魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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17 戻ってきた世界。迷子の三人

カタツムリニアに揺られながら、リコは校長から聞かされた話を僕らに話した。

どうにもリンクルストーンの兆しが現れたらしく、その場所が……

 

「ナシマホウ界!みらい、陽斗、あなたたちの世界なの。だから、校長先生にお願いして…お願いされて、そっちに行くことにしたのよ」

 

今お願いしてって言わなかったか?まぁ誰も突っ込まないから聞かなかったことにしておくけど……

 

「またリコと一緒なら、私も嬉しい!」

 

「それでポニィとツクシの二人はどうしているんだ?」

 

「私達は例の連中について調べるためよ」

 

「お父さんも将軍もリュウトって言う人のことを調べるために、あっちの世界に残って、私達はナシマホウ界で調べることにしたの」

 

「リュウト……」

 

バッティ達に協力しているみたいだし、ザンクを従えているみたいだし、本当に奴は何者なんだ?

 

「とりあえずあっちに着くまで時間が掛かるし、休みましょう」

 

リコがそう言って取り出したのは変な貝だった

 

「ヤドネムリンの殻よ。この中だと、良く眠れるの。あなたのも網棚にあるわ!」

 

リコは殻に入りながらそう言うけど、何というかそれって変わった寝袋ってことだよな。

まぁあっちでいろいろとあったし、眠るのもいいかもしれないな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リンクルスマホンに住まいし妖精の子…そして伝説の魔法つかいプリキュア…彼女達の行いがリンクルストーンの目覚めをよび、その輝きは彼女達を新たな力へと導く…」

 

『今見えるのは、ナシマホウ界で目覚めつつある輝き…そして、それに忍び寄る邪悪な魔法』

 

「きっと困難な道程になろう」

 

校長はそう呟いていると、そこにブドーとゴズキの二人がやってきた。

 

「校長、皇具と言うもののことはわかったか?」

 

「いや、残念ながら……君たちの世界の武器ではないのか?」

 

「悪いが聞き覚えがないな。あったとしても帝具と臣具のみだ」

 

「大臣が隠していたということはないな。あったとしたら奴はとっくに使っていたはずだ」

 

「こちらでも調べておこう。だがどうにも不気味な力を感じる……」

 

「そのためにあの二人を送ったんだ。ポニィとツクシなら上手くできるだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく元の世界に戻ってきた僕ら。

 

「戻ってこれたんだな」

 

「うん」

 

「とりあえず私とポニィとツクシの……ってあれ」

 

リコが何かを見つけると、改札口の前に黄色のリンクルストーンが落ちていた。こんなところに落ちているものなのか?

 

「ねぇ、あれって最後の守りのリンクルストーンじゃない?」

 

「…ってことは、新しいプリキュアになれるってこと!?」

 

ということは僕の持っている欠片も力を取り戻すのか?みらいとリコは早速拾おうとした瞬間、どこからともなくやってきた烏がリンクルストーンを咥えて飛んでいった。

 

「ちょっと、待ちなさい!」

 

リコは慌てて箒を取り出し、飛び立とうとした。

 

「ちょっと待った!ここだと……」

 

「ほら、ツクシ、一緒に行くわよ」

 

「うん」

 

注意しようとするが、ポニィとツクシの二人もリコの箒に跨がり、烏を追いかけていった。

 

「行っちゃったね……」

 

「あいつら……大丈夫……なわけ無いか。探すぞ」

 

「うん」

 

僕とみらいはリコたちを追いかけていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リコSIDE

 

追いかけていくが途中でお腹が空いてしまい、私達は落ちてしまった。しかも落ちた場所は車が物凄い速さで走っている場所の中間地点だった。

何とかそこから抜け出したけど……

 

「自動車と自動二輪車…速さだけならペガサスと良い勝負だわ…」

 

「聞いてたけどああいう乗り物が本当にあるんだね」

 

「馬より早いね」

 

「というかこれからどうしよう?みらいと陽斗とはぐれたし……」

 

どうしたらいいかと思っているとこっちに向かってくる自動二輪車よりちょっと小さい乗り物に轢かれそうになった。

 

すると誰かが私の手を引き助けてくれた。

 

「あ、ありがとうございます」

 

「大丈夫?掃除は感心だけど、気をつけないと」

 

助けてくれた女性……誰かに似てる気がするけど……

 

「あ、いえ、これは……」

 

掃除していたわけじゃないと言おうとしたが、突然お腹がなってしまった。

 

「リコ、おなかすいてるの?」

 

「そういえばこっちに来てから全然食べてないね」

 

「あら、そうなの?それだったおいでよ!おなか空いてるんでしょ?うち、すぐそこだから」

 

私達はその女性に言われるまま付いていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

連れてこられた場所はなにかのお店みたいだった。その人は私達におにぎりとかいろんなものを出してくれた。

 

「あの…どうしてこんなに親切にしてくれるんですか?」

 

「フフッ困った時はお互い様でしょ。それに、うちにもアナタと同じくらいの娘がいるからほっとけなくて、困った子でさぁ、春休みの間いきなりナントカって学校に行ったきりで……それも幼馴染の子と一緒にね。連絡くらいよこせばいいのに…」

 

何だか親って大変なんだな……

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