あのあと、IS学園ついて私は直ぐに精密検査を受けた。結果は問題なかったが、念のために一週間の保健室での療養が言い渡された。
そして、今私は自身が所属するクラスの1年1組の前にいる。織斑先生は私の事後処理で朝のHRには来れず、1時間目から参加するらしい。あ、因みに私の制服はラウラと同じデザインのものです。
山田『み、みなさん静かにして下さい!』
山田先生の呼び掛けで、クラスが静かになる。
山田『今日は皆さんと新しく一緒に学ぶお友達を紹介します』
山田先生の発言にクラスの生徒達は「え、また?」と呟き始める。
山田『それでは紹介します。入ってきて下さい』
ラフタ「はい」
山田先生から合図が出され、私は教室に入り山田先生の隣に立った。
ラフタ「はじめまして。ラウラの双子の姉のラフタ・ボーデヴィッヒです。色々あって急遽転入することになりました。色々ご迷惑を掛けるかもしれませんが、妹共々よろしくお願いします」
軽く自己紹介をして、私は頭を下げる。クラスのみんなはなにやらポカーンとしてるけど、どうしたんだろ?
(き、綺麗)
(ホントにラウラさんそっくり)
(もしかしてラフタさん、箒さんより胸大きいんじゃ…)
クラスの生徒達は各々そんな事を考えていた。中にはラフタの胸を羨む様に見る者もいた。本人は全く気付いていないが。
山田「そ、それではラフタさんはラウラさんの隣の席について下さい」
ラフタ「はい。分かりました」
私は山田先生の指示に従い、ラウラの隣の席についた。
山田「これで朝のHRは終了となります。一時間目はグラウンドで訓練を行うので皆さん遅れないでくださいね」
「「「はーい!」」」
生徒達の元気な返答と共にHRが終了した。私もみんなに遅れないように頑張らないと。
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私達1組と2組の生徒達は今グラウンドで整列しています。理由はさっき山田先生が言っていた通り、訓練があるからです。
千冬「ではこれより射撃訓練を開始する。専用機持ちをリーダーに各グループに別れろ」
「「「はい!」」」
織斑先生の指示でみんなはラウラや他の専用機持ちの子達の所へ別れていく。
千冬「それと、ラフタ」
ラフタ「はい、なんでしょう」
千冬「お前にはデータ収集を兼ねて山田先生と模擬戦を行ってもらう。いいな?」
ラフタ「了解です」
「模擬戦?山田先生と?」
「「データ収集を兼ねて」って言ってたよね。それってラフタさんも専用機を持ってるってこと?」
「ラフタさんの専用機か~。どんなのなんだろ~」
私と織斑先生の会話を聞いていた生徒達がヒソヒソと話している。
千冬「何を呑気に話している!グラウンドを10周させるぞ!」
織斑先生に怒られ、みんなはいそいそと準備していく。
千冬「全く………ラフタ、準備をしてこい。開始は10分後だ」
ラフタ「了解しました」
私は模擬戦に備えて、フェネクスの武装やシステムのチェックを開始する。
ラフタ(また一緒に飛べるね。フェネクス)
私はそう思いながらチェックを済ませていく。その時、フェネクスの待機状態である金の鳥のネックレスからは微かに蒼く輝いていた。
次回やつた初戦闘です。あと、ラフタを一夏ラヴァーズに入れるかどうか悩んでいます。コメントでご要望頂けると嬉しいです。では次回!