長々とお待たせして申し訳ない。
リアルの都合で時間があんまり取れなかったのですよ。
その代わりに、恥霊伝(どこに出しても恥ずかしい霊夢の伝説)の最新話を投稿するので許して下さい(土下寝ッ! 敗北のベストオブベストッ!)
――温泉
それは大地の奥底から溢れ出た現象、あるいは場所そのものを指し示す言葉であり、この世に存在するありとあらゆる生命体を魅了する神秘である。
何だよ……温泉とかただのお湯じゃん、などと馬鹿げた事を思うなかれ。……温泉とは癒やしなのだ。ほっとする温かさで諸人の疲れという疲れを包み込み、身体を労ってくれる幸せな場所なのだ。
温泉とは、理想郷である。……そう、理想郷、理想郷なのだ。
温泉とは風呂だ。つまり、その中に入っている者達は一糸纏わぬあられもない姿を曝け出しているのである。……それは、汚れなき透き通る様な肌だったり、健康的な色気を醸し出す褐色肌。温泉という場所特有の熱により、淡く桃色に染まったその素肌は、この世のどんな芸術にも勝るとも劣らない至高の物だと思う。
栄養を蓄え、大きく実った二つの果実が、その存在を主張するかのように揺れている。逆に、僅かな膨らみしかない、平原に現れた丘のごときソレも、揺れはしないが凛とした姿を魅せてくれる。
熱を帯びる桃も、大小それぞれの違いはあるが、総じて色合いをより赤へと近付け、むしゃぶりつきたくなる衝動に駆られてしまいそうなほど、甘く甘く誘惑してくる。
恥ずかしげにその肢体を薄く白い布切れで隠そうと、健気に抵抗している者もいるが、その行動こそが逆に、その身をより扇情的なソレに変貌させていることに全く気付いていない。……水を吸い、全身にピッタリと張り付き、その白いベールは向こう側の光景を透かして見せているのだ。その有様の何と淫靡な事か。
まぁ何だ、長々と語ってしまったが、私は温泉を、温泉という場所を心の底から愛している。
「あぁ……あったかい」
「おねえちゃん、おねえちゃん! おんせんきもちいいねぇ!」
「うにゅっ! おんせんたまごおいしい!」
「そんな急がないでも沢山あるから、ゆっくり食べようね、お空」
もう、私は死んでも良いかもしれない。……死なないけど。
異変を解決してからの話だ。いつも通り、異変解決後の事後処理として、地底の復旧作業を行っていたのだが、その過程で、偶然温泉を発掘してしまったのだ。……元々、色んな頭おかしい戦いで、地盤とか地脈とかがぐちゃぐちゃになっていたから、その影響かもしれない。
そんなわけで、ちゃちゃっと復旧作業を終わらせて(質量を持った分身とか、時間停止とか云々で……)、今回異変に関わった面々を集めて、お疲れ様パーティーと称して温泉に入ることにしたのだ。……肌色多めで、博麗の巫女は大変満足です。私の心のマーラ様も菩薩の笑みを浮かべている。
「……(微笑みながら固まっている)」
いきなりで悪いが、私は今、大変嬉しいような、嬉しいような、嬉しいような、嬉しいような。……うん、大変で嬉しい状況に陥ってしまっている。
私が博麗霊夢として人生を謳歌してきたこの十と数年でも、類を見ないほどの嬉しいが過ぎる状況に陥ってしまっているのである。
「あ、意外と二の腕柔らかいんですね。……もっとカチカチだと思ってました」
「ホントだ! ぷにぷにしてて柔らかーい!」
「むぎゅぅぅぅぅぅ!」
「霊夢って、身長高いからちょうど良いなぁー」
私の両サイドを古明地姉妹が陣取り、それぞれが左腕と右腕を抱き締め、好き放題にさすっていたり、揉んでいる。……二人から感じられるのは、少々小ぶりだが確かにそこにあると分かる柔らかさである(悟り)。
背後には、お空ちゃんが鎮座しており、私よりも更に高い身長に物を言わせて、強引に私を抱え込んでいるのである。……主人とは対象的に、私の背中に押し付けられているのは圧倒的な存在感と包み込んでくる柔らかさである(う乳)。
そして、私の膝上には何処となく楽しげに猫耳を揺らしてのんびりとしているお燐ちゃんの姿があった。……主人と同僚に比べるとアクションこそ少ないが、身じろぎする度に、私の乙女の聖域の上空では魅力的なキャットダンスが繰り広げられているのである(ケダモノフレンズ)。
そう、地霊殿一家である。地霊殿の主人姉妹と、そのペットたちが、私の全身に纏わり付いているという嬉しすぎる謎現象が巻き起こってしまっているのである、謎。
「何でさ」
いや、本当、何でさ(赤い弓兵)。
別にこの状態が嫌なわけじゃないんだけどね。いや、本当に、この状態が毎日続くのであるならば、世界征服であろうが、神様をコロコロするくらいどうってことないくらいには、何でもする勢いで、本当に嬉しい状態なんだけどね。……正直、状況が飲み込めないのでござりまする。
温泉に入って一息入れて、さぁて、美少女を眺めますかと、視線を横にずらした瞬間、私はこの状態にあった。……何が起こったのか、全く理解らなかった、時間停止とかそんな類のものでない事は理解っていたが、気付けば私は地霊殿女体饅頭の具にされてしまっていたのである(しあわせぇー)。
「お礼のつもり、です」
「……お礼?」
「霊夢さん、人と触れ合うのが好きみたいなので……ちょっと恥ずかしいですけど、こうして触れていたら喜んで貰えるんじゃないかと、思いました」
「……Oh」
さとりちゃんの女神化が留まるところを知らない。
私の中でのさとりちゃんに対する純粋な意味での好感度が鰻登りの爆上がり、上限を突き抜けて天元突破で上昇していくのが分かる。……私のさとりちゃんがこんなにも尊い(お前のじゃない)。
「こら霊夢! お姉ちゃんだけに構ってないで私にも構えぇー!」
「痛っ、痛いぞこいし!」
「あはははははっ!」
こいしちゃんが私の髪を引っ張って、自分の方に向かせようとしている。いや、普通に痛いから、毛根が死滅しちゃうから、乙女で美少女なのに、落ち武者ヘアーとか洒落にならんから止めろ下さい。
全く、なぁにが楽しいのかキャッキャッとしやがって、お前という奴は、はぁ……もぉきゃわいいからゆるしゅっ!(美少女脳)
でも、後でお仕置きは確定だから宜しくね! お風呂上がりに運動(意味深)だからね! ね!(念押し)
「むぅ」
「お空、首が締まってるから緩めてくれ」
「むぅ〜〜〜っ!」
「ぐっ!?」
【ふはははははっ! 諦めて我らにも構うが良い!】
私の首が捻じ切られそうな件(捻じ切られるとは言ってない)。
それよりも、私の背中に当たる山盛りの果実の感触が半端じゃなくて、一瞬で昇天しちゃいそうなんだけどね。
八咫烏ちゃんェ、あんまりお空ちゃんを焚き付けるのは止めて欲しいんだけどなぁ。微妙に進化の力使って腕力底上げしてくるから、本気で首が締まって呼吸が苦しいんだよぉ。……まぁ、私はぁ? 五日間の無呼吸運動が出来ますしぃ? 別に問題ないんだけどねぇ?(スペェェェェェック!)
「すぅー、すぅー」
「……お前だけが救いだよ」
「すぅー……後で……皆で……霊夢にぃ……復讐……むにゃむにゃ」
「……」
いつの間にやら私の胸を枕にしてすやすやと寝息を立てている可愛らしい猫耳美少女、お燐ちゃんがべらぼうに大人しくて、さとりちゃんと並んで私の癒やしになりつつあるついこの頃。いやはや、流石は地霊殿の常識人筆頭ですわ。……後、復讐については完全に不可抗力なので、手打ちにして貰いたい。あ、無理ですか、そうですか、はぁ。
「……(じぃー)」
「……」
さっきから団子状態になっている私を、真正面からずっと見つめているお燐ちゃん似の猫耳娘……確か、名前は火焔猫煉ちゃんだったかな? じゃあ、呼ぶときはお煉ちゃんで良いな!
ふむふむ、こうして間近で観察してみると。……ふむ、お燐ちゃんに似ているとは言っても、やっぱり彼女なりの個性が出ているのが分かる。
お燐ちゃんの猫耳はどちらかと言えば、ちょっとくせっ毛で、ふわふわしているが、このお煉ちゃんは、シュッとして滑らかだ。
顔立ちも、あどけなさが残るお燐ちゃんに対して、若干ツリ目でクールな印象を受けるし、筋肉の付き方が全然違っているからね。……より具体的に言うなれば、ライオンとチーターくらい違う。ついでに胸の大きさもDとBでこの娘の方がこじんまりとした手乗りサイズでクールな印象とは正反対に可愛らしい感じだ。
「……(じぃー)」
「……猫耳?」
「っ!?……理解るのか!?」
「ああ、皆まで言うな。私もまた猫耳だ」
一番の驚きは、お煉ちゃんが生粋の猫耳マイスターだった事だよね。
猫耳マイスターとは、猫耳を愛し、猫耳の為に生き、猫耳を守り、猫耳を繁栄させ、やがて、自分自身も猫耳と化す、愛すべき大馬鹿者達を指す言葉である。
無論、私もまたその一人。……最も、私は猫耳マイスターの中でも上から数えた方が早い位置にいる者だがね(圧倒的強者感)。
ふっふっふっ、格上の猫耳マイスターに出会ったのは初めてかな? 驚愕が透けて見えるぞお煉ちゃん? まだまだ私の猫耳パワーは全開には程遠いんですがねぇ?
「こんな、馬鹿な」
「恐れるな、恐れは猫耳を曇らせる。……ただ刮目してみるのだ、猫耳とは、猫耳があるから猫耳なのではない。猫耳とは猫耳であるからこそ、そこに猫耳としてあるのだ」
「つまり、猫耳とは猫耳である、と?」
「無論、そのための猫耳だ」
ぶっちゃけると、私の猫耳ぢからは常人の理解を遥かに超えていると言っても良い。……無論、猫耳だけではなく、その他の属性も網羅しているがね(犬耳とか、狐耳とか、エルフ耳とか……)。
「……師と呼んでも?」
「学びたければ教えよう……娘よ」
あ、それと多分この娘、血の繋がりはないけど私の娘になると思うわ。……もっと正確に言ったら私とお燐ちゃんの娘だけど。
いや、ね。この娘からお燐ちゃんの妖力と同時に、若干私の霊力も感じられるんですわ。……割合で言ったら、大体お燐ちゃん要素が八で、私の要素が二割くらい?
そもそもの話、私の因子を受け継ぎでもしない限り、こんな馬鹿みたいに濃ゆい美少女が出現するわけがないだろうが(説得力のある回答)。
「師であり父よ。……貴女も私の様に猫耳を生み出せるのか?」
「お前に出来て私に出来ないとでも思っているのか?――ほれ」
――フサァ。
肉体変化の応用で、私自身の頭部に猫耳を生やしてみせる。……うん、神経もちゃんと通っているし、感度も良好。久々に試してみたが、中々に上手くいったぜ。
我ながら、今の猫耳巫女霊夢さんは、その手のマニアには眉唾ものだと思う。大枚叩いてでも一夜を共にしたいレベルの圧倒的猫耳美少女になっている自信が私にはあるぞ。
「……これが、最高峰の、猫耳」
「触ってみるか?」
「良いのぉ!?」
目をキラッキラさせよってからによぉ、ええからええから、好きなだけ堪能しんしゃいな。……それにしても興奮しすぎてキャラ崩壊してやがる、こりゃあ相当な猫耳マイスターだなぁ(呆れ)。
「ふぅ……何だこれ」
両腕には、しがみついて揉み揉みしてくる古明地姉妹。
背中には、もう一人のボクとシンクロして、必要以上のパワーで抱きつき、首を締め付けてくるお空ちゃん。
膝は地霊殿の常識人筆頭にして、猫耳の最萌筆頭であるお燐ちゃんが独占しており、すやすやと穏やかな寝息を立てている。
極めつけには、私の猫耳を全力全開で触って、はわわしているお煉ちゃんである。……流石だな、猫耳を大事にしているが故に、猫耳を猫耳して、猫耳の安全を第一に猫耳している(意味不明)。
展開されるのは乙女たちのキャッキャウフフなお団子空間である。
古明地姉妹が主導する、地霊殿が誇る決戦お色気兵器、地霊美少女団子が、幻想郷の守護者であるこの博麗霊夢に向かって使われているのである。……私は抗う術もなく、ただ好きなように弄ばれるしかない。
いつものようにスキンシップ(やらしい方の肉体言語)をしても良いかもしれないが、此処には女神であるさとりちゃんがいるため、不可能なのだ。……そう、さとりちゃんはさとりちゃんであるが故に女神なのだから、私という名伏し難きど淑女の欲望を曝け出すわけにはいかないのである。
え、もうバレているだって? 諦めて素直になれ?……この博麗霊夢にも意地というものがあるのだ。さとりちゃんから直接的なモーションを掛けられない限りは決して手を出すわけにはいかないのだ(真面目)。
「どうしたらこんなにスベスベになるんでしょう?」
「さ、さとり、流石にそろそろ擽ったいのだが?」
「も、もうちょっと、もうちょっとだけですから」
私の腕を堪能しているさとりちゃん、すりすりすりすりと、ゆっくりゆっくり撫でている。……何だろう、イヤらしい要素は何にもない筈なのに(感覚麻痺)、ちょっとエロいとか思ってしまった。
別にさとりちゃんが望むなら、私の何処であろうと自由に触らせてあげるんだけどなぁ〜、腕だけじゃなくて、我ながらよく引き締まった脚だろうが、鍛え上げられた柔らかくも強靭な腹筋だとか、この豊満なバストだろうが何でも触らせてあげちゃうんだけどなぁ〜。
まぁ、今は腕だけで満足している様子なので、好きなだけ触らせておきましょう、そうしよう。……何なら、このままさとりちゃん専用の腕クッションを作るために私のこの片腕を切り落としても良いくらいだ(猟奇的発想)。どうせ一瞬で生えるし(※あくまで人間です)。
「美味しそう」
「おい、こいし、噛むな、噛むんじゃない」
「じゃあ、ちょっと味見するね!」
おい、私がペロペロするんじゃなくてお前がペロペロするのかよ、解釈違いだから止めなさいな。
良いかね、こいしちゃん? 私、襲い掛かる側、君、襲われる側なんだよ? つまり、捕食者と被捕食者という関係なんだよ? 被捕食者が捕食者に向かってペロペロするか?……しないだろ? じゃあ、この状況は自然の摂理的な意味合いで、間違っているんだ。
だから、私の二の腕を執拗以上にペロペロするのは止めるんだ。……何故なら、私は、好きな相手からの行為ならば、例え手を繋がれただけでも簡単にイッてしまいそうなクソザコナメクジだからな(紙装甲)!
や、やめてぇー! 私、落ちちゃうからぁ! こいしちゃんの巧みな舌使いで、霊夢の霊夢が無双封印して、無意識の内にこいしちゃんのこいしちゃんによるぺろちゃんでハルトマンしちゃうからぁ! ひぎぃ!
「うにゅおぉぉぉぉぉ!」
【空ぉ! 進化の時間だぁぁぁぁぁ!】
「お、お前たち、言い加減にしないと、本気で仕置するぞ?」
「【むしろ来い!】」
んで、何気にキツくなってきたのがこのコンビ。
地獄が誇るおっぱいであるお空ちゃんと、そのもう一人のボク的な、遊戯で王的な、千年でパズル的なアレを完成させたら、エジプトのファラオがやっはろーしたみたいな、二重人格コンビが地味に首を折りかねん勢いで抱き締めてくるので、首への負担が半端ではない。……死にはしないけど(※人間?)。
後、興奮しているのか、発情しているのかは知らんけど、背中に当たっている柔らかさに混じって、二箇所だけ固い感触があるのよね。……ポッチが勃ってるのね、分かっているわ(本日二回目の悟り)。
ぶっちゃけ、今すぐにもむしゃぶりつきたいのは此処だけの話である。
「うにゃぁ? この枕柔らかいにゃぁ〜」
「っ!?」
「むにゃむにゃぁ、さくらんぼ美味しい」
「ふぅっ!? っ!?」
お燐さん、お胸を吸うの、止めなされ。……博麗霊夢、心の俳句。
背後から襲い掛かってくるお空ちゃんのダブルポッチに気を取られていた私は、前方から迫りくる脅威に気付けなかった。
お燐ちゃん、今まで大人しかったあの猫娘が、突如として私に牙を向いたのだ。文字通り牙を向いてきたのだッ!
私のお胸様に顔を埋め、その先端部分の桜色の果実に口を寄せ、そのまま食らいついたのだッ! それはまるで、生まれた直後の子猫が、栄養を求めて母にすがりついているように、一心不乱に食らいついたのだッ!
それだけならば問題はない(大アリ)。問題はないがッ!……それはあくまで歯の生え揃っていない赤子の話である。お燐ちゃんは立派に成長した乙女、当然その牙は綺麗に生え揃っている。
結論、痛い。突き立てられた鋭い牙が、私の弱い部分に噛み付いてくる。肉体強度故に、ダメージ自体は入っていないが、それでも若干の痛みを感じるほどだっ!……同時に、私の胸元から電流が走ったかのような衝撃が全身に走り、私の脳神経を叩いて揺らす。まるで、頭の中に直接雷を落とされてしまったかのような、とんでもない衝撃が、私に襲い掛かってきた。
気持ちよかったのだ。痛みと共に私を支配したのは快楽。……お燐ちゃんはやってしまったのだ、私という幻想郷最強の人間を、一瞬の内に、ただのメスへと叩き落としたのだ。
こんな偉業、あの幽香ですら出来なかった。それなのに、お燐ちゃんはやってのけた。……もうこれは私がお燐ちゃんに嫁入りせざる得ない。
「ん!? 父よ、猫耳が激しく揺らいでいるが如何なされた!」
ほら、ちょうど娘もいるから私達は良いおしどり夫婦になれると思うのだよ。
父親扱いされている私が、母親的な立場になっているお燐ちゃんによってメス落ちさせられて、そのままゴールインする。……ふむ、こうして言葉にすると妙だな。
で、お燐ちゃん。夫婦になったらどうしようか? やっぱり毎日毎日仲良し夫婦が良いよね? 一緒にご飯作って、一緒にお風呂入って、一緒に同じお布団で眠って、一緒に愛して愛して愛して愛して愛して愛される関係が望ましいよね?
だって、お燐ちゃんは、私の事が大好きなんでしょう? 霊夢分かるよ、だって私もお燐ちゃんの事大好きだから、当然だよね? そもそも私は幻想郷のありとあらゆる美少女たちを愛しているから、その美少女の一人であるお燐ちゃんの事を愛しているのは当然だよね。ああ、そうそう私をメスにしていいのはお燐ちゃんだけだからそこは安心して、私は皆をメス落ちさせるけど、私をメス落ちさせて良いのはお燐ちゃんだけだからね。だから、お燐ちゃんのヤりたいことは全部私にしてくれて良いよ? 基本も応用も、アブノーマルな事でも全部受け入れるからね。あ、そうだ、お燐ちゃんも確か人を食べる事が出来る妖怪だったよね。だったら私の身体の一部を食べて文字通り一心同体で一つになろうか? そしたら、お燐ちゃんは私というメスの存在を何処にいても感じることが出来るし、私もお燐ちゃんの一部になれて嬉しいでウィンウィンだもんね。それとやっぱり住むとしたら主であるさとりちゃん達がいる地霊殿が良いかな? でも私は地上も良いと思うんだ、だって地上だったら、私とずっと二人っきりで一緒にいられるもんね、夫婦の時間は大事にしようね。あ、そうだ、何時でも会えるように空間を捻じ曲げて博麗神社に直結させれば良いんだね。はい、繋げたよ。これで何時でも私と一緒にハグハグ出来るね、良かったよ。ところで、子供は何人欲しい? 私はお燐ちゃんが満足できるなら、何人でも産んでも良いよ? それで、いつか孫とかが生まれた時には博麗神社の縁側で二人仲良く座って「これからもずっと一緒だからね」ってやるの、キャーそんな事して私の心臓持つのかし(省略
――【我が生涯にいっぱいの食いありぃぃぃぃぃ!】
「あばばばばば!?」
ぎゃあぁぁぁぁぁ脳内に無数の裸王がががががぁぁぁぁぁ!?
ど、どうやらは、覇王モードパイセンの精神保護機能が発動したらしいな。……これを使う羽目になったのは随分と久しい、それほど追い詰められていたということか。
精神保護機能とは、私の精神が可笑しくなったら発動する一種のショック療法のような代物だ。……私の精神がレッドゾーンに突入するか、人格が病みサイドにシフトした瞬間に、私の脳内におぞましい光景を直接流し込むのである。
ちなみに前回正気を失いかけた時は、ガチホモ達の血湧き肉躍る、精で精を洗うヤベェ祭りの光景だったぜ、オエェ。
こほんっ、失礼した。少しだけっ! 少しだけっ! 取り乱したなっ! 取り敢えずさっきのは忘れて欲しい、ちょっとした気の迷いだったんだ。私は、メス落ちしてない、私はメス落ちしない、そう、私は博麗霊夢、百合の花園で微笑む聖母のごとき淑女の博麗霊夢なんだ。……そんな私を此処まで取り乱させるなんて、お燐ちゃん恐ろしい娘(劇画タッチ)。
「……うむ、逃げるか」
このまま此処にいたら開発されてしまう(お燐ちゃんに)。
何やら楽しげに私で遊んでいる他の面々には本当に申し訳ないのだが、此処は引かせてもらうっ! だが、無理矢理引き剥がそうとしたら、一部はともかくさとりちゃんとこいしちゃんが大怪我を負いかねない。……ならばっ!
「あれ? 霊夢さん?」
「れ、霊夢が消えたっ!?」
「うにゅっ!?」
【おのれっ! 逃げられたかっ!】
「ああっ!? 猫耳がッ!」
「むにゃむにゃ」
――夢想天生。
あんまりにもしょうもない理由で奥義の一つが使用された瞬間だった。……うん、ある意味で私にとっては危険で危ない状況だったから仕方ないんだ、仕方ないんだ。だから、何も言うな! 言うんじゃない!
なんやかんや、地霊殿の面々から離れることに成功したので、お茶でも飲んでゆっくりしている。……少し名残惜しい気もするが、流石にあのままだと博麗霊夢の霊夢さんが霊夢さんであることを放棄して、ただの卑しいメス豚になっていたのはかくてき(確定的に明らか)だったので仕方ないのである。
「ふぅ……それで、一体何の用だ?」
私が地霊殿の面々から離れるのを待ってましたと言わんばかりに、取り囲む影。……彼女達は、とてもとても熱い眼差しで、刺殺さん勢いで私をじっくり、ねっとりと睨みつけ、息を荒げながらじりじりと距離を詰めてくる。
どうやら私は、一時も休むことは出来ないらしい。……やれやれ、人気者は辛いじぇ。
「うふふっ」
「ハハハハハッ!」
前方、無駄に綺麗な笑みを浮かべてこちらを熱の籠った目で、穴を開けそうな勢いで見つめ続ける、幻想郷最強の妖怪、幽香。……そして、そんな彼女にも匹敵しかねない気迫を全身から吹き上げ、猛獣が如く、舌舐めずりしている鬼、勇儀姐さんである。
「ふぅー」
「れいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむあはっあはははっ!」
対して後方、傲慢極まりない不遜な態度で全てを等しく見下ろしながら、莫大な奇跡の波動で水面を揺らしている、現人神、早苗。……その彼女の隣に立ちながら、ハイライトが消失した目でこちらを見つめ、私の名前を連呼しながら、おぞましくも強大な嫉妬の力を邪悪に漲らせている橋姫、パルスィちゃん。
「……Oh(汗)」
前門の虎後門の狼とは、まさにこの状況の事を指すのだろうか(遠い目)。……いや、敵意はないのは分かっているんだけどさ、そのぉ、ね、目がね、明らかに私のことを「めちゃめちゃに食い散らかしてやるぜぇ(性的な意味で)」みたいな殺意の波動に目覚めた某格闘家並に鋭い眼光で睨んできているからね。
何度も言うけど、私はあくまで攻撃タイプ、攻めに特化した紙装甲なのだ。こんな獰猛過ぎる方々に囲まれて攻められたら逝く(二重の意味で)。
「幽香――」
「ああ、漸く会えたわね私の大好きな霊夢。そうよ、貴女の素敵な素敵な
うん、恐い(真顔)。恍惚のヤンデレポーズは止めてください、死んでしまいます。……戦闘狂はこれだからっ! これだからっ!
それとね、興奮しているのは分かったから、完全体幽香になるのだけは止めて、それ止めるの面倒だから止めて、幻想郷がモストダァイしちゃうから止めてっ!……あ、これダメみたいですね、分かりたくないです。もぉやだぁー!
「ゆ、勇儀――」
「圧制である!」
「は?」
「おおぉ、圧制者よ。私の心を奪った者よ。君とこうして湯に浸かるという不思議な体験で、我が心は打ち震えているぞ! おおぉ、これは歓喜である! 君と同じ土俵に立った私と! 同じく、私と同じ目線で会話を求める君が分かり合うための絶好の機会である! 故に、圧制者よ、我が抱擁を受けるが良い! この我が身から溢れ出す君への無限の愛を、存分に君へと伝えてみせよう! さぁ、圧制者よ、我が胸に飛び込むが良い! この愛でもって、君の全てを包み込もう! さぁ! さぁぁぁぁぁ!」
こやつ酔っておるな(確信)。
勇儀姐さんをよぉく観察して分かった、酔ってるわ、この娘。……その身から溢れ出す酒の香り。どれだけ飲んだのかは分からないけど、鬼である勇儀姐さんが酔っていると言うことは相当な量を飲んだのは想像に固くない。
両腕をめいっぱい広げて、無駄に綺麗で快活な、愛らしさ全開の満開に咲いた花の如き笑顔を見せる勇儀姐さんのギャップで私の心臓が圧制されている、可愛い。
何処ぞの反逆の英雄がインストールされたのかは知らんけど、これは可愛い。うん、カワイイデスネ。……全身から闘気とか妖気とか滅茶苦茶な覇気を垂れ流していなかったらね。
これ、抱き締められたら、流石の私でも骨が軋むくらいはするかもしれない、そんな気がする。そんくらいヤバイ。……ああ、そう言えば勇儀姐さん、幽香と殴り合いできるんだったね(白目)。
「早苗――」
「喜びなさい霊夢、今こそ、貴女を我が手中に収める時がきたのです」
「はぁ?」
「どれだけ私がアピールしても、どれだけ貴女に思いを伝えても、貴女は揺るぎもしなかった。屈服させようとも、私と貴女では実力に差があり、とてもではないが敵わない。……私は理解しました、まだ、甘かった。貴女という一種の災厄にも等しい人間を相手取るには一人では足りない」
「ええ、一人ではねぇ?」
既に奇跡の力を開放している早苗。その隣に嫉妬の力全開のパルスィが並び立つ。
「……パルスィか」
「そう、ならば数を揃えて押し潰し山分けしてしまえば良い。……単純な話です、質でダメなら数で、一人でダメなら二人で貴女を屈服させてしまえばいい」
「奇跡と嫉妬のコンビというわけ、か」
渾身のドヤ顔を披露しながら、私に向かって自信満々に言い切った早苗。……普段のダメダメな早苗もカワイイけど、これはこれでアリだな。傲慢カワイイという新ジャンルを開拓してしまったよ。
霊夢さんはね、こういう自信満々で誇り高い女の子が、プライドをバッキバキにされて、涙目で這い蹲って私に傅いて快楽落ちする、くっころ展開も実は嫌いじゃなかったりするんだよ。……ぶっちゃけ、今の早苗を今すぐにでもねじ伏せて、どっちが上にいるのか分からせてあげたい。
でも、今動いたら手痛い反撃を受けちゃうよね。
早苗一人ならどうとでも出来た。なんなら、時間をたっぷり使って、戦いという名の調教で、一匹のメス犬を作り上げることも容易いだろう。
問題はその横でハイライト消失した目で私に微笑みかけているパルスィちゃん。……光のない目って正直見ているだけで吸い込まれそうで大好き、是非ともそのまま吸い込んで欲しい。いや、むしろその眼球を直接ペロペロして、その尖った愛らしいエルフ耳を噛み噛みしたいです、はい(狂気)。
早苗とパルスィちゃんの戦いの全容は私も確認済みだ。圧倒的な奇跡の力で戦う早苗と、その早苗に対抗するように、大量の呪詛を撒き散らしながら巨大化した身体で暴れまわったパルスィちゃん(緑眼の者モード)。……あの早苗が、奥の手を切らなければ勝てなかったかもしれないのがパルスィちゃんだ。
そんな二人がコンビを組んだ。……普通に強いに決まってんだろうが馬鹿野郎この野郎。下手したら幽香と同じくらい厄介だぞこの二人。
「さぁ、霊夢! お楽しみはこれからよッ! ハリィィィ! ハリィッ!」
「……そ、そろそろ飛び込んできても良いのだぞ、圧制者よ(涙目)」
「さて、パルスィさん、私達の計画を実行する時が遂にやってきましたよ」
「ええ、『霊夢捕獲作戦〜今夜は寝かせないぞ(はぁと)〜』で、絶対に霊夢を私達の物にするのよ」
わい、死ぬん?
いやいや、流石の私もこの四人を相手取って不殺の誓いを守りつつ無力化するの無理なんですがそれは。下手したら私の命が幻想郷から彼岸の果てまでランデブーしちゃうんですがそれは。
お、落ち着くだぁー! 霊夢! わ、私はやればできる子だ! こんな危機的な状況でも私ならっ! 私なら回避できるぅっ!
この場での最適解は何だッ!? どうすれば、この絶対的な危機を脱出できるのだッ!?……い、いや、一つだけっ! 一つだけ手段があるっ! だがアレはッ! アレだけはッ!
「霊夢ぅ!」
「圧制者よ!」
「霊夢さん!」
「霊夢!」
くっ、止むおえんッ!
「い、イジメないで(全力の涙目+上目遣い+首傾げ)」
屈辱である。誠に遺憾である。私はかっくいぃ(小並感)霊夢さんを目指しているのに、これはあんまりである、起訴も辞さない。
私、博麗霊夢の技は、何も攻撃的なものだけではない、相手を一瞬で萌え殺す物も当然用意している。……私のキャラに合わないから使わないけど使える。
今使った技こそ、私が博麗霊夢として持てる全萌え要素を投入して初めて使用できる禁じ手中の禁じ手である(主に私が恥ずかしい的な意味で)
某ポケットでモンスターな世界で言うところの「つぶらなひとみ」に「あまえる」要素と泣き要素を付け加えた一級品である、効果は――
「い、イジメないわ。イジメないから、ね」
「圧制者は弱者だった? では、我が愛は、愛は(半泣き)」
「……今回は止めておきましょうかパルスィさん(鼻血垂れ流し)」
「そうね早苗、今回は止めておきましょう(目を覆いながら)」
――対象の無力化である。
簡単に言えば、弱者ムーブすることで、相手からやる気とかヤル気とかを全部根こそぎ奪い去るのである。……想像してごらん? 君は、涙目で震えている可愛らしい少女に酷いこと出来るかい? ちなみに私は出来る(無理矢理にでも合意に持ってく)、他は知らん。
つまりカワイイを装うのである。……普段の私はクールな覇王系美人()を気取っているので、そのギャップによって、大概の相手は無力化出来るのだ。
私個人としてはあんまりやりたくない技だけどね。たしかに問題なく相手を無力出来るのは凄いけど、それをするには、私の覇王的な誇り(笑)と言うか、そんな感じのソレがね、微妙に傷付いちゃうわけですよ。……今更感が酷いとかそんな事言わないで欲しい(上目遣い)。
「ほら霊夢、貴女のお口に合うと思って作ってみたのよ」
「……おひたし美味しい」
「うふふ、霊夢は良い娘ね」
わーい、ゆーかおねえちゃんのおりょうりおいしいなー(近所の子供)。
あの幽香ですらご覧の有様である。常日頃の戦闘狂は何処へやら、まるで年下の子供を見守る近所の優しいお姉さんの様に柔らかく微笑みながら、おひたしを食べている私の頭を撫で撫でしてくれている。……まさか、幽香にバブ味を感じるとは、この霊夢の目を持ってしても見抜けなんだ(節穴)。
「圧制者よ、同じ圧制者ばかりに構わず、反逆者である私にも構うのだ! ほら酒だ! 共に飲み交わそうぞ!」
「……お酒美味しい」
「うむっ!」
輝く笑顔が最高ですね、はい。
勇儀姐さんとお酒を飲み交わす。……アレ、度数高過ぎね? 多分、というか確実に鬼殺しとかそこら辺のヤベェお酒だ。
私は飲んだ端からアルコールが自動分解される体質だから、どんなに度数が高いお酒でも水みたいにごくごく飲めるんだけど、これは常人(鬼)にはキツイだろうなぁ。
取り敢えず、勇儀姐さんが飲みすぎないようにちゃんと見てあげねば。……潰れたところを持って帰るのもアリかもしれない。酔っ払った勇儀姐さんカワイイ、カワイイよ。
「霊夢さん! 私達とも、もっと仲良くしましょうよ!」
「そうよ、知り合ったばっかりの私が言うことでもないけど、早苗共々もっと霊夢と仲良くしたいのよ」
「……え、仲良しじゃないの?(涙目)」
「んぐっ!?……か」
「か?」
「可愛すぎんじゃこんちくしょぉぉぉぉぉ!」
「ふぁぁぁぁぁ!?」
「あぁ、か、可愛すぎて、妬ましいって気持ちも湧いてこないわ。……抱き締めていいかしら? いえ、抱き締めるわ」
「パルスィ、苦しいよ」
早苗、何でいきなり叫んでんの、こわぁ。……後、パルスィちゃんがいきなり抱き締めてきたせいで、私の霊夢ちゃんヘッドがパルスィちゃんのパルスィッぱいにジャストフィットしてて程よい柔らかさとすべすべした肌の質感で、霊夢の霊夢さんが夢想封印しちゃってて、内側にある膨大な霊力がピチュりそうなの。
冗談はさておき、早苗(通常モード)が絶叫するのも無理はないだろう。そう、この『博麗式悩殺アタック』にはデメリットがあるのだ。……見ての通り、一時的に私の言動やら仕草やら何から何までが、幼児退行してしまうというあんまりにもあんまりなデメリットがあるのだ。
普段はクールでカッコよく、イケメンよりもイケメンで、常勝不敗、天下無敵の才色兼備、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」もかくやと言わんばかりの凄まじき美少女であるこの
これでは私のイメージ壊滅である。「あの人、クール気取っているけど、実は……」みたいな噂が立てられてしまうのである。……ふぇぇぇ、私は悲しい、ポロロロン。
「……皆、優しい」
まぁ、私の誇り(笑)がズタズタになった甲斐もあって、幽香とかヤバイ奴らの勢いが大きく削がれ、やわらか戦車も真っ青なふわっふわっ感で、私と共にほんわかムードを漂わせている。
当初はどうなることかと思ったが、無事に平和に過ごせそうで何よりである。……いや、流血沙汰とかにならなくて本当に良かった、マジで助かった。
折角の温泉で美少女とキャッキャウフフでのんびり出来る機会なのに、台無しにならなくて良かった。……本当に良かったよぉ(女泣き)。
さーてさてさて、ゆーかおねえちゃん達が満足したみたいなので、皆とは分かれて別のところへと向かっております。……本当は最後まで渋られたけど、温泉慰労会の主催者としては皆とキャッキャウフフ、もとい顔合わせはしておかないといけないので説得(年上殺しの目)しました。
「遅いぞ霊夢!」
「私達を放っておいて何やら楽しそうだったわね」
「あんな目に遭わせた償いをしてもらうわ!」
「私、頑張ったからご褒美欲しい!」
「みぃとぅー!」
「……は、はは、か、神様が負けるなんて、あは、あはは」
魔女っ子三人娘と、地底のアイドルコンビ&土着神の頂点ちゃんの元へとやってきた次第です。
あーちゃんを除けば(身長的な意味で)幼女しかいねぇ空間なので私、イケないことしている気分になっちゃうのん、じゅるりじゅるり……わ、私はロリコンじゃねぇ! ロリコンなんかじゃねぇだ! ただ、ロリも大好物なだけだッ! ぶっちゃけるならば、今この場にいる少女たちとお遊戯会(下ネタ)をしたいだけなんだ! そして、博麗神社に持って帰りたいまである(犯罪)。
「色々と(ヤベェ感じに)立て込んでいてな、最後になってしまった。……楽しんでいるか?」
「普通に湯船に浸かるのも良いけど、こんな風に皆と入るのも中々乙なもんだな!」
「気に入ってくれて何よりだ。……お前たちが喜んでくれると思って、精一杯作ったからな」
「はぁ、本当に何でも出来るのね、貴女」
「何でもは無理だ。……出来ない事の方が少ないだけで」
魔理沙たんが喜んではしゃいでる光景を見れただけでも頑張った甲斐がある。……いやぁ、掘り当てた温泉をしっかりと整えるのには少しばかり時間が掛かってしまったよ。
まさか、この私が一時間も掛けてしまうとはね。流石は温泉、乙女たちの花園であり、男たちが遠く夢見た幻想である。
魔理沙たん達の普段の疲労回復、健康促進、お肌に優しい成分、魔力の量を増強、質の向上、身体能力に補正、戦闘力の成長性、金運アップ、精力増強などなど、ありとあらゆる要素を付け加えた。……いやぁ、苦労したよ。まさか素材集めのために異世界まで出張する羽目になるとは思わなかったよ。
その話をしたら、魔理沙たんは普通にすげぇって感じに笑っていたけど、あーちゃんは若干ドン引きしていた。……あーちゃん酷いっ! 霊夢さん傷付いちゃった! のでっ! 後でえっちぃ感じに慰めて欲しいなっ!
「この歩く不条理さ、魔女として長い年月を生きてきた私だけど、貴女以上に意味不明な存在は見たことがないわ。……本当に人間なの? ちょっと調べてみていい? いえ、答えなんてどうでも良いわ、勝手に調べさせてもらうから」
「んっ!?……調べるのに胸を掴む必要はあるのか?」
「大丈夫よ、ちょっと揉めば分かるわ。……やだ、柔らかい、ナニコレ」
「いきなり胸を揉みしだかれている私がナニコレなんだが?」
目にも止まらぬパイタッチ、私じゃなきゃ見逃してるね。
パチュリーちゃんはその心の往くままに私の胸を揉み揉みしている。どうやら、普通に柔らかさとか弾力を楽しんでいる様子で、そこに情欲は一切見受けられない。……強いて言うなら、女友達とのキャッキャッウフフとした触れ合いが恥ずかしいのか、ほんの少しだけ頬を真っ赤に染めているくらいだね。
やれやれ、この程度の行為で恥ずかしがっていては心臓が持たないぞパチュリーちゃんよ。……いずれ、私と賢者の石の錬成(下ネタ)する時になったらもっと恥ずかしくて堪らない事になるんだからね。
「それで、諏訪子はどうしてそんな風になっているんだ?」
「あは、ははは。……所詮私は井の中の蛙、ただのケロちゃん、ケロケロケロケロ、あははははは」
「ダメだこの神様、早く何とかしないと」
諏訪子ちゃんの沈み具合が半端ではない。そのまま放っておいたら腐海を作り出しかねない勢いで、祟り的なエネルギーを垂れ流しながら落ち込んでいる。……落ち込んでいる諏訪子ちゃんの姿を見ていると、その、下品なんですが、心のマーラ様が勃◯しちゃいましてね。
今の諏訪子ちゃんは、乱暴されて現実を受け止めきれていない薄幸の美少女的な暗い雰囲気が醸し出されているので、思わず人目につかない場所に連れて行って、無理矢理にでも現実を分からせてあげたいような、そのまんま空想の世界で幸せになってもらいたいような。……私のエゴと情欲を無理矢理押し付けたくなる危険な愛らしさを持っているのだ! のだッ!
「あー、すっごいノリノリだったのに、私達に負けたからじゃないかな?」
「……私の桶は最強です」
あーナルホドね。
神様として、土着神の頂点として、祟り神としてのプライドが強い諏訪子ちゃんとしては、如何に強力に進化を果たしたとはいえ、元々は中堅クラスにギリギリ届く程度の実力しかなかった妖怪を相手に、二人がかりという厳しい条件ではあったが、負けたのは素直に悔しいという、そういうわけだね?
しかも、途中で自分自身もあの神奈子と同じ領域である、超守矢神という意味不明そのものである滅茶苦茶な力を手に入れていたにも関わらず敗北してしまった。その事実が、悔しいという気持ちに拍車を掛けちゃっているというわけか。
神様ってのは無駄に自尊心が高いから、一回凹んじゃうとかなりめんどいんだよなぁー。……ちなみに同じ守矢の神様である神奈子ちゃんは落ち込むどころか、無駄に元気いっぱいになる。ドMはこれだから困る。繊細さの欠片もねぇよ。
「諏訪子、いい加減に元気を出せ」
「はは、笑いなよ霊夢、この無様に落ちぶれた土着神(笑)を笑いなよ、神奈子にそそのかされてイキリまくった結果、ボコボコの返り討ちにあった、この合法カエルロリを笑いなよ、あははははは!」
「いや、普通に良い戦いだったと思うのだが」
いや、マジで私としてはかなり良い勝負だと思うんだけどなぁ。
だって、奇妙なスタンド使いとして覚醒したヤマメちゃんとその相棒である筋肉オバケのスタンドさん、桶の中の桶、桶を極めた者のみが名乗ることを許される桶マイスターと化したキスメちゃんの二人が相手だったんだよ? その訳分からん二人を後一歩のところまで追い詰めていた諏訪子ちゃんは十二分に驚異的と言っても良いだろう。
もしかしたら、状況によっては諏訪子ちゃんの勝ちもあり得たかもしれない。それだけ拮抗した戦いだった。幻想郷最強の人間である私が言うんだから間違いない(ドヤァ)。
「あは、あははははは……はぁ」
何はともあれ、このまま放っておいても流石に可哀想なので、強制的に正気に戻すとしますかね。
「はぁ。……諏訪子、こっちを向け」
「……んぇ?」
――チュッ。
リップ音が響き渡り、周囲から音が消える。
見れば、この温泉に浸かっている美少女たちの全てがその動きを止めて固まっており、穴が開きそうな勢いで、此方を凝視している。……何だよ、見るんじゃねぇよ。今更、額にキスぐらいで動揺するんじゃねぇよ。私が恥ずかしいでしょうがガールズ。
君ら、普通に私と過剰なボディタッチをしたりされたりする仲でしょうが、マウストゥマウスでもないのに、そんなに狼狽しないで欲しいんだけど。
何をしたのか、単純に諏訪子ちゃんの額にキスしただけである。……精神を安定させるために、親愛の情と鎮静効果のある霊力を同時に流し込んであげた。
これで少しは諏訪子ちゃんの沈みっぷりも緩和されるだろう。
は? エロ目的じゃないのかって? いやいや、キスは愛情表現の一種でしょうが、英国園では挨拶と同時にほっぺにチューくらいが普通、つまり幻想郷の少女たちを愛している私は愛情表現でキスするくらいは普通普通。……言えない、実は最近外の世界から流れ着いた雑誌に書かれていた内容に感化されちゃったとは口が裂けても言えない。
そもそもの話、単純に私がキスしたかっただけだなんて、誰にも言えない真実だじぇ!
「れ、霊夢なにしてるんだぁ!?」
「ちょ、私の、私の霊夢なのにぃっ! ズルい!」
「くぁwせdrftgyふじこlp!?……――」
魔女っ子三人娘の動揺っぷりに草を禁じ得ない。
魔理沙たんは、そのまんま純粋に親友である私が誰かにキスしているという光景が恥ずかしくて顔を真っ赤かにしている。……うん、そのまんまの純粋な君でいてね、魔理沙たん。
あーちゃんは、何か胸元を隠していたタオルを噛みながら、バンバンと水面を叩いて涙目で喚いてキャラ崩壊をしている。……もうあーちゃんがクールキャラを気取るのは無理だと思うついこの頃である。あーちゃん、強く生きて(←キャラ崩壊の元凶)
パチュリーちゃんは、謎の奇声を上げた後、FXで有り金の全てを溶かしたかのような表情で、ジッと私を見ている。……こいつぁヒデェや、この数瞬の間にナニがあったんだ。
「……どうしてでしょう、何故か胸が痛いです」
「奇遇だねお姉ちゃん、私も何だか胸がムカムカする」
「ねぇねぇ、八咫。お空何だかすっごいイライラする!」
【処す? 処す? 我、今なら天照大神よりも輝ける自信あるぞ】
「……罪な猫耳だ、父よ」
「あたいが寝てる間に修羅場が始まってる!?」
さとりちゃんは、何処か寂しげに胸を抑えながら私の方を見ている。……罪悪感が倍プッシュで襲い掛かってきている。温泉上がったら潔く死にます(血反吐)。
こいしちゃんは、何やら笑顔を浮かべているが、よく見るとその目は一切笑っていない。……目が語っている、「お前此処から正気で帰れると思うなよ、ぶち犯すぞ、ファンタジーシャーマン」と。
お空ちゃんと八咫烏ちゃんのコンビは、無駄に光り輝きながらその身に纏う圧力を徐々に上昇させている。……えぇ、異変再開のパターンでござるかぁ?
我が娘であるお煉ちゃんは、呆れたように私を見やり、やれやれと首を振っている。……彼女の猫耳が、この状況は私の自業自得であると訴えかけている、即ち、猫耳、全ては巫女の業になったのだ。
お燐ちゃんは、おはよう、よく寝たね。……後で個人的に話したい事があるので、何処か二人っきりになれる宿を借りようか(メス顔)。
「……?」
「あっしぇい?」
「……やっぱり計画を進めましょうか、パルスィさん。このまま放っておいたら、もっと大変な事をしでかしそうで恐ろしいです」
「ええ、早苗。いきなりはちょっと可哀想だと思ったから勘弁してあげたけど……どうやらさっさと首輪をつけて閉じ込めとかないとダメみたい」
幽香は、逆に何で皆動揺してんの? みたいな感じに疑問符を浮かべながら首をかしげている。……初めて純粋な戦闘狂に感謝した。君が暴走したら手が付けられなかったから本当に良かった。
勇儀姐さんは、お酒に呑まれていて、色んな意味で戦線離脱仕掛けている。……お酒で火照る身体、とろんとした眼差し、勝ち気だった姿は見る影もなく、そこにはお持ち帰りしても大丈夫そうな見目麗しき一糸纏わぬ鬼娘が一人。これは霊夢さんも狼にならざる得ないね。
早苗は、目をギラギラと光らせ、優しい笑顔を浮かべながら覇気を身に纏っている。……その容姿がどんどん、奇跡大開放中の最強状態の早苗に変化しているのは気のせいではない。背中に光輪が浮かび始めているから絶対に気のせいではない、ヤバイ。
パルスィちゃんは、相変わらずハイライトが消失したドロッとした目つきで、私の事を舐め回すように見つめている。……何やら緑眼に変化する途中なのか、モフ☆モフしてそうな尻尾が生えてきている、触りたい。
「え、私達が勝者なのに何だろう、この損した気分。……いやいや、別に羨ましいとか思ってないし、後で私達はご褒美貰う予定だし、額にキスくらいで動揺する私じゃないし、羨ましいとか全然思ってないし、本当に全く思ってないし」
「……これが、世界の歪み、俺は、僕は、私は」
ヤマメちゃんは、釈然としない様子で私達を見つめながら時折首をぶんぶんと横に振っている。……素直になれよ、なぁ? 羨ましいんやろ? なぁ? ご褒美にド凄いの一発仕込んであげてもええんやで?
キスメちゃんは、目の色を虹色に変化させてブツブツと何かを呟いている。……そうです、私が世界の歪みです(変なおじさん風)。混乱している娘を正常に戻すには、何かしらの精神的なショックを与えればいいって、外の世界のエロい人が言ってたので、後でキスメちゃんの桶を私の払い棒でグリグリします。
「な、なな、何をををっ!?」
顔を真っ赤にして、まるで生娘の様な反応をする諏訪子ちゃん。……君、本当に長い年月を生きている神様なの? 見た目相応の反応されちゃうと、巫女困っちゃうんだけど? 具体的には、このまんまお持ち帰りして、もっと可愛らしい反応を引き出しちゃいとか考えちゃうんですけど、いいの? 巫女、遠慮しないで、諏訪子ちゃんのケロちゃんが、土着神してタタリするまで色々と夢想封印しちゃうけど?
「はぁ。……今更、額にキス程度で動揺されても困るのだが」
「おま、キス程度ってっ!」
「何なら、それ以上もしてやろうか? ん?」
「な、なななななっ!?」
此処でゆっくりと相手の唇を指先で撫でるのがポイントです。同時に相手の目を見つめながら、自分の唇を舌先で湿らせる仕草をすると効果が倍増します。
「うにゃあああああぁぁぁぁぁ!?」
ふふふっ、どんなに沈んだ相手でもね。少なからず友好のある相手からの愛情表現を喰らえば、否が応でも元気になるものなのさ。……ちなみに私は好きな子が相手なら、例え罵倒されたとしても嬉しい。何なら心臓抉り取られても許しちゃう(←)。
「さて……次は誰にしようか(ケダモノ)」
「「……っ!?」」
諏訪子ちゃんがダウンしちゃったので、他の獲mごほんごほんっ、私のラブを注入する相手を探す。……いや、遅かれ早かれ全員にする予定だったから、近くにいる娘から順にヤッちゃえば良いや(キス魔)。
――ユクゾッ!
「ちょ、霊夢、ちょっとだけ待って欲しい、心の準備が出来てないの! ほんの少しほんの少しだけで良いから待ってっ! あ、あぁぁぁぁ!?」
奇妙なスタンド使いと化した愛らしい地底のアイドルが健気に抵抗するが、構わず押し通らせてもらう。
「これが、ご褒美ぃッ!?」
ご褒美を欲しがっていたらしいので、ご褒美という名目でヤラせていただいた。
「私の霊夢がこんなにも尊い」
何故か天を仰いで固まったので、そのまま放置。
「あっしぇぇぇぇぇい!?」
妙な奇声と共に、目をぐるぐるにしながら仰向けに倒れた。……そのデッカイ胸が浮き輪代わりになっているから、溺れる心配はなさそうだね、次。
「奇跡は此処にありましたっ! もう私死んでもいいっ! いえ、死にますっ! ひでぶっ!?」
何か号泣された挙句に、そのまんま天に召されそうだったので、当て身を食らわせて強制的に眠らせる。……多分、次に起きた時は正気に戻っていることだろう、次。
「えへ、えへへ、妬ましい、妬ましい。……私が妬ましい」
そうだね、妬ましいね、次だ。
「あの、れ、霊夢さん? あの、私達まだ出会って間もないですし、そのぉ。……あ」
女神かよ、女神だよ。
「にゃめろーんはなせぇぇぇ! ふぇあっ!?」
残念、博麗の巫女からは逃げられない。
「お空知ってるよ、こういうのスケコマシって言うんだよね。……んにゅ!?」
【え、何でこんな時だけ感覚切るの? 可笑しくない? ねぇ、可笑しくない? 聞いてる? おい、聞こえてるだろ? 我、泣くよ? 八咫烏みっともなく泣き喚くよ? 三日三晩泣いて泣いて泣き喚くよ?……ふぉう!?】
何かお空ちゃんが八咫烏ちゃんに意地悪しているみたいなので、無理矢理八咫烏ちゃんの意識を引っ張り出して、しっかりとねっちょりヤッたげた、次。
「偉大なる猫耳の父よ、もう少し自重しないとその内刺されるぞ?……んっ!? いや、これは悪くない、悪くないな」
君達に刺されるなら本望なんやで? 次。
「あたい、いまいち状況分かってないままなんだけど。……ちょっ、い、いいいきなり何してるのさっ!?」
お燐ちゃんにいきなりメスにされちゃったから、私もお燐ちゃんにいきなりナニしても良いと思うの(汚れきった瞳)。
「にひひっ! 霊夢にこんなことされると流石に恥ずかしいな!」
天使かよ、天使だよ。
「キスされた、これはもう結婚したと言ってもいいのでは?」
私とドッキングしてからが本番なんやで?
「意気消沈とした魔女の頬を撫でながら、彼女はゆっくりとその唇を魔女の額へとととととっ!?」
お前はナニを言ってるんだ?
フッ、他愛なし。我がキス捌きに掛かれば、さしもの幻想美少女達であっても、まな板に載せられた魚も同然よッ!
皆、恥ずかしそうに顔を赤らめ、混乱しているか、あるいは笑顔で喜んでくれている。……勢いに任せてやらかした感が半端ではないが、勇儀姐さんから貰ったお酒のせいにします(←体質的に酔えない)。
べ、別にええやん、私だって異変解決の報酬が欲しかったんや! むしろ褒めて欲しいくらいだよ! 本当ならもっと色々とえっちぃ事したかったけど、女神さとりちゃんの前だし、魔理沙たんの教育にも悪いしで、悪いこと出来なかったんやから抑えたんやで! 偉いやろ!
でもぉ、霊夢ちゃんとしてはぁ、皆とぉ、マウストゥマウスをしたかったとかぁ、思っていたりぃ? 皆、霊夢ちゃんの恋人になってほしかったりぃ? えへへぇ(脳内麻薬畑)。
ま、それはこれから先、もっと仲良くなってからのお楽しみとして取っておくとしましょうかね。
最終的には皆でくんずほぐれつキャッキャウフフの酒池肉林、幻想の果てまでイッてくぎゅぅの百合百合したパラダイスで、この世の快楽という快楽を積立保険しないとイケないからね、ぐぇへへへへへ。
この後の予定としては、皆で宴会しながらご飯食べたり、修学旅行形式で枕投げを楽しんだり、雑魚寝したり、夜這いしたりしてキャッキャウフフする予定だからとてもワクワクしている。
あぁ、皆カワイイ、カワイイよぉ! 魔理沙たんも、あーちゃんも、パチュリーちゃんも、諏訪子ちゃんも、ヤマメちゃんも、キスメちゃんも、幽香も、勇儀姐さんも、早苗も、パルスィちゃんも、さとりちゃんも、こいしちゃんも、お空ちゃんも、八咫烏ちゃんも、お煉ちゃんも、お燐ちゃんも。……皆、皆、みーんなカワイイッ!
霊夢さん、もっともーっと、皆と仲良くなりたいなぁ(恍惚の笑み)!
狂乱の夜はまだまだ始まったばかりだ。
かくたのぉ!
楽しんでもらえたでしょうか?
いつも通り、変な女が意味不明に暴れまくっているお話でしたね。
ネタをぶっ込み過ぎてて原作の面影がないとか、そんな冷たいと言わないで欲しいです(←)。
春巻きのハートはね、富士山くらいの山に風穴開けられる程度の強度しか無いから、傷つきやすいんだぞぉ!(いい加減くたばったほうがいい)
なんやかんや、無事に地霊殿の終わりまで書けたので良かったです。
これからもどんどんネタ要素満載のお話を書き上げていく所存ですので、何卒最後までお付き合いいただけると春巻きは嬉しいです。
異常、解散ッ! シュビッ!