とある鎮守府の日常   作:さと(仮)

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新年おめでとうございます(遅い)

今回は、大変短いSSになります。

また、今回は不快害虫を取り扱っている為、苦手な方はお控え下さい。

新年一本目が不快害虫ってのもアレですが……


七駆の受難?

「あー……食べた食べたぁ……」

ある日の午後、漣と朧は自室で談笑していた。

「漣、あんなにバクバク食べてたらそのうち太るよ?」

「スーパー美少女の漣ちゃんになんてこと言うんですかーー!?」

「スーパー美少女(笑)でしょ」

「にゃにおおおおおおおお!!!」

 

いつもの日常、いつもの会話。

だが今日は少し違った。

 

今回はそんな闖入者のお話。

 

カサッ……カサカサッ……

「!?」

「どーしたんですか朧ちゃん、漣の可愛さに見とれちゃいましたか?」

突如として固まった朧を見て、軽口を叩く漣。

「あ……あ……」

そんな軽口に応えず、指差したのはタンスの裏。

「んー?」

漣がタンスの裏を覗いたその時、「ヤツ」と目が合った。

「はにゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

どこから出てるのかわからないくらいの声量で叫んだ後、部屋の隅に逃げた。

「ちょっと朧ちゃん、何とかしてクレメンス!!!」

「そんな無茶言わないでよ!」

朧も持ち前の冷静さを失い、押し付けあいが始まった。

 

「いつも漣に『度胸が足りない』とか言ってるんだから、それを発揮しなよ!!」

「ここでそれを持ち出すのはズルくない!?」

どちらが対処するかで揉めていたその時、

「戻ったわよ……って何してんの?」

 

遠征任務に出ていた曙と潮が帰投したのだ。2人は今の今まで争っていたいた事を忘れ、同時にタンスの裏を指差した。その様子を怪訝な表情で見つめて、

「まったく仲がいいんだか悪いんだか……それで、タンスの裏に何がいる……って」

そして、目が合った。

「きゃあああああああああああなによこれええええええええええええ!!!」

慌てて部屋の隅へ逃げる曙。

そこからはもう混沌としていた。「ヤツ」が右の壁に行けば左の壁に行き、左の壁に行けば右の壁に行く。七駆が逃げ惑うという、なんともおかしな光景がそこにはあった。

「か、かくなる上は……!」

ついに曙が艤装で虫を撃とうとしはじめた。パニック状態の漣と朧がそれを止められるはずもなく部屋は───

 

パァン!!

 

突然、大きな音が鳴り響いた。驚いた漣、朧、曙の動きが止まる。

潮が雑誌を使って「ヤツ」を叩き潰していた。そのまま無言でゴミ箱に入れ、部屋を出ていった。

かくして部屋には平和が戻ったわけだが、潮のとった思わぬ行動に驚くでも賞賛を送るわけでもなく、ただただ呆気にとられていた。

 

後日、全ての部屋にホウ酸ダンゴとバルサンが設置された事、そして七駆の間で「潮は怒らせてはいけない」と認識されたことは言うまでもない。

 

???「こ、怖かったぁ……」

 




ご覧いただき、ありがとうございました。

今回原案をご提供頂きました、はまけん放送。コミュニティの皆様、ありがとうございました。(それと投稿遅くなって申し訳ありません)

次回もお楽しみ頂けると幸いです。
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