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東京都有楽町 3月11日
白昼の有楽町で事件は起きた、そこへ1台の白いセダンがやって来た。
「おい、危ないじゃないか!。」
そこへ、3人の男たちが拳銃を持って降りてきた。
「おいっ!、おとなしく降りろっ!。」
1人の男は、現金輸送車の後方ドアを打ち壊したのだ。
バキューン!
男は、トランクに入った1億円を奪ったのだ。
「待てぇーっ!。」
1人の警備員は男を確保しようとしたが、拳銃で警備員を射殺したのだ。
「早くだせ。」
男たちは、車で逃走した。
翌日、公安特捜班に現金輸送車襲撃犯が逃走してると入電が入った。
「みんな、ちょっといいかな。」
「えっ。」
「昨日有楽町で現金輸送車が襲われ1億円が強奪され、犯人は列車で逃走する恐れがある、十分気を付けるように。」
「了解。」
「なお、犯人は共犯者3人で4人組と思われる。」
「警備員を射殺し、車で逃走か。」
「わかりました。」
この日、桜井は高山と組んで現金輸送車襲撃犯を逮捕する事になった。
「高山、行くわよ。」
「おお、一応南主任と高杉班長に連絡した。」
「ええ、一応報告しておいたわ。」
「そうか、尾行の許可をもらった。」
「ええ。」
高山と桜井は、上野か高崎線115系に乗り手配中の現金強奪犯の仲間と思われる人物を尾行した。
「恐らく、この男こそ現金輸送車襲撃犯の仲間よ。」
「なるほど。」
桜井はホルスターからコルト・ローマン4inを取り出した。
「桜井、それは。」
「念のためよ。」
高崎駅に到着した高山と桜井は下車し、尾行を続けていた。
「犯人は信越本線か上越線、あるいは吾妻か両毛線の可能性も。」
「ああ、犯人は群馬か栃木に逃走する可能性もある。」
「よしっ、両毛線に乗ろう。」
「ええ。」
高山と桜井は両毛線に乗り換え、尾行を続けた。
「高山、追うわよ。」
「ああ、桜井。」
その時、男2人は2人の私服公安官に目を付けた。
「あの2人は鉄道公安官なのか?。」
「いいや、ただのカップルだよ。」
高山と桜井が乗った両毛線は群馬県の桐生に到着した。
「桜井、追うぞ。」
「ああ。」
高山と桜井は、2人の男を追いかけた。
「何だてめぇは。」
「東京公安室、公安特捜班よ。」
「何っ、公安特捜班だと!。」
「やべぇ、鉄道警察だ。」
桜井は、ローマン4inを携行し、犯人を威嚇した。
「うるせぇ!。」
男は桜井を襲うをとした。
「野郎。」
桜井はかわし、蹴り一発喰らった。
「チクショー、やりやがったな!。」
もう1人の男は拳銃を持っていた。
「動くなっ!。」
桜井と男は拳銃で対決した。
バキューン!。
「ぐわわわっ。」
桜井が打ったコルト・ローマン4inは男の方に命中した。
「お前たちを、強盗殺人の容疑で逮捕する。」
高山は2人の男に手錠をかけた。
「くそーっ。」
「観念しなさいっ!。」
数分後、群馬県警が到着し2人の男を逮捕した。
「高山と桜井はよくやった。」
と、高杉は2人を褒めた。
「ありがとうございます、高杉班長。」
「逮捕した犯人は山川優作と桐生数馬の2人だ、うち2人はまだ逃走しているがいずれ逮捕するだろう。」
「そうですか。」
こうして、高山と桜井は現金輸送車襲撃犯の2人を逮捕し、もう2人はいずれ逮捕するだろう。
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本日をもって公安特捜班の短編を終了させていただきます