陽斗Side
次の授業は体育、男女混合のソフトボール。
はーちゃんはバッターボックスに立った
「はーちゃーん!」
「がんばってー」
「花海さんがんばってー」
はーちゃんは投げられた球を打ち、見事ヒットを決めた。
「やったー、すごい!スポーツも得意なんだ!」
「魔法だけじゃないのねー」
みらいたちがそう言う中、はーちゃんは走ってヘッドスライディングを決め…
「セーフ!」
「「やったー」」
「はーちゃんすごーい」
「すごすぎー!」
はーちゃんは喜んでみらい達の方に走ってくる中、打球音と共に
「壮太いったぞー、ボーッとしてんな」
「わりぃわりぃ」
「壮太がエラーなんて珍しいなー」
「壮太君、今日ずっとどよーんって顔してるよ」
「そうなんだ」
「学校はこんなに楽しいのにどうして?」
「うーん、何かあったのかなー?」
「何かってなに?」
「わかんない」
「まぁみらいの言うとおり何かあったんだとは思うけど……」
それが分からない以上どうするかは分からないしな……
体育の授業も終わると…
「はー、体育楽しかった! 次はなに?国語、社会?」
「今日はもう終わりだよ」
「えー、もう終わり?」
「そう。次はまた明日」
「そっかー、でも今日は楽しかった」
「学校っていろんな人がいて、とーってもワクワクもんなんだよ」
「そうだねー、明日も楽しみだなー」
はーちゃんは学校を楽しんでるみたいで良かった。
「それでポニィとツクシは何をしてたんだ?」
「え?」
「いやー」
何か今日はあんまり一緒にいなかったから何かあったのかと思ってたけど……
「何か色々と不安で…」
「はーちゃんがやらかさないか…と言うか巻き込まれないか…」
まぁそう言う不安があるのは仕方ないか。とは言えそう言う不安すら感じさせずにはーちゃんは純粋に学校を楽しんでたな
「みらい、またな!」
「あ、壮太ばいばーい」
「みんな帰るの?」
「あと部活に行く人もいるね」
「部活!」
「朝日奈さん、十六夜さん」
「今から妖精を探しに行きましょう!」
両手に双眼鏡と虫眼鏡を持った勝木さんがそんな事を言い出した。
「「えー!」」
「なんで私達もいくの?」
「私、部活いってくる!」
「はーちゃん?」
はーちゃん、部活に行くって…とりあえず僕とポニィ、ツクシで付いていくことにした。みらいとリコは…頑張れ!
はーちゃんを追い掛けてグランドに行くとはーちゃんはコーンを並べる壮太に声をかけていた
「壮太君」
「花海、それに陽斗にポニィ、ツクシ」
「はーちゃんでいいよ」
「え、それは…」
「ねぇ、私も部活やりたい」
「部活?いいけど」
「やったー!それで他の人は?」
「まだ来てないんだ…」
「壮太くん、いつも元気なのに今日はドヨンとしてるね」
「いつもって、今日初めてあったばかりだろ?」
「あーそうだった。でも、ずっとこんにゃ顔してたでひょ?」
「部長になったのに、全然チーム纏められなくて」
なるほど、それで今日はずっと浮かない顔をしてたのか。
「そうなんだー。わかったちょっと待ってて」
はーちゃんはそう言って笑顔で何処かへ向かった。
暫くして何かピンクの竜巻がこっちに向かってくると竜巻は壮太を巻き込み、竜巻が消えるとサッカー部が言葉通り一纏めになってた
「壮太、なんだこれ…」
「俺にだってわかるかよ」
「失敗失敗…」
はーちゃんがそう言いながら戻ってきた。うん、まぁ…仕方ないか…
「俺にも来ないかなー、幸せの妖精」
「来たよ!」
まぁ…はーちゃんがその妖精だからな…
「壮太くん!いっくよー」
はーちゃんはドリブルしながら壮太に向かっていく。壮太はと言うとやる気が戻ってきたのかあっさりとはーちゃんからボールを奪う
「ふふーん」
「すごーい!」
「なかなか上手いけど、ドリブルはボールが足にピッタリくっついたまま走れるようにならないとな」
「わかった。その方法でもう1回やるね」
「おう!」
「キュアップラパパ、ボールが足にくっついたまま走れるようになれ」
何かはーちゃん、今魔法使わなかったか?はーちゃんはボールを2つ転がした後「いっくよー、はー!」
「よっしゃ」
壮太がはーちゃんからボールを奪おうとするが、はーちゃんはと言うと…
「言われたとおりできたよー!」
ボールに乗って高速移動していた。
「えー!」
「はっはー」
蛇行しながらゴールへと向かい、
「え!」
「やったー!」
「よくわからなかったけどすげえ!」
魔法を使ったことはバレてないみたいだな…いや、普通にはーちゃんが凄いって思われてる?
「サッカーが色んなことができるからワクワクだよね」
「そうだな!」
「明日の試合も楽しみ!」
「え、そうか?」
「だって、さっきの壮太君みたいなワクワクのプレイがいーっぱい見られるんでしょ?部長さんがみんなをワクワクさせたら、みんなもきっとワクワクのプレイをしてくれるよね」
「そうか…俺はみんなをワクワクにすればいいのか」
「それは面白いサッカーができそうだな」
「しんじ!」
「そのためにはやっぱり一緒に練習しないとな!」
「壮太、遅れて悪い」
「チーム練習やろうぜ」
「頼むぜ部長」
「みんな…」
「よーし!ワクワクのサッカーをやるぞ!」
「おー!」
「壮太君、さっきのクルッっていうの教えて!」
「うん。花海ならきっとすぐできるよ!」
「やったー!」
はーちゃんのお陰で壮太の悩みも解決できたみたいだな……
とある場所…
「まさか、ラブーが倒されるとは」
「マジあり得ない。ま、どうせ油断したんでしょ?」
「楽天的だぞベニーギョ。プリキュアが危険な存在であることは最早絶対的事実。我らがデウスマストが降臨する前に徹底的につぶさねば」
「行くってわけ?」
「そうだ。貴様もグズグズするな」
何かが形を作っていき……
「随分長かった。久しぶりの世界だ。待っていろ、プリキュア」
試合の日、早くにグランドに来ていた僕ら
「モフー、着いたモフ!」
流石に早く来すぎたから今いるのは僕らだけだ
「誰もいないモフ」
「早く来すぎたのね」
「にひひ、今日もワクワクが止められなくてぇ」
「早く始まらないかなー」
「壮太は元気になってるかなー?」
「それはもう大丈夫だよきっと」
「え、そうなの?」
「まぁはーちゃんのお陰だな」
「そうだね」
「はーちゃんらしかったけどね」
そんな話をしていると不意に指を鳴らす音が聞こえ、サッカーゴールとコーンが浮かび上がった。
「魔法!」
「魔法ではない」
声が聞こえ、僕らは木の上を見るとそこには烏天狗みたいな奴がいた。
「我が操りしはムホーの力!」
「ムホー、また!?」
「これから壮太の試合があるんだから邪魔しないで」
「我々の目的に比べれば、人間の都合など取るに足らぬ」
「なんですって!?」
「あなたは!?」
「我が名はシャーキンス。ここに参上した理由はただひとつ。貴様らプリキュアを徹底的に消すためだ。我がムホーの力。貴様らに見せつけてくれよう!出るのだ!』
シャーキンスが指を鳴らすとサッカーゴールとコーンがドンヨクバールに変わった。
「サッカーの邪魔はさせない!みんな!」
「「キュアップ・ラパパ!トパーズ!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」
「「「魔法つかいプリキュア!」」」
3人がプリキュアに変身し、僕もリゼルファにトパーズの欠片をはめ、2丁の拳銃を握り締めた
「行くのだ!ドンヨクバール!」
口から砲丸発射してきた。ミラクルはトパーズハンマーでたたき壊すが弾けると共にネットが飛び出て
「え!」
マジカルは自分のとこに来た砲丸を格子で受け止め、着地と同時にネットを卵切り機の要領で切断した。ミラクルは拘束されていたが
「すぐ助ける」
マジカルが急いで助けようとするが、ドンヨクバールはコーンドリルを発動して突っ込んでくる。僕、ポニィ、ツクシが食い止めようとするが、フェリーチェが2つのボールをドンヨクバールに向かって蹴るとドンヨクバールはボールを弾いていた。その間にミラクルは脱出することが出来た
「大丈夫ですか?」
「うん、ありがとうフェリーチェ」
「聞いてください。先ほど攻撃をやめて得意げにシュートを防ぎました。ゴールを決められたくないのでしょう。そこに隙があります。ミラクルとマジカルはゴールの隅を狙って攻撃してください。私がその隙をつきます」
「わかったわ」
「行きますよ!」
「うん!」
ドンヨクバールが砲弾を発射していくが、僕とツクシは砲弾を撃ち落としていき、ポニィはミラクルたちと協力して、トパーズの力で作り出したボールを蹴っていき、2つのボールをドンヨクバールが受け止めている間にフェリーチェが空いた場所にボールを蹴り、ゴールを決めた。
「ドンヨクバール。くだらん球遊びなどに付き合っているのではない」
「くだらなくなんてありません。サッカー部のみんなは今日の為に長い苦しい努力してきました。その人の気持ちは尊いものです」
「壮太はずっとサッカーが大好きだった。だから今日は特別な日」
「それをあなたに壊させたりしないわ!」
「我々には関係のないことだ。ドンヨクバール!」
前進してくるドンヨクバール。僕はアレキサンドライトの欠片をはめ込み、虹色の大剣でドンヨクバールを吹き飛ばし
「「「アレキサンドライト!魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!プレシャスブレス!フル! フル! フルフルリンクル!プリキュア! エクストリームレインボー!」」」
エクストリームレインボーでドンヨクバールを浄化した。
「これがラブーを倒した力か。なるほど」
シャーキンスはそう言い残して姿を消すのであった。
試合は無事開催され、結果は引き分けで終わったが壮太の心は晴れやかだった。これもはーちゃんのお陰かな?
そんな中、気が付かないうちにリンクルストーンの精霊、トパーズがはーちゃんの行動を見て、何かを認めるのであった。
感想待ってます!