シチューの材料は集めれるのか…?
では、どうぞ。
なんとか、由紀の宿題がお終わり、
二人は、どうやってシチューを作るか、話し合っていた。
由紀先輩は、悩ましげに話した。
「みーくん、シチューって何がいるのかな〜?」
「えっと、シチューの材料は………
由紀先輩にわかりやすいように、宿題をしていたノートの端っこに、
材料を書き込んだ。
〜〜〜〜〜
シチューの材料リスト
・シチューのルー
・小麦粉
・野菜(じゃがいも、にんじん、玉ねぎ)
・牛乳
・鶏肉
〜〜〜〜〜
…これくらいですかね。」
書き込んでみると、以外に少ないもので、作れそうと思った。
しかし、
「みーくん、鶏肉って、あったっけ?」
そう、今のこの状況では、鶏肉はもちろん他の豚肉や、牛肉だって手に入らない。
この前だって、由紀先輩が、大和煮の缶詰を食べて喜んでいたくらいだ。
「どうしましょうか、鶏肉は無しってのもキツイですよね。」
話し合いに行き詰まった時ーー
ガラガラッ
学園生活部のドアが開き、胡桃先輩が入ってきた。
どうやら、見回りの帰りのようだ。
「おっ、二人とも何してるんだ〜ってなんだ?この落書き…」
と、ノートに書いた、メモに目を向ける
「お〜♪ 胡桃ちゃんいいところに来たね!じつはね〜」
由紀先輩がいままでのいきさつを説明した。
「と言うことで、胡桃先輩、じつはシチューを作りたくて…」
そこで、さっきまで行き詰まっていたことを、お願いしてみる。
「…鶏肉ってどうにかなりませんか?」
うーむ、と悩んだ後、胡桃先輩はこう切り出した。
「肉、ましてや鶏肉ってのは無いんだけどさ、」
「さっきまで、見回りしてた時、たまたま見つけた物が…」
そう言って、缶詰を取り出した。
カンッ
そこには、ホタテと書かれた缶詰があった。
「…これで、どうにかならないか?」
それを見て、由紀先輩が、嬉しそうに言った。
「ナイスだよ! 胡桃ちゃん!鶏肉の代わりにホタテを入れようよ!」
〜〜〜
材料が一通り揃ったので、りーさんに今日の夕飯を、シチューにしようと提案しに向かった。
学園生活部の部室→屋上
〜〜〜
三人でぞろぞろと、屋上のドアを開けると、野菜の世話をしていたりーさんが声をかけてきた。
「あら、どうかしたの?三人とも揃って。」
りーさんは、作業の手を止め聞いてきた。
「りーさん、じつはシチューを作りたくて、じゃがいもとにんじん、あと、玉ねぎありますか?」
そう聞くと、りーさんは、驚いたように答えた。
「ええ、さっき収穫して水で洗っておいたわ。今日はカレーにしようと思っていたけど、シチューでも、いいでしょう。」
納得した。
たしかに、カレーとシチューの使う野菜は、同じだった。
「それじゃあ、さっそく作ってみましょうか。もちろん、みんなも手伝ってね。」
〜〜〜
そして、私達は、シチューを作りに学園生活部の部室に向かった。
屋上→学園生活部の部室
〜〜〜
「それじゃあ、まずは手を洗って、エプロンに着替えてね。」
言われた通り、手を洗ってからエプロンに着替えると、
「おー、みーくんエプロン似合ってるね!」
先に着替えた、由紀先輩に褒められた。
「そ、そんなことないです。
あーっと、胡桃先輩は着れましたか、ってなんですかその格好⁉︎」
そこには、ただのエプロンではなく、肩や腰にフリルがあしらわれた可愛いエプロンに着替えた胡桃先輩がいた。
「く、胡桃ちゃん、可愛いね 」フフフッ
「わ、笑っちゃダメですよ。由紀先輩」アハハッ
私達が笑っているのを見て、りーさんが、
「あら、そのエプロン、由紀ちゃんに、渡したはずだったのに胡桃が着たの。」
その言葉を聞いて、胡桃先輩が由紀先輩に向き合う。
「お・ま・え・か〜、このエプロン渡したの〜!」
「だって似合うと思ったんだも〜ん。」
先輩達が、暴れ始める…と、
「ちょっと二人ともシチューを作りたいんでしょ。」
それを聞いた二人が一緒に
「「はーい」」
と、息を揃えて返した。
どうだったでしょうか?
前回よりは長くなりましたが、読みやすかったですか?
最後に、謝辞を。
読んでくれた、そこのあなた
本当にありがとうございました!
この次も読んでくれると嬉しいです。
次の更新は、19日(日曜日)にしようと思います。
次回は、やっとシチューが作れそうです。