陽斗Side
ポニィたちの過去について聞いた日の次の日の早朝……いつも通り朝食を作り終え、少しのんびりしていると…呼び鈴が連続で鳴った。僕は玄関の扉を開けるとそこには制服姿のはーちゃんがいた
「陽斗!早く学校いこ!」
「はい?」
まだ学校始まるまで時間があり過ぎるし……と言うかはーちゃんの後ろに眠そうなみらいとリコの姿があった。
「ほら!早く早く」
「あ、うん…」
はーちゃんに急かされ、僕らは学校に着くが…うん、早く着きすぎた…因みにポニィとツクシの二人はやることがあると行って一緒に行くのを断ったけど、巻き込まれないようにしたのか?
「はー、一番乗りー!みらい、リコ早く早く!」
「はーちゃん、まだ学校始まるまで2時間くらいあるよ…」
「何もこんなに早く来なくても」
「えへへ、ワクワクが止まらなくて」
ことはの姿になってから初めての学校だから楽しみでしょうが無いんだろうけど……本当に早く来すぎだよな…そう思っているとサッカー部が僕たちの横を通り過ぎてった。
「私より楽しみにしてた人がいる!」
「あれは、朝練に来た人よ」
「始業式が始まる前に練習してるんだよ」
「あれ、はーちゃん?」
「え?」
「あっちだな」
僕が指差した方を二人が見るとはーちゃんはさっき通り過ぎたサッカー部の後ろを付いて行っていた。
「「はーちゃん!?」」
僕らははーちゃんを追い掛けていき、グランドに着いた。
「うはぁ~!たくさんいるー」
サッカー部の壮太も頑張ってるみたいだな。
「今更だけど陽斗は部活とか入ってないのね」
「僕の場合は生活があるから…」
ポニィたちが来る前は一人暮らしだったけど、それでも家事やら色々とやることが多いからな……
『以上で2学期の始業式を終わります。生徒は教室に戻って待機するように』
始業式が終わり、教室に戻る中…ある話が聞こえてきた。
「ウチの学校に幸せの妖精が居るって噂になったよね」
「あったねー」
「「「あ」」」
「この絵って確か…」
掲示板に貼られていた妖精の絵。この時って……
「これ、はーちゃんが学校に来たときのことを描いた絵だね、きっと」
「あの時は大騒ぎだったわね」
「幸せの妖精かー」
不意に声が聞こえ、振り向くと…
「そんなのが本当に居たらいいなー」
声の正体は壮太だった
「壮太?」
「みらいの友達?」
「うん、はーちゃんだよ〉
「はー」
「妖精はホントにいるわ! あと、魔法使いも!」
突然話に入ってきた勝木さん。
「朝日奈さんも見たわよね!」
「えっとー」
「俺、先に教室いってる」
「なに?私の後ろに何かいるの?」
気が付くと勝木さんの後ろにこの間の精霊の姿が…
「「ないないないない、何もいないよー」」
「もしかしてまた妖精?」
「違う違う違う」
「違うってことは何かいるのね」
「何もいないわ。ていうか、私達以外だれもいないわ」
「あー」
「速く教室に戻らないと」
何とか誤魔化しつつ、僕らは教室に戻るのであった。
教室に戻り、ホームルームの時間。先生からある話が出た
「聞いて驚くなよ。ウチのクラスにまたまた留学生だ。こちらが花海」
「花海ことはです、よろしくお願いします」
「花海さん!」
「ことはちゃん、久しぶり!」
「かな、まゆみ、よろしくー」
「なんだ知り合いか」
「はい。みんな仲良しです。みらいとリコと陽斗とポニィとツクシとモフルンも」
「モフルン?って誰だっけ?」
「みらいのヌイグルミの名前です」
「友達が沢山だなあ…」
「ただの友達じゃありません。私のお母さんです」
「随分若いお母さんだな…」
うん、不安だったけど…多分大丈夫か?うん…大丈夫なはず…
それから授業が始まり、理科の授業…
「今日の授業は植物の観察です。よく見てしっかりレポートを書きましょう」
「できましたー」
「花丸は先生が描くから次からは書かないでね」
「はーい、えへへー」
次は美術の授業…
「みなさん、絵は心です。見た目ばかりにとらわれず気持ちをこめて丁寧に描きましょう」
「先生できましたー」
「これは!」
「頑張って描きましたー」
「あなたの頭の中はお花でいっぱいのようですね」
先生…物凄く失礼なことを言ってるような……
「そしてあなたはサッカーですか」
「あ、ついー…」
「ちゃんと課題も描いてくださいね」
「はい、すんません」
壮太の奴…元気が無いけど大丈夫か?
感想待ってます!