陽斗SIDE
みらいとモフルンと一緒に迷子になったリコたちを探している僕たち。
「リコ~!どこ行っちゃったの~?」
「あいつらどこに行ったんだ?」
流石に街中を探すとなると大変だな……どうにか手がかりがないものか……
「甘い匂いモフ!」
モフルンがそんな事を言いだした。そっかリコの持っているリンクルストーンの匂いをモフルンはわかるんだったな。
僕たちはモフルンの指示の下匂いの発生源に着くとそこは……
「クッキーカフェのお店。確かに甘い匂いだけど…」
「違ったモフ」
何というか本当にどうすればいいんだ?とりあえずクッキーを買い、二人で食べながら探すことになった。
「甘い匂いが近づくモフ!」
「リコだね!?」
僕とみらいの二人でその場所に行くとそこにはリンクルストーンが落ちていただけだった。
「「なんだ、リコじゃないや…」」
二人で残念そうにしていた。ん?というかリンクルストーン?
「「…って、リンクルストーン!?」」
みらいが急いで拾おうとした瞬間、近くにいた猫が咥えてどこかへ持っていった。
「追いかけるぞ」
「うん」
僕たちは急いで猫を追いかけるのであった。
リコSIDE
お邪魔になっている家で、私達は他愛のない話をしていた。
「そういえばあなたのご両親は?」
「父は考古学者、母は料理研究家で…2人ともあちこち飛び回ってて、しばらく会ってませんけど…」
「私達は……」
「お父さんが面倒見てくれてるよね。でも今は忙しいみたいで……」
「そう……でもあなたたちのこと心配でしょうね。子どものことを思わない親はいないから。うちの子は何か興味を持つとすぐ周りが見えなくなって、勝手につっ走って行っちゃうんだよね」
「似てるかも…こっちに一緒に来た子がいて、考えるよりも先に行動しちゃうし、自分のことよりも人のためにって子で、ホントおせっかいなんです」
「確かにうちの子とにてるかも。仲がいいのねぇ」
「はい」
本当にこの人の娘とみらいは似ているな……というかそろそろみらいたちと合流しないと……
「ねぇさっきの話……」
「うん、もしかしてね……」
何だかポニィとツクシの二人が何かヒソヒソと話していた。何か気になることでもあるのかな?
陽斗SIDE
猫を追いかけるが、どうにも見失ってしまった。それにずっと探し回っていたせいかお腹も空いてきた……
「猫はいないし、リコもいないし…お腹すいたぁ…」
本当にどうすればいいものか……そんな事を考えているとみらいは何かを呟いていた。
「食べたいなぁ…イチゴメロンパン……あ!もしかして!」
みらいは何か思い当たったのか走り出した。僕も追いかけていくとたどり着いた場所はイチゴメロンパンのお店だった。するとリコ、ポニィ、ツクシの三人がこっちに駆け寄ってきた。
「リコ!」
「みらい!!」
何とか合流できたな……それにしても二人してここにたどり着くなんて……まぁ二人からしてみれば思いれがある場所だからこそだな。
それからみんなでイチゴメロンパンを買い、あるき出そうとした時、さっきの猫を見つけた。
僕らは追いかけていくと急に猫が空をまった
「猫さん、飛んだモフ!」
猫が飛んでいった先にはスパルダがいた。こいつもこっちに来ていたのか!!
「あんた達もこっちにいるとはねぇ。なんだ、エメラルドじゃないのかい」
スパルダは魔法で猫とバイクを合体させ、ヨクバールを生み出した。
「行くわよみらい!」
「うん」
「「うん、キュアップ・ラパパ!サファイア!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「「魔法つかいプリキュア!」」
サファイアスタイルに変身した二人。僕も腕輪に青い宝石をはめ込み、青い衣装に槍を構えた。
「今日は青かい。ヨクバール!ヤツらの顔色も真っ青にしてやりな!」
何だか上手いこと言ったな今!?僕らは同時に攻撃を仕掛けるが、猫の鋭い爪の攻撃で吹き飛ばされた。
「大丈夫か?二人共」
「何とか」
とはいえ、人がいる所に出てしまったな。みんな、ヨクバールを見て逃げ出してくれたから良かったけど……
「ははは、この世界の連中ときたら、魔法界のヤツらに輪をかけて情けないね」
「あなたには分からないでしょうね。優しくて温かいの!魔法界もこの世界の人も!」
「だから何だって言うのさ!!それだった無茶苦茶にしてやるよ!!」
「そんな事させない!ここにはお父さんやお母さん、おばあちゃん、友達の皆…私の大切な人がいっぱいいるの!魔法界も私達の世界も…皆、温かくて大切なんだから!」
大切な人か……
「だったら守らないとな!!」
「そうだね」
「私達はこれから殺すためじゃなくって守るために戦う。そういうことだよね」
ポニィはヨクバールに蹴りを放ち、ツクシはヨクバールのタイヤを銃弾で撃ち抜いた。撃ち抜いた影響で動きが遅くなったヨクバール。僕は槍の連撃でヨクバールを攻撃し、ミラクルとマジカルの二人がヨクバールを吹き飛ばした。
「「リンクルステッキ!サファイア!青き知性よ!私たちの手に!フルフルリンクル!プリキュア・サファイア・スマーティッシュ!」」
二人の浄化技でヨクバールを撃退し、スパルダは撤退していく。
「初めてのナシマホウ界、良い小手調べになったよ!オボエテーロ!」
戦いが終わり、僕らはみらいの家を目指すのであった。
「リンクルストーン、どっか行っちゃったね…」
「甘い匂い、なくなったモフ…」
「大丈夫!きっと見つかるよ!」
「そうだな。ところでみらい、本当にいいのか?」
「うん、というか陽斗くんは遠慮しすぎだからね」
「分かってるけど……」
「何?二人は一緒に住んでるの?」
リコは何かを誤解しているみたいだった。いや、別にそういうわけじゃないんだけど……まぁ話すと長いからみらいの家に着いてからだな。
「もうすぐうちだからね」
「この道はさっき来たのと…ってここって」
リコはみらいの家を見て驚いていた。何だ?何かおかしいところでもあるのか?
「もしかしてあなたのお母さんって…」
「みらい!陽斗くん!」
するとみらいの母親、今日子さんがやってきた。
「今までどこで何をしてたのかなぁ?おばあちゃんだけじゃなくて、お母さんにも教えてくれる?」
「えっと、話せば長くなると言うか……」
「陽斗くん、みらいは迷惑かけなかった?」
「まぁ特には……」
「そうだ。えっと、この子たちは!」
「知ってる!ね?」
「はい」
「やっぱりみらいのお母さんだったんだね」
「うん」
何で三人はみらいのお母さんのことを知ってるんだ?まぁ何はともあれ帰ってこれてよかったかもな。