とある幻想の風使い(仮)   作:シュウファ

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久しぶりの投稿です。
結構おかしいとこあるかもしれませんが暖かく見守ってください。
お願いします。


第四話「事件というのは知らないうちに近くで起こって解決されてるもの」

 

 

 

土下座。

主に謝罪の時やお願いするときに使われるもので、最大限誠意を見せるときに使われる。

 

 

 

 

 

爆発事件に巻き込まれた翌日、いつも通り学校で過ごしていた。

昼休みになり、用意した弁当を開けようとした時、上条が俺の席まで来た。

何かあるのか?思っていたのだが、上条はいきなり目の前で土下座し始める。

「お願いします!!どうか、どうか、この私めに恵みの一品を!!」

「何があった・・・・・?」

ここまで綺麗な土下座されたのは初めてだ。

「昼飯はうちに忘れてくるし、購買は・・・」

「間に合わないか。」

今日の数学10分くらい伸びたからな。

「頼む!頼めるのはお前しかいないんだ!」

「・・・・・」

俺は無言で弁当を開け、蓋におかずを載せていく。それを上条に差し出す。

「ほれ、これでいいか?箸はないから素手で食べることになるが。」

「!サンキュー、今度返すぜ!!!」

上条はそれを受け取り、おかずの一つを摘んで食べる。・・・今度は動かなくなった。何やっているんだあいつ?

『気にすることはないよ~早く食べてしまおう~』

ま、確かにな。

 

 

 

 

「カミやん何してる・・・って、召されてる!?」

「しかも幸せそうな顔しとるで。」

青髪と金髪の二人は上条の様子を見て少しビビっていた。

「んー、原因はこれみたいだにゃー」

そう言って金髪は上条が左手に持っているオカズ達を指さした。

「へ~カミやん、昼飯春やんからもらったんやね。それじゃ一つ・・・」

そう言って青髪がおかずの一つに手を伸ばす。その瞬間、上条は右手を青髪の顔面に叩きつけた。

「な、カミやん、何するんや!?」

しかし上条は気にせずにまた一つおかずをつまみ食べ、幸せそうな顔をする。

「カミやんがおかしくなっとる!!?」

「どーもあのおかずが原因みたいだにゃー。明らかにあのおかずに執着している。」

「おかずって、春やんがわけた奴か・・・変な薬入れてる?」

「そんなわけないと思うが・・・春や~ん?」

金髪は飯を食ってる空に話しかける。

「どうした、土御門。何か用か?」

「春やん、あのおかずどうしたんだにゃ-?」

「どうしたって、俺が作った奴だけど・・・それが何か?」

「カミやんがそれ食っておかしくなってるんだにゃ-。何を使ったんだにゃ-?」

「普通の食材だけど・・・変なものは入れてないぞ。」

ジトッと土御門を見る。疑われると気分が悪い。

「・・・・・春池、それあなたが作ったの?」

話していると吹寄が話しかけてきた。興味あるのか?

「うん。と言っても昨日の残りだったりするが。」

「ひとつもらってもいいかしら?」

「ああ、いいよ。」

そう言って吹寄の前に弁当を差し出す。

「・・・悪いけど、流石に直接素手で掴むのは悪い気がするわ。」

「そうか。蓋は上条が持ってるしな・・・ほら。」

そう言って箸で唐揚げを摘んで吹寄に差し出す

「手を出してくれ。」

「・・・分かった。」

しかし吹寄は手を差し出さずに、直接食べた。その姿はまさしく『あーん』しているようにしか見えず教室の空気が凍った。

「(ここでまさかのラブコメ!?場違いどころか馬鹿かコイツら!!?)」

「(しかも春池はそれに対して、ノーリアクション!ハンパねぇ!?)」

「(吹寄もキャラ違うだろ!?何でだ!?)」

「(委員長、大胆ね。)」

そんなクラスメイトの反応をよそに吹寄はもぐもぐと食べている。

「・・・まさか直接食べるとは。」

「て、手が汚れるのが嫌だっただけよ。深い意味は無いわ。それより、どうやって作ったの、この唐揚げ。」

「いや、普通に作っただけだぞ。」

「・・・春池、今度からずっとご飯作ってく・・・なんでもない。」「?」

そう言って顔を赤らめつつ離れていった。何言おうとしたんだ?

『(同年代であの料理を作れるのはなかなかいないよね~。・・・咲夜お姉ちゃんの指導も今回はそれが裏目に出ちゃったか~。・・・ま、鈍感である限り大丈夫だろうけど。)』

「・・・・てことは、カミやんがおかしくなったのは春やんの料理が美味しかったから?・・・寄越せコノヤロー!!!!」

「そうだぜぃ!とっとと俺達によこすんだにゃ-!!」

「!!!そうは、させるか!不幸の中で手に入れた幸運、のがしてなるものか!」

事情を知った土御門たちと正気に戻った上条が戦い始めた。・・・これ、俺が止めるべきか?

『その必要はないと思うよ。』

そうしてると吹寄が3人のところに行く。

「フン!」

吹寄は青髪ピアスと土御門をボディブローで鎮圧し、

「吹寄、何を」

「はぁ!!」

上条は頭突きで倒した・・・・すげぇな、おい。

『・・・・ちゃっかりしてるよね、彼女。』

上条にやった弁当のおかずはいつの間にか吹寄の手に渡っていた。

 

 

 

 

放課後

 

 

 

さて今から何するか・・・

『考えてなかったの?』

頭に座っているシルフィが話しかけてきた。

・・・ああ、特に約束もなかったし。

『あのメガネの人は?』

固法?あいつは見回り。連続爆破事件の影響だろうな。

『ふ~ん・・・あの時の爆弾、なにか感じた?』

・・・悪意って奴か?なにか嫌な感じがした。

『そう。』

それだけでシルフィは黙ってしまう。表情は見えないが、何か考えているのだろう。

 

 

 

信号待ちをしていると、チョンチョンとズボンを引っ張られる感覚があった。その方向を見ると、小学生くらいの女の子がいた。

「どうした?」

「セブンスミストはどこですか?」

?セブンスミスト?

『この近くにある服屋だね。昨日テレビで紹介されてたよ。』

ほー、なら道案内頼む。

「それじゃ、一緒行くか?」

「うん!妖精さんも一緒にね!」

へ?・・・この子、見えてる?

 

 

 

 

まさか、こっちに見える人はいるとは・・・

『(まあ、珍しいよね。)』

俺は先程の女の子とともに服屋のセブンスミストに向かっている。シルフィは女の子の頭に乗って会話しつつ、俺とは念話で話している。

『(こっちで僕の姿は見えるのは少ないと思うよ?よっぽど純真な子か素質がある子位だろうね。・・・あ、この子の場合は前者の方ね。)』

ふーん。

『(まあ、この街にいる子はすぐに見えなくなってしまうから今だけだと思うよ)』

そんなことをシルフィと話しつつセブンスミストにたどり着いた。

俺も何か見とくかな。

 

 

 

「お、いいんじゃない?」

「お兄ちゃんさっきも同じこと言っていたよ?」

『まだまだだね~』

女の子の持ってきた服について感想を述べたらダメ出しされた。いいと思ってるから言ってるんだが。

『それでももっと具体的言わないとダメだと思うよ』

「それが女心だよ!」

わからん。

咲姉とかにも言われていたけどわからん。

 

 

 

入り口のところにいると伝え女の子と離れ入り口のところに向かう、一応シルフィをあの子につけたから大丈夫だろ。

適当に歩いているとふと見覚えのある顔を見つけた。正確に言うと頭だが。

「あ・・・」

向こうも気づいたようだ。

 

 

「「銀行強盗の時は助けてくれてありがとうございました!」」

そう言って二人、初春飾利と佐天涙子は頭を下げてきた。

「ちょっ、ここでやられてもほら、目立つだろ頭を下げるのやめてくれ。」

そう言うと二人はすぐに聞いてくれた。

「春池さん凄かったです!子供は見つけるは強盗を吹き飛ばすし」

「あ~、でも最後は超電磁砲に持ってかれたけどな。」

興奮気味に話しかけてくる初春。

「それでもすごいですよ!私は春池さんが居なかったら殴られていましたし・・・」

「俺としては抵抗してくれたおかげで間に合ったんだ、気にすることはない。」

元気な佐天。両方共中学1年らしい。

軽く二人と話すとお互い別行動をしているつれがいることがわかりその場で別れることにした。

「また今度お話しましょうね!」

「今度はちゃんとお礼をします!」

 

 

 

シルフィのところに戻る最中、

『来場のお客様にお知らせいたします。当店に爆弾がある可能性があります。皆様は店員の指示に従い店の外に避難してください。繰り返します・・・』

放送が流れた。

『ソラ!こっちこっち!』

シルフィと女の子がいっしょに居た。

「とりあえず外にでよう。」

そう言って女の子の手を引き外へと避難し始めた。

「早く避難しないと爆弾が『多分大丈夫だよ』・・・どゆこと?」

シルフィが言った意味がわからない。今現に避難しろって放送があってるし。

『もう犯人はぶっ飛ばしたから。』

 

 

 

 

5分前

「お嬢ちゃん」

「ん、なに~?」

一人で行動していた女の子を見つけ声を掛けた。あの風紀委員も子供が持ってきたものに対しては油断するだろう。

「このお人形を風紀委員のお、ブゲロッ!?」

いきなり強い衝撃が僕に襲いかかった。そのまま壁にぶつかり意識がなくなった。

 

 

 

 

「妖精さんこのお兄ちゃんいきなりぶっ飛んだよ?」

『笑いを取ろうとしたんじゃない?多分お笑い芸人を目指してるんだよ。』

まったく、子供を利用するなんて許せないね。そう思いつつ吹き飛ばしたメガネの男を見る。彼が近づいた時、この間の爆弾と同じ嫌な感情が彼から出ていた。だからこそ彼が人形を取り出したとき、危険と判断し攻撃した。

ま、これで懲りるといいけど。

「妖精さん、妖精さん。」

『ん・・・それじゃあ、お兄さんのところに行こうか?』

とりあえずソラのところに行って合流しよっかな。多分買い物もできないだろうし。

 

 

 

 

『と、言うわけ。』

「・・・そりゃ大変だったな。」

とりあえず外に出た後、女の子とは別れ近くの公園でシルフィの報告を聞いていた。ま、やり方は多少手荒だったけど大丈夫だろ。

「こっちに来てから面倒くさいことに巻き込まれるな。」

『むしろソラが引き寄せてるんじゃない?』

失敬な。

「ま、退屈しないけどな。」

空を見上げる。学園都市の空は狭いけど青く澄んだ色のように見えた。

 

 

 

「犯人ね・・・」

事件現場についたらメガネを掛けた男子生徒が気を失っているのが発見された。近くにスプーンの入ったぬいぐるみがあり、彼の能力は量子化速であったことも発覚して連続虚空爆破事件の犯人は捕まった。まだ不可解な点があるが同じ事件は起きないだろう。

「しかし彼を誰が倒したんですの?」

「まあ、映像データには何も写っていませんでしたし、考えても仕方ありませんよ。その誰かのお陰で私も助かりましたし、被害もなし。いうことありませんよ。」

初春は書類とにらめっこしている黒子にそう答える。

「そういえば春池さんに会いましたよ。あそこで。」

「春池って、銀行強盗の時の?」

「はい。」

思い出すのは銀行強盗をぶっ飛ばした彼。能力だけではなく素の戦闘能力も高い。もしかしたら・・・

「次会うときに確認したほうがいいですの。」

 

 

 

 

 

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