「それは…本当にあの子なの?」
「嘘…よ、あなた…」
「タイムリミットがあるって、教えたじゃないか」
「レフェル君…」
「ん?どうしたんだい?
あー、まだかかるよ?だって君達『人間』がここまで来れたのって久しぶり!
あれだもんね?やっぱり国内間の問題があるんだもんね?」
「…」
「もっと大勢で来ればいいのに…だって固まって戦った方が楽だしいいもんね!あーあ、僕ももう少し階級が上だったらもっとたくさんの人を指揮できて…もっとたくさん殺せるのに」
「…あなた、どうしてしまったの?」
「どうしたの?って、僕は僕のままだよね?
どこかおかしい所があった?
でも、僕とずっと一緒にいた『エストレープ』が証明して来れたでしょ?
僕が本物だってさ」
「…で、でもさ、どうしてレフェル君は話せるの?
その首の傷…どう見ても声が出せるようには…」
「え?だってタルテット?君だって深手を負う事はあるよね?僕の場合それがたまたま首だっただけだよ?
ほら、傷だってもうふさがりかけているんだから!
僕はもう話せるんだよ?」
「そ、そうなの?」
「だから何度も言って…」
「レフェル君!」
「ん…?あ、えっと、エストレープ?どうしたの?」
「名前呼んだだけ」
「からかってるならやめてくれる?
まぁ、話があるならきくけど?」
「…ごめん、別にない」
「そ、じゃあ先行くよ?
そううかうかしてると、レティに怒られちゃうからね」
「…ねぇ、」
「えぇ…」
「『影』今は攻撃とかはして来ないみたいだね」
「やっぱり…この先とやらになにかがあるみたいだし」
「もう着いて行くしかなさそうね
ほら、後ろに海底生物達がいるわ
それにあの子単体でもかなり強いのだし…
それに影の力が加わっているとしたら…」
「…やるしか、ないのか」
「う、うん」
「ふぁぁ…そろそろ朝かなぁ
一日中歩きっぱなしも疲れたよね?
そろそろつくから、ついたら休憩しよう?」
「…そうだね」
「よし、えっとじゃあついたときの説明をするね?
あの子がいるのは地下56階、この場所が海底『地下』都市って呼ばれているのは知ってるよね?
この情報は科学者達にもう伝えているんだけど…
どうやら隠蔽されてるみたいだし、もう一度説明しよっか!」
「…え」
「この海底地下都市は地上の面積を削って作った『僕』の城さ!
全てはあの子の為に…
運命を歪まされ殺されたあの子を助けるためのものなんだ!
その為には大量の血が必要で…
そう、血が必要だったんだ
そしてもう一つ、器
これには本当に感謝しているよ?
なるべく『未練のない』人材を探していたから!
とても…反抗的じゃないから居心地がいい」
「…っ、やっぱり」
「今回の僕の目的はあの子の蘇生
あの子は血のように赤い少女だった
だから、もう一度作るんだ
『血で出来た』あの子を…」
だれが…私を望んだの?