海底都市の管轄保護区   作:片椅子

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家に戻ると突然背後から攻撃され気絶したレフェル
「………あ」
やってしまったという顔の少年は…
「ま、いいや」
レフェルを引きずり、何も無かったように家の中へと戻っていく



規模と君の答えは平行線

『…で、この家の主を攻撃してどうするのさ、エストレープ』

僕の目覚めはこの人がベッドに放り投げた衝撃という、なんとも傷に堪える起き方だった

「別に〜、だってしばらく会ってないし…

てっきり死んだかと思った♪」

『………はぁ、せっかく久しぶりに帰ってきたっていうのに』

エストレープ…僕の故郷の友達で、こっちに住む時に一緒についてきた

向こうでの生活はどうにも合わないそうで、僕が留守にする間は(いるときもいる)大抵この家にいる

時々どこかに行っているみたいで、最後にあった時もどこかに行っていたから特に挨拶もせずに行ったんだっけ…

「なぁに? もしかして心配してくれた〜? 照れ屋さんかな?」

「…」

「所でさ…」

僕が次の文を書こうとした時、手を重ねられ、書けなくされた

何かと上を向けば、エストレープの顔があった

「…」

「どうして、さっきから一言も喋らないの?」

「………」

手をどけて、と目線を送ると

エストレープはあっさりと離した

僕がその文を書いてみせると、エストレープは怪訝な顔をして、僕に言った

「…『影』にやられたの?」

「…!」

影…そう言ったエストレープに、僕は驚く

影や海底都市のことは、他の誰にも伝わらなかったのに…

『影…分かるの?』

「さっきからちらちらと見えてるけど、首元…それ、もしかして呪いとかにかかってたりしない?」

『…分からない、ただ、影にやられたのは確かだよ』

「…そう、もう君の声聞けないのか」

『僕は、海底都市にもう一度行くよ』

「死ぬかもしれないよ?」

『でも、この模様の正体を知らないと…あそこにしか、答えはないよ』

「…なら、そうだね、俺も連れてってよ」

『…え』

「だって、どうせほっといたら今度こそ死にそうだし」

『…君も死んじゃうかもしれないよ?』

「もともとこっちに来れたのはきみのお陰もあるからね、充分承知さ」

『でも…』

「俺、きみより強いし」

『…それは酷いと思うよ』

「だって事実、クリートリペルは無いけど、その影とやらはまた別なんでしょ?」

『影も海底生物かも知れないよ?』

「ま、その時は近くで死んでるやつの武器でも奪うさ、あの場所は死体だらけなんだろ?」

『否定はしないけど、君にあった武器が見つかる保証ないよ?』

「相当変なのじゃなかったら使えるよ」

『…分かった、僕も今度は注意を払うから、君も気を付けて』

「そうだね、俺も気をつけるよ」

 

 

 

だって、俺がいないと…君は…

 

 

 

「…」

「へぇ〜、ここが海底都市? 広…」

『それはそうだよ、地上の八割って知ってるよね?』

「まぁ…けどこの場所、他の海底都市よりも大きくないか?」

「…?」

「俺たちのいた国の地下にもあったけど、こんなに大きいのは見たことないしさ〜」

『まぁ、影みたいなのもいたし、何があるか分からないっていうのはあるね』

「ま、取り敢えず行ってみよっか」

『そうだね』

「………」

あの首元の模様…それに影

この規模の海底都市

そんな程度じゃ収まらない…何かがあるんだろうな




ーーー
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