絶望鬼ごっこパロディ(アーカイブ) 作:絶望鬼ごっこパロディアーカイブ
容疑者:桜井リク
僕の名前は桜井リク。ついこの間までどこにでもいるような小学生だった。ラストサバイバルという大会で優勝して少し成長したと思うけれど、それでも自分はそんなに変化してないと思う。特撮のスーパーヒーローみたいに強くなったわけでもないし、映画の主人公みたいに何かの陰謀を止められるわけでもない、ほんの少しだけふつうじゃできない経験をしただけの子供だった。それは、この鬼ごっこに参加されられていたとわかったときもそうで。だから。
だから僕は目の前で人が死ぬところを見て、自分が想像もできないことに巻き込まれているんだって自覚した。
「喉を刃物で一突きにされてる……明らかにこれが致命傷かな……」
その場でいち早く行動を起こしたのは狛枝凪斗だった。元から白い顔を更に白くしながらも死体と化した綾波レイに近づくと、なおもその遺体を揺さぶる野原しんのすけを押しとどめて、震える手で傷を検める。
「こ、これって連続殺人なんじゃ。この刺し傷はこっちの男の子と、その……」
「警察の人がそういうなら……ただ、古畑さん、男の子の方はまだ死んでないですよ……」
古畑任三郎の偽名を名乗る今泉慎太郎もそれを見てショックから立ち直ると、綾波と血塗れで気絶している名も知らぬ少年――金谷章吾の間で視線を往復させる。この場にいる唯一の大人で警察官である彼には自然一同の目が集まるが、彼にしてもこのような、目の前で人が死んでいき死体ができる光景などほとんど経験は無かった。
ここで状況を整理しよう。
綾波レイ殺人事件が起こったのは、今この瞬間から一分ほど前だ。被害者が息絶える瞬間を一人を除いたこの場の全員が目撃したため、このことに間違いはない。
次に、犯行現場はG-07にある『地図にない分校』の敷地のすぐ西側である。大方の学校がそうであるようにこの学校もフェンスで囲われているが、まさにそのフェンス沿いだ。この殺害現場は、フェンスの東側は学校、西側は藪ときれいに分かれている。走って数秒の北側には裏門があり、一方南側はフェンスが続いている。なお、ここでの方角は必ずしも正しいという保証はなく、学校の間取りから類推されるものであり、便宜的なものである。
そしてこの場には、綾波を含め合計八人の人間がいる。その事件直前の行動は大きく分けて東と西の二つに分類できる。綾波レイが襲われた際にどちらの方向にいたかだ。
一人はプレティーンの男子、桜井リク。彼はこの学校がスタート地点だった。学校を一通り調べたあと拡声器で呼びかけ古畑と連絡、その後学校で古畑を筆頭に他の人間と合流し、そこで謎の叫び声を聞いた。叫び声の探索では東を担当し、そして西のグループの呼び声でここに来た。
一人は中年の男性刑事、古畑任三郎。彼は拡声器で呼びかけてきたリクに東の交番から拡声器で応えて学校に来た。そして後はリクと行動を共にしていた。
一人は男児、野原しんのすけ。彼はグレーテルとおそらく西で出会い、それから彼女の運転する車で東進。途中でエスターも加わり、以後学校の南を通り東の交番へと移動。そこで狛枝と綾波と合流して学校に向かい、古畑達と合流した。探索では東を担当している。
一人は女児、エスター。彼女はグレーテル達と出会ったあとはしんのすけと行動を共にし、それは探索から今このときまで続いている。
以上の四名が東のグループだ。彼らは西のグループと別れたあと、ほぼひとかたまりになって校舎の南側を歩き、狛枝の呼びかけでとって返して校庭に面した保健室に立ち寄りそこで担架を手に入れ、ここに駆けてきた。アリバイと言ってはなんだが、探索時の行動は全員が全員に対して保証できる。それでは次は西のグループの四名だ。
一人はローティーンの少女、グレーテル。彼女はおそらく西の神社で車を手に入れ、途中でしんのすけと出会ったあとは学校に向かうまで行動を共にする。探索では西を担当し狛枝や綾波と共に謎の少年を発見。裏門を通って生死を確認するとその場で綾波と共にいたが、綾波が突然倒れたのを見て叫び声を上げた。
一人はハイティーンの少年、狛枝凪斗。彼は南で綾波と合流し、その後見かけたグレーテル達の車を追って東に移動、合流すると彼女達の車に便乗して学校に行き、探索では西を担当した。綾波とグレーテルと共に謎の少年を発見すると、古畑から交換してもらった拡声器で東のグループに呼びかけ、他のメンバーと謎の少年の生死を確認。その後改めて担架を持ってくるよう呼びかけるためその場を離れ裏門を通り敷地に戻ったが、グレーテルの叫び声で駆け戻った。
一人はミステリアスな少女、綾波レイ。彼女は狛枝と合流後彼と常に行動を共にしていた。探索でも狛枝について西を担当すると、狛枝が敷地に戻る時まで離れることはなく、その数秒後には何者かに襲撃され殺害された。
そして残るは最後の一人、謎の少年だ。おそらく年齢はグレーテルと同年代で、両腕には刃物で滅多刺しにされたかのような傷口が無数にある。出血も酷く血塗れで、西から来たのか藪の中には血痕が点々としている。意識も無く、すぐにでも救急車を呼び病院に搬送しなくては命に関わるだろう。わかっているのはそれだけだ。
これが西のグループの内訳だ。彼らは東のグループと別れたあと同じように校舎の南側を歩き少年を発見、安否を確認する時に四人が集まった。その後、狛枝が僅かにその場を離れたタイミングで何者かが綾波を殺害したと思われる。
ではその綾波の殺害方法はどのようなものかというと、おそらく刃物のようなもので喉を一突きにされたことだ。死因は失血、並びに脳や脊椎の損傷も考えられる。そして特筆すべきは、目撃者がいないということだ。西のグループは一緒にいたが、もちろん常に互いを目視していたとは限らない。狛枝はその場に背を向けていただろうし、謎の少年は気絶していただろうし、綾波は見ていたとしてもすでに喋れない。狛枝がその場を離れ綾波が倒れたことでグレーテルが彼女を見るまでのおよそ数秒間、綾波に何が起こったのかは誰もわからないのだ。
そしてこの殺人事件で一番の問題点それは――
(まずは通報して、ダメだ電話は通じない……それより救急を、ってそれもダメか。なら鑑識を呼んで……警察じゃないか!?)
この場は命がけの鬼ごっこの舞台であり、警察がいないどころか超科学的な技術すらあり得るということだ。
息を吸って、息を吐く。
血の臭いがして、口で息を吸って、吐く。
肺の中まで血がこびりつくような気がするけど、それでも大きく深呼吸する。
周りを見渡す。
古畑さんと狛枝さんは綾波さんを見ている。グレーテルさんとしんのすけくんはそれを僕みたいに呆然と見ている。エスターちゃんは、僕と目があった。
よし、僕は冷静だ。冷静になった。あとエスターちゃんも。僕は今すごく動揺している。でも動揺していると自覚するぐらいには落ち着いてきた。だからまだ動ける。
最初から考えよう。
今は鬼ごっこをしている。古畑さんと狛枝さんが言っていた。まずそれが正しいかだけれど、僕には今はわからない。情報が無い。どうしよう。どうしようもないか。じゃあ……とりあえず、後回しだ。
次だ。次のことを考えよう。
僕達は叫び声を聞いて、その正体がなにかを調べていた。動物みたいな、人間が出せるとは思えない声だった。そしてその声が何か調べようってなって、二手に別れて探した。うん……ここはおかしくない。声は怖かったけれど、怖いものを放っておくのももっと怖いし。二手に別れたのはちょっと失敗だったかもしれないけれど。
その後だ。その後、狛枝さん達は僕達を呼んだ。拡声器でだ。男の子が倒れているって。それで僕達はUターンして戻ってきて、少ししてまた拡声器で担架を持ってきてほしいって言われたから保健室に寄ろうってなった。そのすぐ後に、グレーテルさんの叫び声が聞こえた。それで、担架を出して急いで向かったら、こうなってた。
同い年か一つ年上ぐらいの男の子が倒れている。腕が、たぶん包丁か何かで切ったり刺されたりしたみたいになってる。
正直、気持ち悪い。
見ていたくない。
それでも見ないといけない。
何十ヶ所もザクザク刺されてるけど、まだ生きている。救急車を呼べば助かるかもしれない。
それで、それで……綾波さんも、喉を刺されたみたいだ。たった一つの傷なのに、死んでいる。たぶん殺されたんだ。
なんだろう……なにか、おかしくないか?
もう一回深呼吸した。
なにか、なにか見落としている気がする。
探偵じゃないからわからないけれど、それでもなにかおかしい気がする。
でも、そのなにかがわからない。
(――こういう時、ゲンキ君ならどう考えるかな。)
自分じゃわからなくても、ラストサバイバルで出会った子ならどう考えるか、それを考える。
一人一人の顔を思い浮かべて、もしこの場にいたらって。
そうして考えて、考えて、考えて……一人の女の子のところで止まった。
(ラストサバイバルは、人は死ななかった。もし、これが殺人トリックを競う、サバイバルミステリーとかなら、人を殺さなくても殺し合うようなルールだったら、きっとカレンさんは……)
『叫び声? それって罠なんじゃありませんの? そこの気絶している人が、バカみたいに近づいてきた人を殺すための。返り血もあんなに血塗れならわかりませんし。』
『ああ、そこの人を囮にしたかもしれませんね。死なない程度に刺して、助けに来た人を刺す。何度も繰り返せばお人好しの死体がいくつも転がったりして。』
『グレーテルさんと狛枝さんが共犯の可能性? なくはないでしょうね。二人がかりなら素人でも人一人殺すことも可能でしょう。返り血をどうしたのかのトリックが問題ですけれど。貴方は古畑さんを『鬼』と疑っているようですが、彼だけが『鬼』であるとする根拠なんてないんじゃないですか。動機? そんなもの必要で?』
『というか、今この話をしている瞬間にも襲撃される危険性がありますね。ああ怖い、部屋に戻らせていただきます。ふふっ、こういうこというのは次の被害者か真犯人って決まってますけど、わたくしはどちらでもないですよ。』
(うん、言いそうだ。だけどカレンさんならもっとろくでもないことしそうだ。)
頭の中で一人の女の子がニヤニヤ悪い笑顔をしながら言うのを想像して、納得がいった。本人には悪いけれどたぶんこのどれかが正しいと思う。
よし、もっと冷静になってきた。今のここは、冷静になったらすごく怖い状況なんだ。
もし見えない殺人鬼がいるならもちろん怖いし、狛枝さんやグレーテルさんや男の子が犯人なのもすごく怖い。そして、こういうふうに人を信じられなくなるのが一番怖い。男の子が犯人かもしれないと思うと、助けようとは思えなくなる。今も血が流れて、死んじゃうかもしれないのに、見捨てようと思うようになる。
だから……この考えは誰にも言えない。カレンさんならたぶんさっきみたいに親切に教えてくれて、疑心暗鬼にさせたはずだ。そうして戸惑わせて、自分は一人で罠でも張ってどこかに立てこもったりする。なんならここに爆弾の一つでも置いて立ち去ったりしたりもするかも。ルールが許すならもっとひどいこともするはずだ。
「古畑さん、狛枝さん。この男の子を保健室に運びませんか?」
だから今は、そうさせないようにする。
新しい事件が起きないように気をつけながら、まずは男の子を助ける。
古畑さんに狛枝さんにグレーテルさんに男の子、怪しい人は多いけれど、みんなが事件が起こそうと思わないような状況を作ることができれば、これ以上の殺人は止められるはずだ。
一人じゃ難しいかもしれないけれど、僕と同じことを考えてるかもしれない、カレンさんと同じ目をした女の子もいる。
僕はみんなを見て――ほんの少しだけエスターちゃんを長く見たあと――担架を持った。
(エスターとナギト。刑事さんは引っかからなかったけれど、二人は私を疑ってる。)
綾波レイを殺害した犯人であるグレーテルは、ここまでの状況を見てそう判断した。
人食い虎としての経験と嗅覚、それにより刑事である古畑が自分を疑うことはないだろうと当たりをつけてはいた。これはマフィアにも共通するが、なまじ殺人に精通しているために、無意識に子供を容疑者から外しがちなのだ。特にその殺人がシンプルなものや荒っぽいものほどその傾向があるとグレーテルは学習している。普通に考えれば、子供の容姿をした人間がプロの暗殺者のような技術や筋力を持っているとは考えない。例えば推理小説で、プロの軍人でなければ不可能な手口の殺人があったとして、その犯人が幼い少女が特殊な経験と才能で動機もなしに成したものとして、その真相に納得する読者がどれだけいるだろうか?
特に動機が無いというのは刑事にとって厄介だ。捜査の第一段階はその殺人の動機、ワイダニットを考える。これは通常の殺人では効果的だが、通り魔的な殺人では仇になる。初動捜査が丸々空振りになるからだ。これが今までグレーテル達双子が厄種として成長した要因として大きい。彼女達を捕まえることはプロであるほど困難なのだ。
トリックが無いというトリック、動機がなくとも殺人するという動機。ミステリーにおいて存在そのものがタブー、それがグレーテル。
故に、その足跡を追うには別の視点――たとえば、同じように子供の容姿で殺人をする人間や、あるいは同世代の若者同士で殺し合うような人間でなければ、彼女を怪しむという第一段階が超えられない。
「古畑さん、狛枝さん。この男の子を保健室に運びませんか?」
(それとこの子も。)
リクがエスターに目配せしたのを目ざとく見つける。彼女にとってはノーマークだったが、この鬼ごっこ、『子』にも何人か勘の鋭いのがいるようで、彼女としてはおもしろい。ブラッドパーティーを開く前の余興としてちょっとしたミステリーを演出したが、思いの外楽しめそうだ、そう考えて彼女は。
「待って、レイは? レイはどうするの?」
いの一番にリクの声に答える。謎の少年と死体の間で目を行き来させて声を詰まらせる彼を見て、グレーテルはその内心で笑みを深くした。ダメ押しとばかりに「まだ犯人が近くにいるんじゃ……」と古畑――を名乗る今泉が言ったことで、場には更に緊張が走る。当たり前のことを言っただけだが、それによりこの場は『殺人事件が起こった現場』から『殺人鬼が潜んでいるかもしれない場所』へと、その本質が明らかになるとともにそのように意味も変化する。
「殺人鬼がいるかもしれないところにいられないわ、早く行きましょう。」
「そ、そうだね。とにかく、死体はそのままにしておこう。現場を保存しておかないと。まずはこの男の子を運ぼう、その……」
「保健室に?」
「保健室! そうだね、保健室だ。じゃあ担架を持って――」
古畑と狛枝が動き出し、他の人間も続く。年長者二人が少年を運び他の人間はその周りに固まって道を戻ると、さっきの解散地点から校舎に入った。その間誰も喋ることはない。つい数分までの弛緩した空気と賑やかさはもうなかった。
廊下を団子になって進み保健室へと行くと手分けして手当てに使えそうなものを探す。しかし、少年の傷に対して足るものはない。そもそもの傷が多すぎる。一応包帯などで止血を試みたものの、まるで出血が治まらない。「やっぱりどこにも通じなかったよ」と、通報を試みるべく職員室に行った狛枝が暗い顔をして戻ってくると、少年を囲む六人にはいよいよ恐慌と沈黙が広がろうとしていた。具体的な目的のあるうちはパニックにならずに済んだが、さて事態を好転させられる手が無いとなると、もはや綾波の死と向き合わざるをえない。そして部屋の隅では、名前も知らない少年が血を垂れ流し一秒毎に死に近づいていく。
グレーテルは更にその笑みを深くした。少し前までのぬるい空気は消し飛び、今は彼女が生きてきた世界の瘴気が空間に満ちつつある。これだ、これこそが。そしてグレーテルはゆっくりと、しかし確実に銃に手を伸ばしそれを乱射しようとして――
「車で病院を探すっていうのは、どうかな?」
(あら、まだね。)
狛枝の唐突な提案でその手を止めた。
「学校や神社に交番があるなら、病院があってもおかしくはないんじゃないかな? ここに来るまでに町を通ったんだけど、学校と反対側の方は少し栄えてたみたいなんだ。古畑さん、免許は?」
「免許? ああ、軽トラか。大丈夫だよ。」
「担架ごと荷台に積み込んで……よし、なんとかみんな乗れるかな。」
「……わかったわ、これキー――」
グレーテルとしてはあまり大人数で動きたくは無いが、もとよりノープラン、そのあたりは人任せである。彼女としては適当に遊ぶことが重要なのだ。だから特に考えもなく賛同してキーを渡そうとしたところで。
「待って、その子が死んだふりをしてレイを殺したかもしれないわ。」
エスターが反対の声を上げた。
その内容とは裏腹に、彼女がその発言をした理由は、グレーテルの賛同であった。エスターの中では十中八九、グレーテルが綾波を殺したものとみなしている。境遇は違えど同じ屈辱に満ちた人生を歩んできたエスターにとって、グレーテルの薄っぺらな擬態など通るはずもなかった。しかしながら同時に、グレーテルがどこまで破綻した人間かも彼女は見誤っていた。さしもの彼女も、グレーテルが動機なく殺人するような人間までとは思わない――なぜなら、それは彼女とは真反対の殺人に対するスタンスなのだから。彼女はグレーテルを『鬼』だと推理していた。でなければ『子』と思われる綾波を殺すメリットが無い。少なくとも今このタイミングで殺しに動くのは『鬼』のみだ。だからグレーテルが言ったことと反対をやろうとする、それがエスターの発言の真意だ。
「それに学校の外には『鬼』がいるのよ? 病院がどこにあるかもわからないし、そんな危ないところに行けないわ。私はここを動きたくない。」
「……それもそうね。私もここに残りたいわ。」
「……」
そしてその言葉はグレーテルの便乗によって途切れた。彼女と離れたいから水を差ようなことをエスターは言ったのであって、これでは本末転倒である。
ちなみにグレーテルがそんなことを言ったのは、どうせなら放置された綾波の死体で遊ぼうという考えもあったのだが、それを知る者はいない。
「さっきの僕達の拡声器の声で、学校に行こうと思った人もいるかもしれないですよ?」
「うーん、確かにね……でも別行動をするとさっきみたいなことになるかもしれないし……」
「迷ってられないゾ! 早くお兄さんをお助けしないと!」
「それはそうだけどね、しんのすけ君……」
先の重い空気とは一転して今度は荒れた空気になる。グレーテルを除く全員が正体のわからない殺人鬼の危険性を理解しているため、かえって話が纏まり難いものとなっていた。学校に残るのが安全か危険か、少年と外に行くのが安全か危険か、そしてこの場にいる人間のうち特定の人物が安全か危険か、その判断の組み合わせは全員が全員ともバラバラなのだ。
そして重要なことは、決断を先送りにはできないということだ。少年を発見してから約十分、その間出血は常に続いていた。このままでは確実に手遅れになる。それを良しとするものはこの場には表立ってはいないし本心がそうである者も多い。
少年の処遇をどうするのか。病院を探すのか、探すなら全員で行くのか二つにグループをわけるのか、わけるのならどのような内訳にするのか。数分以内の合意が必要だ。
【G-07(分校)/01時39分】
【桜井リク@ラストサバイバル】
[役]:子
[状態]:健康
[装備]:『スマートフォン(子)』
[道具]:なし
[思考・行動]
基本方針:絶対に生きて帰る
1:綾波さんを殺した『鬼』を警戒。
2:古畑さん(今泉)は信用できない。狛枝さんとグレーテルさんも注意。
※その他
今泉慎太郎の名前を古畑任三郎として認識しています。
[ルールの把握度]
制限時間を把握。
自分の役・各役の勝利条件を推測。
各役の人数・会場の地図は未把握。
【狛枝凪斗@スーパーダンガンロンパ2】
[役]:親
[状態]:健康
[装備]:拡声器
[道具]:なし
[思考・行動]
基本方針:希望の為の踏み台になる。
1:まずは男の子(金谷章吾)の手当てを優先する。
2:どちらかの陣営が希望になり得るか見定める。
3:綾波さんの話をもっと聞きたかったけれど……
※その他
プロローグ終了時からの参戦。
今泉慎太郎の名前を古畑任三郎として認識しています。
[ルールの把握度]
自分の役・各役の勝利条件・制限時間を把握。
各役の人数・会場の地図は未把握。
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[役]:子
[状態]:健康
[装備]:『お守り』
[道具]:なし
[思考・行動]
基本方針:ネネちゃん家に行く。
1:レイちゃん……
2:男の子(金谷章吾)をお助けする。
※その他
今泉慎太郎の名前を古畑任三郎として認識しています。
[ルールの把握度]
自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。
【今泉慎太郎@古畑任三郎】
[役]:親
[状態]:健康
[装備]:警察手帳、拡声器@バトルロワイアル
[道具]:デイパック(555ギア@仮面ライダー555、サッカーボール@ホイッスル!!)
[思考・行動]
基本方針:可能な限り参加者を生還させる。
1:少年(金谷章吾)を手当てできる人を見つけたい。
2:『親』とできたら警察を探す。
3:『鬼』には出くわしたくない。
※その他
古畑任三郎と名乗っています。
[ルールの把握度]
自分の役・各役の勝利条件・制限時間を把握。
各役の人数・会場の地図は未把握。
【金谷章吾@絶望鬼ごっこ】
[役]:子
[状態]:気絶、左下腕10ヶ所・右下腕9ヶ所・左上腕6ヶ所・右上腕3ヶ所の包丁による刺し傷、失血(中・継続中)、精神的疲労(中)
[装備]:『式札』
[道具]:若干のお小遣いなど
[思考・行動]
基本方針:絶対に生きて帰る
1:何がなんでも生きて帰る。
2:自分以外の存在を捜索。
※その他
佐山流美を『鬼』と誤認。
[ルールの把握度]
自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。
【エスター@エスター】
[役]:親
[状態]:健康
[装備]:ハンマー、青酸カリ@バトルロワイアル
[道具]なし
[思考・行動]
基本方針:『子』のふりをして立ち回る。
1:グレーテルを綾波レイ殺しの犯人と直感で判断、距離を置きたい。
2:『子』として親の庇護を受けつつ、参加者の情報を集める。
3:制限時間が近づいたら、『親』を減らす。
※その他
今泉慎太郎の名前を古畑任三郎として認識しています。
[ルールの把握度]
自分の役・各役の勝利条件・制限時間を把握。
各役の人数・会場の地図は未把握。
【グレーテル@BLACK LAGOON】
[役]:子
[状態]:愉悦Σ(・ω・ノ)ノ
[装備]:BAR
[道具]:『スマートフォン(子)『』、血のついた新聞紙、不明(社務所で狭軌として使えそうなものを中心に回収)
[思考・行動]
基本方針:皆殺し
1:一応犯人じゃないように振る舞っておく。飽きたら銃を乱射したり?
※その他
今泉慎太郎の名前を古畑任三郎として認識しています。
[ルールの把握度]
制限時間を把握。
自分の役・各役の勝利条件を推測。
各役の人数・会場の地図は未把握。