Afterglow 〜夕日に焦がれし恋心〜   作:山本イツキ

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どうもっ! 山本イツキです!

投稿少し遅くなりましたが、総UA数25000回 お気に入り数250突破しました! ご愛読、本当にありがとさございます!

本編としては、SPACEについてみんなで話し合います!

それでは、スタートです!


第22曲 Afterglowの気持ち Roseliaの思い

 蘭とつぐみちゃんと羽沢喫茶店でお茶をしていたら、モカちゃんからとんでもない情報が入ってきた。

 

 「SPACEが……閉店……するの?」

 

 つぐみちゃんは驚きを隠せない様子。

 

 「うん……モカが今井先輩に聞いたから間違いない」

 

 蘭は冷静にこのことを受け入れているようだったが、どこかまだ顔が強張っている。

 

 「それにしても急だよね……4月から何度もライブ見に行ってるから無くなるのは嫌だよね」

 

 ボクたちで話していると、Afterglowのグループチャットに巴ちゃんとひまりちゃんからメッセージが届いた。

 

 『私はあこからさっき聞いた。ホント突然すぎるよな……』

 

 『わたしも今見たけどビックリしたよ……あのさ、今からみんなで会わない?直接みんなの声が聞きたいな……』

 

 『じゃあ羽沢喫茶店来れる? 今あたしとつぐみと葵がいるから』

 

 『モカちゃんはリサさんと、ハンバーガー食べた帰りだからそのまま寄るね〜』

 

 『お茶とお菓子用意して待ってるよ!』

 

 残りの二人も『行く!』と返信が来たのでボクたちは別の会話をしつつみんなを待つことにした。

 

 

 ーーあれから数十分が経過し、全員が羽沢喫茶店に集合した。そこには、モカちゃんと一緒にいたと言っていたリサ先輩の姿もあった。

 

 「早速ですが……今井先輩、さっきの話は本当なんですか?」

 

 蘭がすぐに話を切り出し、リサ先輩もかなり険しい顔で返答する。

 

 「……うん、蘭の言う通りだよ。雄樹夜がSPACEでアルバイトしてるから間違いない。ほら、Roseliaのグループチャットでも同じ話題になってるよ」

 

 リサ先輩は、カバンから携帯を取り出しRoseliaのグループチャットの内容を見せてくれた。

 いつも冷静でクールなグループだと思っていたが、全員驚きを隠せない様子だった。

 

 「アタシたちもここで何度もライブやってるからね……。オーナーにもすごいお世話になったし」

 

 「たしかに〜、あそこのライブは楽しかったなぁ〜」

 

 「カフェもあって、お客さんに凄い人気だったって聞いたことがあります」

 

 「あたしは何度か声をかけてくれたことがありました。ギターをすごく丁寧に教えてくれて……それでも、あんなに元気だった人がこんな急に閉店するのを決断するのって少し変ですよね?」

 

 「…………!!」

 

 蘭のその言葉に、リサ先輩は一瞬だけ大きく目を開いた。そして、

 

 「そっか……みんなは知らないんだね。オーナーのこと」

 

 「どう言うことですか? リサ先輩?」

 

 ボクが率直な質問をリサ先輩に投げかけると、ゆっくりと口を開きあることを教えてくれたーー。

 

 「……これが私が知ってる情報だよ。少し長くなったけど、理解できたかな?」

 

 「そんな……オーナーが病に……?」

 

 「それを押し切って、ライブの経営してたのか……?」

 

 オーナーと殆ど関わったことのないボクたちも、その凄さに圧倒される。

 そこで、リサ先輩がRoseliaのグループチャットを確認しボクたちにあることを勧めてくれた。

 

 「5日後の土曜日にさ、SPACEで最後のライブがあるらしいの。無理にとは言わないけど、Afterglowも出てみない?」

 

 突然の提案に困惑するAfterglowのメンバーたち。

 

 「わ、わたしたちがライブするの!? あの場所で!?」

 

 「モカちゃんビックリだよ〜」

 

 各々が口々にしている中、リサ先輩が席から立ち上がり自分の気持ちをボクたちにぶつけてくれた。

 

 「アタシは……!あのステージで演奏して、SPACEという場所に。そして、そこで見守り続けてくれたオーナーに感謝の気持ちを伝えたいってアタシは思ってる!」

 

 リサ先輩がどれほど、オーナーへ感謝しているかわかった気がする。

 しかしそれはR()o()s()e()l()i()a()()()()としての考えであってA()f()t()e()r()g()l()o()w()()()()としての考えではない。蘭の思いつきから始まったこのバンドだが、ステージに立つなんて夢のまた夢の話だと思っていた。

 

 「……あたしは出たい、絶対に。見てる側じゃくて、演奏してる側で」

 

 「ボクも蘭と同じ気持ちだよ。リサ先輩の言葉を聞いて、蘭の言葉も聞いて、ボクもステージで演奏してみたくなった!」

 

 ボクと蘭の気持ちはみんなに伝えた。

 部活にバイト、生徒会と多忙なみんなの気持ちはいかにーー。

 

 「……わたしは正直、自信がない。まだまだ実力不足だけど……それでも、わたしも出たい!」

 

 「あぁ! アタシもみんなと同じ気持ちだぜ!」

 

 「モカちゃんもやっちゃうよ〜」

 

 「私も! みんなとSPACEで演奏してみたい! 」

 

 「……全員同じ気持ちだね!アタシも嬉しいよ!」

 

 「リサさ〜ん、どうやったらライブに出られるんですか〜?」

 

 モカちゃんがかなり真面目な質問を投げかけた。リサ先輩も忘れてたを言わんばかりに、ケラケラと笑いながら答える。

 

 「あっはは、モカにしては真面目な質問だね!」

 

 「モカちゃんはいつも真面目ですよ〜」

 

 「今井先輩、説明お願いします」

 

 蘭がそう切り返すと、リサ先輩も笑うのをやめ本題に入る。

 

 「そうだったね!えっと、SPACEに直接赴いてオーナーに審査してもらうようにお願いするの。予約とかいらないから、自分たちの行きたい日に行けば大丈夫だよ!」

 

 「ライブは5日後だから……3日後までには審査してもらいたいな」

 

 「巴の言う通り、ライブの1日前だったら審査してもらえないから注意してね!」

 

 「わかりました! わたしたち、頑張るのでリサ先輩も応援お願いします!」

 

 「うん! アタシたちも、本番までに仕上げておくからね!」

 

 リサ先輩はそう告げたあと、Roseliaの練習のため店を後にした。

 ボクたちも5日後のライブに向け全員でもう一度話し合った。この5日間は誰も予定がなかったので、ボクたちの家で合宿をしようということになった。

 明日から合宿を開始すると言うことで、今日は各自解散。明日に備えることにした。

 

 ーー次の日から、ボクたちは猛特訓を繰り返した。前日に父さんと母さんには伝え、みんなが宿泊できるように部屋も用意してくれた。

 ……しかし、バンドの練習をするために合宿をしているわけではない。

 

 「つぐ〜! 数学のここの問題が全然わかんないよ〜!」

 

 「ここの問題は、参考書にある公式を応用してみて!ここをこうすると……」

 

 部活やバイトでやりきれていない、夏休みの宿題を終わらせるためでもあった。

 ボクとモカちゃんは全て終わらせていたが、他のメンバーはまだ少し残っていたり、一部のメンバーは放ったらかしにしていた。

 

 「ひーちゃん、なんで宿題やってないの〜?」

 

 「だって〜! 分からない問題が多すぎるんだもん〜!!」

 

 宿題をして、バンドの練習をして……こうした日々が続いていき、3日が経過した。

 今日が実質、審査の最終日。メンバーも気合十分といった顔つきだった。

 

 「それじゃあ、父さん、母さん。行ってきます」

 

 「3日間、お世話になりました!」

 

 みんなでお礼したあと、母さんが笑顔で送り出してくれた。

 

 「行ってらっしゃい! 頑張ってね!」

 

 「あれだけ練習したんだ。本番でもきっといい結果が待っているはずだ。堂々と演奏してきなさい」

 

 「ありがとうお父さん!行ってきます!」

 

 父さんからもエールを受け、審査を受けにSPACEに向かって歩き出すーー。




いかがだったでしょうか?

リサ先輩、すごいかっこいいですよね笑笑

次回は、SPACEで審査を受けに行きます! あと、誰かのバンドを登場予定です!

それではお楽しみに〜
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