使用人として六角家に仕え始めてから3年目、ぼくはお嬢様に呼び出されていた。
何処か物憂げで、しかしいつになく真剣な表情を浮かべるお嬢様にぼくは問いかける。
「お嬢様、どうかなさいましたか?」
お嬢様は改まった態度でぼくに切り出す。
「ダイチ、あなたにお願いがあります」
「何でしょうか?」
一瞬の逡巡、だがお嬢様は心を決めた様に切り出す。
「六角家ではなく私に仕えてくれませんか」
「えっと…それはどういう意味でしょうか?」
発言の真意を図りかね俺は尋ねる。
「六角家の娘だからではない、私という1人の人間に仕えて欲しいということです」
「それは今とどう違うのですか?」
「もし私が六角家を出るような事になっても私についてきて欲しいのです」
「六角家を出られるのですか?」
「もしもの話です。その時はあなたの人生を私に下さい」
突然の提案をうまく飲み込めずにいるとお嬢様は続ける。
「充分にお給料も払うことも出来ないと思います。ですがその代わりに…私の人生をダイチに上げます」
「…つまりぼくの人生とお嬢様の人生を交換するってことですか?」
「やはりダイチは物分かりが早くていいですね。そういうことです」
ニッコリと微笑むお嬢様に対しぼくは反論する。
「その提案にはお嬢様にメリットがありません。ぼくの命は3年前果てていたはずの命、既にお嬢様のものです」
ぼくは3年前お嬢様に拾ってもらわなければそのままのたれ死んでいた。その時点でもう既にこの身はお嬢様に捧げている。
「もう変なとこ強情なんですから。じゃあこうしましょう。私のストッパーになって下さい」
「ストッパー?」
「そうです。私は私の道を行きます。ですが私があなたの思う私でなくなった時、間違った道を進んだ時にはあなたの手で止めて下さい。これは命令です。良き執事は暴走した主人を止めるのも仕事の一つですから」
「…正直お嬢様が道を踏み外すとは思えませんが、分かりました」
ぼくの答えに納得したのかお嬢様は破顔し笑顔を浮かべる。
「分かってくれたならよしです!あとこれからは私のことは名前で呼ぶこと!」
「使用人の立場でそれは流石に…」
「忘れましたか?今から貴方は私の執事兼ストッパーです。ストッパーなら呼び方なんて気を使う必要はないでしょう?」
「それとこれとは話が…」
ぼくの反論を遮りお嬢様は言う。
「とりあえず呼んでみましょう!リピートアフターミー雪菜」
「雪菜…様」
とんでもない罪悪感と少しの心がこそばゆい感じがする。名前を呼ばれたお嬢様は少し不満も含みつつも笑顔を浮かべる。
「うーん、60点ってとこですかね。とりあえず今日はこのくらいにしておいてあげます!」
ご機嫌なお嬢様…もとい雪菜様を見つつ少し胸に温かいものが広がっていた。
______
「お客様、到着しました」
俺は客室乗務員さんに起こされる。
「あっ、すいません。ありがとうございます!」
俺は慌てて手荷物を纏め、客室乗務員さんの挨拶を背中から受けながら飛行機を降りる。
12時間のフライトを終え、固まった身体を伸ばしながら搭乗口から降りると爽やかな空気が出迎えてくれる。出発前日本では既に梅雨明けも宣言され、既にうだるような暑さになっていたためそれと比べると湿気がなく、また温度も低くかなり過ごしやすい。
IS特別委員会から4日後、何故か俺はスイスに来ていたのだ。
何故かという部分に関しては理由という部分は分かる。俺がスイス所属になったからだ。
だがその渡航時期に関しては最速でも1週間は時間をもらえるだろうと考えており、タッグマッチトーナメントが終わったあたりの渡航かと思っていたので、所属決定から4日というまさかの超スピード渡航にはめちゃくちゃバタバタした。
まずは単純に荷物の準備。旅慣れていないことはないのだが海外は初めてと言うこともあり楯無さんに色々教えてもらった。流石ロシア代表というだけあって本国との行き来なども慣れておりそのアドバイスは非常に役に立った。
あとは所属変更にかかる諸々の手続き書類の作成。これがとにかく時間がかかった。日本政府に提出するもの、スイス政府に提出するものがあるし、何よりスイス政府の書類はドイツ語、もしくはフランス語で書かれていたのだ。サンキューDee◯ L。こいつがいなかったらスイス政府に提出する書類を書けず俺は日本から旅立つことが出来なかった。
書類の手続きと手周りの荷物を纏めて昨日のお昼の便で日本を飛び立った。初めて乗るビジネスクラスにテンションが上がってすっかり忘れていたのだが、こう言った場合には本国と日本とのチャーター機が出るんじゃなかったのか?
ちなみにナタリアさん初め、スイス関係者はIS委員会終わってすぐにチャーター機で帰ったらしい。
それに乗せてくれたらよかったのではって気がしなくもないが、俺がプレゼンを聞くまでスイスなんて選択肢にも入っていなかったように、スイス側もまさか自分の国が選ばれると思っていなかったのが本音だろう。
だがいざ迎えるとなると相応の対応をしないといけないわけでその結果がこのバタつき具合である。
俺はタクシーに乗り込み待ち合わせ場所に向かう。
車窓から街並みを眺めるとまずは車が本当に右側通行していてびっくりした。他にもっと街並みとか自然とかあるだろとは思われるかもしれないが、自分に身近な文化の違いこそより違いを感じるものである。
あと気候からか空の青は日本より青く見えたが、緑は正直そこまで違いがわからない。あと街並みはテレビや本で見たことがあるようなアンティークな雰囲気を漂わせており、異国に来たことを実感させられた。
タクシーを降り、待ち合わせ場所に着いた。予定の5分前と言ったところだろうか。まあ問題あるまい。
軽く時差ボケする頭を振りつつギザン社の人間が来るのを待つ。今はサマータイムなので日本との時差は7時間であり現在スイス時間では15時なのであるが俺の体内時計ではそろそろ眠くなってくることだ。
そう言えば楯無さんに出発前にスイスで困ってどうしようも無くなったら開けなさいって渡されてた包みあったな。どうしようもないことはないが暇だし開けるか。
茶色い紙袋を破いて開く。入っていたのはは青緑色の帯、クリーム色の表紙、スイスのものと思われる山の絵が描かれた本。
そう、みんなお馴染みガイドブック地◯の歩き方だった。
…本当に今開けておいてよかった。IS襲撃時とかに開けてこれ出てきたらブチ切れて敵に投げつけるまである。
仕方ないし暇なので地◯の歩き方スイス編の日常会話のドイツ語の部分を練習して待つが、早30分が経ち約束の時間を過ぎたが一向にそれらしき人物が見当たらない。
更に10分待ってみたがどうにも姿が見えず流石に不安になってきたのでナタリアさんにメッセージを送ると、担当者がそっちに向かってるはずだからもう少し待っていてほしいとのこと。
仕方がないのでとりあえず暇つぶしに本を読んでいると近くの路地からひょろっとした若者が飛び出してきた。
年は俺より少し上くらいだろうか、そんなことを考えながら見ていると青年と目があう。
(あっ、これ面倒なことに巻き込まれるんじゃね?)
そう思った時には時すでに遅く若者はドイツ語で助けを求めながら近寄ってきていた。彼の後ろからはチンピラのような三人組が追いかけてきている。
流石に今更見捨てるわけにもいかないので若者に英語で事情を聞いたが、彼は困ったような表情を浮かべただけ。どうやら英語が分からないらしい。
さて困った、スイス所属に決まったのは3日前。公用語は基本ドイツ語。俺のドイツ語知識はさっき読んでた地◯の歩き方の「これはいくらですか?」「バスはどこから乗れますか?」くらいしかない。これでどうしろと?そんなことを考えている間にもチンピラが迫ってきている。
「仕方ないか…」
あまり気が進まないながらも覚悟を決め、若者にジェスチャーで逃げるように指示をした後俺はチンピラどもの前に立ち塞がった。
「お前、俺たちとやろうってのか?」
リーダー格らしき男が酷く訛りのあるドイツ語で喚く。どうやらかなりご立腹のようだ。…今のリスニング出来ただけでもめちゃくちゃ褒めて欲しい。
ドイツ語を話せれば説得するなり別の方法があるのだが、話せないものは仕方がない。ここは返り討ちにするのが一番手っ取り早いと考えた俺は敢えて身振り手振りで相手を挑発する。
すると狙い通り男は大声で怒鳴りながら襲いかかってきた。怒っているのこともありその動きは直接的で非常に読みやすい。俺は攻撃を躱すと同時にがら空きになった腹部に軽くカウンターを入れると男はその場に崩れ落ちた。
手加減したおかげかリーダー格の男はフラつきながらも立ち上がってきたが、もはや向かってくる気はないようで捨てゼリフを残し子分と共に逃げていった。
一件落着だな、と安堵していると後ろから「ありがとう」という流暢な日本語が聞こえてきた。驚いて振り返るとそこにはさっき助けた若者がいた。
「ところで君がカミシロダイチくん?」
やけにフランクに聞いてきたので少し戸惑いながらも俺は答える。
「はい、そうですがあなたは…ってうわっ‼︎」
彼はいきなり俺の手を引いて走り出した。
「ああ、よかったー‼︎見つけられなかったらどうしようかと思ったよ。さあ、早く来て。急がないとナタリアさんに叱られちゃうよ」
そう捲し立てられながら俺は無理矢理車の助手席に押し込められた。
「シートベルトしっかり付けてね、飛ばしていくから」
「ちょっと待て…ってうおぉ⁉︎」
事情を聴く間もなく次の瞬間には車は猛スピードで走り出した。
______
車で走ること1時間半、郊外の山の中腹に目的の建物はあった。
「ヨハン、ダイチ君、お疲れ様」
「お疲れ様です、ナタリアさん!バッチリ連れてきましたよ」
「バッチリって言ってる割に隣のダイチ君がグッタリしているのは何故かしら?」
「えっと…何ででしょうね?あはは…」
愛想笑いをするヨハンに対しナタリアさんは呆れた顔でため息を吐く。
「全くあなたは…ダイチ君大丈夫かしら?」
「すいません、もうちょっとだけ時間を下さい…」
そう言って俺はシートを倒し目を閉じる。
高速はおろか一般道に出てもヘアピンカーブでも全く速度を落とす様子がなく本当に死ぬかと思った…
5分ほどしてようやく落ち着いてきた俺は車を降りる。
「すいません、遅くなりました」
「本当にごめんなさいね。ヨハン、あなたも謝りなさい」
「ごめんね…」
「まあ次からは気を付けてくるとありがたいです。ところで自己紹介がまだでしたね。上代大地と言います。気軽に名前で呼んでもらえると嬉しいです」
「ありがとうダイチ!僕はヨハン・クライスト。ヨハンって呼んで!18歳で今はISの武器の設計開発や機体の新技術に関して研究してるよ」
「その年でもう開発を…⁉︎」
ナタリアさんの時も思ったがISに関わる人材は若者が多い気がする。
「そりゃ新しい技術だもの。もちろん昔からの技術で役に立つものもあるけどISはほぼ全てが新しい技術。だからこそ経験値に差なんてなくてみんな横一線の開発スタートだったから結構どこの国も若手が中心になって開発しているところが多いわ」
「なるほど…」
「それにそもそもこの技術の生みの親、篠ノ之束博士自身が学生時代に発表したものだったからね」
「そうなんですか⁉︎」
箒の姉がISを開発したというのは知っていた。でもまさかそんな若い頃だとは思わなかった。
「あの…ここでISを作ってるんですか?」
「そう。そしてここが私たちの職場、『アンリ・ギザン』社よ」
アンリ・ギザン。確か第二次世界大戦でのスイスが誇る英雄だったか。国を守るISを開発する企業にはピッタリだ。
外見は山肌に沿って作られている目の前の建物は三階建てでそこそこ大きいもののとてもISを作っているようには見えない。
「いいから入って見て」
「分かりました」
そう言って玄関を抜けると外見よりも遥かに広々としたロビーがあった。
「山をくり抜いて作ってあるんですね!」
「ご明察。山の中に施設を作ることで空襲からも耐えられるようになっているの」
「なるほど…お国柄ってやつですね」
ISを作るのには大規模な設備が必要なIS開発のスペースを確保しつつ敵襲にも強くなる。平野部の少ないスイスにとっては一石二鳥といったところか。
「まずは君のISを開発している所に案内するわ。割と入り組んでるからちゃんとついてきてね」
「分かりました」
そう言ってナタリアさん、ヨハンに続いてロビーを抜けて通路を進んでいく。確かに通路は幾つも枝分かれしておりエレベーターや階段を使って上ったり下ったり…それはまるで蟻の巣のようであった。
「さあ、ここよ」
そう言ってナタリアさんはカードキーを使い部屋を開ける。かなり広い開けた空間。その部屋の奥には漆黒のISがケーブルに繋がれて静かに存在していた。
「あれが…」
「そう、あれがあなたのIS。
そう言って我々は部屋の奥に進んでいく。
「キーファ、いるんでしょ?」
「何だ騒々しい。こっちは急に開発スケジュールを前倒しにされて忙しいんだ。ガキの遊びならよそでやんな」
ISの存在感に気を取られて気が付かなかったが、ISの陰に隠れるような位置に繋がれたパソコンを操作している人物がこちらに一瞥を向ける。
「紹介するわ。彼はキーファ・クライスト。ISの最終的な調整を担当してくれているの」
見た目は頑固そうな壮年で仕事人と言ったような雰囲気を漂わせていた。
「そしてこっちは上代大地君。知っていると思うけどスイス代表候補になってくれた男性IS操縦者よ」
「初めまして、上代大地と申します。よろしくお願いします」
そう言って俺はキーファさんに手を差し出すがその手は無視される。
「フンッ、こんなチャイニーズの小僧わざわざ代表生徒に迎えるとは政府も落ちたものだ」
分かってはいたがあまり歓迎されてはいないようだ。だが言われっぱなしなのは癪に触る。
「傭兵が主要産業のお国柄でその言い方はないじゃないんですか」
「なんだと貴様⁉︎ 」
「二人ともストップ!!!!」
一触即発の空気にナタリアさんが割って入る。
「仲良くしろとは言わないわ。でもダイチ君は代表候補生、キーファはそのISの設計者なんだから最低限のコミュニケーションは取りなさい。それがISに関わるものとしての義務よ」
「すみません…」
「フン…」
俺は素直に謝るが、キーファさんは再びキーボードに向かい直す。
室内には何とも言えない空気が充満する。そこでヨハンが口を開く。
「そうだ!ダイチ僕の開発室に来ない」
「開発室?」
「うん!色々実験的な武装やシステムを自由に開発させてもらっているんだ」
その意見にナタリアさんも同意する。
「それがいいわね!中々面白いものが見れると思うわよ。あとキーファもここ数日働き詰めで疲れてるだろうし少し休んで」
「フン。勝手にしろ」
そう言ってキーファさんは席を外し仮眠室に向かっていった。
「ごめんね…おじいちゃんも悪気があるわけじゃないんだけど」
「いや、正直他国の人間がいきなりやってきて自国の代表候補生になるなんて納得出来ない人間がいるのも当然だし覚悟もしていたことだ。それよりヨハン、君の研究室見せてくれ!」
俺は柄にもない空元気で重い空気を払拭する。
「そうね!行きましょうか!」
「よし、今回は色々自信作があるし楽しみにしててね!」
そう言って俺はIS整備室をあとにしヨハンの研究室に向かった。
______
「これは何というか…賑やかなだな」
「ヨハン、ちょっとは片づけなさいといつも言っているのに…」
そう言ってナタリアさんは頭を抱える。足の踏み場もないほどさまざまな道具が散乱した室内。どうやらいつもの光景らしい。
中にはどう見てもISと関係ないものも見受けられた。その山の中にはどこかで見たものも多かった
「ヨハン、これは?」
どこかで見覚えのある白鞘の日本刀を持ち上げ尋ねる。
「あぁ!それは斬◯剣!ちなみに高周波ブレードだからこんにゃくも切れるよ!」
「やはりか…じゃあこれは?」
「それは如◯棒。ISエネルギーを使って伸張させられる優れもの!」
「ヨハン、分かってはいたがお前ひょっとしてオタクか?」
「当然!アニメで見たものを実現させられる、これほどアニメファン冥利に尽きるものはないよ!」
キラキラ目を輝かせながら力説するヨハン。でも分からなくはない。浪漫は万国共通なのだ。
「でも聞く限り見た目以外はちゃんとしてそうなのに何で採用されないんだ?」
「あー、それね。斬◯剣は原作を越えようとしてコンニャクを切れるようにしたら鉄が切れなくなったり如◯棒はエネルギー効率が最悪で使い物にならなかったのよね」
目の付け所は悪くないんだけどね、とナタリアさんが捕捉する。
「でも例えばガーディアンに搭載される予定の
「そんなシステム乗っているんですか⁉︎」
瞬間移動。誰もが夢見るも実現しなかった技術。まさか自分が乗る機体に搭載されているなんて思いもしなかった。
ヨハン、命名センスが壊滅的なだけでこいつめちゃくちゃ凄いやつじゃないのか。少しだけ尊敬し直した。
その時ほのぼのとした空気を打ち破るようにサイレンが突然鳴り響き、続いてアナウンスが流れる
「緊急事態発生、緊急事態発生。研究所内に所属不明のISが侵入、ポイントBにて守備隊と交戦中。戦闘要員は直ちにISを展開し現場に急行せよ。繰り返す。緊急事態発生…」
「ナタリアさん、これって…」
「亡国機業の仕業でしょうね。敵の狙いはおそらく…『
「それならキーファさんのところに行かないと‼︎」
彼は今一人で機体の最終調整を行っているのだ。そんなところを狙われたらひとたまりもないだろう。俺はラファールを展開しようとしたがナタリアさんに止められた。
「落ち着きなさい。敵の狙いはあくまでもISよ」
「だからこそ‼︎」
「だから冷静に考えなさい。誰も装備していないISなら奪うのは簡単だけど君が装備してパーソナライズ及びフィッティングまで済ませれば奪われる可能性が低くなるわ。だからダイチ君、君は整備室に急ぎなさい。私が時間を稼ぐから」
「時間を稼ぐと言ってもISが…」
「君の左手にあるでしょ。
そう言って俺はようやく思い出す。このISは訓練機であると同時に整備科で唯一汎用機で生徒会長を経験したナタリアさんの
俺は左手の待機形態のISをナタリアさんに渡す。
「…絶対に助けに戻りますから」
「私の方は構わず君のするべきことをしなさい。IS学園においての生徒会長が何を意味するか、君はもう知ってるでしょ?」
「学園最強?」
「その通り。大船に乗った気でこっちは任せて」
そう言って笑うナタリアさんは楯無さんと重なって見えた。カリスマというのはこう言った人のことを言うのだろうだろうか、その言葉に不思議と安心感が生まれる。
「死なないでくださいね!」
そう言って俺は整備室に駆け出した。
分割して8000字あるの本当に良くないですね…
反省です