魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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49 それぞれの王家の呪い

陽斗Side

 

ゴズキ師匠と訓練をしていく中、みらいとリコの2人が何故か飛ばされているのを見つけた僕。あの2人…何してるんだ?

 

「気になるなら行ってこい」

 

「はい!」

 

僕は直ぐに2人を追いかけていくのだった。

 

 

 

 

 

2人を追い掛けていくとリズさんと話しているみらいたちを見つけた。

 

「2人とも大丈夫か?」

 

「あ、陽斗くん」

 

「えぇ、お姉ちゃんに助けられたわ」

 

「陽斗くん、折角だから貴方もお茶をどうぞ」

 

リズさんに誘われ、僕もお茶に参加することになった。

 

「リズ先生助かりましたー。ジュン達の自由研究を手伝っていたら。ちょっと…」

 

「あー、あの子達ね。進路に役立つ自由研究をしたいからって私も相談を受けたわ。頑張ってるようね」

 

「はい。みんなすごいですよねー私は魔法が使えるようになって、すっごく楽しくなってワクワクもんだったんですけど。その魔法で何がやりたいかをちゃんと見つけてるなんて…リコも、立派な魔法使いになるって決めてるし。いいなー、私も何かやりたいこと見つけたいよ!」

 

「そ、そうね。立派な魔法使いか…」

 

「どうしたの?リコ」

 

「ジュン達を見てて気づいたの。私もみらいと同じだなって」

 

「え?どういうこと?」

 

「一生懸命頑張って、立派な魔法使いになって、でもそれから何をやりたいのか。私もまだ全然決まってないわ」

 

「リコ…」

 

「リコ、あなたにとっての立派な魔法使いってどんな人なのかしら」

 

「へ! そ、それは…お父さまに、お母さま…それにやっぱり、お姉ちゃんよ!」

 

「え?」

 

「小さい頃からお姉ちゃんはずっと私の憧れだった。今も魔法学校の先生を目指してるなんて、本当にすごいなって」

 

「それはね、リコが居たからよ」

 

「へ?」

 

「小さい頃にリコはいつも私と一緒に魔法の練習をしてたわね。あの頃からずっと思ってた。もっとたくさんの子にも魔法を教えてあげられたらいいなって。リコにしてあげたのと同じように…私は人に教えることが大好き。だから先生になろうと思った。リコもみらいさんも焦らず。自分の好きなことを探してみればいいんじゃないかしら?」

 

「そっか、そうですよね!」

 

「自分の好きなことか」

 

好きなことを探すか…僕も探すべきだよな…今のところ夢らしいものがないし……

 

「陽斗はみらいと素敵な家庭を築くでしょ?」

 

「あ///」

 

「あのさ、リコ…人の心を読まないで欲しいし、あと何でそうなるんだよ…」

 

「あら?将来的には結婚を考えてないの?」

 

「幸せにしてあげるなら結婚も考えるべきじゃないかしら?」

 

「ナチュラルにリズさんも揶揄いに参加しないでください……」

 

と言うかこの姉妹、2人して揶揄うなよ……

 

 

 

 

 

 

リズさんとの話が終わり、僕らははーちゃんたちの所に戻ってきたが、

 

「へへへへ、見つけたぜ、プリキュア」

 

不意に声が聞こえると僕らは結界の中に閉じ込められ、そこにはラブーいた。

 

「また来た!」

 

「いでよ!ドンヨクバール!」

 

ラブーは机と筆を合わせたドンヨクバールを呼び出した。僕らは頷きあい、みらい達はプリキュアに変身した

 

「「キュアップラパパ!ルビー!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」

 

「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」

 

「ふたりの奇跡!キュアミラクル!」

 

「ふたりの魔法!キュアマジカル!」

 

「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」

 

「「「魔法つかい!プリキュア!」」」

 

僕はリゼルファにルビーの欠片をセットし、構えるとポニィ、ツクシ、ガイの3人が駆けつけ、ガイは師匠が持っていた臣具を僕に渡した

 

「お父さんから試しに使ってみろって」

 

「分かった」

 

僕は刀を受け取り、構えた。

 

「さぁ潰しちまいな、ドンヨクバール!」

 

ドンヨクバールは飛び上がり筆振り下ろす。フェリーチェはその攻撃を避けていくが攻撃時の衝撃波で吹き飛ばされてしまった。

 

「フェリーチェ!」

 

ミラクルたちは駆け寄ろうとするが…

 

「おーっと、お前らの相手はこの俺だい」

 

ラブーがエネルギー弾を放ち、2人を吹き飛ばす

 

「ミラクル、マジカル!」

 

2人を心配するフェリーチェだが、その隙をつかれ、フェリーチェもドンヨクバールの攻撃を喰らってしまった。

 

「「フェリーチェ!」」

 

「モフー!」

 

「へへへへ。どうだい?今日の俺はちょいとだけマジなんだぜ」

 

「それなら僕が…」

 

「悪いがお前たちの相手は我だ!」

 

不意に声が聞こえた瞬間、誰かが僕を蹴り飛ばす。僕は何とか着地するとそこにはエジプトの人みたいなかぶり物を被ったじいさんがいた。

 

「あいつは!?」

 

「あいつもこの世界に!?」

 

ポニィたちはあのじいさんのことを知ってるのか?

 

「我はプトラの墓守の長、ウェネグ。見覚えのある顔ぶれがあるみたいだが…今は貴様だ!」

 

ウェネグはそう言って殴りかかってくる。僕は手甲で攻撃を防ぐがあまりにも強力なパンチだったからか吹き飛ばされてしまった。

 

「陽斗!」

 

「僕は大丈夫だ!ミラクルたちの所に…」

 

僕は両拳に炎を纏わせ、ウェネグの腹を殴ろうとした瞬間…

 

「ダメだ!そいつは!?」

 

ウェネグの腹を殴った瞬間、ウェネグは笑みを浮かべると僕の腹に衝撃が走り、膝をついた。

 

「ぐぅ…かはっ…」

 

「王家の呪いはどうかな?」

 

「王家の呪い?」

 

「我は超級危険種ヌビスの能力を宿している。桁違いな攻撃力、回復力、スピード。それだけではなく受けたダメージを相手に返すというもの…咄嗟に威力を弱めたことで致命的なダメージを受けずに済んだみたいだな」

 

「それは……くっ…」

 

殺す気でやっていたら僕が死んでた。そもそも僕は……

 

「人を殺す気はないからな……」

 

僕は立ち上がり、構えた。ウェネグは何故か不思議そうな顔をしていた。

 

「おや?そちらの方々の仲間だからてっきり…」

 

「どういう事だ?」

 

「そちらの方々は……」

 

ウェネグは何かを言い掛けた瞬間、ポニィとツクシが飛びかかり、ウェネグを押さえつけた。

 

「陽斗!コイツは私達が!」

 

「ミラクルたちの所に!」

 

「後は任せてくれ!」

 

「三人とも…分かった」

 

僕は三人に任せてミラクルたちの助けに向かった。

ミラクルたちはドンヨクバールとラブーに苦戦を強いられている中

 

「返して!ジュン達の道具を返して!」

 

「あーん?」

 

「ジュンもケイもエミリーも、みんなやりたいことの為に魔法の勉強頑張ってるんだよ!邪魔しないで!」

 

「ふん、魔法ね!」

 

ラブーは指を鳴らし、エネルギー弾をミラクルたちに喰らわせる。

 

「こいつがムホーの力だ」

 

「ムホー?」

 

「一体なんなの!?」

 

「地上のあらゆる道理を超え、強大なエネルギーを自在に操る力さ!こいつあよ、俺たちにとっちゃなんてこともない、できて当然のものなのよ!わざわざ勉強しねーと魔法って使えねーんだろ?俺たちゃ違うぜ。それに、魔法でできることなんざムホーに比べりゃちーっぽけなもんさ、お前らの魔法の勉強はよ、無駄な努力って言うんだ!」

 

「魔法の勉強が…無駄な努力だなんて…」

 

それを聞いたフェリーチェがドンヨクバールを結界まで蹴り飛ばし、ラブーに回し蹴りを放った。

 

「おっと!あーお前だ。お前の力だけは何か違うものを感じるなーおっと!」

 

ラブーの言葉を聞き、戸惑いながらも離れるフェリーチェ。

 

「フェリーチェ!」

 

「ふん!どっちにしても魔法なんてもん、俺は大っ嫌いなんだーよっ!」

 

「魔法はとってもワクワクもんなの!魔法の勉強だって大変だけど、素敵なことが沢山あった!」

 

「ミラクル」

 

「私はそんな魔法が!大好きなの!」

 

そう告げるミラクル。ミラクルの胸が赤く光り、ラブーは怯んだ。

 

「な、なんなんだアイツ…」

 

「マジカル!」

 

「ええ」

 

「ちっ!させるか!」

 

ラブーはエネルギー弾を放つが、僕はエメラルドの剣を使い、エネルギー弾をかき消した。その隙に

 

「「リンクルステッキ!ルビー!紅の情熱よ、私達の手に!フルフルリンクル!プリキュア・ルビー・パッショナーレ!」」

 

ルビーパッショナーレがラブーに迫るが当たる直前でラブーは指を鳴らしてルビーパッショナーレを逸らした。そして吹き飛ばされたドンヨクバールを呼び戻し、僕らに向かって突撃していくが…

 

「プリキュア・エメラルド・リンカネーション!」

 

フェリーチェの浄化技でドンヨクバールは浄化され、ラブーも姿を消した。ポニィたちと戦っていたウェネグもそれに合わせるかのように姿を消したのだった。

 

 

 

 

 

 

戦いも終わり、僕らはナシマホウ界に帰るため、カタツムリニアに乗り、みんなに見送られていた

 

「みらい、リコ本当にありがとうな。自由研究なんとか間に合ったぜ」

 

「モフちゃん大図鑑も完成よー」

 

「モフー!」

 

「はーちゃん、ヘアメイクの練習また付き合ってくれると嬉しいな」

 

「うん、いいよ!」

 

「リコ。向こうでも頑張ってね」

 

「うん…」

 

「陽斗、その臣具はお前に預ける」

 

「良いんですか?」

 

「お前の力になるかもな…」

 

ゴズキ師匠はそう言い、僕は錆び付いた臣具を受け取った。カタツムリニアが発車する中、リコ、はーちゃん、ポニィ、ツクシ、ガイ、グリーンは何処か元気が無かったけど……何かあったのか?

 




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