陽斗Side
ナシマホウ界に戻ってきた僕ら。色々とあったからもう帰って休みたいところだけど……
「あの…さ、みんな…」
「話したいことがあるの」
ポニィ、ツクシの2人がそう言いだした。僕は2人の神妙な顔を見ても何を話すのか察した。
「良いけど…」
「一体何の話?」
「私達が…やって来たことについて……」
とりあえず僕の家で話をすることになり、僕はみんなの分のお茶を入れながらポニィたちの話を聞いていた。
ポニィたちは元の世界で住んでいた帝国に拾われ、暗殺者として育てられていたこと。帝国にあだなす存在を殺すことが正しいことだと言うことを教えられたこと。その育ての親がゴズキ師匠だったこと……
「そんな…」
「陽斗は…知ってたの?」
「僕はついさっき知ったけど、詳しい話は今だね」
僕はみんなにお茶を配りながら、そう答えた。
「ポニィたちはその世界で死んだと思ったら、こっちの世界に来たんだよね」
「私はそうだけど…ポニィちゃんは…」
「私とスピアさんは普通に気が付いたらだったけど…」
「はー、そうなんだ…」
ポニィ達がこの世界に来た原因。多分だけどリュウトが関わってるとして…どういう条件でこの世界に連れてこられたんだ?
「陽斗くんは……ポニィちゃん達の話を聞いてどう思ったの?」
「ん……ショックだけど……過去の行いがどうあれ、今のポニィたちを信じてるから……」
ポニィたちは過去の行いを後悔している。それだけで僕は2人を……いや、みんなを信じようと思える。
「そっか、それなら私も陽斗くんと同じようにするね
」
「みらいちゃん…」
「まぁ…ちゃんと後悔しているならね…」
「リコ…」
「みんな仲良しモフ」
「はー!仲良しが一番!」
「モフルン、はーちゃん…」
みらい達もポニィたちの想いに応えるみたいだな。変にギスギスしたりしなくて良かった……
それから僕は2人に色々と帝国について話を聞いたけど……
「詳しいことは知らないのよ」
「本当に私達はそう教えられてきたから」
「なるほど…そこら辺詳しそうなのは……」
師匠達か…僕はリコに頼み、連絡を取って貰い…
『帝国の印象に関してはスピアが一番話しやすいだろうな』
ゴズキ師匠がそう告げた。因みにゴズキ師匠にはポニィ達から色々と話を聞いたこと、僕らはその事に関しては今のみんなを信じる事を告げたら、少し微笑んでいた。
暫くしてスピアさんが水晶に映し出され…
『元々帝国は平和でしたが、腐り始めたのはある男が大臣となって、当時の皇帝を操り始めたことが事の発端ですね』
「大臣?」
『かなりの悪人で、皇帝も大臣の言葉を信じていたほどでした』
「なるほど…それじゃスピアさんがいたときは、まだその大臣に帝国は支配されていた感じですか?」
『いえ、解放軍の手によって平和を取り戻してます。ただあの戦いはかなり厳しい戦いでした』
スピアさん曰く皇帝が最終兵器として繰り出した帝具によって敵味方問わず殺戮をしたらしいが、解放軍の帝具使いによってその皇帝の操る帝具は破壊されたが……
『その後の戦い……帝国最強の将軍との戦いが一番厳しかったです』
『奴か……』
詳しく聞くとその将軍はブドー師匠と肩を並べる程の実力者らしい。その将軍は死闘の末、ある帝具使いによって打ち倒されたらしい
『色々とありましたが、現在は平和かと……』
「そっか…」
最強の将軍とかそれを倒した人の名前とか聞きたかったけど、ピンと来ないからそれ以上は聞かない事にするのだった。
ゴズキSide
陽斗達との通信が終わり、俺はスピアにあることを聞いた。
「その最強の将軍……エスデスを倒した帝具使いは誰だ?」
「えっと、ナイトレイドのアカメです」
懐かしい名だな。確かにアカメならエスデスを殺す事は可能だが、かなり低い確率での話だ。
「他にその戦いで目立った奴は?」
「皇帝の帝具を破壊した帝具使いと後は……黒い鬼神……」
「黒い鬼神?」
「はい、黒い鬼神が皇帝の帝具を仰け反らせたことで勝利を掴めました」
そんな奴がナイトレイドにいたのか?
「黒い鬼神……帝国や解放軍に属さずに1人で行動していた奴だな。名は…クロト……」
面白そうな奴がいたもんだな…
「とは言えその戦いに参加していれば、解放軍の被害は最小限に抑えられた男がいたがな」
「そんな奴がいるのか?」
「あぁ、奴は強さの上限はないと言えるほどの男」
それにしても色々と面白い話だが……
「陽斗の持つリゼルファ……今更だが何でこっちの世界にあるんだろうな?」
「分からぬが…帝具のみ送られてきたとしか……」
「そもそも陽斗くんの両親の形見って話ですが……」
形見か……少し調べる必要があるな…
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