バンドリss作品が増えてきてすごい嬉しい気持ちです! 自分もスッゴイ励みになってます!
本編としては、楽器購入とあこの視点話です!
それでは、本編スタートです!
初めてライブを見に行った週の休日。
ボク達は予め購入手続きを済ませた楽器を、江戸川楽器店に取りに行く。
巴ちゃんのドラムセットを持つために、妹のあこちゃんもついてきてくれた。
お目当ての楽器を受け取り、モカちゃんが率直な疑問をぶつけた。
「そういえばさ〜、この楽器持って帰るのはいいけど〜、どこに置くの〜?」
「「……あ」」
宇田川姉妹が口に揃えて、何も考えてないことを露天させる。
「うちの家、ドラム置くとこなんてないからなぁ…あこはいつもどうしてるんだ?」
「あこは、友希那さんの家に置いてるよ!楽器も全部用意してもらった!」
「友希那先輩の家って一体……?」
「葵くんと蘭ちゃんのお家も相当大きいと思うけど…」
「…父さんと母さんに聞いてみようか?ついでにみんなの分も」
「おぉ! それはすごい助かるぞ、蘭!!」
「私も、キーボード置いてくれるのはありがたいかな」
「わかった、聞いてみるね」
すぐに母さんと連絡がつき、蘭が確認してくれている。
かなり短時間で交渉が終わったようだ。
「部屋が有り余ってるから、存分に使ってくれだって」
「あ、有り余ってるって……蘭と葵くんの家ってどうなってるの?」
「どうなってるって、普通だよ!」
「美竹家の普通とは〜??」
「と、とりあえず行こうか…」
「よ〜っし! 闇よ…わらわをを包み、その力を貸すが良い!」
「あこちゃん、面白いね!」
みんながワイワイやってる中、蘭がボクにそっと近づいてきた。
「ねぇ…葵、あたしたちの普通ってずれてるのかな……?」
「どうしたの、蘭? モカちゃんの言うことを気にするって珍しいね」
「クラスの子にも言われたけど…あたしたちにとっての普通はみんなにとっての普通なのかな……?」
「蘭…ボクも、モカちゃんに言われたことでさっきからそのこと考えてた」
「…だと思って話しかけた」
「この話…長くなりそうだね……」
「…覚悟はしてるよ……」
家の帰宅途中、蘭と『普通』について語り合ったのは言うまでもなかった。
それでも、家に帰るまで結論に至ることはなかった……。
「……今日の夜は長いよ、蘭……変な意味じゃなくてね」
「うん…それぐらいは分かってる……」
人の言うことをあまり気にしない姉だが、クラスの子たちとの関わりもあって、心境にも変化が訪れたようだ。
あこside
「あこ〜、大丈夫か〜??」
おねーちゃんから心配の声がかけられてるけど…これはやばい……。ドラムセットってこんなに重かったんだなぁ…。
「も…もう限界〜!! ……はっ!」
思わず弱音を吐いてしまった…。おねーちゃんの前では弱いところ見せたくなかったのに!!
「大丈夫?あこちゃん??」
優しく手を差し伸べ、そう声をかけてくれるのは間違いない…。
「あ、葵さん??」
「これ絶対重いよね…良かったら持つよ!ボクはマイクスタンドしか持ってないしね!」
「葵〜、そんな華奢な体で大丈夫なのか〜??」
「あーくん、骨折れちゃうかも〜」
「そんなに細くない!!」
「そうだよ、葵。ちゃんとお肉食べないから…女の子の制服渡され……」
「蘭!? それは言っちゃダメ!!!」
「…え!? 葵さん、それはどういう…?」
「Afterglowだけの秘密だったんだけどな、家に帰ったら教えてやるよ」
「ほどほどにお願いします…巴ちゃん……」
「それでも、お言葉に甘えさせてもらいます! ありがとう、葵さん!!」
あこは持ってた中で一番重たかった、バスドラムを持ってもらう。
「うぉっ!? こ…これを持って歩いてたのか、あこちゃんは……」
「やっぱりあこが持ちます!葵さんにご迷惑をおかけするわけには…」
「いや、大丈夫だよ! ボクも男の端くれだからね!」
「かっこいいなぁ、葵〜。落とさないように気をつけてな」
「が、頑張れ! 葵くん!!」
「あーくん、ファイト〜」
「ハァ…ハァ……普段から、ちゃんと鍛えておけば良かった……!」
「バンドに付き合ってくれるのは嬉しいけど…父さんの稽古もちゃんとやろうね」
「が…頑張るよぉ……」
口調も体つきも女の子みたいで、あまり頼りがいがなさそうな人だけど…すごく優しい人。昔から何も変わらない葵さんは、あこにとっておねーちゃんの次に頼りになるおにーちゃんだ。
葵side
やっとの思いで家に到着。
空いてる部屋の中で、一番大きい部屋を確保し楽器や機材を置く。
あまりの重さに、バスドラムを置いた瞬間に腕に電流が走る感覚に襲われる。
「に……にゃ〜〜! う、腕が〜〜!!」
「あ…葵くん……今のって……」
「にゃ〜〜って…ふふっ」
「「「「「アハハハハハハハ!!」」」」」
全員がどっと笑いで満たされる。
「あ、葵…今のはやばい……」
「葵、可愛すぎるよ〜♡」
巴ちゃんとひまりちゃんはお腹を抱えて笑っている。
「葵って、驚いたりとかしたら絶対そんな感じなるよね…ふふっ、やっぱり可愛い(ボソッ)」
「そうなんですか!? 葵さん最高です!」
「葵くんのそういうとこ、すごい和むよねぇ〜」
「あーくん可愛いねぇ〜。モカちゃん、微笑ましいよ〜」
「ちょっ…みんな……そんなに笑わなくていいじゃん……」
しばらくすると、母さんが部屋に入ってきて衝撃の一言を放つ。
「みんないらっしゃ〜い! お母さんたちには連絡したから、今日泊まっていってね〜」
母さんは満面の笑みで部屋を去った。
「「「「………えぇ〜〜!? そんな急に〜〜!?!?」」」」」
「衝撃展開ですなぁ〜」
「もう…母さんったら……」
こうして、Afterglow+あこちゃんとお泊まり会が開かれることとなった。
「葵、本当に夜が長くなりそうだね」
「全くその通りです……」
いかがだったでしょうか?
ストーリー内の時間が過ぎるスピード、すごい遅いですよね笑
もう少しペース上げていきます!
次回は、みんなとお泊まり会です!
お楽しみに〜