絶望鬼ごっこパロディ(アーカイブ)   作:絶望鬼ごっこパロディアーカイブ

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たぶんハーメルンでは十番目ぐらいに投稿された鬼滅の刃二次だと思います。


第四章 河島龍之介死す (リュウ、ターニャ、堕姫)
(堕姫(妓夫太郎)登場話)鬼隠し


「何だぁ…ここは」

 

出来の悪い、しかし可愛い妹を背負って地獄へ向かって歩いていたと思ったら、突然明るい場所へと出た。

鬼となってからは縁がなかった、朱い空だった。

人だった頃に見た夕暮れに似た空だった。

しかしたとえ夕暮れの陽光でも俺の様な鬼には致命的、そのはずだった。

だが、俺はこうして立っている。

 

「お兄ちゃん……」

 

背後を振り返れば、妹の顔があった。

その顔はもう、人間、梅の顔じゃあなかった。

十二鬼月の上弦。その陸の鬼、堕姫がそこにいた。

だが、まだその表情だけは頭が悪くて素直でかわいい妹のままだった。

その妹が「どうする?」という顔で俺を見つめてくる。

俺はそれが何だかおかしくて、嗤った。

仰ぎ見れば、奇妙な鉄の鳥が妙な紙をバラ撒いている。

妹を下ろして一枚空に舞っているのをもぎ取ると、その紙には鬼ごっこをしろと書かれていた、更に優勝すれば現世に復活できるらしい。

またそれを読んで俺はおかしくなった。

本物の鬼に鬼ごっこをしろとはこの紙を書いた奴は相当なバカなんだろうなぁあ。

 

「だが、俺達のやることは変わらねぇ」

「…取り立てに行くのね?醜い人間共を捕まえて、一人残らず何もかも奪うの」

 

そう、俺も梅も、きっと何度生まれ変わっても必ず鬼になる。

幸せそうな他人を許さない。何も与えなかった神も仏も許さない。殺してやる。

必ず妓夫太郎として奪い、取り立て続ける。

 

「それじゃあ今度こそ私に任せてお兄ちゃん」

 

妹がそう言って悪辣な笑みを向けてく。ああ、そうだった。そうやって100年間も柱の連中を食らってきたんだった。

最後は下手を撃ったとはいえ、今回もそのやり方を変えるつもりは、不思議となかった。

梅野の背中に還るさなか、もう一度妹の顔を見る。

その表情ももう、梅ではなかった。

堕姫という上弦の鬼がそこにいた。

 

 

【???/深夜】

【堕鬼(妓夫太郎)@鬼滅の刃】

[役]:鬼

[状態]:健康

[装備]:無し

[道具]:四次元っぽい紙袋、不明支給品2つ

 

[思考・行動]

基本方針:殺し、食らい、現世へと復活する。

1:幸せそうな子や親を食い殺し取り立てる。

 

主要人間キャラ達の宿敵、鬼舞辻無惨配下の精鋭の鬼、十二鬼月の一人。鎌鬼。

妹の堕姫と二人で一人として、「上弦の陸」の数字を与えられている。

ボサボサの髪、猫背でガリガリに痩せ細った体、陰気な顔には血の染みのような痣がある醜い容貌。

奪われる前に奪え、取り立てることを信条としており、人にされて嫌だったこと、苦しかったことを人にやって返して取り立てるという歪んだ考えを持つ。

猛毒を含んだ血液を鎌として振るう血鬼術を主戦法とし、その他乱戦のさなか妹の堕姫に的確な援護を送ったり、自身の片目を妹へ送ることでその体を操作することも可能。

また二人で一人の鬼の性質上、二人同時に首を刎ねなければ倒すことはできない。




直球で鬼。
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