ある日の朝、一人で学校へ行っているといつもとは違う服装のはーちゃんが空を飛んでいた。
「何してるんだ?はーちゃん!」
僕ははーちゃんを呼ぶとはーちゃんは僕に近づいてきた。
「パパ~」
「いや、パパじゃないからな。一人で散歩か?みらいたちは?」
「知らない」
頬膨らませ、そっぽ向くはーちゃん。これは何かあったんだな
「何かあったのか?」
「みらいとリコははーちゃんの話聞いてくれないの」
「そっか……」
二人も何かしらあったんだろうけど、はーちゃんは二人の娘なんだから……
「とりあえず僕の方で二人と話してしておくから。危ないことだけはするなよ」
「わかったよ。パパ」
だからそのパパという呼び方はやめてほしいんだけど……
「にしてもその格好……どうしたんだ?」
「いっぱい食べたらこうなったの」
本当にはーちゃんは不思議な存在だな……とりあえず僕ははーちゃんに気をつけるようにと念を押し、学校へ行くのであった。
授業中、みらいとリコの二人はやっぱり上の空で全然授業に集中できてなかった。
そんな時、ふっと窓の外を見ると先生が小さな雷さまに追いかけられていた。あれって……
「「はーちゃん!?」」
みらいとリコの二人は大急ぎで教室を飛び出していった。僕も追いかけようとするとポニィとツクシの二人も一緒についてくるのであった。
それからというものはーちゃんはUFOに乗ったり、鳥や人魚、犬など色んな姿に変わって学校中遊びまくっていた。その所為か学校中妖精の話で持ちきりになり、みらいとリコの二人は疲れ果てていた。
僕はそんな二人を呼び出し、話をすることにした
「陽斗、どうしたの?」
「早くはーちゃんを……」
「その前に二人が何であんなふうになってるのか分かってるのか?」
「「そ、それは……」」
「朝、僕ははーちゃんを見つけて、話したらどうにも二人がはーちゃんのこと蔑ろにしてたせいじゃないか」
「「!?」」
反応を見る限り覚えがあるみたいだな。
「はーちゃんがいなくなっちゃったの、きっと私のせいだ…。ちゃんとお話聞いてあげられなかったから…」
「違うわ。私のせいよ…。予習にかかりっきりで…」
「モフルンも悪いモフ…」
「はーちゃんは不思議な子だけど、私達と同じなんだよね。寂しいって気持ち、悲しいって気持ちだってちゃんとある…」
「私達がもっとしっかりしなくちゃ。お母さん代わりなんだもの」
「はーちゃんにはお母さんが3人いるモフ?」
三人共反省できたみたいだし、あとはお互いちゃんと話し合うだけだな。
すると何故かツクシが元気なさそうだった。どうしたんだ?
「ツクシ?」
「ん?何?」
「なんか元気ないけど……」
「いや……あはは……ちょっとお互い話し合う……思いを聞いてあげるって聞くとね。昔のこと思い出しちゃって……」
「昔?」
「ツクシ、アカメのこと?」
「うん」
アカメって確かツクシたちの昔の仲間だっけ?
「アカメちゃんが帝国を抜ける時に色々とあってね……私はただ怒ってアカメちゃんを殺そうとしたんだけど……あの時ちゃんとアカメちゃんと話し合うべきだったのかなって思うとね……」
ツクシは悲しそうな顔をしながらそう呟いていた。仲が良い同士だとやっぱりそういうときは辛いよな……
「僕はそのアカメって言う人のことを知らないけど、きっとその人も後悔してるんじゃないのかな?ちゃんと話し合うべきだって……」
「そうかな……」
「まぁ想像だけど」
「そうだね」
「……アカメか……今頃なにしてるんだろうな……」
にしても本当にそのアカメって人はどんな人なんだろうか?一度あってみたいものだけど……
街の方まではーちゃんを探していくとスパルダに捕まったはーちゃんを見つけた。
「「はーちゃん!!」」
「ふ~ん、この妖精はあんた達の仲間か」
「はーちゃんを放しなさい!」
「放しなさい!」
「放すモフ!」
「そうかい…じゃあ放してやるよ!」
こいつ……投げ捨てやがった。僕はリゼルファを構えるとスパルダは睨みつけてきた。
「ただね、こっちも手ぶらで帰る訳にはいかないからねぇ。覚悟しな!
魔法入りました!いでよ、 ヨクバール!」
「二人共」
「「うん!」」
みらいとリコの二人はトパーズスタイルに変身し、僕もトパーズフォームに変わった。
「やっちまいな!」
バナナの皮のヨクバールに攻撃を仕掛ける僕らだけど、バナナの皮だけあって滑ってしまう
「ミラクル!」
マジカルはボードを作り出し、ヨクバールの皮を滑っていき、攻撃を繰り出した。その隙にミラクルがはーちゃんを保護することに成功した。
「何をやっている!早くあいつらを倒すんだよ!」
「お次は……」
「こっちの」
「番!!」
僕とツクシの二人で遠距離から銃を放ち、ヨクバールの動きを止め、ポニィが思いっきり高く飛び上がり、ヨクバールの顔面にキックを喰らわせるのであった。
「二人共、とどめ」
「「うん!リンクルステッキ!金色の希望よ!私たちの手に!フルフルリンクル!プリキュア・トパーズ・エスペランサ!」」
二人の浄化技を喰らい、ヨクバールを撃退し、スパルダも撤退するのであった。
ある場所にて
「やれやれ…。ま~たプリキュアに敗北したようですね。我々はドクロクシーさまに生み出されたもの。もしお役に立てないのであれば…」
ヤモーがスパルダと通信をしているとスパルダはある情報を話した
『今回はあの妖精に気を取られたが、次はプリキュアを倒してみせる!』
「妖精?」
『プリキュアの仲間さ。妙な妖精で本の中に戻っていった』
「本ですと……!?」
「いい話を聞かせてもらったみたいだね。ヤモーくん」
「盗み聞きですか?困ったものですねリュウト殿」
「いやいや、通りがかったらね。ところで少しだけ力を借りたいのだけど……」
「なんですか?」
「あなた方の使う闇の魔法を少し貸してほしいのですよ。彼のために」
陽斗SIDE
騒動も落ち着き、みらい、リコ、モフルン、はーちゃんの四人でお互い謝ることになった。
「皆… ごめんなさい!」
「「ごめんなさい!」」
「ごめんなさいモフ!」
「私達、反省したの…。はーちゃんのお話聞いてあげられなかったって…」
「許してくれる?」
「はーちゃん、ごはん食べてお散歩したかったの。でも皆構ってくれなかったから、1人でお出かけしたの…ごめんなさい!」
「ううん、今度はみんなでお出かけしよう」
「美味しいもの食べに行きましょう」
「皆、だーいすき!!」
これで一件落着かな?するとはーちゃんが僕の側に近寄ると
「パパも一緒に行くんだよね」
「あのな、頼むからパパ呼びはやめてくれないか?まだ結婚してないのにパパ呼びされるのは僕くらいだからな」
他にいたら会ってみたいものだよ
ある世界にて
「はっくしょん」
「どうしたの?ミナト?」
「悪い。風邪でも引いたか?」
「休日だからって無理に会うことはないのに……」
陽斗SIDE
「だってパパはパパだもん」
本当にどうしたらいいものか……僕がなれるしかないのだろうな……