やはり俺が315プロにいるのはまちがっている。   作:Hoffnung

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なんか思ってたより反応多くてびっくりしてます。
感想は絶賛募集中です。

誹謗中傷を含めた感想でも私自身が設定を間違えたりしてる場合は指摘してくれるとありがたいです。

後、作者はSideMはエムステはやっていても本家のモバの方はやっておりませんので本家のイベントのネタ等をいれる事が難しいです。


第一話

何故この俺、比企谷八幡がアイドルになる事になったのか、それは数日前の金曜日まで遡る。

 

土曜日、それは部活のある学生や社会人にとってはまだ学校へ通学したり、会社に通勤したりする曜日、全くご苦労様な事だ。

 

だがこの俺、比企谷八幡が所属する奉仕部は土曜日にまで学校に出向いてするような部活ではない。

あの何故正式な部活として機能しているかもわからない奇妙な部活でも大会に向けて日々せっせと時間を割いて部活動に勤しむ運動部のように土曜日までやる部活じゃなくて入部した時(ほぼ強制的に入部する形だったが)内心ほっとしたものだ。

 

...まぁ偶に駆り出される事とかあるけどさ

 

無視してるとスマホのメール欄がメンヘラチックを超えて怪文書染みてくるんだよな、マジでいい加減そろそろ誰か平塚先生貰ったげて、最近自惚れじゃねぇけど狙われてる気がして怖ぇーんだよな。

 

まぁそんな訳で特に学校に向かう理由も無い俺が休日にする事といえば、二度寝して惰眠を貪り適当にゲームでもして、スマホを使ってネットサーフィンする、まさに至福の時とも言える完璧な休日だ。

 

勉強?学校の授業と予備校、後はテスト期間前以外は特に勉強する必要性感じられないんだよな、大学に必要な教科の勉強は大体収めたしいけるだろ、以前雪ノ下にも言った通り俺はそこそこ優秀なんだぞ。

 

数学なんて物は知りません、なにそれ美味しいんですか?

 

だがしかしまぁ...

 

「暇だな...」

 

俺は一人小町どころかカマクラすらいない部屋のソファーに寝転がりながら一人愚痴る。

人間誰もが休息を必要とする生き物だが休息が余りにも長すぎると苦痛すら感じるものだ、まぁ俺が今感じてるものは苦痛では無く唯の退屈、なのだが。

 

たかが退屈だと思う事無かれ、様々な娯楽があることで金さえ払えば退屈とは解消出来るこの現代に生まれ育った現代っ子である俺にとって退屈とは一種の死活問題だ。

どうする、思い切ってゲーセンとか行ってみるか?いや目ぼしいものが無かったらただの無駄足になるし最悪DQN...最近じゃ死語だっけこれ、まぁ不良とかにも絡まれたりする可能性とかあるからこれは最終手段だな、ゲーセンに出向いた時にユーターンした事が何回あることか、許すまじ不良。

 

そんな事を考えながらスマホの日付をチラ見する、ほんとスマホ一つで色んなことが出来るから便利な世の中になったもんだ。

 

...ん?ちょっと待て今日ってもしかして...

 

(あ、やべ今日ラノベの発売日じゃん)

 

俺としたことがすっかり忘れてた、最近お気に入りライトノベルの発売日って今日だったわ。

好きなラノベだし続きも気になるのでなるべく早く読みたいって思って、公式ホームページで発売日まで確認してたというのに忘れてしまっていた。

設定が凄く気に入っていたから続刊は発売日になったら直ぐに買おうとしてたんだよな、あのラノベは主人公が孤独に一人で戦おうとする設定が凄く良い、最近よく見る唯主人公がヒロイン達にモテてハーレムを形成するだけのラノベとは違って孤独で在ろうとする姿が良いんだよな。

 

本屋に着いたら売れ切れて完売!ということは作品の人気的にありはしないだろうが早く行くのに越したことはない、その分早く続きを見れるとゆうメリットだけでも十分外出してまで買いに行く価値はある。

そう判断するや否やネットサーフィンを中断し服を着替え始める、外に出る予定なんてなかった為当然の様に寝間着のままであったが故に着替える羽目になってしまったが、流石の俺も寝間着のまま外に出る勇気なんて物は持ち合わせていない。

 

財布や携帯といった最低限の荷物だけを手早く纏めて持ち外に出る、さっさと済ましてしまうとしよう、時間は待ってはくれないからな。

 

俺は早速自転車にまたがり目的のラノベを買う為自転車を漕ぎ始めた。

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

シャーと自転車の小気味良いタイヤの回転する音が聞こえる、さらにその上に目線を向けて見れば書店の袋、中身は言わずもがな先ほどまで言っていた件のライトノベルだ。

 

早く行くという選択肢は英断だった、俺がいつもご贔屓にしてる書店ではどうやら取り扱い、というかそもそもの在庫が少なかったらしく俺が取った一冊は運良くも最後の一冊だったようで再入荷は未定との事だった。

 

危なねぇところだった、もし行くという判断がもう少し遅れていれば今頃俺はまた自宅より少し遠い書店へとチャリンコのペダルを漕いでいたところだろう。

店の本棚に陳列してなくて店員さんに勇気を持って(ぼっちには店員さんに話しかけるだけでも大きな勇気を必要とするんだぞ、大げさだなんて言うんじゃねぇぜ)訪ねた努力も報われると言うものだ。

 

しかし在庫が元々少なかったとはいえ自分のお気に入りの作品が、それも結構マイナーな系統の作品がそれなりに売れているという事実は嬉しいものだ。

 

俺の周りにライトノベルが好きで語れる奴が居ない為、是非とも機会があればこの作品の事を語ってみたいものだ、まぁ俺はネットでの口コミを見るだけで終わるんですけどね、はい。

 

 

…材木座?誰それそんな奴いたっけ?

 

「せっかくだしマッカンでも買ってくか、臨時収入もあった事だし買って帰るとしよう」

 

自転車を漕ぎながら誰に言う訳でも無くポツリと思わず独り言を漏らす、危ない危ない、人気が無い所で良かった、こんな台詞聞かれてたら軽く三回は死ねる。

目的のライトノベルを購入し俺とした事がどうやら気分が舞い上がってるらしい、落ち着け、こんな場面由比浜にでも見られたらあっという間に雪ノ下にも拡散されてしまう、最近は鳴りを潜めてきた罵詈雑言がまたぶり返すかもしれない、ほんとに初期の頃の雪ノ下の態度はマジで俺が訴えたら勝てるレベルだと思うんだ、つまり、今の雪ノ下が学生生活をエンジョイ(してるのか良くわからないが)のは逆説的に俺の所業なのでは無いだろうか。

 

っべー、やっぱ俺って仏に匹敵する八幡大菩薩だったわ。

 

だがマッカン買って行きたいと思った事は純然たる事実なのだ。誰一人として知り合いに会う事もなく帰宅しようとし矢先ふと思ったのだ、どうせならマッカンでも買ってゆこう、家でゆっくりとマッカンを傍らにラノベを読むのも悪くない。

最近臨時収入もあったことで財布にまだ余裕があるので折角だから買って帰ろうと思ったって訳だ。

 

因みに何故臨時収入とは何だ?と疑問をお持ちの方の為にお答えするが親父のAVの隠し場所を見つけてさりげな〜く伝えたところ親父からお小遣いが貰えたってだけだ、俺に口止めするぐらい怖がってる所あれだけどこの前かあちゃんがご飯の時に出したの親父だけツナ缶だった時点でバレてるって事に気づけよ...なんて思っていたがそれは心の中に留めておいた、流石の俺でもかあちゃんは怖いのだ。

 

自転車を走らせ向かう目的地は自動販売機、唯の自動販売機と思うなかれ俺が向かう自販機は俺みたいな学生の財布事情に有難いコスパが良い自販機なのだ、人通りの少ないところに設置してある為か購入価格が非常にリーズナブルになっており何度もお世話になっている、ほんといつもありがとうございます。

 

需要と供給の関係とは良く言ったもので人通りの多いところに設置してある自動販売機は平均して一本辺りの値段が120〜160円と高いのだ、確か富士山の頂上じゃ缶コーヒー一本200円だっけ?アホくさ馬鹿たけぇよ。

だがしかし、俺が向かう自販機では千葉のソウルドリンクにして俺の血潮、そうマッカン、正式名称MAXコーヒーがワンコイン、つまり100円で買える神みたい、いや神自販機で、そんじょそこらの自販機とは格が違う。

 

破格だ、破格過ぎる、それ故に俺もその自販機は愛用しておりよく利用する。

自転車を走らせ程なくして目的の自動販売機の前につく、幾ら人通りが少ないとはいえ自販機の前を占領するのはいささか迷惑過ぎるだろうから手早く買って買えるか、俺は財布を片手に手早く購入して帰宅する予定だったのだがここで問題が発生した。

 

「さて、とっと買いますかねっとマッカンは......売り切れ、だと...?」

 

そう、彼の目的であるMAXコーヒーが売り切れていたのである、100円と記載されているボタンの下に売れ切れの文字が赤く光っている。

もしかしたら光の加減の影響でそう見えるだけかもしれないと淡い期待を込め小銭を投入しボタンを押してみるが反応は無い、わかりきっていた結果だがどうやら本当に売り切れているらしい。

 

「ここの自販機が売り切れてるとこなんて初めて見たぞおい、...はぁしゃあねえ諦めて他のところで買うか。」

 

軽くため息を吐きながらレバーを下ろし先ほど入れた小銭を回収し財布へと戻す。

何もマッカンが売っているのはここだけではない、他の自動販売機やコンビニ等、販売されているところは幾らでもあるのだ。

ここの自販機が安いからというだけで来ただけであって値段を問わなければそこら辺のコンビニでも入れば容易に入手できるのだ。

一番近くのコンビニはどこだったっけな...と思考を巡らせていると声をかけられた。

 

「あの、すいません、少しよろしいでしょうか?」

 

「あ、すいません直ぐどきますんで...」

 

どうやらいつのまにか他にこの自販機を利用しようとした人が来たらしい、自販機の近くに立ったままだったのでさぞ邪魔だったろうと思い軽い会釈と謝罪をしそそくさとコンビニへと向かおうとした。

 

「いえ、そこの自販機ではなくあなたにお話ししたい事があるのですが...今お時間よろしいですか?」

 

「え、俺ですか?あ、はい少しぐらいなら大丈夫ですけど...」

 

どうやら自販機ではなく自分に用があったらしい、しかし誰だ...?自分のクラスメイトでも碌に話さないせいか名前なんて全然覚えてなんかないが今話しかけてきた人は間違いなく初対面の人だ。

声や体格からして男性なのであろう、だが男性にしては長い髪を縛り肩にかけており、優しそうな目つきや顔立ちから一瞬女性とも思ってしまいそうなスーツを着こなしている中性的な顔立ちをしている男性である。

一瞬落とし物でもしたのかと思ったが自分の財布や携帯は自分の手元にあるし本屋で購入したラノベも、袋に入れた状態で自身の自転車のカゴの中に入っている。

その話はないだろうと即座に判断したが他に何かあるだろうか?と思考を巡らそうとした矢先に相手が再び話しかけてきた。

 

「ありがとうございます、実は僕こういうものでして...」

 

と、流れるようなスマートな動きで名刺入れから1枚の名刺を取り出し両手で差し出してきた、それを同じく両手で受け取る。

"315production プロデューサー 石川"と記載されている。

 

「315プロダクションでプロデューサーをやらせていただいております、石川と申します。...失礼かも知れませんがお名前を教えていただくことは出来ますでしょうか?」

 

「え、名前ですか?比企谷八幡ですけど...」

 

「比企谷八幡さんですね、お答えいただきありがとうございます、それでは比企谷八幡さん早速本題に入らさせてもらいたいのですが...」

 

初対面の男に自分の本名を正直に伝えて良かったのかと言った直後に気付いたが聞いた張本人は視線を俺に一切離す事なくじっと構える、なに俺の事好きなの?一目惚れっていう展開を男から受けるのは流石に勘弁願いたいんだが。

 

話しかけてきた男性、石川と名乗る男は両目をしっかりと俺の目線に合わせこう言ったのである。

 

「単刀直入に言わせていただきます、我がプロダクションのアイドルになっていただけませんか?」

 

「.........は?」

 

思いもよらなかった言葉に俺は思わずそう返すしかなかった。




文才が欲しい...めちゃくちゃ欲しい...

話し短いですがちょくちょく更新していく予定です。
丸々放置する予定はありません、こんな作品ですがお気に入りしてくださった方ありがとうございます。

一様次回で八幡のスカウト話が終わる予定です。
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