絶望鬼ごっこパロディ(アーカイブ)   作:絶望鬼ごっこパロディアーカイブ

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ホラーが題材だけど意外と少ないのが襲われる側の参加者。


※二話投稿『(犬山まな登場話)鏡の中からオエオエオ』&『人情紙殺しゲット・ユア・ガン』

「……えっ? な、なにここ?」

 

道を歩いていると、急に見知らぬところに迷い込んでいた。あたりは薄暗いような、薄明るいような。

空は赤い。夕暮れの色ではなく、雲もなく、火花が時々散る。漂う霧には、不気味な妖気を感じる。

スマホを起動するが、通じない。少女には、こうした雰囲気に覚えがある。

 

「まさか……妖怪、の、仕業?」

 

そこら中の壁には、「鬼ごっこ」のルールを知らせる謎の貼り紙。

飛行機が空からばらまいているのは、何かの紙と……あれは、パラシュートだろうか。

 

「鬼ごっこ。じゃ、じゃあ、私は子、ってこと? 鬼って、まさか、本物の……?」

 

背筋が凍る。まさか、ここは地獄なのだろうか。あの『見上げ入道』みたいな術を使う奴の仕業だろうか。

唇を噛む。冗談じゃない。私はまだ中学生だ。地獄へ落ちるような真似をした覚えはない。生きて帰らねば。

歯を噛みしめる。あの心強い妖怪たちは、今はいない。ひょっとしたら駆けつけてくれるかも知れないが……。

 

「……まず、仲間を探そう! 子や親の人を! 私の他にも、巻き込まれた人たちがいるはず!」

 

 

 

【???/00時04分】

【犬山まな@ゲゲゲの鬼太郎(6期)】

[役]:子

[状態]:健康

[装備]:

[道具]:スマホ(自分の)、支給品(未確認)

[思考・行動]

基本方針:生還する。

1:子や親と合流し、協力する。

2:鬼からは逃げる。

※その他

各役の人数・会場の地図・制限時間の詳細は未把握。自分の役を子であると推測。

 

『人物解説』

アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期オリジナルキャラクター。中学1年生の少女。CV:藤井ゆきよ。

中1の女子としては背が高いためか「デカまな」と呼ばれている。胸も割とある方。

人一倍好奇心が強く、行動力があり、頭の回転が速く、心優しく勇気と正義感に溢れている。

気が強くて時々暴力を振るうが、健気で素直で人懐っこく、気に入った相手には犬のように懐く。

家はそれなりに裕福。スマホケースは大仏の顔。謎めいた「偶然力」を持ち、危機に臨んでは運が良い。

第4話終了後あたりから転移。

 

 

 

 

 

 

 

「……どうしよう……」

 

沖木島北西部、鎌石村。少女は不安げな表情でさまよっていた。

もう20分ほど経つ。パラシュートの落ちたあたりへ幾度か向かったが、誰とも出会えない。すれ違いか。

家々は無人だ。先程まで人が住んでいたような雰囲気すらあるが、電気は切れている。ペットもいない。

食物を漁るのはやめておいた。何が入っているかわからない。スマホのGPS機能も故障中だ。

 

「スマホが通じれば……。鬼太郎、ねこ姉さん……」

 

少女、『犬山まな』は、心強い味方たちに祈った。もう何週間も会っていない気がする。

 

 

「……お、いたいた。おいしそーな女の子がいるじゃねーかよ」

 

鬱蒼と木が生い茂り、昼なお暗い森の中。黒づくめのチンピラは、数百メートル先を歩いている少女を発見する。

 

「んー、どーしよっかなァー。犯してから殺すか、殺してから犯すか。

 ……半殺しにしてから犯して殺して、死体を犯すってのが一番だなァ。オススメ。

 あーっと、たぶん処女だろーから、血ぃ吸ってから犯したがいいよね。非処女でもそれはそれで」

 

ゲスなチンピラは、最高の笑顔を浮かべ、最低極まることを呟く。

彼は吸血鬼『ヤン・バレンタイン』。両手には機関銃、身体能力は超人。怖いものなしのクソ野郎。

貧弱な連中を殺しまくれば現世へ帰還出来るというボーナス付きのデスゲームに、彼は超喜んで乗っている。

風下にまわり、クンクンとにおいを嗅ぐ。芳しい処女のにおいだ。よだれが出る。

 

「……そーいや俺ら、処女や童貞の血ぃ吸っても食屍鬼(グール)にしちゃうんだっけか。

 ドラキュリーナ増やせりゃいいのになァ。鬼が増えちゃうからダメか。

 グールになる前にファック終わらせねえと……いや、傷口からこう、血を滴らせて飲めば……」

 

とにかく、他の鬼に喰われないうちに、彼女をモノにしてしまおう。

なるべく怯えさせて、怖がらせて、失禁させて、命乞いさせて。ヤンはゲスな想像に股ぐらを膨らませた。

 

 

BRATATATATA!!

 

「ひッ!?」

 

目の前の道路に火の線が走り、まなは怯えて後じさる。銃だ。殺意だ。

 

「あーあー、アローアロー、ジャパニーズ・プリティーガール。ハワユー? そこ動くなよ」

ガサガサと近くの茂みから音がして、黒づくめの男が姿を現す。両手に機関銃。顔中にピアス。兇悪な面構え。完全に危険人物だ。

「あ……あ……」

まなはガクガクと膝を震わせ、涙目になる。足が動かない。殺される。ひょっとしたら、酷いことをされる。

「たすけ、て」

 

「英語わっかんねーか。あれ、日本語通じてる? まいっか、便利だなこりゃ」

男はブツブツと呟き、フラフラとまなの前に歩み出る。げしっとヤクザキックで仰向けに蹴り倒す。

「つぅかまぁえた」

ニヤニヤと下卑た笑いを浮かべ、靴の裏で胸の柔らかさを堪能する。

「ウヒヒ、結構発育いいじゃねえか。お嬢ちゃん、おいくつ? お名前はァ?」

「い、いやっ」

 

男はよだれを垂らし、ぐっ、と顔を近づけ、まなの額に銃口を向ける。開いた口の中には牙。

「今からお嬢ちゃんの血ィ吸って、ファック&サヨナラ&ファックするぜ。小便済ませたか? 神様にお祈りは?

 ガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK? してみせろよ、なあ。小便とお祈りと命乞い。見たいの俺」

「たすっ、いやっ、はひっ」

 

声が出ない。歯の根が合わない。鬼。鬼ごっこ。本物の鬼、鬼畜、吸血鬼。

 

「やあ」

 

唐突に、横から声がかけられる。ヤンは訝しみ、声の方を見る。まなもそちらを見る。

黒髪の少年。切れ長の目、割と整った顔。白いシャツに黒い制服、学ランを肩にかけている。

学生か。中学生か、高校生か。まなよりは年上に見える。子か、親か。

しかし……目の前で少女がヤバいことになっているのに、彼は平然としていて、笑みさえ浮かべている。

と、いうことは。ヤンはピンと来て呼びかける。

 

「おう、ガキィ。なんだ? おめー、鬼か?」

「うん、そうだよ」

少年の答えを聞いて、まなはますます絶望する。救世主ではなかった。ヤンは鼻を鳴らす。

「あー、そりゃ残念。このメスガキは俺が先に見つけたんだ。先にファックするからよ、後でヤらしてやンよ。殺すのは後でな」

ヤンは銃口を少女の顔からそらし、肩をすくめて笑う。こいつがヤッてる間にグールになっちゃうかもな、と思いながら。

 

「た、助けてッ! 助けて! 私をこいつから助けて!」

まなは気力を振り絞り、少年に向かって必死で叫ぶ。失禁はしない。命乞いはしない。するものか。

するなら、お祈りだ。鬼でも、妖怪でも、人を助ける連中はいる。彼はどっちだ。

 

彼女の祈り、願いは……幸運にも、聞き届けられた。

 

「わかった」

 

制服の少年が、瞬時に動いた。ヤンの目の前に。ぱん、と音がして機関銃が二つとも宙を舞い、ヤンの胸に衝撃が入る。

「「えっ」」

少年の両手には、短い金属の棒。トンファーだ。これで機関銃を弾き飛ばし、同時に前蹴りをヤンの胸に叩き込んだのだ。

意表を突かれたヤンは、まなの上から蹴り飛ばされ……くるりと宙返りして着地した。機関銃は近くの草むらに落下した。

 

「ッ……ンだァ、おめえ!? 鬼だろ? 仲間じゃねえか? 女の子は殺したくぬぁーい、とか甘ったりぃこと抜かす系か?」

ヤンのこめかみに青筋が走る。どうせ子を皆殺しにすれば済むが、鬼同士で殺し合って数を減らしても、何の得にもならない。

まなを飛び越えた少年はトンファーを構え、ヤンに向き合う。面白いおもちゃを見つけたような笑顔で。

 

「僕は鬼だ。だから、君たち全員を咬み殺す。そういうゲームだ」

「イカれてんのか、ガキャァ!? んじゃ俺がおめーブッコロすぞコラ!?」

激昂したヤンが叫ぶ。下っ端とはいえ吸血鬼の身体能力を持ってすれば、少年はイチコロだろう。ただの人間ならば。

 

まなは立ち上がり、急いで少年の背後に隠れる。そして、袖を引いて呼びかける。

「あ、ありがとうございます! 逃げましょう!」

少年は袖を引っ張る手を振り払い、肉食獣めいた笑顔を浮かべる。

 

「僕は逃げない。こいつを咬み殺す。勝手に逃げなよ、草食動物らしく」

 

【C-03/0時30分】

 

【ヤン・バレンタイン@HELLSING】

[役]:鬼

[状態]:健康、激昂

[装備]:

[道具]:四次元っぽい紙袋(不明支給品3つ、確認済み)

[思考・行動]

基本方針:殺し、犯し、食らう

1:なにこのガキ。ナメてんの? 殺すよ?

※その他

装備品「FN P90 短機関銃 2挺 サプレッサー&スコープつき」が弾き飛ばされ、近くの草むらに落下。弾丸を多少消費。

生きている人間の血を吸って殺すと、知能のないゾンビのような食屍鬼(グール)に変えてしまう。

 

【犬山まな@ゲゲゲの鬼太郎(6期)】

[役]:子

[状態]:健康、恐怖、困惑

[装備]:

[道具]:スマホ(自分の)、支給品(未確認)

[思考・行動]

基本方針:生還する。子や親と合流し、協力する。鬼からは逃げる。

1:逃げる。できれば、この少年と一緒に。彼が鬼でも構わない。

※その他

各役の人数・会場の地図・制限時間の詳細は未把握。自分の役を子であると推測。

 

【雲雀恭弥@家庭教師ヒットマンREBORN!】

[役]:子

[状態]:健康、高揚

[装備]:雲雀のトンファー@家庭教師ヒットマンREBORN!、雲のボンゴレリング@家庭教師ヒットマンREBORN!

[道具]:無し(式札を支給されたがポイ捨てした)

[思考・行動]

基本方針:親、子、鬼を咬み殺す。他者とは群れない。

1:目の前の男を咬み殺す。少女は勝手に逃げればいい。

※その他

自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。自分の役を鬼だと誤解している。




戦闘が次第に増えてきましたがまだ参加者の半分しか登場してなかったり。
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