絶望鬼ごっこパロディ(アーカイブ)   作:絶望鬼ごっこパロディアーカイブ

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未来日記はリレー小説だとすごく扱いにくいです。


(豊穣礼佑登場話)Re:ダイヤル

 ザザ、という耳障りなノイズが少年――といっても幼稚園児ほどの男児――の持つ一冊のノートから響く。

 一度に出るノイズは長くても一秒あるかないかだが、一分の間に数度から数十度起こるそれは、その音を聞いたものに私は空耳ではなく現にここに存在しているのだと言わんばかりだ。

 ではそんな怪音を発するノートはどのようなものかというと、ある一点を除いて特別変わったところのないものだ。

 

 ノートに描かれた絵日記、それがノイズの度に変化していること以外は。

 

(頻繁に未来が変わりすぎてる……それにこの夜の日記、最後の鬼を倒したら親が勝ってDEAD END……)

 

 考え事を落ち着いてするために入ったトイレの窓から外を見る。高いところからバラまかれたのか、やたらにそこら中にある鬼ごっこらしきなにかのルールが書かれたチラシを読んだ。

 少年の持つノートは、未来日記と呼ばれるものだ。彼の持つ物は「はいぱーびじょんだいありー」という名称で、朝・昼・晩の三度に渡って彼が書くはずの絵日記が予め表示されるようになっている。これだけなら便利な日記なのだが、この日記を破壊されると持ち主たる彼も死ぬという代物であった。

 

 少年はチラシから目を離すとガスマスクと包丁に目を移した。片方は彼が殺すために使い、片方は彼を殺すために使われたものだ。死んだと思ったらそれらと共に見知らぬ家にいた。それが彼が自身の身に起こったことについて知る全てであった。

 

(日記を持ち歩くのはリスキーだ。ノイズもうるさいし。夜まで僕が死ぬことがないんだったらどこかに隠しておいても問題ない。)

 

 しかしそんなことはどうだっていいことだ。未来がわかる日記があるなら死んだり死ななかったりしてもそんなものだろう。そう考えて彼の頭の中には既にこの新しいゲームについて考え始めている。

 手札はガスマスクと包丁、いつの間にかポッケに入っていたスマートフォン。そしてはいぱーびじょんだいありー。これでどう戦っていくか……

 

「鬼ごっこか……今度は負けないよ。エリート的にね。」

 

 そう言って未来日記所有者豊穣礼佑はニヤリと口角を上げた。

 

 

 

【H-07/00時11分】

【豊穣礼佑@未来日記】

[役]:子

[状態]:健康

[装備]:はいぱーびじょんだいありー@未来日記

[道具]:『スマートフォン(子)』、ガスマスク、包丁

[思考・行動]

基本方針:このゲームに勝利してエリートであることを示す。

1:情報を集める。

2:未来日記所有者は優先的に殺す。

※その他

自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。

人物解説……未来日記におけるサバイバルゲームの参加者である日記所有者の一人でまたの名を5th。4歳ほどの子供で外面は歳通りだが、内面はエリート意識の塊。完全予知が可能な主人公達を知略により出し抜き、あと一歩のところまで追い詰めるも、最期は主人公達の捨て身の行動で破れ四人目の脱落者となった。この鬼ごっこには死亡後からの参戦である。




予知能力者を上手く扱えたらリレー小説書き手として一人前だと思う。
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