ついにエデンズ・ゲートの信仰心の中核となるジョセフの巨像攻撃計画の準備が進められる。
この攻撃は今やホープカウンティの住人たちにとって待ち焦がれていたもののひとつだ。自然、クーガーズの若者たちの表情は自然と明るいものとなり。「その日が待ちきれないよ」と目を輝かせている者までいる。
アーロン、トレイシー、ダッチ、アデレードを中心に作られた作戦工程には私も目を通した。口を出す部分はない。
というのもあの場所はこのホープカウンティでは最大レベルのエデンズ・ゲートの防衛拠点のひとつ。せいぜい攻撃側の利点にあげるとすれば、破壊する的が巨大であるということくらいしかない。
いや、もうひとつある。
ホランドバレーとヘンベインリバーのレジスタンスが手を組む最初で最後の作戦になるだろうということ。
この攻撃が成功し、ジョセフシードの像が明日にも消えてなくなれば。
レジスタンスは事実上、ホープカウンティの半分を解放する日も近いのだと証明できたことになる。エデンズ・ゲートとのバランスを崩せるのだ。
「よし、みんな聞いてくれ」
地上部隊を率いるアーロンは車の中で無線機を手に取ってそう始めた。
「まず、ついにこの時が来たことを皆で喜ぶべきだろうと思う。我々は最近、つらい経験をずっと味わってきた。
ペギーの奴らにはこれまでも色々と悩まされてはいたが。それだってこんなことをしなければ、笑ってすましてやっても良かったことだったと今でも思ってる。だが、それはもう過去の話だ」
アーロンはそこでいったん区切りをつける。
保安官として、決して言ってはならないことをこれから口にしなくてはならないからだ。
「俺達はずっと腹を立てていたが、それを我慢してきた。
ここは自由の国だ、信じるものがあると言うなら好きにすればいい。それを邪魔する理由はない。だが、そういうのも過去の話だ。
俺達は今、怒りをアイツらにたたきつけなきゃならん。自分たちがやったことのツケを、払ってもらう。
だがそうなると、俺達だって無事では済まない。さらに激しく傷つくだろうし、命だって落とすかもしれん。だが、そうなるのは俺達のせいじゃない」
無線の向こうから賛同を示す声が上がる。
「我々はまず祈るべきだろうと思う。あいつらのあがめる神じゃない、あるべき本物の神にそれをするべきだろう。
そしてこの日を迎えることができなかった人々を思い浮かべよう。彼らの平和な日常は奪われただけではなく、命まで失った。誰が奪った?答えはここにいる皆が知っているはずだ!」
ペギーだ!
断罪の声はさらに多く聞こえてくる。
「この計画はトレイシーの発案だ。彼女は言った、ジョセフ・シードは神じゃない。ただの人間だと。
俺もそう思う。ここにいる皆もそう思ってる。
それが分からない奴らに、そいつをしっかりと理解させてやろう。いいか、お前ら?ペギーの弾を食らうんじゃないぞ。そんな不幸な奴がいるならご愁傷さまだと言っておく。この作戦に参加できず、ふてくされて留守番をしているトレイシーの奴に、どんな看護をされるか。まさか想像力がない奴はいないよな?」
笑い声があがった。
これで準備は終了だ。あとは実行ある、のみ!
「この戦いに勝利を。我らの罪が許されんことを、それじゃ始めるぞ」
ホープカウンティ刑務所の塀の上に立つトレイシーは、攻撃の時間が近づくとたまらなくなって建物の中に移動した。
今日の彼女は留守番。それも悩みに悩んだ末、自分で決断して申し出た。攻撃が成功するにせよ、失敗するにせよ怪我人が大勢出る。それを面倒見る人間がここには必要なのだ。
自分が誰よりも望んでいたことだったが、それに自分が参加できないことはひどく自分を貶めている気がする。
でも、それは仕方がない。
「ちょっとアンタ!」
そんな自分の振る舞いに、彼女自身を悩ませている別の元凶が目の前を横切るのを見て、思わず怒鳴りつけてしまった。
バーグ連邦保安官――かつては法の執行者として強気でエデンズ・ゲートに乗り込むことを命じた男はボウとしてこれに反応した。
「俺は、大丈夫だ。大丈夫、あんたの声も聞こえている。もちろん、皆もな」
「誰の声よ!あんたに声をかけているのはアタシ、本当にわかってるの!?」
あの日、大騒ぎしてアドレナリンをぶち込んだが。
起きてからこの男はずっとこんな調子なのだ。自分は大丈夫、なにかがわかる。それの繰り返し。
魂が抜けたようで、まったくわけがわからない。医者によればまだ天使と呼ぶところまでは悪化していないと言うし、それが今はとにかく腹が立つ。
「おい、トレイシー。なにがあった?」
「こいつ!」
「バークがどうした?なにをやった?」
「なにも!でもね――」
(こいつは連れて帰ってくるべきじゃなかったんだ!!)
ペギーの”祝福”は危険な毒物なのは誰でも知っている。
でもそれがどんな形で人を破壊しつくすのか、それを知っている奴はやはり少ないだろう。感情と思考力を失った人間が、どれほど哀れなロボットであるか。
あの姿になるまで落ちていくのを見てしまったら、目の前にいるこいつがどれほど危険な存在なのか理解できる。
崖っぷちにいるのだ――。
危ういバランスの上で、なんとか目の前の状況にわずかに反応しているだけ。
いつ、正気を失い。ペギーの祝福の言葉を繰り返して誰かを襲い始めるのか、わかったものじゃない。
「わかったよ。なら、彼は私が面倒見るから」
「ヴァージル!そいつを子ども扱いしないで」
「トレイシー、彼も被害者だ。君にはわかるだろう?」
「ええ、でもっ……ジェシカ保安官はこいつを連れ帰るべきじゃなかったのよ」
「トレイシー!」
「わかった、わかったから。もう行くよ」
離れていくトレイシーの背中を見て、ヴァージルは深くため息をついた。
そしてバーグに向くと微笑みかけた。
「どうだい、調子は?バーグ連邦保安官」
「大丈夫さ。そういってるだろ。木々の歌声も聞こえて居るし――」
「そうか、それはよかった。それじゃ、私とゲームをしないか?」
「……なぜだ?」
「ちょっとした娯楽だよ。カードゲーム、息子が相手をしてくれなくなって腕が落ちたかもしれんがね。なに、すぐ調子を取り戻すだろうさ」
「わかった」
バーグ連邦保安官を連れて、ヴァージルは警備室へと導いていく。
あそこではよく、クーガーズの若者が見張りの交代の際にトランプをやっていた。それにあそこならトレイシーの目に入らないし、彼も安心できるだろう。
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攻撃計画は3段階。
ホランドバレーからニックが接近、これで空の警戒網をヘンベインリバーから引き離す。
続いてアデレードを先頭にジェシカやグレースが乗る攻撃ヘリ部隊がアリーナから出撃。ファーザーの像を北側の空から攻撃する。
同時にアーロン達が南側の山道を押し上げる形でを一気に進入して地上を制圧。内と外から、
攻撃が始まるとレジスタンスの優勢のまま情勢は動いていく。
釣りだされていった空のパトロール部隊は慌ててヘンベインリバーへと戻ろうとしたが、ニックは引きずり込んだゾーンの中で彼の部隊と連携してそれを許さず。
アデレードとジェシカたちが邪魔するものがいない自由な空を飛んでくる間にアーロン達が接近して突入。グレースはそれを空からの狙撃と情報で支援し、地上の警戒網はあっというまに突き破られていく。
彼らが丘の上に迫るころには、像の周辺にいるペギー達はアデレードとジェシカの攻撃ヘリから発射される機関銃でなぎ倒されるか、隠れて身動きが取れなくなっていた。
「さぁ、仕上げだ!」
ついにジョセフの――ファーザーの像が崩れ落ちる瞬間が来た。
ヘリは互いの射線に入らないように移動すると、残っている弾薬全てを撃ち尽くす、まさに
ミサイルが次々と着弾しては爆発し、ガトリング砲は作られた意匠を削り、砕いては削り取っていく。
『こんな愉快なこと、もっと前にやっておくんだったわ!』
『そうね。同感だわ』
興奮気味に喜ぶアデレードやジェシカに、地上ではまだ必死の抵抗を試みるペギー達が顔を真っ青にして崩れていくジョセフの巨像にどうすることもできないでいた。
作戦は成功しつつあり、このままレジスタンスは勝利するかに思われた――だが。
――こんなことを私が許すと思ったの?保安官
――自分が何をやっているのか。わからないと言うなら、あなたにわからせてあげる。
冷たいフェイスの声だった。
それが操縦かんを握り、地上から数百メートル上空にいるジェシカのすぐそばで聞こえた気がした。
驚いて思わずジェシカは畿内に人の姿を探してしまうが、当然だが誰もいない――。
『ジェシカ!最後に派手に屑鉄にしてやりましょう』
「……そうね」
興奮するアデレードの声に応じながら、まだわずかに不気味さを感じる自分に大丈夫だとジェシカは叱咤する。
どうせこれで作戦は終了するのだ。もはや目の前にある巨像は半壊状態、ここでエデンズ・ゲートができることなどあるわけがない。これはレジスタンスの大勝利で終わるのだ。
機体を移動させ、かろうじて残っている残骸にあわせてわずかに高度を下げ、2機は最後の一斉攻撃を開始する。
だが今回は前とは違うことが起こった。
残骸は一気に砕け散ったが。その勢いが収まろうとすると、逆に”内側からなにかの爆発”が連鎖的にはじまったのだ。
爆発は白い煙を激しく巻き上げ、風がそれを押し流すとその先には丁度ジェシカのヘリがあった。
操縦席から見える外の光景が真っ白に塗りつぶされると、さすがにジェシカといえども動揺する。
慌てて包み込む白い雲の塊のようなそれから離れようとしたが、その操縦はかなり雑で本人が思う以上に時間がかかった。
そしてそれがジェシカの命取りとなる。
『なによ、これ!?何が起きているのよっ』
アデレードの驚愕の声が無線を通して聞こえると、次の瞬間。ジェシカの意識はいきなりオフスイッチに切り替わってしまう。
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巨像がヘリの最後の攻撃に対して、おかしな煙をまき散らすのを見て当然だが地上のアーロンも後退を指示して「なにがあったんだ?」と無線に呼び掛ける。
元々彼らの役目はペギーを像の足元に張り付かせて身動きを取らせなくすることだったので、煙に巻かれることはなかったが。上空にいたヘリ部隊はそうはいかなかったのではないかと恐れたのだ。
戻ってきたのはアデレードのかすれた声で「ジェシカが――」と口にして以降は沈黙しかない。
「だからなにがあったんだ!?爆発があっただろ、誰か落ちたのか?ジェシカ!ジェシカ、応答しろ!」
『無駄よ、保安官。ジェシカのヘリがやられたわ』
暗く沈んだグレースの声が、アーロンを不安に震えさせた。
まさか、新人の奴が!?
「おい、嘘だろ。冗談だと言ってくれ」
『いいえ、事実よ。ジェシカのヘリが墜落したわ』
「彼女は?死んだのか?」
『そこが問題なのよ、アーロン保安官。ジェシカは墜落する直前に脱出してた』
「なんだ!それじゃ――」
『でも無事とは思えない』
「どういうことだ!?ちゃんと説明しろ、グレース」
『彼女、乗り込むときに飛行スーツを着ていたのよ。だから無事よ、死んじゃいないわ』
「なら、なんだ!?」
悪いことが起こっているに違いないが、それが理解できないことにアーロンはいらだって声を荒げた。
『アーロン、グレースが言いたいのは。ジェシカは必要がないのにヘリを放り出して墜落させたって言ってるのよ』
「なに?」
『ええ、そうよ。
ジェシカはそんなことをする必要がなかった。でもそれをやった。原因はひとつしか考えられないわ』
『直前に内部で爆発があった。罠があったのよ、フェイスの奴!大量の”祝福”を用意して、それをばらまいてみせたに違いないわ!』
アーロンは理解し、続いてうめき声をあげた。
巨像のなかにフェイスはこの攻撃を見越したのか。大量の粉にした”祝福”を大量に運び込んでいたのだろう。
それが最後の攻撃に耐えられずにコンテナを破壊し。爆風によって拡散する粉塵は飛行するヘリを包み込んだということか。
そしてジェシカはすでに”祝福”の中毒患者になりつつある状態にあった。そんな彼女がいきなり大量の”祝福”を摂取すればどうなるのか、疑問の余地はない。
『彼女、飛んでいったわ。きっとご機嫌でね、追うのは無理よ。私たちができることは、ただ祈るだけ』
「作戦終了だ。通信終了」
そうだ、祈るしかない。
今こそ神の加護が、今頃自分が何をしているのかもわからないままヘンベインリバーの空を飛ぶジェシカにあると信じて。
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気が付くと戻っていた。
あの世界だ、私にも今度はすぐにわかった。
エデンズ・ゲートが口にする世界、美しいが。ただそれだけのもの。
白い霧を裂き、それまで空をなぜか飛んでいた私は地上へと着地を決める。再び水辺に立つと、周囲を見回すが誰もいないようだ。
そうだ。
私に神の愛は理解できない。
私は神の愛を感じた記憶がないからだ。
それどころか国も私を捨てた。そして今は、ホープカウンティが同じ目に。
でも、私がそうはさせない。
――新人、新人じゃないか!
聞き覚えのある男の声だった。
見ると池の上に真っ白な霧が集まり。それがスクリーンの役目を果たしているようで、私の何か記憶のようなものをそこに映しだしていた。
川辺にはもうひとりの私がフェイスと並んで立っていて、そこに船に乗ったバーク連邦保安官が岸に寄せていく。
――さぁ、乗ってくれ。新人、俺と少し話をしようじゃないか
そう、これは確か。彼を助けに行こうとしたときのことだ!
フェイスにも会った……彼女はなにをしようとしてた?思い出せない。
――あの夜以来だ。色々あったよな、お前と。
――俺達はここから離れようとしてた。今じゃ、ハハッ。そんなことを考えていたなんて信じられない。
そう、アーロンと違い。この男の考えは何もかもが甘かった。
自分への逮捕を理由にジョセフは暴れだし、ホープカウンティは血に染め上げられ惨劇が始まった。
ブーマーの飼い主がそうだ。親子は抵抗したからと、ただそれだけで殺されていた。そんな人たちは大勢いる。
バークは舟をこぎ始めた。
――俺を、連れて帰るつもりなんだな。警戒しなくていいよ、皆知っている、彼女も。
――ここには俺を助けに来た、わかるよ。お前はそれが正しいと思っている。
多幸感に浸っているような表情の男に、ここでゆがみが生まれた。
苦痛、それを感じているのか?
――だがな、違うんだ。俺は戻りたくないんだ。
――あんな場所にはもう、絶対に。
その表情には真実を感じることができた。
本当に、エデンズ・ゲートに残っていたいと考えているということか。洗脳ではなく、自分で心の底から考えて。
――お前だって、自分の人生を考えてみたことはあるんじゃないか?
――実際に、なにをしてきたのか。その結果に、冷静に向き合ったことはあるか?どうだ?
そんなことはしなかった。
後悔は無駄だ。反省は、慰めにしかならない。正しいから負けない、勝つから間違っていない。
私が人生で学んできた教訓だ。
――人はなんにでもなれるって、希望をもたされて大人になる。
――夢は色々ある。それは切符で、夢に向かって突き進めば。誰だって成功する。そう思わせられる。
――だが、そんなこと。ちっとも真実なんかじゃない。
――それはすべて、今の社会構造が生み出した立場でしかないんだ。そんなもの……。
――俺たちはせいぜい社会を動かす歯車になるだけ。金も名声も、意味はない。どんな歯車で、大きさなのかってだけだ。
何を言っている?
――歯車に、意思はない。ただ言われたことを繰り返す、平凡な、人生さ。
――来る日も来る日も、何かを誰かから要求され。そのために動かされている。
頭が動かない。
彼の言葉は刻み込まれていくが、それを判断することがなぜか今はできない。したくないのか?
――命じられたこと以外でやったことっていつだ?求められてるとか、言い訳はいらない。
――歯車になった俺達は、いつだって誰かの人生のためにやらされているんだ。
私の愛は裏切られ続けた。
だが求めることをやめたことはなかった。
そのためにはあらゆる手を使ったし、努力もした。でも私はいつも、敗者の側に突き飛ばされている。
――俺は連邦保安官なんかで終わりたくなかった。
――でも俺みたいなのが上にいこうと望むなら。汚い手だって、なんでも!必要なんだ。
――だから司法省に、取引を持ち掛けられた。
――どんな手を使っても、ジョセフ・シードをムショにぶち込めって。
それが彼の理由。
でも私には関係ない。知ったことではない。
――もうたくさんなんだ、他人に俺の人生を使われるのは。
――嫌なんだよ。おべっかをつかって、ごみ拾いさせられて。あんなのは最悪だ、もうたくさんだ。
――自分の、意思を、取り戻したい。それにはここが、一番なんだ。
――だってここなら……手が届く気がするんだ。神の幸福に包まれて、守られる。
――俺がずっと無縁だったものなんだ。信仰が、そこに導いてくれる。
嘘だ!
私の正気を失った絶叫が、そうした映像全てを打消していく。
唐突に背後から誰かに肩をつかまれると、私の体は船の上から何メートルもをひと飛びで後退させられた。
すると目前にはフェイスがたっていた。
「私たちがここで何をしているのか、あなたは本当にわからないの?それとも無関心なだけ?」
突き飛ばされ、再び後退する。
「あなたはこれまであちこちで信仰に生きる人々にたいし暴力をふるってきた。なんでそんなひどいことができるの?」
彼らを捕らえても収容する場所はない。
刑務所も今は、最後の砦になってしまった。そしてこの戦争を始めたのは私じゃない。
「皆、連邦保安官と同じ。安らいでいたいだけ、ここに居たいだけ」
居られなくなるのは、理由がある。
「あなたはまだ理解しようとしないのね。あなたのまわりは恐怖に満ちている。だれもあなたを助けには来ない。これが私たちの物語の結末」
私に助けはない?
何を言っている、助けならもうある。
武器だ。これで戦える、この戦争の終わりまで。
フェイスの表情が変わり始める。
ああ、そうだ。その顔が見たかった。
ありもしない慈愛と言う顔が剥がれ落ち、その下から屈辱に怒る女の顔があらわれてきた。
私はフェイスの顔を指さして狂笑をあげる。
その顔を殴りつけ、血を流し。敗北と汚辱にまみれさせて、お前はお前の嘘と共に死ねばいい。
あの崩れ落ちた、ジョセフの像のように。