Afterglow 〜夕日に焦がれし恋心〜   作:山本イツキ

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どうも! 山本イツキです!

今回の新ガチャもしっかり爆死しました〜笑笑
ガチャ神様はいつ降臨されるのかな……笑

本編はついにメンバー全員登場です!

それでは、お楽しみください!


第3曲 いつも通りの 穏やかな街並み

……蘭の部屋に入って何時間が経過したのかな?

 

あれからと言うもの、眠り姫()の寝顔を見ると吸い込まれるかのようにボクも眠りについてしまった。

 

現在の時刻は午後の12時半。蘭にカラオケに誘われて、確か昼頃に集合だったような……午後って何時からだっけ?

 

プルル、プルル……

突如、ズボンの右ポケットに入ってる携帯に着信が入る。

恐らくだが、いつものメンバーの誰かだろうな。

携帯を見ると、案の定そのメンバーからだった。発信源は上原 ひまりとなっている。

 

「もしもし、ひまりちゃん?」

 

「あっ! やっと電話に出たぁ〜!! 蘭って今何してる?? 何回も電話しても出ないんだもん〜!!」

 

「あぁ、蘭なら今ここでぐっすりだけど……」

 

「えっ!? 蘭って今寝てるの!?!?」

 

「起こしてあげた方がいいよね?」

 

「そうだなぁ〜、無理矢理起こすのも可哀想だしなぁ〜……あ、そういえば葵くんもカラオケ来れるんだよね?」

 

「迷惑じゃなかったら行かせてもらおうかな。せっかく誘ってくれたんだからね」

 

「うん!! 来てくれて嬉しいよ!! こっちは全員揃ってるから、なるべく早く来てね!あと、巴が『無理矢理でも起こせ!』って言ってたよ! 待ってるね!!」

 

「わかった! 直ぐに準備して…」

 

「今すぐ行くから待ってて、ひまり」

 

ボクが返事をする前に寝起き姫()がボクの電話を切った。タイミングがいいのか悪いのか、むくりと起きて背伸びをしている。

メールや着信履歴を見ると……いつものメンバーによる電話やらメールの数が半端じゃないぐらい多い。

 

ーーその半分以上が、ひまりちゃんなわけだけど。返信はせず、直接会って伝えることにした。

 

そう考える間に蘭は、眠い目をこすり出掛けるための支度を始める。

 

「……着替えるから部屋出てくれない?」

 

「そうだね、ボクもすぐに支度するよ。終わったら声かけてね!」

 

そう言い残し、ボクも自室に戻る。

双子の姉弟だろうと、一線は超えちゃいけない。それはお互いに分かっている。

……さっきまで抱きついて来たり、ボクの肩のに頭を乗せて寝るのを、したり許してる姉弟が何を言っているのか、とても不思議に思える気がする。

 

自分自身、ファッションとか流行りとかに結構敏感な方だと思う。

服屋の店頭にあるマネキンが着てるのを、自分流にアレンジしたり、注目のアイテムが出たらすぐにチェックする。

 

……本来、こういう事は女の子である蘭がするべきなんだけどなぁ。

蘭自体、ファッションとかにはあまり興味がくインスピレーションで選んだ服を着る。

ーーそれでも、服を選ぶセンスは悪くないのが蘭の凄いところ。

 

10分もかからずに準備をすませ、蘭と共に家を飛び出す。

 

……しかし、大きな問題点が一つある。それは、家からカラオケ屋までの距離が、歩いて20分程かかることだ。

 

(半分以上、蘭のせいだけど) みんなを待たせるわけにはいかない。何か早く着く手段はないのかな……?

 

「葵ってさ、自転車持ってるよね?」

 

「持ってるけど……まさか、2人乗りしようとか言わないよね?」

 

「そんな危なっかしいことするわけないじゃん。……良かったら貸してよ」

 

「蘭が自転車乗るとして、ボクは走ってカラオケ屋に行けと……?」

 

「うん、サッカー部を引退して半年経つけど……いい運動になると思うよ、多分。荷物も持ってあげるし」

 

「そんな無茶苦茶なぁ……」

 

「……朝のお礼も兼ねて、カラオケのご飯代全額出してあげるよ。お昼食べれなかったのあたしのせいでもあるし」

 

「本当に!? じゃあ貸してあげてもいいよ! 何頼もっかなぁ〜 」

 

「葵のそういう素直で優しいとこ、あたしは好きだよっ(ボソッ)」

 

「ん? 何か言った??」

 

「何でもない。早くひまりたちのところ行くよ」

 

「あ! ちょっと待ってよ蘭〜!!」

 

ボクの声なんて構わず蘭はコンクリートの道を自転車で駆けて行く。

 

ーー家を出て5分程が経過。

ジョギングというより、ほぼランニングの状態で一定のペースを保ち続けている。

 

今日も、いつもと変わらない街の風景。カラオケ屋は駅の近くにあるけど、それまでの道のりは大きい神社がある以外めぼしいものは何もない。

それでもボクは、この素朴な街並みが好き。心が自然と安らいでいくように感じるからかな。

 

ーー時折、蘭はこちらを振り向いて様子を伺うが一向にスピードを緩めようとはしない。

 

「葵〜、だんだんペース乱れてきてるよ〜。大丈夫〜??」

 

「はぁ…はぁ……ニヤニヤしながら言うことではないと思うけど……?」

 

怒った時以外あまり表情を変えない鉄仮面()が、ここぞとばかりに楽しそうに笑っている。

楽しみ方が残酷ではあるが、蘭が楽しいならまぁ良しとしよう……因みにだが、 ボクはMではない。蘭だから許せるだけだ。これだけはちゃんと伝えておこうと思う。

 

道のりもだんだんと下り坂になっていく。

ここを乗り越えたらカラオケ屋はもうすぐだが、そろそろ足も体力も限界が来ていた。

 

「スピード上げるよ! 葵!!」

 

「蘭〜! ちゃんとブレーキ握って! ゆっくり下って!!」

 

「大丈夫〜! 今最高に気持ちいいから!」

 

「そういう問題じゃな〜い!!」

 

蘭はボクを置き去りにし、一目散にカラオケ屋に向かっていく。

 

ーー最後の力を振り絞り、約15分で到着。

すでに蘭は他のみんなと合流しており、自転車も近くの駐輪場に止めているんだとか。

 

「葵くん遅い〜!! 蘭はあんなに早く着いたのに〜!!」

 

「はぁ…はぁ……それは間違いなく、自転車のおかげだと思うよ……ひまりちゃん」

 

"不発の大号令" 上原ひまり

先ほど電話をかけてくれた女の子。見た目から性格までとにかく明るい。

薄いピンクの長髪で、みんなのムードメーカー。流行りにも敏感で、ボクと話がよく合う。甘いものが好きで、コンビニスイーツ巡りの最中にバッタリ会うこともしばしば。

 

「あーくん〜、男の子なのにだらしないぞ〜。蘭はこんなにピンピンしてるのに〜」

 

「……何回も言うけど、ボクの自転車のおかげだよ……モカちゃん」

 

"ゴーマイウェイ" 青葉モカ

のんびり屋で何事にもマイペース。でも、やる気になったことは全力で尽くす。その姿、まさに鬼人の如し。

銀髪のショートヘアでフード付きの服を好む。蘭が、家族以外で一番の信頼している人物でもあり、近所のパン屋のパンが大好物。ひまりちゃんへのいじり方が半端じゃない。

 

「全く、葵は世話がやけるなぁ」

 

「世話をやかすなら蘭にしてよ……巴ちゃん」

 

"豚骨しょうゆ姉御肌" 宇田川 巴

長身で面倒見がいい男口調で姉気質の持ち主。実際に一歳下の妹がいて、非常に仲がいい様子。

曲がった事が大嫌いで、彼女が他人の悪口を言ってるところを誰も見たことがないスーパーいい人。ラーメンが一番の好物。

 

「葵君大丈夫!? ランニングしたみたいに息切らしてるけど…」

「……ズバリその通りだよ……つぐみちゃん」

 

"大いなる普通" 羽沢 つぐみ

茶髪のショートヘアで、この街の喫茶店の一人娘。

見た感じは普通に見えるが、ものすごい努力家。普通という言葉は彼女に似合わないと感じさせる頑張りっぷりである。

そして、いつものメンバーで唯一の常識人でもある。喫茶店の娘だが、コーヒーは砂糖とミルクを入れないと飲めない。

 

「そういえばずっと疑問だったんだけど……豚骨しょうゆ姉御肌って何!? 豚骨しょうゆと姉御肌って何も関係ないじゃん!?!?」

 

「えぇ〜、モカちゃんは気に入ってるよ〜。ゴーマイウェイ〜」

 

「私の不発の大号令って何のこと!?!?」

 

「間違いなく、えいえいおーだよね。……あたしは何もないんだね」

 

※当時の蘭は黒のショートヘア 。赤メッシュになるのはまた後の話。

 

「ここは弟であるボクが付けてあげるよ」

 

「葵に頼んでも、まともな回答来ないからいい」

 

「じゃあモカちゃんが〜……」

 

「モカはもっと無い」

 

「"反骨のポーカーフェイス" なんてどうだ?蘭にピッタリだと思うんだけど……?」

 

「巴が"反骨"なんて難しい言葉を使うなんて……!!」

 

「ひまり、今あたしに失礼なこと言ったよね?」

 

「でも、蘭にピッタリだと思うよ。ボクはそれに一票!」

 

「何勝手に決めてるの!? そんな恥ずかしいの絶対嫌!!」

 

「蘭〜、ポーカーフェイスが台無しだよ〜」

 

「モカ……うるさい!」

 

「そんなに顔赤くしなくてもいいじゃ〜ん。じゃあ、今度はあーくんのも考えてあげようかなぁ〜」

 

「ボクは遠慮しとくよ……女の子だけの特権ということにしといて!」

 

「大いなる普通……」

 

「じゃあ、気を取り直して歌いまくるか!」

 

「そ〜しよ〜。モカちゃん、本気出すよ〜」

 

「もう予約の時間過ぎちゃってるから早く〜!!」

 

「つぐみちゃん? 早く行くよ!!」

 

「大いなる普通って……」

 

こうして、ボク達6人はカラオケ屋に向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか??

モカの "ゴーマイウェイ" はピッタリでしたね笑笑

一つ質問ですが、行の始めを1マス空けるのってどうやったらいいですか? 教えてください〜!!


次回はメンバー全員が歌いまくります!
それではまた明日〜
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