絶望鬼ごっこパロディ(アーカイブ)   作:絶望鬼ごっこパロディアーカイブ

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なぜかミスミソウの二次小説が検索で出てこなかったのでこれがハーメルン初めてのミスミソウの二次小説だと思います。


(佐山流美登場話)普通の人間

「鬼ごっこ!? ふざけんな!」

 

 空から落ちてきたビラを見て、佐山流美は叫ぶ。

 野崎春花を殺そうと病院で待ち構えていたはずが、気付けばこんな所に居た

 何が何だか分からないが、とりあえずここはどこだと辺りを見回したら空からビラが降ってきた。

 それを読んで佐山は怒っていた。

 

「私は、野崎を殺さなきゃいけないのに!!」

 

 そうじゃなきゃ私が殺される、怯えか狂気か彼女は叫ぶ。

 もしこんな叫びを他の誰かが聞いていれば、きっと彼女を危険人物だと思うだろうに。

 彼女はそれに気付かない。もし自分の行いが周りに与える影響という物をちゃんと理解できれば、彼女はいじめられることも殺される恐怖におびえることも無かっただろう。

 

「それになんだよ、この水晶」

 

 佐山はいつの間にかポケットに入っていた水晶と、それの説明書きを見る。

 そこにはこう書いてある。

 

『生きている参加者一人を対象に選んで発動する。水晶越しに対象を見ると参加者の役がわかる。この時対象の役が『親』だった場合、対象は死亡する。使用後自壊する』

 

「何だよこれ……!」

 

 鬼ごっこ、という言葉から想像も出来ないほど物騒な文字と、マンガかアニメみたいな絵空事が詰まった一文に佐山は困惑を隠せない。

 だがこの現状は少なくともただ事ではないというのは理解できる。

 それに

 

「私は、小黒妙子だって殺せたんだ! 野崎だろうと他の誰であろうと――」

 

 佐山は己に自信を持とうとしている。

 殺されるかもしれないという恐怖が彼女を狂気に追い込み、己の人生を狂わせたと称して彼女は自分が慕っていた相手を殺した。

 そんな己なら、どんな相手であろうときっとこうできると思っている。

 

「殺される前に殺してやる」

 

 人間は他人を犠牲にする。そうしないと自分が他人に犠牲にされるから。

 だから私は他人を犠牲に生きてやる、クラスメイトであろうとも。見も知らぬ他人であろうとも。

 

 だが彼女は知らない。

 ここに居るのは、己の想像を遥かに超える程の狂気を持つ鬼が蔓延っている事を。

 そして己の役が、ただ逃げ惑うだけの弱者である子という事を。

 

 

【???/00時05分】

【佐山流美@ミスミソウ】

[役]:子

[状態]:顔に傷、血は止まっている

[装備]:包丁

[道具]:『水晶』

[思考・行動]

基本方針:殺される前に殺してやる

1:自分がどの役か知りたい

※その他

自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。

参戦時期は第18話開始直後。

 

『人物紹介』

漫画『ミスミソウ』に登場するキャラで中学3年生。

普段は陰気でおとなしいが、逆上すると見境がなくなる性格。

自分勝手な面が強く、自分がいじめから逃れる為なら自分がいじめていた相手の家に放火する程。(ただし火や灯油を持って行ったものの、本当に火をつけるつもりはなく脅すだけの予定だった)

 

補足

野崎

漫画『ミスミソウ』の主人公、野崎春花の事。

佐山は野崎をいじめており、その延長線上で彼女の家を放火し、彼女の両親は死亡、妹は重傷を負った。

その事実を野崎が知り、復讐として放火に関わった人物を次々殺していく。

佐山はその対象がいつ自分になるのかと怯え、ついに野崎に殺される前に自分が殺すと決意するのだった。




ハイスコアガールアニメ化おめでとうございます。
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