魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

51 / 92
51 奇跡の力 アレキサンドライト

陽斗Side

 

ウェネグから語られたポニィ達の過去……

 

「わ、私達は殺しを楽しんでなんか…」

 

「ただ…」

 

「おや、楽しんでいないのですか?上手く殺せればお前たちのボスに褒められるのに?おかしいのう?」

 

「そ、それは…」

 

「私達は……」

 

言い返せず、ただ俯く2人。ボスって…ゴズキ師匠の事だよな?

 

「どうだ?お前は人殺しの奴らと一緒にいて、それでも仲間だと…共に戦うと言えるのか?」

 

僕は………ただ拳を強く握りしめていた。

 

 

 

 

 

 

ミラクルSide

 

気が付くと私は隕石が漂う暗闇の空間にいた。

 

「マジカル、フェリーチェ、モフルン!」

 

確かラブーの攻撃を受けて…みんなと…

 

「よう、お嬢ちゃん。ほんの小手調べのつもりだったのにさあ、みんなぶっ飛んじまったね」

 

ラブーが姿を現し、そう告げられた……そんな…

 

「みんなを、みんなを返して」

 

「ふん、安心しなお嬢ちゃん。いま、トドメを指して仲間のところに、行かせてやるよ!」

 

ラブーに殴り飛ばされる私。

 

「本当にもう、私達には何も残ってないの?」

 

 

 

 

マジカルSide

 

みんなと離れ離れにされた私。

 

「みんなを探さなくちゃいけないのに。こんな時に何もできないなんて。何が立派な魔法使いよ」

 

何も出来ない自分に絶望して、私は涙を流していた。

 

 

フェリーチェSide

 

「私の力、肝心な時に役に立たないなんて、一体なんのための魔法なの」

 

私は…何も出来ないの……

 

 

 

 

 

 

 

陽斗Side

 

僕は握り締めた拳で、そのままウェネグの顔面を殴り飛ばした。

 

「ごふっ!?き、貴様!何を!?」

 

「何をって……ムカついたから殴った。それだけだよ」

 

「なっ!?」

 

「む、ムカついたって…」

 

「えっと…陽斗?」

 

「そりゃムカつくよ。大切な仲間を傷つけたんだから」

 

「仲間……」

 

「聞いてなかったのか!そいつらは殺し屋!それも殺すことを楽しんだ…」

 

「昔の話だろ?今はそれを後悔して、僕らに話さなかった。それだけで充分だ」

 

僕はリゼルファにエメラルドの欠片をはめ込み、エメラルドの大剣でウェネグの身体を切りつける

 

「くっ!?だが!我には王家の呪い…が…」

 

「悪いけど…お前の力はエメラルドの力で封じさせて貰った」

 

早いところこいつを倒して、ミラクル達の所にいかないと……

 

「陽斗……」

 

「ありがとう。こいつは私達に任せて!」

 

さっきまでと違い、2人は明るい表情で僕の隣に立った。

 

「2人とも……任せた!」

 

「「了解!」」

 

僕はミラクル達の所へ向かう。どこにいるか分からない訳じゃない。何となくだけどみんなを感じられる。

 

 

 

 

 

 

ポニィSide

 

「王家の呪いを封じられたとしても!我にはこの強靱な肉体と回復力がある!」

 

向かってくるウェネグ。私は地面を強く蹴り、そのままウェネグに蹴りを入れるが…

 

「効かぬわ!」

 

ウェネグは私の足を掴み、そのまま地面に叩きつけようとするがツクシの弾丸がウェネグの腕の関節を撃ち抜き、拘束を抜け出した私は着地して、更に蹴りを喰らわす

 

「ぐぅ!?ま…まだだ!?」

 

ウェネグの拳を寸前で回避すると同時にウェネグの眉間にツクシの弾丸が当たる

 

「ぬぉ!?」

 

流石の回復力…眉間を撃ち抜かれても…それなら!

私はウェネグの溝うちに鋭い蹴りを入れ、地面に倒れた所に何度も蹴りを入れる

 

「ぐお!?があ!?」

 

「これで止め!」

 

倒れたウェネグを蹴り上げ、思い切りウェネグを蹴り飛ばした。

 

「私達の勝ち!」

 

「殺したの?」

 

「多分…死んではないと思う…」

 

「そっか…」

 

「……陽斗、許してくれたね」

 

「うん…」

 

「よかった……よかった」

 

私達は涙を流しながら微笑み合うのであった。

 

 

 

 

 

 

ミラクルSide

 

倒れ込む私。その時…私の手に杖が当たった。

 

「私の、魔法の…杖…魔法…魔法が私にたくさんの素敵な出会いをくれた。私には…まだ…!魔法がある!」

 

私の思いに応えるかのようにリンクルステッキから光が溢れ出した。

 

「ふん、魔法?そんな軟なもん。俺のムホーに敵うもんかーよ!」

 

殴りかかるラブー。だけど私の前に誰かが現れ…

 

「させるか!」

 

ラブーの腕を切り裂いたのは陽斗くんだった。

 

「陽斗くん!」

 

「待たせたな!」

 

「ううん!来てくれるって信じてた!」

 

「おのれ!お前らはこのまま終わるんだよ!」

 

ラブーは切られた腕を再生させ、再度殴りかかるが…

 

「まだよ。また必ず、みんなと会うんだから!」

 

その時、リンクルステッキから溢れ出した光が一筋の光となると遠くの方から緑の光と紫の光が合流した瞬間、眩い空間に私と陽斗くん、マジカル、フェリーチェ、モフルンがいた

 

「マジカル!」

 

「フェリーチェ!」

 

私達の中心に光の球があり、それが上に上がると眩い光と共に王冠のようなリンクルストーンが現れた

 

「リンクルストーンモフー」

 

「「「モフルン!」」」

 

「奇跡の力を感じるモフ!」

 

「「「アレキサンドライト」」」

 

モフルンがアレキサンドライトをレインボーキャリッジにはめ、私達3人はモフルンが手を繋ぐ。そして私達の衣装はダイヤスタイルに翼状のマントと腰部にフリルがつけられ、ミニハットから大きな帽子を被った。フェリーチェはよりドレスらしくなったコスチュームへと変化した。

 

「魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!」

 

「ふん、それでー? 魔法なんざ俺のムホーでー!」

 

ラブーが闇の力を放とうとしたが、その前に陽斗くんが出て…

 

 

 

 

陽斗Side

 

咄嗟に三人の前に出た僕。その時、錆び付いた臣具が虹色に輝きだし、

 

「リゼルファ!アレキサンドライト!!」

 

赤、白、緑、黄色、青が混ざりあった衣装に変わり、五色の剣でラブーの攻撃を切り裂いた。

 

「今だ!」

 

「レインボーキャリッジモフー!」

 

モフルンがレインボーキャリッジに乗り、三人の元へ

 

「巡り会う奇跡よ!」

 

「繋がる魔法よ!」

 

「育まれし幸福よ!」

 

『今私たちの手に!』

 

レインボーキャリッジにリンクルストーン・アレキサンドライトをはめ、他の全てのリンクルストーンの力を集結し、プレシャスブレスを呼び出し装着し、キャリッジを操作して魔法陣を呼び出した。

 

『フル・フル・フルフルリンクル!プリキュア・エクストリーム・レインボー!』

 

突撃してくるラブーを魔方陣で抑え込み、

 

『キュアップ・ラパパ!虹の彼方に!』

 

光の光線がラブーを包み込み、虹を描き…ラブーを浄化するのであった。

 

 

 

 

戦いが終わった僕らは壊れた車両に戻るとみらいは安堵したのか力が抜けたような感じで座り込んだ。

 

「はぁ~」

 

「みらい?」

 

「もうダメかと思っちゃったよ。でも、またみんなとあえて!」

 

「そうね!」

 

「はーちゃんも」

 

「はー!」

 

「モフルンも!」

 

「モフー」

 

モフルンが照れていると…

 

「「おーい!」」

 

カタツムリニアとそれに乗ったポニィとツクシの2人も確認できた。どうやら無事みたいだな。

 

「カタツムリニアだ!」

 

「助けに来てくれたんだ!」

 

「さっきの光に気付いてくれたのね!」

 

「光…あれってなんだったんだろう?」

 

「13個目のリンクルストーンがあるなんて聞いてないわ」

 

するとモフルンが乗っているレインボーキャリッジの先端の宝石部分が光り、3つに分断され、3人の胸の中に消えていくと、

 

「うぇ!? な、なにこれ?」

 

するとまた違う光が通過。それに驚いてるとまた違う色の光。

3人の周りを縦横無尽に飛び回るいくつもの光が円を描く様に飛んでいる。

 

「何これー?」

 

回転する12個の謎の物体

 

「次から次に、なんなのよー!」

 

何か色々と起きてるな…それに僕の持つ巾着の中のリンクルストーンの欠片が一つ増えてるし、臣具もいつの間にか消えてる……もしかして増えた欠片はアレキサンドライトだったり?臣具もその中に?うん、本当に色々と起きすぎてる

 

 

 

 

 

 

 

「がふっ、まだ我は…」

 

「お疲れ様です。ウェネグさん」

 

「リュウト…貴様が…ぐふ!?」

 

リュウトは傷だらけのウェネグの首に注射器を刺した。

 

「エメラルドの力……他の力を無効化するだけではなく……なるほど…面白いですね。さて、ウェネグさん、貴方にはまだ仕事が残ってますよ。その命が尽きるまで……ね」

 

 

 




次回はオリストになります
感想待ってます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。