絶望鬼ごっこパロディ(アーカイブ)   作:絶望鬼ごっこパロディアーカイブ

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第5部アニメ化おめでとうございます。


(川尻早人登場話)無題(川尻早人登場話)

「なんだコレは……一体どうなっているんだぁーーッ!!!」

 

驚愕を露にする少年。

彼の名は川尻早人、数多のスタンド使いが集う杜王町の住民である。

父に成り代わった殺人鬼を殺す決意を持ち、いざ決行しようとした直後、彼は全く見覚えのない森林に居た。

当然のごとく混乱が襲ってくるが、既に杜王町に渦巻く非日常に触れていた経験が幸いしたのか、すぐに冷静さを取り戻せた。

 

(落ち着け、これは、この状況はあの殺人鬼が起こしたことなのか?

僕だけを別の場所に転移させる能力……?)

 

結論は否。

早人は吉良吉影の新たな能力『パイツァ・ダスト』により、彼の正体を知ろうとするものを爆破し時間を戻す起爆剤にさせられている。

まずこの状況がその能力の延長線上の物なのか確認するために、早人は自傷を試みた。

彼の体には吉良のスタンド『キラークイーン』が憑依しており、仮の本体である早人を自動で守ろうとする。

スタンドを視認できない早人には詳細は知り得ないが、起点となっている自分を何かが守る効果は把握していた。 

そこらの手頃な枝を広い、恐る恐る右手を傷つける。

結果、特に妨害されることもなく痛々しい傷が出来上がった。

パイツァ・ダストは解除されていた。

ジクジクとした痛みを我慢しつつ、早人は確信する。

 

(この状況はあの殺人鬼も予期していないイレギュラー……ッ!!

ということは、同じような力をもつ何者かからの攻撃なのか?)

 

だとしたら非常に不味い。

この異常な状況が未知のスタンド使いによるものであるのなら、打つ手はない。

 

「僕にできることは……この世界のルールを把握すること」

 

手掛かりは、飛行機でばらまかれているこのチラシだ。

 

『ルール1:子供は、鬼から逃げなければならない。』

『ルール2:鬼は、子供を捕まえなければならない。』

『ルール3:きめられた範囲をこえて、逃げてはならない。』

『ルール4:時間いっぱい鬼から逃げきれれば、子供の勝ちとなる。』

『ルール5:親は、子供を守らなければならない。』

 

目下、鬼との遭遇は避けるべきなのは火を見るよりも明らか。

単純に考えるなら自分の役は子の可能性が高く、狙われる立場にある。

次に重要なのは、子の勝利条件とやらが時間制限までに逃げ切ることと、親は子を守るという一文である。

このチラシの内容が何処までの強制力を持つのかは定かではないが、一人で行動するよりも協力的な親、もしくは自分と同じ子の人物と早期に合流することが最善だと判断する。

 

「どちらにせよ、これの使い所も見極めないと危険だな……」

 

早人の右手には、いつの間にかポケットに入っていた透き通った水晶がある。

 

『生きている参加者一人を対象に選んで発動する。水晶越しに対象を見ると参加者の役がわかる。この時対象の役が『親』だった場合、対象は死亡する。使用後自壊する』

 

一緒にポケットに入っていた紙の説明を信じるのなら、鬼が役を偽っている可能性がある場合、もしくは危険人物が親となっている場合に最適なアイテムである。

一度きりの消耗品であるため、おいそれと使用することはできないのが欠点だが。

それとは別に、もうひとつのアイテムに目を向ける。

ランドセルの中に収められているそれは、早人にとっての切り札、空気を弾丸のごとく発射する謎の植物『猫草』である。

元は父の顔をした殺人鬼を殺すために持ち出していた物だが、人体に風穴をあける空気弾は身を守るためには充分すぎる武器と言える。

 

「……まずは何処かで傷を消毒しよう」

 

目指すのは早急な帰還。

あの殺人鬼と母を一秒でも一緒に居させるわけには行かない。

決意とともに、小学生は歩みだした。

 

 

 

【F-07 森林地帯/00時15分】

【川尻早人@ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない】

[役]:子

[状態]:健康、右手に切り傷

[装備]:『水晶』、先の尖った枝、ランドセル

[道具]:猫草@ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

[思考・行動]

基本方針:早急に帰還する

1:鬼に警戒。

2:できれば親、もしくは子と合流したい

※その他

各役の人数・会場の地図・制限時間の詳細は未把握。

自分の役を子であると推測しています

人物解説……

『ジョジョの奇妙な冒険』第4部 ダイヤモンドは砕けないに登場する少年。

本編時では11歳の小学生である。

川尻浩作の息子であり、吉良吉影にとって変わられた父親の奇妙な点をいち早く見抜き、『偽の父親』である吉良と戦う決心を決める。

登場した頃は自分は両親が愛し合った末に生まれた子供なのかを疑問に思い、監視カメラを家に仕込むなど天邪鬼で人間不信気味な少年であった。

しかし吉良と戦う覚悟を決めたあとはスタンド能力を持たないながらもその知恵と勇気だけで大活躍し、東方仗助たちと共に吉良を追い詰めることに成功する。

殺人鬼を脅す度胸や、バイツァ・ダスト発動中の誰ひとり味方のいない中、仗助を呼び出す機転、爆弾に変えられた虹村億泰に自ら触れることで解除する覚悟はまさに『黄金の精神』そのもの。

 

『猫草@ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』

 スタンド使いの野良猫が植物と融合して誕生した生物。

 川尻早人が吉良吉影を殺害するために持ち出したものがそのまま持ち越されていた。

 空気を自在に操る能力を持ち、圧縮した空気を弾丸のように撃ち出して攻撃する事が可能。 また周辺の空気を真空状態とする事で炎や爆発を起こさせない事もでき、さらには生物の血管に空気を注入すれば空気塞栓を起こさせ死に至らせる事もできる。

 スタンド使いでない者にも猫草が操っている空気はかろうじて見えるようで、早人はその特性を突いて危機を切り抜けたり、空気弾の場所を伝えたりした。

 もっとも猫草自身は気まぐれな性格のため、基本的には自分を攻撃しようとする者がいたり機嫌が悪い時以外には、この能力で他者を攻撃する事は無い。




ある意味でホラーものに一番出しちゃいけないタイプでありまたまさに一番出るべきタイプでもある。
黄金の精神と漆黒の意思が合わさり最強に見える。
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