ちょっとだけキャラ崩壊? しています。
取り敢えず、読んで読んで。
博麗の巫女の朝は早い。
日が昇る前に起床し、湯浴みで身を清め、外出の準備をしなければならない。
何故ならば、今日も今日とて、博麗の巫女としてのお勤めを果たさねばならないからである。……いやね、本音を言うなら、まだまだ夢の中で魔理沙たんと、くんずほぐれつな大人の組体操を続けたかったんだけど、こればっかりは仕方がないのよね。……だって私、真面目だもの(今世紀最大の大嘘)。
博麗の巫女の仕事は、大きく分けて二つある。
一つは、幻想郷を覆い尽くしている博麗大結界の管理である。
博麗大結界。幻想郷の賢者である八雲のゆかりんが考案し生み出した。幻想郷という土地を作り出し、維持するための重要な結界だ。
その効力は極めてシンプル。幻想郷という非常識と外界という常識を隔てること。……つまり、現実から否定され消滅していく幻想達を
私は、というか博麗の巫女に就任した者は、博麗大結界の管理を任されているのである。
管理とは言っても、私がするのは定期的に霊力を注ぎ込むだけの簡単なお仕事なんだけどね。……簡単とは言えど、少しでもこの仕事を怠けると、少々面倒な事になってしまう。
先に話した通り、博麗大結界は幻想と現実を隔てている論理的な結界である。
この結界の維持に必要なのが、結界に登録された博麗の巫女の霊力。……常に注いでいないといけないわけではないが、定期的に霊力を馴染ませておかないと、結界が不安定になってしまうのだ。
不安定なまま結界を放置し、霊力を注がないままでいるとどうなるか?……率直に言ってしまえば、大結界が崩壊し、幻想郷と外界が繋がってしまうのだ。
幻想郷と外界が繋がってしまうと、あらゆる問題が起こる。
外界の人間が迷い込む頻度が上がったり、外の世界の常識が幻想郷へと流れ込み、力のない妖怪や意思が希薄な小妖精などは存在が保てなくなって消滅したりしてしまうのだ。……最悪、幻想郷という土地その物が滅んでしまう危険すらある。
単純なようで決して欠かすことの出来ない重要な仕事、それが結界の霊力充電なのである。……幻想郷には美少女が沢山住んでいるので、傷一つ付けるわけにはいかないのだよ。
二つ目が幻想郷の治安維持だ。
これは博麗の巫女の仕事というわけではなく、私個人でやっている仕事である。
博麗の巫女は幻想郷の守護者である。故に幻想郷の秩序を乱している妖怪、神、人間を懲らしめる。あるいは秘密裏に消さねばならない。……それが私のポリシーだ。
秩序を乱す、つまり幻想郷に敷かれているスペルカードルール*1を守らない者達。
無差別に人間を食らおうとする妖怪。
多くの信仰を集めるために幻想郷の生態系に影響を及ぼす程の権能を行使する神。
同じ人間を貶め、悦に浸る外道極まりない人間のクズ共。
主にそれらの違反者に対処する仕事なのである。……とは言っても、最近では見境なしに暴れまわる妖怪も減り、神も大人しく、人間に至っては悪人などは一人も見かけなくなった(消した)。
うん、数年前まではそれなりに突っ張っていた奴等もいたんだけどね。……ちゃんとOHANASHI*2が効いているようで何よりである。
いやーあの頃は本当に大変だったよ。
そこら中を血に飢えた魑魅魍魎共が跋扈し、自由気ままに人を食い散らかすし、神は力を無差別に行使しては幻想郷の生態系や法則に大打撃を加え、人間は人間で好き勝手に騙して犯して殺してと、まさにやりたい放題。
それを一つ一つ、二度と同じ真似が出来ないように、潰して潰して潰して潰して潰しまくった。
あらゆる妖怪共を真っ向から暴力で捩じ伏せ、神を足蹴にして屈辱を与え、人間は全力でジャーマンスープレックスからのコブラツイスト*3で締めてから捕獲した。
つまり物理で語り合ったのである。
言ってみせ、言ってもダメなら、打ってみせ、打ってダメなら。反省するまで全力で殴る*4(はぁと)。
顔がぐちゃぐちゃの血まみれになろうが、変形して砕けた柘榴の様になろうが、歯が全部折れて飛び散ろうが、目玉が取れて地に落ちても関係ない。
痛みのあまり泣き喚いても、気が狂って笑ってても、心の底から反省したと思えるようになるまでは延々と殴り続ける。
途中で耐えきれない者もいるが、此処は自然溢れる幻想郷、捨てるところは何処にでもある。
妖怪や神は自然に還るだけだし、人間も獣や妖怪達が綺麗に片付けてくれるから、大して手間も掛からない。
残酷かもしれないが、幻想郷の秩序を守るためには必要な事なのである。
ちなみに仕事の時のテンションと、プライベートの時のテンションが違うのは意図的なものである。
いくら規制が入るレベルの変態淑女と言えども、感性は普通の人間と同じなのです(???)。お仕事中はグロテスクな感じの描写や、闘いの空気に当てられて、変態発言は自然と消え失せてしまうのですよ。
その代わり物騒極まりない思考が顔を覗かせるけど、大体は前世の知識の影響なので許してね。……前世がある種の免罪符になっている気がしないでもない。
「……どうやら問題はないようだな」
何やかんや幻想郷中を見て回り、スタート地点の博麗神社まで戻ってきたが、特に変わった事はなかった。
不自然に血の臭いがするわけでもなく、天候が乱れている様子もない。気配を探ってみるに邪悪な思考を持った存在も周囲にはいない様子だ。
今日も幻想郷は平和そのものであった。
くぅ疲れましたぁ!*5 これにて今日のお勤め終わりやぁ! 幻想郷を見回るのっクッソ疲れるわぁ! 真面目な態度とるのクッッッッッソ疲れるわぁ!
元々が真面目じゃない変態ピンクなので、シリアス醸し出すのは精神的な負担が大きいんやで。
そんなわけで始まりましたぁ!
博麗霊夢のぉ! 皆で作ろうワックワッククッキングゥ~♪ ポロリもあるよぉー! いえーい! どんどんパフパフぅー!
本日の調理担当兼司会担当を努めさせていただきます。幻想郷の素敵でBeautifulな巫女娘、博麗霊夢でぇーす! いえーい! どんどんパフパフぅー!(二度目)
助手は要りませーん! だってひとりでできるもん!
ではでは〜調理を開始しましょうか!
先ずは調理器具の準備から始めよう!
ぺったんこぉ!……もといまな板、包丁、フライパンなどの調理器具を取り出し、それに出来る限りの圧縮圧縮ぅぅぅを繰り返した霊力を込めるんやで! この時、込め過ぎは要注意や! 強く力を込めすぎると調理器具が自壊してしまうで! 何事もヤリ過ぎはアカンって事やな!
準備が出来たら、いよいよお待ちかね、クッキング開始や!
玉ねぎを用意して、パパっと切り刻む。ポイントとしては出来るだけ繊維に傷を付けないように、しっかりと細胞と細胞の隙間を見極めて切るんや。こないすることで、玉ねぎ本来の甘味を完全に閉じ込めたまま、素材の味を活かし切ることが出来るんやで。
次はそれをフライパンに投入し炒める、炒める時は弱火で中までしっかりと火を通すんや! 中まで火が通るのに少ーしばかり時間が掛かるさかい、その間に別の作業をするとええで!
野菜に火が通るのを待つ間に、メインとなる肉の準備や!
肉やで肉、皆大好き食卓の貴公子ミート様のご登場や! 牛肉やで牛肉ぅ! これは簡単や! お好みの部位を用意して好きな大きさにカッティングするだけでええんや! カットした肉には塩をまんべんなく振り掛けて、しっかりと揉み解すんやで! この一手間を加えるだけで味に大きな変化が生まれるから、かなり重要や! 覚えときや!
ちょうどええ具合に玉ねぎにも火が通った辺りで、肉を投入、弱火で肉をじっくりと焼いて徐々に火力を上げていくんや! いきなり火を強くしたら中はぐちゃぐちゃ、そとは焦げ焦げのクッソまずいダークマター*6が出来てまうから、要注意やで!
ええ感じに肉が焼けてきたら、醤油、みりん、砂糖を適量加えて、よーく炒めるんやで、ちゃんと焼けたら火を止めてそのままにしておくんや。
次に用意するのは丼。せやで、丼の器や! そこに炊きたてのホカホカご飯をこれでもかと詰め込んでおくんや! そーしーてー、よく溶いた卵を丼のご飯にぶっ掛けて、よーく掻き混ぜるんやで!
その上に、そのままにしておいた牛すき炒めを豪快に乗っけていく、気が済むまで乗っけていくんや! これでもかと、まいったか! この俗物め! いやしんぼ! ヨッ! どんぶり界のトリックスター!
ここまでの工程を完全に熟すことで、漸く完成するのが、この私、博麗霊夢が考案した丼メニュー!
──『博 麗 式ッ! 究 極ッ! 牛卵かけご飯丼!』*7
お腹が空いているときこそ格別! すき焼きの濃厚なタレと、ご飯に染み込んだ卵が合わさる絶妙な味わい、それとジューシーな肉の旨味がマッチング! 出来立てホヤホヤなら旨さがぐーんとアップや! ほんまに旨いで! 私の身体から絞り出した(意味深)霊力も染み込んでいるから、なおのこと旨さ倍増なんやで! 隠し味、霊力ってやつや!
これに味噌汁が付けば、もう誰も文句言えない最強のメニューの完成や! 是非作ってみてくれよな!……あれ? 誰に宣伝してんの私。
まぁそれはさておきまして……。
「……いい加減出てきたらどうだ?」
用意した
空間を引き裂くのは博麗の巫女の嗜み、常識常識。むしろ私レベルの博麗
私が引き裂いた空間から、姿を現したのは一人の女性である。
胡散臭い微笑み、夜に輝く黄金色の月の様な金糸の髪。その瞳もまた金色に輝き、吸い込まれそうな美しさを魅せる。
その大人の女性、といった容姿とは裏腹に可愛らしいふんわりとしたナイトキャップを被り、八卦の萃と太極図を描いた中華風の服を身に着けている。……隠し切れていないムチムチボディが大変よろしい。
彼女こそ、幻想郷の創始者の一人にして、私の育て親。
世界で唯一の境界を司る妖怪。……スキマ妖怪にして、私の絶対の女神、やくものゆかりんさんじゅうななさいである。相変わらずエロ可愛いくて美しいね。
今すぐ触れ合いたい。おっぱいを、あの賢者っぱいを揉みしだきたいです。揉ませて、揉ませてよ、揉んでいいよね? 揉んでいい筈だ! 揉ませろぉぉぉ!
むしろ吸いたい、吸い付きたい、今すぐに授○プレイしたいです。はい。ゆかりんは胡散臭いけど、本当に ほ ん と う に胡散臭いけど、かなりの包容力をお持ちなので、賢者ママァープレイがしたいです。……彼女の名前は八雲紫、私のママにする予定の女性だ(断言)。
全く、覇王モードになる前は、このワガママボディに思う存分タッチできていたと言うのにね。……チクショォォォメェェェ!
血の涙を流しつつ、全身の穴という穴から血が吹き出す勢いで、口惜しいでござる。ぐぎぎぎ。
「ふふふっ、流石ね。これでも結構本気で隠れたつもりだったのだけど」
「他ならぬお前の気配だ。私が気付かない筈がないだろう」
私の超感覚から逃れたいのなら、美少女レベルを下げるか、男になるぐらいしか対抗策は無いぞ。
何故なら、私の感覚は、この幻想郷内に存在する全ての美少女の位置情報を常に把握しているからだ。どんな隠密能力を有していようと、美少女であるなら、私の感覚から逃れることは出来ない。
ちなみに現在、私の感覚は魔理沙たんが自宅でお風呂に入っている、という情報を既に掴んでいる。私の感覚が訴えかけているのだ。美少女がお風呂に入っているという事実をな。
そして、それを私の類稀なる妄想力で補完することで、目の前にお風呂に入っている魔理沙たんの姿を投影することが可能だ。
ああ、魔理沙たんの魔理沙たんを私の霊夢が魔理沙たんしてて、それで魔理沙たんが魔理沙たんして私の霊夢が夢想封印して、魔理沙たんの魔理沙たんをマスタースパークしたい。
妄想の中で魔理沙たんと霊夢するのも良かったけど、今はそれよりも現実の、目の前にいるゆかりんだ。
ゆかりんマジゆかりん。私の育ての親がふつくしすぎて死にそうな件について、死ぬ前にせめて一揉み、いや、その先端にある桜色の果実をぉ↑私に下さい!
「あらあら、霊夢。随分と情熱的な事を言ってくれるじゃない。……私と会えなくてそんなに寂しかったのかしら?」
「ああ、お前と離れている時間は、私にとってはまるで悠久の時のようだった」
「れ、霊夢?」
ピキーンッ!?
無理矢理音にするならこんな感じだろうか? まるで敵の位置が分かった時のニュー◯イプ*8の様に、私の身体が意思に反して自動的に動き出し、ゆかりんの方に歩み寄る。
異様な雰囲気に押されたのか、ゆかりんは困惑の表情を浮かべたまま後ずさる。……が。
「ッ!?」
背中が壁に当たり、これ以上後に引けなくなってしまう。
一瞬動きを止めた、そのスキを逃さず、私の身体は瞬時にゆかりんとの距離を詰め。
「私を一人にするな」
ゆかりんを逃さないように、両手で壁に手をつき、互いの吐息が当たる距離まで顔を近づけ、そんなセリフをのたまった。……ゆかりんの顔が真っ赤っかで、大変よろしい。これだけで丼駆けつけ三杯は余裕で行ける。
これこそ、私の外面。霊夢ちゃん覇王モードの真骨頂! 「イケメン
ちなみにこの瞬間、私は脳内でゆかりんを着せ替えして遊んでいた。無論、脱ぐところから着るところまで全部を妄想してたんやで、覇王モード無かったら、絶対押し倒してR指定待ったなしなんやで。……興奮しすぎて、若干下着がマズイことになっているんやで、うぇへぇ。
というか、この状況どうしようか? どうした方がええんやろうか?
ゆかりんは覚悟を決めたかのように、真っ赤な顔のまま、目をギュって閉じてしまっているし。私は私で覇王モードがこの状況のまま、静止を選択しているため、動けない。
自由に動けるなら、このまんま大人のキスでも交わして、ゆかりんルートを突っ切ってゴールインしている。……正直なところ辛抱堪らんのですよ。ぶっちゃけゆかりんの匂いとかでイッちゃいそう。
くそッ! くそッ! くそッ! くそッ!! イキたくねぇ! イキたくねぇ! イキたくねぇッ! こんなところでイッてられっかよ……! 動け! 動けよ体……! 止まるな覇王(モード)ッ!! 私をもう少しだけ前に動かしてくれ……! 私は……私はゆかりんと……えっちぃ事をしなきゃいけねぇんだ!*9
私の熱い想いが届いたのか。……身体が動き出し、私の顔が徐々にゆかりんの顔に近づいていく。
あ、これはそのまんまキッスのパターンですな。少女漫画とかで壁ドンからのキスは最早鉄板と言っても過言ではない展開だからな。むしろここで止めてしまったら、覇王モード的にはカッコ悪いんもんね。
つまり、ゆかりんの唇を堪能出来るチャンスが巡ってきたということである。……ファッ!? ままま、マジでッ!? こここ、心のじゅじゅじゅ準備がまだ出来てないんだけですけどぉぉぉ!?
可愛らしい小さな唇、瑞々しくプルップルだと見ただけで分かる桜色の果実。これを私がマウストゥマウスゥ!? いやいやいやいや、覇王モードさぁん!? 何故いきなりご褒美をぉ!? この卑しいわたくしめにこのようなご褒美をぉぉぉ!?
距離が零になり、互いの唇が――
「霊夢、邪魔をするぞ」
「お邪魔しまーす!」
「「――ッ!?」」
残ッ! 念ッ! 触れ合わなーい。
声に反応して、一気に互いの距離が離れる。私は覇王モードぱいせんのお陰で表に出てはいないが、心臓バクバクのドッキンドッキン。ゆかりんはゆかりんで、焦ったように少し乱れた服装を整えて、懐から扇子を取り出して顔を隠している。……可愛い過ぎかよ。
襖を開けて入ってきたのは、二人の少女であった。
ゆかりんの式神で従者である八雲藍ちゃんと、その藍ちゃんの式神で従者である橙ちゃんである。
藍ちゃんは、九尾の妖怪で、金髪のショートボブに、金色の瞳。狐耳の様な二本の尖りが生えたナイトキャップに、ゆかりんと似た中華風の導師服の様な服装をしている。……何よりも目を引くのはそのお尻の方から誇らしげに揺れている、九つのモフ☆モフ尻尾である。
一言だけ言わせてもらうと、あの尻尾は私のものである。誰にも渡さない、アレは私のものである。アレをモフるのは私の特権である。誰にも、誰にも渡してなるものかァァァ!……べ、別に最高級の油揚げとかで、ちょっとアレな要求したいとか考えていないんだからね! 勘違いしないでよね!
橙ちゃんは、猫の妖怪で、茶髪のショートヘアーに、茶色の瞳。黒い猫耳に、緑のナイトキャップを被り、赤いベストとスカートを身に着けている。お尻の方には二本の黒い尻尾が、楽しげに揺れており、大変愛らしい。
一言だけ、この娘は私のものである、猫じゃらしで延々と遊んであげたいくらい愛らしい、あの娘は私のものである。異論反論は許さない、誰にも、誰にもだ!……べ、別に大量のマタタビを与えて、アレやコレや仕込みたいわけじゃないんだからね! 勘違いしないでよね!
そもそもゆかりん達は、私の嫁にするんだからね! 邪魔したら消すからね!……消すからね?(ハイライトオフ)
って、気付いたら八雲一家が大集合してんじゃねぇか。
居間の美少女密度が上がったことにより、私の全能力値が三倍された。勿論、ただでさえ抑えきれない性欲も天元突破してきた。……これはもう皆でフォープレイするしか無いですね。真っ昼間だけど、肉体と肉体が絡み合う、組体操(意味深)限定の夜の大運動会を開催するしか無いですね。
「やっぱり此処に居られたのですね、紫様」
「ら、藍、どうしたのかしら? 仕事なんて残っていなかったのだと思うけど」
「いえ、昼食時が近づいてきたのでお声を掛けようと思ったのですが、姿が見えなかったので、こうして探しに来たのです。……すぐに見つかりましたが」
「紫様は霊夢が大好きですもんね!」
藍は若干呆れたように、橙は目を輝かせて、そんな事を言っちゃう。
ゆかりん、お前、私の事好きなん? 相思相愛なのか? おまいらけこーん的な感じのアレなんですか?
「ななな、何を言っているのかしら、この娘達は! 確かに霊夢の事は嫌いじゃないけど、友人として、そうよ! 友人としての好きなのよ、私は!」
友人同士でも、最近はセ○レという関係があってだな。
友達同士での裸の付き合い、というものがあってだな。こう、ゆかりんと私もお友達だったら、そういう一歩踏み込んだ関係になりたいというか、何と言うか、ね。
それにしても、ゆかりん、あたふたし過ぎててワロタ。子供みたいに腕ぶんぶん振り回すなよ。可愛いだけやで。脳内保存余裕でした。
このままゆかりんの面白可愛い姿を堪能するのもエエけど、本格的にお腹空き過ぎてヤバイんで、そろそろご飯タイムに移行しよう、そうしよう。
「ふむ、お前たちも食べていくか?」
「良いのか? 見たところ二人分、しか用意されていないようだが?」
「何、すぐに出来る。元々、紫の気配を察して多めに作っておいたんだ。後二人増えたところで問題はない。……それに一人で食べるよりも、お前たちと食べた方が美味しいだろうしな」
「ッ!? そ、そうか」
「私は大盛りが良いです!」
「そうかそうか、よく食べて大きくなるんだぞ? 橙」
「えへへ〜、分かりました!」
君たちもお腹空いていたのかな? ちょっとニヤケ顔隠せていないでっせ、狐のお姉さん。モフ☆モフの狐尻尾がぶんぶんしてるし、ソワソワしてるしな。
そして、やっぱり橙は可愛い。ハッキリ分かんだね。子供っぽいところを全面に押し出してくるスタイル、私嫌いじゃないわ! こんな可愛い子はもう頭ナデナデしちゃう。ほーらここがええんかぁ? ほーれほれほれ、うーりうりうり。……髪質柔らかいし、猫耳フッサフサやん。これなら何時間でもナデナデ出来る自信がある。
「紫、いつまでそうしているつもりだ? そろそろ落ち着け」
「そ、そうね。ごめんなさい。少し取り乱してしまったわ」
少し(困惑)?……私の脳内フォルダには慌てふためく、賢者の姿が焼き付いているのだが、はて?
数分後経ちまして……。
八雲一家との、擬似的一家団欒の光景がそこにはあった。
私の作った、私の身体から絞り出したもの(意味深)が、たっぷりと混ぜ込まれた丼を頬張る美少女の姿に、私の霊夢が夢想天生し掛けたけど、大丈夫だよ。……私、これからも頑張ってイクから*10。
食後も、八雲一家と一日中仲良く過ごしたんやで、羨ましかろう? 羨ましかろう?
ゆかりんに膝枕しつつ、橙を抱きしめて、藍の尻尾にくるまれながら、そのお御足による膝枕を堪能しつつのお昼寝タイムをしたりね。……無論、感触が幸せ過ぎて、一睡も出来ませんでしたが、何か? 目は閉じるだけ(左手は添えるだけみたいに)。
橙の修行とやらに付き合って、私の修行内容にドン引きされたり。……まるで人間が妖怪を見たかのような目で見られた時は、素直に死のうかなって思った。
夜になったら、マヨヒガに帰ろうとする八雲家を引き止めて、お泊り会を開催したりしたぜ。
勿論、皆で風呂に入った。……もう、私は死んでも良いかも知れない。むしろ、あの幸せの絶頂の中で死にたい。あの肌色に囲まれて、心地よい香りに包まれて、死にたい。
当然、最後は一緒に寝たよ。
私を中心にして、八雲家が固まってスヤァする光景がそこにはあった!……んっ、ふぅ。興奮のあまり、イッてしまった。非常に申し訳ない。
何はともあれ、私の日常の一幕とやらは、こうして終わっていくのである。
毎日毎日、美少女に溢れている優雅で華麗な日常がなぁ! フハハハハハhゲホッゲホッ!
幻想郷の賢者、八雲紫にとって、今代の博麗の巫女、博麗霊夢とは希望である。この幻想郷を、本当の意味での楽園へと変えてくれるであろう、希望。
紫にとっての、理想の幻想郷とは、人と妖怪、神が完全に共生し切った場所である。勝負事は相撲や、知恵比べ、スペルカードルールなどで執り行う、誰も傷つかず、誰も他者を虐げない、理想の世界。時には喧嘩もあるだろうが、すぐに笑って仲直りできる、そんな夢のような世界。
だが、幻想郷はそんな理想を叶えるには、少々物騒だった。
妖怪が跋扈し、人間を食い荒らし、神は自分勝手にその力を振るう。スペルカードルールなど無視して暴れ回る人外が大半だった。その上、昔は人間の中にも悪さをする者がいて、とてもではないが理想を叶えることは出来なかった。
それを変えたのが、霊夢だった。
その力で幻想郷を跋扈する悪しき妖怪共を一網打尽にし、神を力づくで捻じ伏せ、人間たちを改心させていった。
霊夢の尽力があり、幻想郷は少しずつ、少しずつ、しかし、確実に紫の理想へと近付いていった。
妖怪は無闇に人を襲ったりしなくなり、神は自分勝手に権能を振るわない。人間も善人しかおらず、争いという争いは、スペルカードなどのルールに沿ったもののみとなった。
まだまだ問題は残ってはいるが、それでも確実に幻想郷は変わった。今代の博麗の巫女、霊夢のお陰で変わったのだ。
幻想郷に変化を齎してくれる、唯一無二の人間、それが霊夢という少女だ。
紫にとっての希望そのもの、これから先、幻想郷を理想の楽園へと導いてくれる唯一絶対の希望なのだ。
──出会いがあった。
紫は今でも思い出せる。あの時の光景を、これまでの軌跡を、全て思い出せる。
博麗神社の前で、一人寂しげに佇んでいた童女の姿を、差し伸べた手をしっかりと握ってきた手の感触を、はにかんだ時の咲いた花の様な、可憐な笑顔を覚えている。
母の姿を投影して、甘えてきた姿。初めて作った黒焦げの料理を、おいしいと言って食べてくれた時。一緒に布団で眠った時に見せた安心した表情。
必死に修行に打ち込む姿、結界を張った時の得意げな表情、怪我をしても唇を引き結んで耐えていた姿
そんな幼かった彼女が成長した姿。
戦っている時の美しくも凛々しい姿。ふとした時に見せる優しい笑顔。人をからかっている時のちょっと意地悪な表情。
その全てを紫は大事に覚えている。
だって紫は霊夢が大好きなのだから。
友人としても、娘のような存在としても、そして──
「ふふふっ、今日もあの娘のところに行こうかしら?」
──ずっと隣に居て欲しい存在としても。
スキマ妖怪は巫女が好き。今はまだ、この距離で。
書くのって楽しいね(粉ミカン)
書いているうちにどんどん、変な方向に飛んでいったりするので、その衝動に身を任せてみた。
推敲が上手く出来ているか、心配なのですよ。
誤字脱字があったり、この表現おかしいよって思ったらバンバン感想に投げ入れていってくれて構いません。
春巻きは春巻きなので、感想を貰うと若干パリパリになったりします。
美味い小説書きたいので、どうぞよろしくお願ぇします。
……ふと、思ったけど、最後の春巻きってことは売れ残りj
2024 5/11
加筆修正完了。