にじファンでシュウキの名前で書いていたものです。
今回書いたのはにじファンで書いていたものをリメイクしたものです。設定なども変えているのである意味新作になると思います。
それではお楽しみください
いったい、どれくらいの時間がたったのかな。
僕はずっと天井を眺めていた。
それしかできない。
僕の手足は切り取られていて動けない。
痛みはなかった。その時には体の感覚はなくなっていて、切られた時何も出来なかった。
なんで僕はこんな目に合っているのかわからない。・・・・・死ぬのかな?
そんなことを考えながら天井を見ている。
いつも通りの日常だった。朝起きて、歯を磨いて、ご飯を食べて、幼稚園に行って、友達と遊んで、家に帰って、お母さんと今日あったことを話して、そして寝た。起きたら此処に来て縛られていた。
僕、なにか悪いことをしたのかな・・・・?
そんなことを考えているとナニか聞こえてきた。
・・・イタイ?
無意識にその声に答えるように心で思う。
・・・・・わからない。
声はまた聞こえてくる。
・・・カナシイ?
・・・・・うん。
・・・ツライ?
・・・・・うん。
・・・ニゲタイ?
・・・・・うん。
・・・イキタイ?
・・・・・うん。
・・・ジャア、タスケル。
・・・・・できるの?
・・・マカセテ。
そのとき僕の体が持ち上がった。この部屋にきてから初めて景色が変わった。
そのままフワフワと浮きながら、移動していく。そのまま扉の前にたどり着く。
・・・ジャマ。
その瞬間ドアが真っ二つになって、部屋の外に出れた。
「う、浮いてる!?」
「な、何で出てこれた!?」
「早く誰か呼んで来い!対象が能力に目覚めたぞ!」
通路を移動していると白衣を着た人たちがいた。
・・・ジャマ。
そこにいた人たちは吹き飛んだ。
それでも、どんどん人が出てくる。そのたんびに吹き飛ばしていく。
「なぜだ・・・AIMジャマーを使っても止まらないだと!?」
「う、撃て-!!」
僕に向かって飛んでくる銃弾。
しかし、それらは僕に当たる前にすべて止まってしまう。
・・・マモル。
すべての銃弾が床に落ちていく。
「ひ、ヒィーーーーー!?ばけも・・・・」
出てくる人たちを無視して吹き飛ばしていく。
そのまま進んでいくが、目の前の通路がシャッターによって閉じられた。後ろを見ると同じようにシャッターが降りている。
・・・・コワス
シャッターを壊そうとした時、いきなり煙が出てきた。その煙をすった瞬間、目の前が真っ暗になる。
・・・!?
僕はそのまま意識をなくした。
「止まったか・・・」
「催眠ガス使わなければ危なかったですね。」
ぐったりと倒れている子供を見る。両手両足がなくなっており、あまり直視もしたくないが、仕事として割り切る。
「この子供、確か無能力者のはずじゃ・・・」
「・・・そんなことはどうでもいい。・予定変更だ、始末する。」
そう言って男は銃をその子供に向け発砲する。
「あら、それは困りますわね。」
子供の前に切れ目ができた。それが開き銃弾を飲み込んだ。
「な!?うっ!?」
男たちはいきなりの出来事に驚くが、胸に走る痛みによってそれどころではなくなった。手を胸に当てる、すると穴が開いており血が出ている。撃たれたのだ自分の放った弾丸によって。
「なん・・・・で。」
そのまま全員倒れた。
しばらくすると切れ目ができ、開いた。そこから一人の女性が出てきた。
「趣味が悪い人間も居たものね。」
子供を見て言う。
「でも何であなたみたいな存在がここにいるのかしら?」
子供は何も答えない。しかしそこにいる別のナニカが彼女に意思を告げる。
・・・・・・・
「・・・そう、ならあなたはどうするのかしら。」
・・・・・・・
「この子を?」
・・・・・・・
「それで私に何かメリットがあるのかしら?」
・・・・・・・
「!?・・・なるほど確かにこちらにもメリットはあるわね。」
・・・・・・・
「?・・・いや、聞くだけ野暮ね。」
・・・・・・・
「わかった、でも条件がある。この子を治したあと、こちらでしばらく預かるわ。それは譲れない。あなたに消えられても困るし、この子自身が強くなる必要が有るわ。」
・・・・・・・
「そう。・・・なら行きましょうか?」
そう言って少年をスキマの中に入れ、彼女自身もスキマに入っていった。
スキマが閉じた時その場に残っていたのは荒らされた研究所と男たちの死体だった。
「幻想郷へようこそ」
数年後、学園都市に一人の少年が居た。
「ふう、やめときゃいいのに。」
・・・・・・・・・
「まあ、それはわかっているけどさ。」
・・・・・・・・・・・・
「いや、あんまり足しにならないぞ。一対多の練習にはなるけど。」
・・・・・・・・
「油断も慢心もないよ。ただそれが事実なだけ。」
・・・・・・・・
「ん?これ?迷惑料。」
・・・・・・・・
「これでお供え物買うつもりだったんだけど・・・・・・」
!?・・・・・・・
「わかったわかった。そこまで必死にならなくていいよ。」
・・・・・・・・・
「じゃ、買い物行こうか。」
そう言って歩き出す少年。足元に倒れている男たちに目もくれなかった。
しかし少年はまだ知らない。
この先様々な物語と交差していく事を。
そして物語が本来とは変わっていく事を。
少年と・・・・はまだ知らない。