公安特捜班俊作集 ひかり最終便の女   作:新庄雄太郎

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今回は、Raíl wars 3話のシナリオで参考しました 更にオレッちさんの「堕天使の祝福」とコラボします、今回は、福井県の小浜で花丸の捜索をしました。


拳銃強奪・若狭路に消えた幼馴染

8月14日 静岡県・沼津市

 

交番警官の巽 大門巡査が市内を警邏中、不審な男を発見、すぐさま職務質問した。

 

「ちょっとすいません、そこで何してるんですか?。」

 

カラン、と何かを落とした。

 

「何ですかそれは?。」

 

「やべっ。」

 

男は、大門巡査を見ると、すぐ逃げて行った。

 

「待ちなさい!。」

 

大門巡査は犯人を追いかけたの、何処へ逃げ込んだのか?。

 

「奴は、あそこか。」

 

と、その時だった。

 

ゴン、と金属バットのようなもので大門巡査を殴った。

 

「グハッ!。」と殴られた後、路上で倒れた。

 

男は、大門巡査の拳銃S&W・M104インチ38口径を奪って逃走した。

 

東京駅 3番・4番ホーム

 

南と水野は東京駅の山手線と京浜東北線のホームに警邏をしていた。

 

「キャーッ!!ドロボー!誰か来てぇー!。」

 

「どうしましたか。」

 

「バックがひったくられました。」

 

「何だって。」

 

南と水野は犯人を追った。

 

犯人は、そのままバックを落として逃走した。

 

「大丈夫ですか?。」

 

「ええ、無事でよかったわ。」

 

「大金が入っているので、気を付けて下さい。」

 

「はいっ、ありがとうございました。」

 

京浜東北線のホームから、高山が降りてきた。

 

「女の敵めっ!!!、観念しなさい!。」

 

ガツン、と音がした。

 

「あいつ。」

 

高山は東京駅に騒ぎを止めに来た。

 

「何やってるんだ桜井。」

 

「犯罪者よ。」

 

そこへ、南と水野が現場に駆けつけた。

 

「どうした、痴漢か。」

 

「おい、その人が一体何をしたんだ、気絶してるじゃないか。」

 

「犯罪者は情けは無用よ。」

 

「いや、そういう事言ってるんじゃなくて。」

 

南と水野は、痴漢を公安室に連行した、その時。

 

「あのーっ、すみません。」

 

南は、その女性に道案内をした。

 

「どうかしました。」

 

「東海道本線のホームはどこでしょうか。」

 

「あっ、東海道本線ですか。」

 

「はい、東海道本線は7番と8番で、特急と快速は9番か10番乗りはです、どの列車ですか。」

 

「はい、私は特急で伊豆と天城へ行くので。」

 

「ああ静岡へ特急で、なら9番か10番乗り場です。」

 

「ああ、どうもありがとう。」

 

南と水野は痴漢を公安室に連行した。

 

東京公安室

 

公安室では、休みもなく働く公安隊、乗客が多くなるとキセルやスリも多くなる。

 

一方、その頃特捜班は。

 

「何でこうなるのよ、犯人を退治して始末書なんてありえないわよ。」

 

「鉛筆じゃなくて、ボールペンで描けよ桜井。」

 

と高杉は言う。

 

「今日、山手線と京浜東北線のホームでひったくり1件、痴漢1件。」

 

「そうか、ひったくり犯は逃走したが、バックの中身を盗らずに逃げたのか。」

 

「はいっ、お金も盗らずに逃げるひったくり何てありえますか。」

 

「へんなひったくりだな。」

 

南と水野は、山手線と京浜東北線のホームでスリの捜査に戻った。

 

香川は高杉班長に沼津で起きた拳銃強奪事件の話をした。

 

「この重傷の巽巡査は、警ら中に発見して襲われた後に拳銃を強奪したそうです。」

 

「ああ、私もちょっと気になっていたんだよ。」

 

「おそらく、沼津でコンビニ強盗が起き、現金奪って徒歩て逃走した。」

 

「おそらく、ナイフで店員を脅し、現金を奪って逃げたと。」

 

次の日

 

「高山君。」

 

「何、小海さん。」

 

「昨日起きたひったくりは所轄の警察に逮捕したと連絡がありました。」

 

「そうか、もう捕まったのか。」

 

「はい、商店街のひったくりが東京駅のひったくりが手口が似てたんですって。」

 

「なるほど、すぐ班長に報告しておかないと。」

 

高山は、報告書を書き、班長に報告した。

 

プルルルルルル、と電話が鳴った。

 

「はいっ、東京公安室公安特捜班、えっ行方不明、わかりました。」

 

「どうした、高山。」

 

「南主任、今静岡県警から捜索願の入電が入りました。」

 

「行方不明。」

 

「ええ、名前は国木田花丸、浦の星学院1年生。」

 

「行方不明か、友人はそっちへ向かってるのか。」

 

「ええ。」

 

しばらくして、友人の橘 廉と津島善子がやって来た。

 

「行方不明。」

 

「友達が、私が幼稚園の時の幼馴染で、ずら丸って言うだけと、昨日から行方不明になってるの。」

 

「昨日は、野球練習だったのでヨハネには会わなかったけど、そしたら俺のスマホで花丸がいなくなったと。」

 

「なるほど、すると君は花丸ちゃんがいなくなったと連絡があったんだね。」

 

「はい、居なくなったのは事実だから。」

 

「何かに事件に巻き込まれてる可能性もあるな。」

 

「よしっ、桜井と岩泉は花丸が痴漢に巻き込まれなかったか調べてくれ。」

 

「わかりました。」

 

「よしっ、高山と水野と小海は花丸の行方を追うから、聞き込みだ。」

 

「了解。」

 

私は、水野と高山と小海は東海道本線のホームで聞き込みをした、だが花丸の行方は見つからなかった。

 

その時、1通の電話が花丸が見かけたと一方があった。

 

「えっ、国木田花丸が見つかった、場所は。」

 

「場所は、福井県の若狭湾の見えるところ。」

 

「そうか、花丸は福井にいるんじゃないのでしょうか。」

 

「そこだよ、水野。」

 

「行こう、福井へ。」

 

南達は、東海道新幹線「ひかり」や京都から特急「スーパー雷鳥3号」に乗り福井へ向かった。

 

南と水野と高山と小海は敦賀駅で下車し、そこから小浜線に乗った。

 

「やっと、小浜か。」

 

「よしっ、若狭付近の民家に聞き込みだ。」

 

「了解。」

 

南達は、花丸が小浜にいると睨んだと民家に捜索をするのだ、高山が怪しい民家を見つけた。

 

「見つけた、場所は。」

 

「ずら丸、しっかりして。」

 

「あっ、善子ちゃん。」

 

「大丈夫か、花丸。」

 

「えっ、どうして廉君も。」

 

「ヨハネから連絡があって。」

 

「怖かったずら。」

 

「大丈夫ですか、しっかり。」

 

「はい。」と花丸は小海に保護した。

 

「あっ、やべぇ。」

 

男は、38口径リボルバーを持っていた。

 

「鉄道公安隊だ、武器を捨てなさい。」

 

と、南と水野と高山はコルト・ローマンを携行していた。

 

「くそっ。」

 

男は、М10を2発発砲し、南も一発撃った。

 

「やめろっ、打つなーっ。」

 

「お前を強盗致傷及び逮捕監禁の容疑で逮捕する。」

 

男は、水野に手錠をかけた。

 

小海は喜子と廉を連れて、病院へ運んだ。

 

翌日、公安室で事件の報告をした。

 

「逮捕したのは吉野 聖34歳です、元不良グループの一員だったそうです。」

 

「そうか、コンビニ強盗をした男を職質したが、ナイフを見つけた大門巡査が追いかけたら、後ろにいた吉野に襲い、拳銃を奪って逃げたという事です。」

 

「南と水野もいいコンビになりそうだ。」

 

「南だけではないぞ、高山と小海もですよ。」

 

南と水野は、京浜東北線でスリを追っていた。

 

「待てーッ。」

 

南と水野は走る、公安隊の激務は終わらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




劇中の小浜線は現在は電車化で運転されています

ゲスト

橘 廉 浦の星学院1年生

津島 善子 浦の星学院1年生

国木田 花丸 浦の星学院1年生


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