魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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13 サファイアの想いと暗躍者

ゴズキ師匠との模擬戦を受ける僕だったけど……

 

「なるほどな。大体の能力は把握できた」

 

ゴズキ師匠は刀を鞘に収めながらそういう中、僕は地面に倒れ込んでいた。

 

「お父さん、やりすぎじゃないの?」

 

「少しは加減したほうが……」

 

「これでも髪を使ったり、爪を伸ばしたりはしてないぞ」

 

「うくっ……」

 

僕はなんとか立ち上がり、ゴズキ師匠の刀を見つめた。帝具とか臣具かと思っていたけど、普通の刀にしか見えない。だとしたら師匠は普通に強いってことか……

 

「お前の帝具は、鉱石の力を得ることで発揮する力みたいだが、お前はリンクルストーンの欠片を使っている……他の石はまだ使えないのか?」

 

「は、はい、みらいたちの……プリキュアがそれに適応したリンクルストーンを手にしたのに呼応するように、この欠片も力を取り戻しているんです」

 

僕は師匠にまだ変化していない石を見せた。師匠は興味深そうにしながら見て……

 

「なるほどな。ザンクと戦うにはプリキュアたちと一緒にいたほうが良いかもな……ポニィ、ツクシ、手伝ってやれ」

 

「「はい」」

 

「師匠、どこに?」

 

「久しぶりに動いたからな。少し休んでくる。あぁそれと陽斗、お前はいずれ強くなるかもな」

 

師匠はそう言ってどこかへ行くのであった。それにしても本当に強い人だった。

 

「それでどうするの?陽斗」

 

「お父さんの言うとおり、みらいちゃんたちと一緒にいる?」

 

「そうするしか無いだろ。あの二人、どこに行ったんだ?」

 

僕ら三人はみらいとリコのことを探しに行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周辺を探しているとみらいたちが洞窟の中にいるのを見て、僕たちも中にはいると、中には貝の石像が置かれていた。

 

「あれ?陽斗くん、どうしたの?」

 

「ん、まぁちょっとな。二人は……」

 

僕はみらいとリコの他にジュンと人魚三人がいた。どうやら仲良くなったみたいだな。

 

「この子達がここに案内してくれたの」

 

「それでこの石像は……」

 

「うん、これは私達人魚に伝わる宝物でね。この貝はね、ずっと昔から人魚の里で大切に守られてきたの。その昔、貝は口を開いていて…その頃、人魚は海の中だけじゃなく…空も泳いでたんだって!」

 

「人魚も外に出て、他の種族と交流してたって…」

 

「でも、人魚が空を泳ぐのをやめたころから、貝は眠ったように口を閉ざしてしまったの」

 

何というかこの世界は色んな逸話が多いな。するとリコが貝が乗っかっている柱に書かれた文字を読み上げた。

 

「人魚の心に光戻りし時再び輝きの人魚現れ、我らを広き世界へと導く…」

 

どういう意味だ?僕はポニィとツクシの方を見るが、二人も文字の意味がわからないみたいで首を横に振っていた。

 

すると人魚の一人シシーが何かを感じ取っていた。

 

「大変!何か怖いものが来たみたい」

 

「怖いものって、あたいがいるんだ。心配すんな」

 

怖いものか……僕はみらいとリコの二人を見た。二人も何となくわかっているみたいだな。

 

「ジュン、この子達をお願い」

 

みらいとリコは怖がる人魚の女の子たちに安心できるように笑顔を見せる。

 

 

 

 

 

怖いものがなんなのか探しに行く僕たち。すると魚群が僕らを通り過ぎていくとそこにはガメッツがいた。

 

「プリキュア、帝具使い共!今こそ勝負だ!魔法入りました!いでよ、ヨクバール!」

 

ガメッツは貝と海藻を合わせたヨクバールを召喚し、僕、ポニィ、ツクシが構える中、

 

「「キュアップ・ラパ…」」

 

みらいとリコの二人が変身しようとするが、何か大切なものを忘れていた。

 

「あれ?モフルンは??」

 

もしかして……ジュンたちと一緒にいるんじゃ……

 

「二人とも!モフルンと合流してくれ!ここは僕らが食い止める」

 

「わかったわ。みらい」

 

「うん、陽斗くん、気をつけて」

 

みらいとリコの二人がモフルンのところへ向かうと、それを追いかけるようにヨクバールとガメッツが動き出した。

僕はダイヤフォームになり、ポニィとツクシの二人で食い止める。

 

「お前たちは後だ!!」

 

ヨクバールが大きく回転し、海藻で僕ら三人を吹き飛ばしていく。

 

「プリキュアを片付けた後にまた来てやる」

 

ガメッツはそのまま二人を追いかけていく。僕らもそれを追いかけに行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ガメッツに追いつくとみらいとリコは手をつなぎ、ガメッツに向かって叫んでいた。

 

「「2人なら怖くない!」」

 

二人の思いの声に反応するかのように、辺り一面のマール貝が口を開き、青い光を放ち始めた。

 

「甘い匂いモフ!」

 

そしてさっきの洞窟の方から大きな光がみらいとリコに向かって行き、一つのリンクルストーンが現れた。

 

「サファイア!穏やかな気持ちのリンクルストーンモフ!」

 

サファイア……すると僕の持っているリンクルストーンの欠片の一つが青い石に変わった。

 

「二人とも、行くぞ」

 

「「うん、キュアップ・ラパパ!サファイア!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」

 

二人は青を基調にした衣装を身にまとい、ストールを纏った姿に変わった。

 

「2人の奇跡!キュアミラクル!」

 

「2人の魔法!キュアマジカル!」

 

「「魔法つかいプリキュア!」」

 

そして僕は青い石を腕輪にはめ込み、青い衣装に、手には三叉の槍を持った姿に変わった。

 

「サファイアフォームってところだな」

 

僕らは海上に出て、ヨクバールと対峙していた。ヨクバールの攻撃を避けていくと、ミラクル、マジカル、僕はあることに気がついた。

 

「普通に空飛んでないか?」

 

「うん、」

 

「空も飛べるようになるなんて……」

 

「えぇい!!喋っているとは余裕か!!」

 

ヨクバールが僕らに向かってくると、海の中からポニィとツクシが現れ、ポニィが思いっきり蹴り飛ばした。

 

「全く三人は能力強化とかされてるからいいものの……」

 

「私とポニィちゃん、来るだけで大変なんだよ」

 

「「「ご、ごめんなさい」」」

 

ポニィたちに謝る僕ら、ヨクバールはまだ攻撃を仕掛けていくが、僕は三叉の槍を構え、動こうとした瞬間、物凄い速さでヨクバールを切りつけていった。

 

「サファイアはスピード型か……とりあえずもう一撃!!」

 

ヨクバールに思いっきり槍を突き刺し、ヨクバールが苦しみだしていた。

 

「今だ!二人とも!」

 

「「リンクルステッキ!サファイア!青き知性よ!私たちの手に!フルフルリンクル!」」

 

フルンのストーンから潮が発生し、地表と空中に魔法陣が描かれ、地表の魔法陣でヨクバールを拘束し、

 

「「プリキュア・サファイア・スマーティッシュ!」」

 

ヨクバールめがけて空中に魔法陣から水の大激流が発せられ、そのまま球体状に包み込んで浄化するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リンクルストーン・サファイア……なるほど、それに伴って奴の力が上がっているのか……厄介だな。今のうちに……」

 

「そうはさせるか!!」

 

リュウトの背後から斬撃が放たれ、リュウトはそれを避ける

 

「これはこれはゴズキ。始めましてになるかな?」

 

「何で俺の名前を知ってる?どこかで会ったか?」

 

「私はリュウト。あなた方、異世界の住人を召喚した人間の助手を務めるものです」

 

「なるほどな、お前が首謀者の一人ってことか!!」

 

ゴズキは鋭く爪を伸ばすが、何かに阻まれリュウトに届かなかった。

 

「悪いですが、貴方とブドー、両方同時に仕留めないと行けない気がするので、今日はこのまま撤退しますよ」

 

リュウトはそう告げてどこかへ消えるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦いも終え、みらいたちも無事に補習クリア出来た中、僕はリンクルストーンの欠片を見つめた。

 

(プリキュアがリンクルストーンに手にすると同時に、欠片も力を取り戻す……二人と一緒にいたほうが良いけど……でも……)

 

僕はみらいとリコの補習の紙を見つめた。みらいは別れることをしっているのか?

 

 

 

 

 

 

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