絶望鬼ごっこパロディ(アーカイブ) 作:絶望鬼ごっこパロディアーカイブ
「何なのよ……一体どういうことなの……」
川尻しのぶは、見知らぬ街中でひとり、ひどい狼狽と困惑に襲われていた。
当然の反応だと言える。突然拉致され、その現状に冷静に対応しろなど、ただの主婦である彼女にそこまで求めるのは酷だろう。
突然の夫の失踪という異変で、元から精神的に疲労してもいるのだ。
どういう意図で招かれたのか、というのは現時点でも何となく理解はできた。
そこらに落ちているビラを見る限り、信じがたいことに『鬼ごっこ』をしろ、ということらしい。
単純に考えれば、しのぶの役は親である。子持ちの主婦だから親、というのは何とも単純な考えだが、事実そうなのだから仕方ない。
鬼というものが実質何を指すのかわからないことが非常に不気味だった。
まるで子どもの遊びみたい。
そうした他愛ない感想とともに、ある恐ろしい予想が脳裏によぎった。
「あ、ああ…… もしかして早人もここに連れ去られているのかも……ッ!」
母親の勘、というものなのか、息子もこのゲームに巻き込まれている可能性に思い至ったしのぶの背筋は凍りついた。
夫が失踪して同じくらい悲しいだろうに、落ち込む自分をずっと支えてくれた優しい息子。
時には辛く当たることもあったが、それでもしのぶは川尻早人を愛していた。
その息子まで失うような事があれば、耐えられら自信は……無い。
「早人、早人ッ!!」
逸る気持ちを押さえられず、母親は地獄へと駆け出していった。
【???/00時02分】
【川尻しのぶ@ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない】
[役]:親
[状態]:健康
[装備]:ー
[道具]:デイパック(不明支給品3)
[思考・行動]
基本方針:家に帰りたい
1:早人を探す
※その他
自分の役・各役の勝利条件・制限時間を把握。
『人物解説』
ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けないの登場人物。
参戦時期は第四部終了後。一人称は『あたし』。非スタンド使い。
杜王町に暮らしている主婦。川尻早人の母。夫は川尻浩作。
学生時代に浩作と付き合い、早人を身ごもったために「できちゃった結婚」したものの、結婚後の生活と平凡な夫がつまらないとずっと鬱屈した感情を抱き、また息子の存在を枷と考え内心では疎んじていた。
だが、浩作が吉良吉影と入れ替わってからは、打って変わってスリルのある行動を取るようになった夫に対してときめきを感じた。
また吉良との戦いの中で成長していく早人の事を見直す機会が多くなり、徐々に母親らしい愛情を見せるようになっていった。
しかし夫の正体や早人が重大な事件に巻き込まれていることは最後まで気づくことなく、夫が「失踪」した後も夫の帰りを待ち続けるであろうと思われる姿が描かれた。
ちなみに全員役が違います。