の本質を捉えられる強い女性だった。

 

 最初は結婚に反対していたうちの家の人間も彼女の人柄に触れ態度を軟化させ、やがて結婚の許しを得て結婚することになった。

 

 護るべきもの、帰る場所が出来た。その事実が私に与えた影響は大きいものだった。

 

 今まで自分の命なんて任務の中でいつか散るものだとどこか諦めており、そのお陰で積み重ねてきた功績の数々であったが、自分がいなくなった後に残されるもののことを考えると少しずつ自分の命が惜しくなってきた。

 

 そして私と妻との間に子供が出来た。人は親になって一人前という言葉があるが、あの言葉の意味をあれほど痛感させられる日はなかった。

 

 妻と生まれたばかりの雪菜。彼女達を置いて死ぬのが怖くなった。それに雪菜のあどけない笑顔を見るとこの子の手を汚させることはどうしても私には耐えられなかった。

 

 自分の命はどうなってもいいがこの2人はどうしてもどうしても護りたい。

 

 そこで私はこの仕事を廃業することを決意した。

 

 身勝手な話だろう?今まで人の命を何とも思わず奪ってきたのに怖くなったから辞めたいなんて。

 

 当然そんなことを周りが許すはずがない。六角家内部からはもちろん他の暗部、特に更識家からの反対は凄いものだった。

 

 更識家も同じ時期に子供、今の楯無さんだね、が生まれていて状況としてはうちと同じだったが、更識家は家族を大切にしつつも日本を護るという一族の掟をなによりも重視する判断が出来る集団だった。

 

 長く続いてきたということはそれだけ必要性がある役職であり、特に暗部に対する暗部なんて役目は替えが効かない役割だったから事態はすんなり決まらずただ時間が流れていっていた。

 

 妻にもかなり負担をかけていた。ただでさえ表の世界から暗部に入ってきた人間だ。さまざまな文化の違いに何とか対応するだけでなく、混乱するうちの家を収めるのに尽力してくれていた。傍目から見ても消耗しているのは明らかだったが、そんな状況を知りつつ私は各家に説得に行ったり任務で出かけたりと私自身も立て込んでいて中々妻と顔を合わせることも出来ていなかった。

 

 そんな時だったよ、更識家の長女が誘拐されるという事件が起こったのは。

 

 だが当時の更識家は敵対する暗部との抗争が激化していてとても救出作戦に人手を割ける状況じゃなかった。

 

 そこで楯無は私を頼ってきたんだ。どうか娘を助けて欲しい、とね。

 

 この話を受けた時は不謹慎だが私は神が与えてくれた好機だと思ったよ。そこで私は楯無に対して二つ条件を出した。

 

 まず一つ目はうちの廃業を認めること。そしてもう一つはうちの廃業によって職を失う者で裏の仕事を続けたいと希望する者を受け入れること。

 

 楯無はしばらく考え込んだが渋々首を縦に振った。

 

 暗部最大勢力である更識家がうちの廃業を認めれば自ずと他の家も従わざるをえない。家族との平穏な日常が手に入る。妻にも雪菜にももう苦しい思いをさせずに済む。

 

 その一心で更識家長女の救出作戦を実施。作戦自体はそれほど難しいものではなかったため比較的短時間で終わり、楯無に娘を無事に引き渡し再度条件の確認をし、その日正式に六角家の廃業が決定された。

 

 もうこれ以上妻や娘に辛い思いをさせずに済む。どこか晴々とした安堵感を胸に私は家に帰った。

 

 だが、家に帰ると誰も出迎えてくれなかった。嫌な胸騒ぎを抑えながら妻の部屋に行くとそこには冷たくなった彼女とひたすら泣いている雪菜がいた。

 

 雪菜には散々責められたよ。どうしてお母さんを見捨てたんだ、と。

 

 その雪菜の言葉によって私は初めて気が付かされた。私は家族のためと言いつつ実際に妻が身体を崩し、雪菜が寂しい思いをしていることに気づいていなかったのだ。

 

 私はそのことに対して何も言い返すことが出来なかった。

 

______

 

 妻が亡くなってから半年経った日のことだった。その日もいつものように塞ぎ込んだ雪菜を連れて散歩をしていたんだがその途中でにわか雨にあったんだ。私たちは慌てて近くの公園の木陰に逃げ込んだ。

 

 雨は全く止む様子が無くてどうしようか困っていた時、雨に濡れるのも気にせず雪菜は遊具の下に歩き始めた。

 

 雪菜を追いかけ彼女の見つめる視線の先を見ると青白い顔をした少年が横たわっていた。

 

「お父様、彼を連れて帰ってもいいでしょうか?」

 

「だが、ただの迷子かもしれないし…」

 

 私の言葉を雪菜は遮る。

 

「それは違います。彼は3日前からこの公園内にウロウロしていて衣服も変わっていません。それに腕や足には痣も見えますし可哀想ですが親から捨てられたと見るのが妥当でしょう」

 

 ただの可哀想と言った一時的な哀れみの感情ではなく、冷静な観察に基づく客観的な意見だった。

 

「だが…」

 

「それに目の前に困っている人がいて助けるのに理由が必要があるんですか?」

 

 いつかの妻と全く同じことを言う雪菜。この子はしっかりと妻の優しさを受け継いで生きているのだ。

 

「分かった。とりあえず衰弱しているようだからまず病院に連れて行ってうちで様子を見ることにしよう」

 

「お父様ありがとうございます‼︎」

 

 そう言って久し振りに私を見上げる雪菜の笑顔は亡くなった妻にそっくりなものだった。

 

______

 

「さて、これが私が君を拾うまでの経緯だ」

 

「旦那様…色々話しにくいこともあったかと思いますがお話しして下さってありがとうございます」

 

「いやいや、ただ独り言を話していただけだからね」

 

 そう言って笑う旦那様の笑顔には後悔や悔しさ、自身の無力さと言ったさまざまなものが合わさっていた。

 

「私は家族を守りたかった…ただそれだけだったんだ」

 

「旦那様…」

 

 奥様を失われ、雪菜様が植物状態になってしまっている現状の旦那様の心情はきっと想像を絶するものだろう。

 

「俺は死にません。旦那様が俺のことを家族と言ってくださりましたので。それに俺にはISが使えますしこれ以上六角家の人々を、家族を傷つけさせはしません。護って見せます。だから少し休んでください」

 

「そうか、そうか…ありがとう…」

 

 そう言って終始笑顔を崩さなかった旦那様目から涙が溢れる。涙が止まるまで俺は旦那様の傍らで座っていた。

 

 数分後旦那様の涙が止まり頃合いもいい頃なので俺は別れの挨拶を告げる。

 

「では、俺はそろそろ帰ります」

 

「おや、もう帰るのかい?」

 

 少し残念そうな顔をする旦那様。

 

「実は学校に無許可で抜け出して来ているんです」

 

「そうだったのかい?まさかダイチそんな不良少年だったとは…それなら仕方ないね」

 

 そう言って悪戯気味に言う旦那様はいつもすっかりの調子に戻っていた。

 

「だが一つお願いがある」

 

「なんでしょうか」

 

「その前に雪菜に会って行ってやって欲しい」

 

______

 

 病室の様子は花瓶の花が変わっていることを除いては以前来た時と全く変わっていなかった。

 

 心のざわつきを抑えながらベッドの横の椅子に腰掛ける。

 

「お久ぶりです、雪菜様」

 

 もちろん返事をするはずもなく眠り続ける少女。俺はそんな彼女に向かって話し続ける。

 

「雪菜様。俺、実はISを動かせるようになったんですよ?それからあの日IS展に展示されていたブルー・ティアーズとも実際に戦ったりしましたし俺の周りはビックリするくらい変わってしまいました」

 

 軽く彼女の手を握る。以前より少し細くなられただろうか、その手からは温もりが感じられ俺に生を感じさせてくれる。そのことが逆に俺を苦しめる。

 

「ですが…ですが雪菜様、貴女だけはあの日のまま変わりませんね…」

 

 ISによる襲撃によって負った軽い外傷はすっかり治りきり傍目にはただ眠っているだけに過ぎない。

 

 俺は雪菜様の手を強く握り決意を述べる。

 

「雪菜様、今度こそは必ず護ります。それにあの日のお昼ご飯の約束もまだ果たせていないですし早く起きてくださいね」

 

 そう言って俺は彼女の顔をもう一度見て新たな決意を胸にし病室を出た。

 

_______

 

 雪菜様の病室を出ると厳しい顔をした一条さんが待っていた。

 

「ダイチ、少し話しておきたいことがある」

 

「今回の襲撃事件のことですよね?」

 

「分かっているなら話は早い。少し場所を変えよう」

 

 そう言って人気のない中庭まで連れて来られた。

 

「まず六角家について風月様からどこまで聞いた?」

 

「特殊な暗部だったことくらいです」

 

「そうか、では軽く補足説明しておこう。うちの組織は六角家の下に一条、二見、三神、四ツ谷、五辻の五家が仕えるという形の連合体だった。そして六角家が暗部の仕事から手を引く時にこの5家の意見は真っ二つに割れた。一条と四ツ谷は表の世界での仕事を、残りの二見、三神、そして五辻は裏の仕事を続ける事を望んだ。このうち二見と三神は風月様が口添えされたお陰で更識の下で今も働いている」

 

「五辻はどうなったんですか?」

 

「五辻も当初は更識の下で働いていたのだが馴染めなくて離脱。その後は姿を消していたのだがどうやら近年六角家に対して恨みを持つ者を集めて六角家に所縁のある人間を次々に襲っているらしい」

 

「それなら雪菜様を襲ったあいつも⁉︎」

 

「いや、五辻に女はいないからそれはない。だが雪菜様への襲撃と入院中の雪菜様に警護の人員を回した分警護の薄くなった風月様への襲撃。とても偶然とは思えない。むしろ雪菜様への襲撃は風月様の襲撃のための準備だったと考える方が自然だ。五辻が何者かと組んでいると考えるのが妥当だろうな」

 

「なるほど…」

 

 正直暗部と自分が関わりを持つことになる日が来るなんて思っていなかったため素直に全てを理解出来ているとは言い難いが、雪菜様の襲撃も旦那様の襲撃も実際に起きたことであり受け入れるしかない。

 

「ダイチ、君も五辻の手の者や、もしかしたら雪菜様を襲撃したISを使う連中に狙われるかもしれない。その点十分に気をつけてくれ」

 

「分かりました。心に留めて置きます。一条さんもどうかお気をつけて…」

 

「子供に心配されるほど落ちぶれてはいないさ。では私は風月様の元に戻る。くれぐれも気を付けて帰るように」

 

 俺を子供扱いして一条さんは去っていってしまう。やっぱり使用人頭から見てまだまだ俺は信頼されていないのか。そう思いながら帰ろうとすると背中から声がかけられる。

 

「君に死なれては風月様や雪菜様はもちろん私も困る。君にはもうIS(それ)があるんだから護るための力は私なんかより遥かに上だ。頼りにしてる。だから死ぬなよ」

 

「一条さん…」

 

「さて今度こそ私は戻る。君も早く学校に戻りたまえ」

 

 そう言って早足で一条さんは去っていく。

 

 一条さんが俺を認めてくれたのは素直に嬉しく思う。しかしそれは俺自身の力ではなく、ISの力だ。ただそれでも護れる力には変わりない。俺に出来ることは来たるべき日に備えてISの訓練を積むだけだ。

 

 俺は決意を新たに学校に戻った。

 

______

 

 東京都内の高層ビルの一室。殺風景な部屋の中で机ごしに男女が向かい合っていた。

 

 一方は美しいブロンドで大人の余裕が溢れる女性、もう一方は壮年でいかにも気難しいと言った雰囲気の男性で2人の間には緊張した空気が張り詰めていた。

 

「もう少し部屋に物を置いたらどうかしら?」

 

「必要ない。我々はただ六角風月に復讐をするだけの存在。己の身以外に必要ない」

 

「余裕がないと任務も失敗しちゃうわよ、五辻さん?」

 

「問題ない。貴様らの要望通り日本への偽装の入国書類、国内の拠点の提供、それに動きやすい環境を作っておいた」

 

 そう言って男は日本の暗部の現状に関しての報告書の束を女に投げ渡す。

 

 女は注意深く報告書に目を通しつつ男の仕事ぶりを評価する。

 

「更識楯無は男性操縦者の警護で動けず、更識家自体も貴方達の対処で手一杯。さらに不確定要素であった六角風月も無力化…予想以上の働きだわ。合格よ」

 

「元々復讐の機会を伺っていた所だから利害の一致だ。これで貴様らは日本において動きやすくなった。報酬として例のものをもらおうか」

 

「いいわよ。はい、これが頼まれていたISよ」

 

 女性は待機形態になっているISを投げ渡す。

 

「これがIS…」

 

「分かっていると思うけどそれは女性にしか使えないわよ。ひょっとして貴方が3人目の男性操縦者(イレギュラー)だったりするのかしら?」

 

「まさか、私には使えんよ。ただ我々(・・)の計画にはこれが必要なのだ」

 

 そう言って用の済んだ男は立ち上がり次の瞬間にはその姿は部屋からなくなっていた。

 

「仕事が終わった途端ドロン。男ってこれだから困っちゃうわね」

 

 女は肩をすくめやれやれとため息をつく。ただIS開発国にして各国のISが集まるIS学園のある日本にこうした拠点を得られた意味は大きい。そうした点でも日本の暗部である五辻家と繋がりを持てたのは幸運であった。

 

「さあ、楽しいパーティーを始めましょうか」

 

 女は上機嫌に呟いた。




思ったより長くて詰まっていた部分も無理やり描き切った感じになったので少し雑な面もありますがもし良ければ感想頂けると嬉しいです!
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