公安特捜班俊作集 ひかり最終便の女   作:新庄雄太郎

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今回はいよいよ特急・スーパービュー踊り子の登場です 高山達は鹿島乃亜の護衛するため静岡県の伊東に向かった、特捜班では人気アイドルの脅迫事件の捜査をしていたのだ。そして、スーパービュー踊り子で殺人事件が発生、犯人は誰なのか

今回はRail Wars! 04話を参考にして書いてみました


二階座席の女 狙われた人気アイドル

沢村美乃は、JRに、新しい列車が登場するたびに、ワクワクしている。

 

 音ノ木坂学院の高校生、穂乃果の妹高坂 雪穂は亜里沙と美乃と一緒に東海道本線の新型特急列車が運転開始すると三人で乗りに行く事になったのです、穂乃果は母と話し合った結果行ってもいいよと許可が出た。

 

「私、スーパー踊り子号に乗りたいな。」

 

「へぇ、その沢村って言う子、電車が好きなの?。」

 

「うん、結構鉄道が好きなんだって。」

 

「あの子も電車が好きなんだね。」

 

そして、東京駅に行った雪穂と亜里沙と美乃は東海道本線のホームへやって来た。

 

「あっ、あれがスーパー踊り子ね。」

 

「うん、私たちは乗るのはこの辺りかな。」

 

雪穂たちは乗ったスーパービュー踊り子は東京駅に発車した。

 

「海が近くて長めがいいね。」

 

「だって東海道本線は海を渡って神戸まで目指すんだから。」

 

「うん。」

 

そこには、高山と桜井と小海と岩泉も乗っていたのだ。

 

「あの何かあったんですか。」

 

「実は今、伊東で行うアイドルのイベントの警戒に当たってるんです。」

 

「うーん、そうなんだ。」

 

一方、特捜班では南達は最近、アイドルの嫌がらせや脅迫する事件が発生していたのだ。

 

「今高山達は、人気アイドルの警戒に当たっているが、何しろ大湊室長のファンでもあるんだ。」

 

「班長、先週起きたアイドルの脅迫も4件だそうです。」

 

「確かイベント会場は伊東でしたね。」

 

「ええ、今高山達が向かってるからな。」

 

「まぁ、少し様子を見よう。」

 

雪穂たちは、スーパービュー踊り子に乗ってると亜里沙が席を離れた。

 

「私ちょっと売店で買い物に行ってくるからね。」

 

「気を付けてよ。」

 

その時、亜里沙はグリーン席で女性の死体を発見したのだ。

 

「キャーッ!」

 

と、亜里沙は悲鳴を上げた。

 

雪歩と美乃は、亜里沙の方に行くとそこへ高山と桜井が駆けつけてきた。

 

「どうしたんですか。」

 

「この女性が死んでるの。」

 

「な、何だって。」

 

「美乃ちゃん、車掌さん呼んできて。」

 

「わかった。」

 

10時11分、伊東に到着。

 

伊東駅に応援の公安隊や伊東署の刑事が到着した。

 

「死因は、青酸カリによる中毒死のようです。」

 

「そうか、被害者の身元は。」

 

「被害者は新見敦子さん26歳です。」

 

「うん、この瓶入りドリンクに誰かが混入したのですかね。」

 

「可能性がありますね。」

 

「でも、あなたがどうしてこの列車に乗ってたんですか。」

 

「実は今、人気アイドルの警戒に当たっていたところ、発見しました。」

 

「わかった、その線で捜査してみます。」

 

事件直後、ステージでも事件が起きた。

 

「何、この紙は。」

 

シュボーッ

 

と、その時ステージは火を噴いた。

 

「うわっ。」

 

その後、現場に来ていた高山と桜井と小海と岩泉は現場検証していた。

 

「何かあったのか。」

 

「焦げ跡なんて全然ないぜ。」

 

「そうか、犯人はどうしてこんな事を。」

 

「それはフラッシュペーパーだよ。」

 

「手品とかで使うよ。」

 

「なるほど。」

 

そして、いよいよ鹿島乃亜のステージが始まった。

 

「どうだ、高山の方はどうだ。」

 

その頃、特捜班の南と水野と香川と今野も合流した。

 

「いいえ、スーパービュー踊り子の事件の犯人は毒入りの瓶飲料に混入したと考えられます。」

 

「そうか、今静岡県警にも協力してもらったから必ず現れるはずだ。」

 

「それが、犯人は二人らしいんです。」

 

「そうか、1人はスタッフに成りすましているのか。」

 

「可能性があります。」

 

一方、雪穂と亜里沙と美乃は乃亜のステージに来ていたのです。

 

「ワクワクするはね。」

 

「うん。」

 

「みんなで応援するよ。」

 

「オーッ。」

 

3人は乃亜のステージを見に来ていたのだ。

 

いよいよ、鹿島乃亜のコンサートが始まったのです。

 

「みんな、応援するよ。」

 

「うん。」

 

「乃亜ちゃーん。」

 

曲が流れると雪穂たちは叫んでいた。

 

「あっ、あぶない。」

 

「どうしたの亜里沙。」

 

「乃亜ちゃんを狙ってる。」

 

「えっ。」

 

「確保ーっ。」

 

香川と今野は1人の男を確保した。

 

「お前を殺人未遂の現行犯で逮捕する。」

 

「くそっ。」

 

その時、亜里沙が香川公安官に行った。

 

「あっ、この人よスーパービュー踊り子で女性を殺したのは。」

 

「本当か。」

 

「うん、私が売店でお菓子を買っていたら、何か瓶の中に液体なものを入れてたのを。」

 

「本当か。」

 

「あともう一人は、その脅迫事件の。」

 

高山は1人のふたっふに目を付けた、そのスタッフが怪しいと気づいた。

 

「あのスタッフは、確か一連の脅迫事件の犯人かもしれない。」

 

「ええっ。」

 

その時、高山は乃亜を保護した。

 

「じゃあ、この人は。」

 

「実は今、アイドルの脅迫事件の犯人だよ。」

 

「ええっ。」

 

桜井と高山は1人のスタッフを確保した。

 

「コノヤロー!、お前の命を。」

 

「高山っ、大丈夫。」

 

「なんとか。」

 

犯人は矢野明弘34歳、2年前にスクールアイドルを襲撃事件の犯人だった、もう1人は伊藤星児郎48歳、違法宗教の1員だった、彼は違法宗教に入った際に毒入りの購入事件の真似をしたかったと自供した。

 

「俺は大丈夫だよ、防刀弾チョッキを着ていたからね。」

 

「全く、高山もやりそうな事だ。」

 

こうして、観客がパニックも起こさず無事鹿島乃亜のコンサートは無事に終えた。

 

 




登場実物

鹿島 乃亜 人気アイドル

高坂 雪穂 穂乃果の妹・音ノ木坂学院1年生

絢瀬 亜里沙 絵里の妹。音ノ木坂学院1年生

沢村 美乃  雪穂と亜里沙の友人 音ノ木坂学院1年生

この作品はすべてフィクションです

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