Afterglow 〜夕日に焦がれし恋心〜   作:山本イツキ

17 / 62
どうもっ! 山本 イツキです!

私事で投稿遅れました…今日中にもう1作品投稿するつもりです!

本編としては、宿泊学習の行くまでです!
それでは本編スタートです!


第17曲 君だけに 感謝の歌を 〜前編〜

 入学してからおよそ2ヶ月が過ぎた。

 梅雨の時期に入り、ジメジメしたこの気候は中々好きになれない。

 そんな中、我が羽丘学園の1年生はある行事が行われる。

 

 「明日から宿泊学習です。忘れ物等がないように気をつけましょう」

 

 その正体は、地元の林間学校で行う1泊2日の宿泊学習だ。緑豊かな山の中で、普段の学校生活では体験できないような授業を行う。

 下校中も、その話で持ちきりとなった。

 

 「明日から宿泊学習か〜、楽しみだよねぇ〜!」

 

 「ひーちゃん、授業中に寝言でも同じこと言ってたもんね〜」

 

 「ちょっ!? なんでモカその事言っちゃうの〜!!」

 

 そう言い、モカちゃんをぽかぽかと叩いている…なんとも微笑ましい絡み合いだ。

 

 「うん…あたしもちょっと楽しみ」

 

 「ここ最近の蘭は、楽しみすぎて鼻歌歌ってること多かったもんね〜!」

 

 「……ちょっと葵!なんでそれ知ってるの……!?」

 

 蘭も、ひまりちゃんに続きぽかぽかする…と思いきや、ぼこぼこと拳を入れてきた。

 女の子らしさのかけらもない強烈な連撃。

 

 「ら、蘭とひまりでここまでの差が出るとは……」

 

 巴ちゃんはかなり引いてる様子。

 

 「蘭ちゃん!? 葵くん気絶しちゃうよ〜!!」

 

 つぐみちゃんは、やめるように諭しているが蘭の行為が怖すぎて近寄れない様子。

 

 「そ…そんなことより! みんな荷物の準備とかできてるの?」

 

 「アタシはできてるぜ!つぐみはどうだ?」

 

 「私もできてるよ! ひまりちゃんは?」

 

 「わたしはあと洋服詰めたら大丈夫! 葵くんと蘭は?」

 

 「あたしは大丈夫」

 

 「ボクは色んな意味で大丈夫じゃ…うっ……」

 

 「……葵が余計なこと言うからだよ……」

 

 「あぁ…これからは心の中にしまっておくよ……」

 

 「うん、よろしい」

 

 そう言い、蘭はボクの頭を撫でる。先ほどとは違い、優しく…丁寧に。

 

 「は〜い、ひーちゃん先生に質問がありま〜す」

 

 「はい、モカさんどうぞ」

 

 「パンはおやつに入りますか〜??」

 

 「は・い・り・ま・せ・ん!!」

 

 「なんだよひまり。その言い方は……ふふっ」

 

 ひまりちゃんの言葉に、全員がケラケラと笑いだす。

 そんな中、つぐみちゃんが一人率直な疑問を投げかけてきた。

 

 「それでも、バナナはおやつに入るか入らないかってよく揉めてるよね……アニメとかで」

 

 「たしかになぁ……何を基準に決めているのか気になるところだよなぁ」

 

 「スナック菓子とかチョコ菓子とか、駄菓子もダメなんだよね……」

 

 「バナナをお菓子と考えるのは…猿かゴリラぐらいじゃない?」

 

 「ホントだ、蘭の言う通りだ!」

 

 「じゃあ〜、ひーちゃんはお猿さんだ〜」

 

 「なんでわたしがお猿さんなの? モカ??」

 

 モカちゃんはニタニタとした顔で、あっけらかんと答える。

 

 「だって〜、小学校の遠足でバナナ一房持ってきてたじゃん〜」

 

 「そ、そんなことあったっけ〜??」

 

 ひまりちゃんは誤魔化しているが、Afterglowのメンバー全員が覚えている。

 みんなが食べられるようにって、ひまりちゃんがお母さんに頼み込んでバナナ一房を遠足に持ってきてみんなで食べた。

 

 昔から、みんなが喜ぶような事をするのが大好きだったひまりちゃん。それでもカバンがパンパンですごい重たそうにしてたのは、今は笑い話。

 

 「あぁ〜…あれは衝撃的だったな」

 

 「それでも、美味しかったんだけどね」

 

 「クラスの先生もびっくりしてたもんね」

 

 「もぉ〜っ!!何でみんなそんなに覚えてるの〜!!」

 

 ひまりちゃんは、顔を膨らませ怒った顔をしている。表情豊かなその顔はみんなを笑顔にさせ、過剰とも言える反応はみんなを和ませてくれる。

 こういうところは、ボク自身見習いたいと思ってる。彼氏とかすぐにできるんだろうなぁ……。

 

 そうこうしていると、いつも集合している羽丘神社前まで到着する。

 時間はあっという間に過ぎるものだ。

 

 「今日はこの辺で、また明日ね」

 

 「みんなまたね! モカちゃん、遅刻しちゃダメだよ〜!!」

 

 「大丈夫〜、みんながスタレンして起こしてくれたら起きれる〜」

 

 「……じゃあ、明日の朝みんなでモカにスタレンね」

 

 「「「「ラジャ〜! 蘭司令官!」」」」

 

 「てことでよろしく〜」

 

 モカちゃんを、スタレンで起こす事を約束し今日は解散となった。

 家に着き、蘭と共に荷物の最終チェックをする。

 

 「蘭〜? 荷物の詰め忘れとかない??」

 

 「……んん、大丈夫。葵は?」

 

 「ボクも大丈夫だよ。詰めるものといっても着替えぐらいしかないしね」

 

 「まぁそうだけど……あたしはこれを持っていくよ」

 

 そういって持ち出してきたのは、レスポール…蘭が愛用しているギターだ。

 

 「え……バカなのかな?」

 

 「……違う! そうじゃない!」

 

 蘭は顔を真っ赤にして否定しているが……何を考えてギターを持っていくのか全く理解できない。

 

 「何でギターなんて持っていくの?」

 

 「山の中で…曲が浮かぶかもって思って……。先生には承諾を貰ってるよ」

 

 「貰ってるの!? という事は他のみんなも……??」

 

 「いや、あたしだけだよ」

 

 「……蘭って高校入ってホント変わったよね」

 

 「……うるさい、余計なこと言ってないで早く寝るよ。おやすみ、葵」

 

 「うん、おやすみ。夜更かししちゃダメだよ?」

 

 「わかってる……明日、楽しみだね//」

 

 蘭は笑みを浮かべ、自室に戻る。

 ボク自身、明日の宿泊学習が楽しみで仕方ない。今日の夜はみんな長くなりそうだ。

 

 

 

 ーーそして翌日。

 この2日間の天気は珍しく晴れ。予定通り、全てのプランができることとなった。

 1年生は朝7時に学園集合ということで、ボクたちは余裕を持って6時20分に羽丘神社前に集合することにした。

 

 集合時間ぴったりに着いたが、ボクたち二人に衝撃が走る。

 

 「モ…モカちゃん!?!?」

 

 「あ〜、あーくんと蘭遅い〜」

 

 「モカがこの時間に来るなんて…この宿泊学習は雨だろうね……」

 

 「滅相もないこと言わないでよ…」

 

 「あーくんと蘭がスタレンしてくれたおかげだよ〜。でも、他のみんなからはこなかったなぁ」

 

 「ということは…まだみんな起きてない可能性があるってことかな?」

 

 「それにしても……珍しいよね、みんながいないのって」

 

 「うん、約束守らない巴ちゃんやつぐみちゃんも珍しいよね……」

 

 しばらくすると、小走りで他の3人が到着した。

 

 「わるい、二人とも! 寝坊した!!」

 

 「わ、私も寝坊しちゃって…ごめん!」

 

 「ひーちゃんも寝坊だね〜」

 

 「わ、わたしがいう前に言わないでよモカ!!」

 

 「そんなことしてないで早く! 宿泊学習遅刻しちゃうよ!」

 

 7時ギリギリに羽丘学園に到着して、各クラスバスに乗り込み、宿泊学習に向かう。

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?

すごい中途半端で終わりましたね…夜には投稿するのでお待ちください!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。