やはり俺が315プロにいるのはまちがっている。 作:Hoffnung
アニメ3、4、5話にどう組み込もうかと考えていたのに原作のストーリーが完璧過ぎて介入出来ねぇ!って頭抱えてたのが原因です。
なので3、4、5話は終わって八幡達のオリジナルストーリーになります、何話かに分けて書きますのでまた亀更新&不定期更新ですがゆるゆると更新して行きます
「…すいません、もう一度言って貰っていいですか?」
比企谷八幡は目の前に座っているプロデューサーにそう聞き返した、プロデューサーはチラッと八幡の方を見ると直ぐに自身の手元に持っている書類に視線を戻し
「次の音楽番組のパフォーマンスにおけるセンターですが、センターを比企谷さんに務めて貰おうと思います。」
「待って」
今度は静止した、俺がセンター?センターってあのライブで真ん中で踊るあのセンターですか?
…俺が?いや有り得ない、何かの間違いの筈だ。
「すいません、もう一度お願いします。」
「ですから、センターに比企谷さんをt「勘弁して下さい」ええ!?」
遂に許しを乞うてしまった、何故俺がセンターなのか甚だ疑問だがセンターなんか死んでもごめんだ。
センターなんてやった日には緊張やストレスで爆破四散しそうだ。
指先ひとつでダウンさ〜なんてフレーズを頭にかけて現実逃避しているが現実は無情である。
「ええっと…比企谷君がセンターをやるってのは少し前に相談して決めた事なんだ、まぁそんな反応されるのは予想出来てたけど…。」
「そそ、プロデューサーと拓也さんと俺の3人で相談したんだよ、ま、頑張れよ〜期待してるぜ。」
「なんで俺のいない所で話進んでるんですか?」
なんで勝手に決めちゃってるの?ねぇ?
そういうの俺の古傷抉るからやめてもらえませんかね、まるで俺が空気みたいじゃないか、あ、俺普通に学校生活じゃ空気だったわテヘ
学校生活"じゃ"でもねぇな、常時ステルス状態ですらある。
その精度たるや、同じクラスの奴らから比企谷って誰?って言われるレベルだ。
「でも比企谷君、君この相談の時にいたら断固拒否するでしょ?」
「当たり前じゃないですか」
「即答かよ、おい…」
真丈の問いかけに即答した八幡に神波が呆れた様子で突っ込むがそんな事はどうでも良い、このセンターをやるという状況をどうにかせねばならない。
考えろ考えろ、ぼっちのハイリソースな頭の回転はこういう風な時の為にある筈だ。
「ですが比企谷さん、もう既にこれは決定していまして向こうの方にもそのように申請してしまったので修正はほぼ効きません。」
「なん…だと!?」
あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!
"音楽番組出演の打ち合わせすると聞いて来たら突然センターをやる事になり、それがほぼ確定事項になった"
な…何を言ってるかわからねーと思うが俺だって訳がわからない、頭がどうにかなりそうだ、催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃねぇ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わっているぜ、逃げ道を事前に防ぐとかそれは酷いと思うんですがプロデューサー。
「ええっと比企谷君、一応君をセンターに選んだ理由はちゃんとあるんだ。」
「…まぁ一応聞きます。」
ま〜た、そんな事言う〜なんて横から神波さんの茶化す声が聞こえてくるが無視だ無視。
「比企谷君をセンターにした理由としては"認知度の差"なんだ。」
「"認知度の差" ?」
「そ、認知度の差だよ。」
今まで顔を横に向けて喋っていた真丈さんが身体の向きを整えてより俺に合わせるように姿勢を正した。
なまじビジュアルが良いのでたったそれだけの行動でもまるで映画のワンシーンかのような錯覚すら見えそうだ。
人の上に人を作らずなんて言葉はとうの昔に戯言だと割り切っていたがこんな事で改めて気づかされる。
畜生、なんでイケメンなんて概念が存在してんだ
滅べ
「以前にも言ったと思うけど私は元はマジシャンだって話をしただろう?自分で言うのもなんだが私はそれ故にその業界じゃ割と認知度はあるんだ。」
「なるほど…確かにそれはTVとかで紹介する時とかネタになりますもんね。」
真丈さんって結構有名なんだな、マジシャンどころか世間で売れてるってカテゴリーに入ってるような芸能人でも知らない事があるぐらい疎い俺なんかが知ってる訳も無かったがどうやら真丈さんは認知度が高いらしい。
若干感心していると反対の方向からトントンと肩を叩かれた、なんだと振り向けば、ニヤついている神波さんの顔がある。
「おい八幡、俺だってそこそこ有名なんだぜ?だからある程度公平を保つ為っつーことてセンター譲ってやったんだからよ。」
「え?そうなんすか?…全然それっぽく無いんですけど」
「うわ、ひっでぇナチュラルにディスりやがった。」
おーおーひでぇひでぇ傷ついたぜ俺ぁなんて芝居がかった言動と動作をしつつ神波さんは自身のポケットに手を入れてスマホを取り出し何か打ち込み画面を指で幾らかスクロールするとほれ、と言うと同時にスマホの画面を俺に見せつけて来た。
"第○○回○○市ダンスフィスティバル優勝!神波狩人!"
なんてかかれた文字が画面に表示されていた、スマホを受け取ると画面をスクロールさせて見ていけばどうやら良くあるネット記事のようだ。
画像も添付されておりダンスした後なのか若干汗の跡が残っている神波さんが笑顔で写っている、写真が少し暗いのは会場で直接撮ったからなのか画像も多少は荒いが間違いなく写っているのはこの男だと認識は出来た。
1番下の関連記事の欄にも同じく神波狩人の名前が踊っている、視線を神波さんに戻せばどうだと言わんばかりのドヤ顔をしている。
このスマホ、直ぐそこのゴミ箱にぶん投げるぞ。
「ま、てな訳で拓也さん程じゃないんだろうけど俺にも固定ファンとかいるんだぜ?あー奉仕部…だっけ?変わった部活やってようが世間的な露出じゃ1番下だし映像とかで1番映るのはやっぱセンターなんだと、だからセンターに選ばれたって訳。」
ハイ!この話終わり!なんて言って八幡からスマホを回収し仕舞いつつ悠々自適に姿勢を戻して椅子に座り込む。
俺はこの2人からの事情を説明されてなんで俺がセンターになったかなんて疑問は晴れた。
だが理屈はわかっていても感情はどうにも出来ないのが人間の性ってやつだろう、センターやるという事実は最早覆らないという事実を再確認し深いため息をする。
やっべぇよもうなんか緊張してきた、胃がキリキリとするような感覚もする
もうお家帰りたい、飴舐めたい、続けるのこれ?
後はプロデューサーから番組の一連の流れの再説明と諸々の諸注意なんかで打ち合わせは終わった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「んーっぷはぁ!やっと終わったなーさーて何するかね?」
「帰宅で良いんじゃないか?真っ直ぐに」
「おいおい、折角午後からオフなんだから何かしようぜ?じゃなきゃ勿体無いじゃん。」
俺たちFantastic Dreamersの今日の予定はさっきの打ち合わせで終わり、午後からは自由、アイドル風に言うとオフだ。
このこだわりは大事、紫○蘭ちゃんも言ってた。
ア○カツ!は良いぞ
「2人共昼食はまだだよね?神波君の言う通り親交を深めるという事でお昼ご飯でもどうかな?」
さんせー!!と勢いよく神波さんが答えるが正直戸惑う、終わったら直行で帰るつもりだったし手持ちのお金もそんな無かった筈だ。
「あ、お金の心配なら大丈夫だよこれくらい奢るさ。」
「行きます」
即答した、タダで食べれるなら乗っといた方が正解だろこれ
神波さんもあざーす!なんて言いながらお辞儀してる、いや真丈さんマジ太っ腹、イケメン滅べなんて思ってごめんなさい超良い人。
「ははは、お手柔らかにね、何かリクエストあるかい?」
「リクエストかーやっぱ肉?いや寿司ってのも良いよなぁ」
「俺はラーメンですかね、今気分なのだと"なりたけ"って店のラーメンが良いです。」
「結構具体的だね、ええとなりたけ…」
「あ、そこは案内するんで大丈夫です。」
真丈さんが携帯で場所を調べようとしたが手で制した、そこは俺のお気に入りの店でもあるし多少は常連だって自覚もある最早庭同然だ、一色と一緒に言った時も色々言われたが最終的には高評価だったし味は問題無い筈だ。
真丈さんが神波さんに確認を取ると快くオッケーのサインを出した、ぶっちゃけ不味くなかったらなんでも良かったらしい。
「じゃーとっとと行こうぜー、飯食い終わったらボウリングとかして遊ぶべ。」
「え、ご飯食べたら終わりじゃないんすか?」
「大丈夫だってー!俺知り合いが働いててでちょっとお得にしてくれるとこ知ってからさ」
「いや金銭的な心配じゃなくて自由に使える時間が欲しいんですが。」
俺と神波さんがこんな感じで会話してる様子を見ながら時折笑う真丈さんの3人で目的のラーメン屋と向かった。
…席空いてるといいな
「因みに八幡その店どんぐらい行ってんの?割りかし自信有り気な感じだったじゃん?」
「…店員の挨拶で今日の味のアタリが解るくらい?」
「大分通ってんなおい」
うるせぇ大きなお世話だ。
余談だが無事ラーメンは食べれたし美味しかった。
神波さんの紹介だったアミューズメント施設でまた一波乱あったがそれはまた別の話
前書きにも書きましたが半年近くも放置しててすいませんでした、今回はあくまでも八幡達のストーリーのプロローグという事で話自体はそこまで進みません。(その上短い)
ゆっくりと展開していく予定です。
感想、評価絶賛募集中です、よろしくお願いします
オリキャラどっちが好き?
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真丈拓哉(元マジシャン)
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神波狩人(元ストリートダンサー)