『いらっしゃいませ』
美しいイルミネーションが街を彩る。恋人たちは寄り添い、暖めあう。
恋人がいない者は集まり騒ぎ、荒れ狂う嫉妬心を燥いでごまかす。
しかし、俺には関係ない。
『ありがとうございました』
クリスマス。それは恋人たちが愛を確かめ合い、昇華させる日。
クリスマス。それは集まってパーティーしたりする日。
『またのお越しをお待ちしております』
何か変だ。クリスマスでなくても愛は確かめ合えるはずである。
どこかおかしい。クリスマスでなければパーティーができないのだろうか。
そもそもクリスマスとは何の日なのか。
『いらっしゃいませ』
所説はもろもろあるがイエスキリストを奉る日と言うのは共通しており、調べれば文献が沢山出てくるだろう。
歴史上の偉人を奉る。それは間違いではない。しかし、クリスマスだから恋人とラブラブしたり、友達と騒ぐのは何かズレていないだろうか。
『おう柊。上がっていいぞ』
彼らはクリスマスの由来など調べはしない。
彼らは会う為の、騒ぐ為の『クリスマスだから』という理由がほしいのだ。
「お疲れ様です。お先に失礼します」
「お疲れ!急なシフトでスマンかった、助かったわ!きぃつけて帰れよ!」
クリスマスに欠勤したバイトスタッフに代わり、休日にも関わらず昼頃から呼び出され、先ほど勤務が終了した。どうも俺です
クリスマスに愛を確かめ合うのも集まって騒ぐのも大いに結構だ。
それは個人の自由だし、部外者がとやかく言う事ではない。
しかしあえて言いたい
「やる事やってからヤレよ」
誰と何処で何をどの様にするのか、“いつ”を含む5W1Hで言えってツッコミは10年後にお願いします。
「帰って夕飯の用意するか」
仕事が終わったあとに家事をするのは気が重いから「やっぱしんどいわ」とごちり、小町に丸投げするメールを送った。
単車に座っているとスマホがブルッと震えてメール受信を知らせる。画面を見た俺は血相を変えて電話をかける。差出人には《ユキ》本文には『助けて』と書いてあった。
ユキは『こんにちは、ハル』といつもの感じで電話に出たのだが、それどころではない。
「ユキ!どうした!大丈夫か?」
『ハル?何をそんなにあわてているの?』
「え?…いやお前。メールで『助けて』って……」
『…ごめんなさい』
結論から言うと。単なる誤送信であった。無事で良かったけどさ…
《ハァァ~》と大きくため息をつく。
幸いそれほど互いの距離は離れていなかったのでユキを拾いに行く事になった。
文句のひとつでも言いたいが、電話口でくすくす笑う彼女はなんだか楽しそうなので、何も言わなかった。
「猫カフェに行きたいのだけれど、なかなかたどり着けなくて」
「道もまちがえてんじゃねぇか!」
前言撤回、見事な手のひら返しである。
ただの迷子で『助けて』ってどうやったら間違えるんだ?
彼女は顔を赤くして何やら抗議しているが、適当にあしらい目的地である猫カフェを目指す。そういえばユキは猫が大好きだったな…
道中にユキが猫がいかに愛くるしい生き物なのかを熱弁していたがあまり覚えてない。
気にするな、ユキはこれが平常運転だ。
そんなこんなで猫カフェに到着。カランカランと中に入る。
店内は落ち着いた雰囲気でピアノジャズが控え目に流れていた。
店員のお姉さんに案内され席に座る。
「…あら。ロシアンブルーかしら」
彼女の膝の上にぴょんと飛び乗って《にゃ~》と鳴く子猫。
スマホのアプリにニャウリンガルというものがある。
ネコ語の翻訳機能があるらしいのだが、それがなくても解る。
この猫はユキに『愛でろ』と言って居るのだ。それが解る彼女は優しく子猫を愛でる。
そっとスマホを構えて――《パシャッ》猫に夢中な美少女を撮影するのだった。
ユキが「ちゃんと許可を…」とか「肖像権が…」とか言ってたけど、顔赤いからね?論理武装する前に顔に出さない訓練しろ。あとユキが可愛いのが悪い。
写真あげたらそれはもう《ぱぁああ》って嬉しそうな顔してたので、俺の罪は勝手に水に流されていった。
「うちのカマクラもこんだけ愛嬌あればなぁ…」
日々のカマクラからの仕打ちに心で涙を流す。あいつのせいで俺の背中には生傷が絶えない。
料理中に背中に爪立ててよじ登って来る。座ってると足首あたりにまとわりついて足かじってくる。寝てる俺の首に全体重のせてまったりしている。
いやかわいいからいんだけどさ。痛いのは辞めて頂きたい。
「…貴方、そんなに侍らせて…ズルいわ」
こちらを見たユキが羨ましそうにぼやく。
肩に一匹、膝に一匹、抱き着いてるのが一匹、計三匹にかじられたり爪を立てられたりしっぽで顔をぺしぺしされてる俺にズルいと零す彼女。侍らせるという表現は間違っていない。でも正解でもないだろ?
「侍らせてる様に見えるなら代わってやろう」
「結構よ。私は一途なの。この子だけで十分よ」
「遠慮するなユキ。しっぽが顔に当たってうっとおしい事この上ないが、かわいいぞ?」
ウザかわいい。かわいいとつければなんでもいいのだろうか?そう思いつつも口にする。
そんな猫たちにガジガジされて参ってる俺のシャッターチャンスを彼女が逃すわけがなかった。
「ふふっ。仕返しよ」
ハルに買い物に行きたいと伝えたら、ららぽーとまで連れて来てくれたわ。
バイクの後部座席はちょっと怖かったけど、慣れれば案外楽しいものね。
今日はクリスマスなのだし、何か彼に再会の贈り物をしたいのだけれど。
なかなか難しいわね…私の目的地はここではないような気がするのだけれど。
まさか…迷ってる?いいえ。私が道に迷っている訳ないでしょう。
そう。そうよ。これは物色しているの。いいものがないか探しているだけよ。
………ここはどこなのかしら?
「ハァ…ユキ。ほら」
「…はい」
はぅ…ハルにはバレていたようね。手を握られるのは昔を思い出して安心できるのだけれど…なんだか引率されてるみたいで恥ずかしい。
私、迷子ですって言ってるようなものじゃない。私は手を放して彼の服の箸をちょんとつまむ。
「こ、こっちでいいわ。」
ハル。貴方が優しいのは知ってるけど。今はこっちを見ないでほしい。「仕方ないなぁ」って私はもうあの時みたいな子供ではないのよ?
それから館内をぐるぐる回ったのだけれど、結局プレゼントは買えなかったわ。
「なにかピンとくる物があればと思ってきたのだけれど、何もなかったわね」
「お前が抱きしめてるぬいぐるみを説明しろ」
「何を言ってるのかしら?これは取ってもらったのであって、買ってないのだけれど」
「喜んでもらえて何よりだ」
パンダのパンさんのぬいぐるみ。ハルがクレーンゲームでとってくれたのだから私の言い分は間違ってないわ。そうではなくて?
ハルがなにやらごそごそと鞄から何かを取り出して私に差し出す。
「ユキ、はいコレ」
「これは? プレゼント?どういうつもりかしら?」
「再会のプレゼントだよ。決してクリスマスだからではない」
ハルと考える事は同じだった。私はしばし硬直してしまったけど。「開けていいかしら?」と聞いて、ラッピングを解く。
「リボン…かしら?――!猫の耳?」
「あぁ、良い色のデザインがあったんでな、こっそり買っておいたんだ」
「ふふっ。少し待ってて頂戴」
私は自分が可愛いと自覚してる。今まで言い寄って来た男どもがそれを証明してる。
彼がくれたこのリボンは私が選ばない色調だった。
これをつけた私を見せる事をプレゼントにしましょう。
淡いピンク色で、生地自体に少し光沢が出ており、端が猫耳の様にデザインされている。黒髪に鮮やかなワンポイントが自分自身の存在感を際立てる様ね。
「どうかしら?ピンクの色を付けるのは初めてなのだけれど」
「似合ってるよ。ユキがピンクってのは想像できなかったけど、あえて選んでみた」
「ありがとう。ハル」
ハルの笑顔は出会って始めて見たけど、昔から変わらないわね。
そういえばお母さまはお元気なのかしら…事情もあるかもしれないし、ハルが話してくれるまで待ってましょう。
「ハル、今日はありがとう。迎えが来たから私はもう行くわ」
「おう、またな。ユキ」
「ありがとな小町」
「もうすぐ結衣さんも来るからー」
「え?」
「お兄ちゃんが誘ったんだよ!」
「待て小町。誘ったのはお前だろうがお兄ちゃんはウソつきに育てた覚えはないぞ」
「そうだね、お兄ちゃん。小町日本語間違えたね♪お兄ちゃん“で”誘ったの間違いでした~!」
「八幡、どんまい」
「春仁、その目をやめろ。泣きたくなるから」
わいわいやってる最中にがちゃりとドアが開いて「こんばんは!お邪魔します」と結衣が入って来た。
俺と八幡はかなり驚いたが、聞けば事前に小町から入って来て良いと言われていたらしい。事前に言っててくれ、ホント。
「ヒッキー!呼んでくれてありがとう!」
「由比ヶ浜。呼んだのは小町だ」
「え?そうなの?でも小町ちゃんさっき『兄は今手が離せないので代わりに連絡しますね――』って言ってたよ?」
「さあさあ!そんな事よりクリパしましょー!!」
「ごまかしたな。八幡よ、小町はアレでいいのか?いつか刺されそうなんだが」
「言うな、春仁。そんなフラグは建てなくていい」
「ふろっぐ? なんでカエルなの?」
結衣がいつも以上に絶好調な様だ。
「なんで俺の小学校時代のアダ名しってんだよ。ってかフロッグじゃねぇ。フラッグだ。旗だ」
「カエルだったんだ!」
「結衣、フロッグがカエルって事知ってたんだな。見直したわ」
「うぅ~!ハル君がひどい!」
微塵も嫌がってない由比ヶ浜結衣であった。
結衣は八幡に誘われていなくても彼といれるだけで喜びを感じている。
彼が結衣に伝えた《お前を信じる》の一言が先日の事件で理解できたからだ。
騒ぎすぎてお隣さんから苦情来て頭下げて謝った。俺が。解せぬ。いや俺が年長扱いだったわ。お隣さんすいません。
クリスマスパーティーも終わり、単車で結衣を送っている。
八幡が誘ったのだから八幡が送るべきだという小町の主張は「俺が一緒にいると逆に通報される」の一言で通らなかった。
結衣と小町が『あ~…』と言ってしょげた八幡にエールを送りたい。
『このヘタレが』
と。
「ハル君。いつもありがとう」
「ん?あぁこれくらい気にすんな」
「ううん。いつも助けてくれるよね。だからさ、ありがとうだよ」
「おう、どういたしまして」
結衣が恥ずかしそうに感謝を述べる。何やら「あの…その…」と言いたそうにしていると爆弾が飛び出した。
「――でさ。…ハル君ってさ。すごく落ち着いてるよね? もしかしてさ…彼女…いるの…?」
「――……は?」
結衣からのスタングレネードが直撃して少し硬直した。
聴いちゃった。ちょっとやってしまった感ある。ハル君ってさ。クラスの男子とは明らかに違うよね。
それ気になっちゃったんだ、あたし。ヒッキーもハル君もさ。あたしの事いやらしい目で見ないしさ。ヒッキーは見ちゃいけないって感じて目そらすから分かり易いんだけど、ハル君はなんか…平然としてる。
赤くなることあんまなかったし…ママに胸押し付けられても困ってただけだったし。
ホント…なんでだろ?なんで、気になってるんだろ。
好き…なのかな?好きってどんなの?なんかわかんなくなってきちゃった。
「彼女なんかいないぞ。ってかどうしたいきなり?」
「…変な事聞いちゃってごめん…ただなんでだろっ…て思ってさ」
「まぁ、どこか座るか」
ハル君がママに電話してくれてる。いつの間にかあったかい紅茶が出て来て、近くの公園のベンチに座る。
クラスの男子はこういうさりげない優しさを見習ってほしい。でもあたし以外の女子にやってね。困るし。
「ハル君ってさ、高校生っぽくなくて、なんていうか――うん。大人っぽいなって」
「…ふむ」
「それでね、クラスの男子はあたしのむ、胸…チラチラ見てるけど…その……ハル君はあんまそーゆーの感じなくてさ」
「…んー、そうか?」
「一緒にいて安心できるの、ヒッキーとハル君だけなんだ。あたし。でもヒッキーは結構顔に出るからわかるんだけどさ。ハル君はなんか違うなって」
あたしへの返事は彼女いた――とか好きな人いる――とかなんだけど。まさかそんな答えが来るとは思わなかった。
「結衣それはきっとな、俺が童貞じゃないからだ」
「――――えっ?――えぇぇぇぇ!!」
「声がでかい」
「っ!ごっごめん!」
「結衣落ち着け、だれも襲ったりしない」
っって童貞じゃない!?えええエッチした事あるって事だよね?あわわわわわわ!あ、あああたし超動揺してる!
落ち着かなきゃ落ち着かなきゃ。アホの子って思われちゃう。スーハースーハー。――うん。おっけー。
相手はどんな人…じゃなくって!「結衣?」はぁぁぁ~。すーはーすーはー。うん。落ち着いた事にする。
「アハハ…ホントに大人だった」
「よせ、俺も恥ずかしいんだ。どっちかって言うと奪われたが正しいけどな」
「~~~~!ひゃぁあ!――もう!そういうの言わなくていいからぁ!」
「はいはい、すまんね」
「あしらわれた!なんか拍子抜けだよぉ…」
「あともう一つ…あるかな。多分こっちのが理由の本命だろうな」
あれ?ハル君…なんか顔怖い…かな?ううん。悲しいんだね。
あたしは「教えてほしいな」って言った。そしたらハル君が話し始めた。
「俺は八幡と従兄妹だ。んで、比企谷家に住んでる。それは知ってるだろ?」
「うん」
「柊家は俺だけだ」
「――――えっ…それってどういう……」
「父は俺が産まれる前に離婚している、顔も知らない。母は…俺が中学二年の時に癌で他界した。今は比企谷家の養子になっている」
視界が徐々にぼんやりしていく。
「ごめ…ん……なさ……ぃ」
「結衣、お前が言わせた訳じゃない、俺が話したんだ。間違えるなよ?」
「う、うん。……ごめん。」
――あたし…サイテーだ。ハル君は俺が話しただけだって言ってくれてるけどさ。先にあたしが『話したくないなら話さなくていい』って言うべきだよね?興味本位で聴いて良い話じゃなかった…。
パパいない?ママもいなくなった?しかも中学の時に?
―――あたしそんなの耐えられないよ…でもハル君は耐えたんだね。
あたしはまたないちゃった。こんなの涙出ない人いるのかな…
ハル君が落ち着いてる理由…少しわかった気がする。
「…大丈夫か?」
「…ありがとう」
「辛かっただろ?ごめんな結衣」
「ううん…ありがとう…話してくれて」
「まぁ、そんな訳で俺は大人びてしまったって事だな。俺には一人で生きていく力が必要だったんだ。それで料理もできるし、身体も鍛えてる。勉強だってできるに越したことはないし、バイトで少しづつ貯金もできてる」
「…あたし…バカだなぁ…」
「…結衣?」
「あたしね…ハル君の事お兄ちゃんみたいだなって思ってた…。それでね、きっと無意識に甘えてたの…」
「由比ヶ浜結衣。ハッキリさせとこう。」
「えっ?あ、うん」
「お前、八幡に惚れてるだろ?」
「……うん…ヒッキーの事…すき…です」
「んで、俺にも同じような感情持ってるだろ?」
「っ!んなっ!なんでわかんの?」
「顔に出てる。んでな。結衣が俺に抱いてる感情ってのは“憧れ”って言うんだ」
「あこがれ…うん。そうかも。なんかストンって来た」
「じゃあもう大丈夫だな。八幡には黙っとくっていうか本人も気付いてるんじゃないか?」
「うひぇあぁぁぁ!」
「スッキリできなかったらまた来ればいい。んじゃ、そろそろ帰っとけ」
あたしは家に向かった。家に着いたらママからハル君が連絡くれた事を教えてくれた。
「結衣~?」
「何?どしたの?」
「ハル君とヒッキー君。どっちが好きなの~?」
「ちょっ!ママ!?どっちでもいいじゃん!」
うひゃぁぁぁぁあぁぁ!ママ!やめてぇ!恥ずかしいからぁ!
「あら~♪どっちかって事は認めるのね~」
「うぅぅぅぅぅ!」
「じゃあ今度ヒッキー君がウチに来たらママ誘惑しちゃおうかな~♪」
「だめぇぇぇ!!ヒッキーはあたしのなんだからぁ!――あっ…」
「あら~。結衣はヒッキー君が好きなのねぇ。じゃあママはハル君を誘惑するわ」
「それもダメぇ!ヒッキーは好きな人だけど、ハル君は傍にいてほしいのっ!――あぅ…」
もうダメだ。あたし。顔真っ赤なのわかる、超あっつい。
ママは爆笑してるし。ちょっとママ笑いすぎ!そんなに床ダンダンしなくてもいいじゃんかぁ!
大晦日になった。ゆく年くる年。
社交辞令がやたら飛び交うこの日。我が家の比企谷兄妹はというと。
「お兄ちゃんお茶いれて~」
「断る。自分でやりなさい、ついでに俺のもたのむわ」
「まったく…お前らは…」
こたつで超だらだらしていた。
コタツは人をダメにするというが、実物が、ダメになった人もセットで目の前にあるので説得力抜群である。
「そういえばさ、お正月どうすんの?お兄ちゃんズは初詣行くの?」
「小町、ズってなんだよズって。俺たちは配管工じゃないぞ?」
「あーはいはい。それで、初詣行くの?」
「行かない。家から出ない」
「バイト、行けない」
3が日は全部バイト突っ込んだ。店長からも喜ばれたし、悪い気はしないが、休み希望だしてた奴はおみくじで大吉引いて不幸な事件に巻き込まれればいい。
「お参りは行きたいなぁ…ねぇお兄ちゃん…ダメ?」
「…あー…じゃあ夜中は危ないから…朝になったら行くか…」
「八幡たのんだ」
小町の上目遣いにめっぽう弱い八幡。お前ちょろ幡って呼んでやろうか?
新年が明けた。何がめでたいのかいまいちわからん。
特にメールで来る『あけおめことよろ』せめて『あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします』と全文打て。返信したけどさ。
後から聞いたけど神社で結衣と鉢合わせたらしい。そのまま3人でわいわいやって元旦は終わったらしい。よかったな3人とも。
俺は仕事だ。またクリスマスみたいな事が起こって俺の勤務時間が倍になった。ホント大人って…。
そんなに姫がしたいなら姫がしたいですって俺に頭下げろ。
考えてやる。考えるだけだがな!
あえてもう一度呪詛を込めて吐き出す。
「やる事やってからヤレ」