魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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55 リコのパパ

陽斗Side

 

ある日のこと、みらい達と一緒に公園のベンチでイチゴメロンパンを食べていた。

 

「イチゴメロンパンは飽きないねー!」

 

「はー!いつ食べても最高!」

 

「本当に飽きないな…」

 

「そう言う陽斗くんだって食べてるじゃん」

 

「まぁ美味しいからな」

 

イチゴメロンパンを食べているとポニィとツクシの2人が何だか落ち着きがなかった。

 

「どうしたんだ?」

 

「何か視線が…」

 

「見張られてるような……」

 

2人がそう言うが僕らは感じなかった。

気のせいと言おうとしたとき…

 

「モフー!」

 

モフルンの悲鳴が聞こえ、振り向くとモフルンが謎の男に抱き抱えられていた。

 

「オー、なんとモフモフした手触り」

 

「あ!」

 

「モフルン!」

 

僕とポニィたちが咄嗟にモフルンを助けようとすると、その前にみらいとはーちゃんが飛び出し…

 

「モフルンを!」

 

「離しなさーい」

 

2人が謎の男をボコボコにしているとリコはその男を見て驚いていた。

 

「あ!待って」

 

「「んあ?」」

 

「ごめん…2人とも、その人…私のお父様…なの…」

 

「「うぇ!?」」

 

「今、お父様って言いました?」

 

まさかのリコのお父さん!?

 

 

 

 

 

リコのお父さんをみらいの家に連れて行き、リコは改めて紹介した

 

「あの…父の…」

 

「リアンです。リコが大変お世話になっています」

 

「お世話だなんてそんな」

 

「賑やかで良いもんですよ」

 

「そうですとも!」

 

「あの!」

 

「「さっきはごめんなさい!」」

 

「いや、私の方こそ驚かせてしまって」

 

みらいとはーちゃんが謝るがリアンさんはあまり気にしてない様子だった。まぁ下手するとモフルンを誘拐しようとしてるようにしか見えなかったからな…

 

「そうだ。これ、みなさんでどうぞ」

 

「そんな、お気遣いいただかなくても」

 

「うわぁ!」

 

「おみやげー!」

 

箱を開くと中には沢山の宝石が入っていた。

 

「石だ」

 

「石だね」

 

「うん、うん」

 

「これはまた、変わった…」

 

「素敵ー」

 

「歴史の重みを感じさせるこの佇まい」

 

「ほう、わかりますか?」

 

「さすが考古学者ですね」

 

「考古学者?」

 

はーちゃんがそう言うとリアンさんがひげを弄りながら…

 

「簡単に言うと古いものを調べ、学問をする人かな?」

 

「へぇ、かっこいいなー!」

 

「世界中、色々行ってるんですもんね」

 

「でもー、中々娘さん達に会えなくて寂しいでしょう?」

 

「まぁ」

 

「気持ちはわかります!春休み、みらいと離れてるの辛かったもんなー」

 

みらいのお父さんとリアンさんが楽しげに話す中、リコはどうにも複雑そうな顔をしていた。

 

 

 

 

 

みらいの部屋に移動すると部屋には精霊が飛び回っていた。リアンさんは水晶を使い、校長先生と連絡を取りだした。

 

『到着したか、リアン君』

 

「ええ」

 

「え?どういうことですか?」

 

「今日はワシから調査を依頼してソコに行ってもらったのじゃ」

 

「調査…やっぱりお仕事で…」

 

「うん。これが例の馬車か」

 

「へ」

 

乗っていたモフルンがレインボーキャリッジから降りると光りだし、魔法陣が現れた。

 

「魔法陣…初めて見る形だ!キュアップラパパ、メモ」

 

羽ペンを魔法で操り、メモを取るリアンさん。それを見てみらいとはーちゃんは驚いていた

 

「「おー!」」

 

「お?こんなトンガリあったっけ?」

 

「はー、どうだったかなー?」

 

「あのお父様!調査ってひょっとして…」

 

「校長からすべて聞いている。不思議な馬車、13個目のリンクルストーンの精霊、それにことは君のことも」

 

「え」

 

「そして君たちが伝説の魔法つかいプリキュアになったということも」

 

みらいたちがプリキュアになったことを知っている!?僕らは水晶の方を見ると…

 

『すまぬ、リアン君には知られてしまった』

 

まさか知られてたとは……

 

 

 

 

 

 

 

 

ある場所にて…

 

「プリキュア、あの力、ラブーを滅ぼしたのもマグレではなさそうであるが」

 

『あんたが認めるとはね』

 

「ん?」

 

シャーキンスの前に現れたのは光背をつけた女性。

 

「遅かったな、ベニーギョ」

 

「お待たせしたってカンジ?シャーキンス」

 

「封印された他の同志たちはまだ誰も目覚める気配無さげだし、そのプリキュアってやつらの始末、私がやっちゃうんで」

 

2人の話を聞くリュウト……

 

「これは面白くなってきたな…さて、こちらも研究を続けようか」

 

 

 

 

 

 

机の上に並べたリンクルストーンとリンクルスマホンを見ながら…

 

「大いなる力の結晶、そして伝説の書。この目で見る日が来ようとは…」

 

「おじさまはリンクルストーンやスマホンのことに詳しいんですか?」

 

「というよりも古い伝説についてかな?」

 

『魔法界随一の考古学者であるリアン君にお願いしたのじゃ。古き予言にある大いなる災いの訪れ、災いとは何か。退けるにはどうするべきかワシと共に調べてほしいと』

 

「魔法界各地の伝説の殆どは、既に校長が長年かけて研究済み。ならばと私はこのナシマホウ界に滞在し手がかりを探していたんだ。ずっと以前からね」

 

「なるほど…」

 

「そして君が持つリンクルストーンの欠片…それに関しても少し調べたが…」

 

「何か分かったんですか?」

 

「ふむ、それについて話す前にリコ達がどのようにしてリンクルストーンを手にしたのか知りたいのだが…」

 

「それなら…」

 

 

 

 

 

僕らはリコと出会った場所に行くと…

 

「私、モフルンのこと落としちゃって。そしたら ねぇ落としたわよ?ってリコが教えてくれたんです!私、モフルン拾ってありがとうって!」

 

「モフー!」

 

「そしたらリコは箒を飛んでいて、私も魔法使いだーってなっちゃって!お友達になってーって追いかけて、で、ペンダントがピカッて…あっちに箒でバーッて飛んで、キュアップラパパでピカッ!ババーン!」

 

「ダイヤになったモフ」

 

「説明になってないわよ」

 

みらいの説明は何というか分かりやすいような分かりにくいようなものだった

 

「いやいや、気持ちは十二分に伝わって来たよ。ありがとう。しかし…我が家に代々伝わるペンダントがリンクルストーンダイヤになるとは…それにみらい君の持つもう1つ…うーん…魔法界にナシマホウ界、どちらの世界にも眠っていたリンクルストーン、それが意味することとは…やはりもっと調査をする必要があるか」

 

気が付くとまた精霊が周りを飛んでいた。

 

「またついてきたモフー」

 

「確か初めに現れたのは…」

 

「アレキサンドライトが出てきた時」

 

「ついてきて漂うなにか?」

 

「モフー、光になって消えたモフ」

 

「消えた?」

 

「あとー、精霊さんから甘い匂いがするモフ」

 

「ほう」

 

すると水晶が飛んできて、校長先生の声が聞こえた。

 

『今、ふと気づいたのじゃが…似ているかもしれん。あの時見た印と』

 

確かリンクルストーンに杖を当てたときに……

 

「それは興味深い。詳しい話を」

 

『うむ。以前みらい君たちにリンクルストーンを見せてもらった時に気付いたのじゃが』

 

気が付くとリコが何処かへ走り去っていった。ポニィとツクシの2人はそんなリコを追い掛けていった。

 




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