ある場所にて
「デウスマストに従いし同志達」
シャーキンスがそう呼びかけるが反応は返ってこなかった。
「他の面子。起きる気配無さげ?」
「ならば、我等で務めを実行するまで…今すべきはプリキュア、あの力を消し去ることである」
シャーキンスはそう言って姿を消した。
リコSide
日直のため、早めに学校に来た私。教室には既にまゆみが来ていた。
「あ、おはよ!今日日直?」
「ええ、まゆみ早いのね」
「家で書くより集中できるかなって」
「手紙?彼に渡すのね!」
「みんなのおかげだよ。友達が応援してくれるって、それだけで嬉しい」
嬉しそうに笑うまゆみ。するとまゆみはあることを話し出した
「私、中学に入ったばかりの頃。全然友達が居なくって」
「そうだったの?」
「親の都合で1人だけ離れた中学に入っちゃったの。そんな時にみらいが…」
中学入りたての頃、まゆみはお気に入りのヘアピンをなくし、探していたときに声をかけたのはみらいだった。
みらいは一緒に探してくれた。まゆみはもう見つからないと諦めていたが…
「諦めちゃダメだよ。大切なモノなんでしょ」
そう言ってくれた。そしてヘアピンを見つけ出してくれた。お礼を言うとみらいは先生に頼まれ事されたことを先生に言われた。みらいは先生に怒られたことを気にせずに…
「なんだかみらいらしいわね」
「そうなの!みらいはいつも自分のことより誰かを応援してばかりなの」
「難しいことを考える前に行動するのよね、あの子」
「そうそう、その度に陽斗くんがサポートしたり…」
「陽斗も陽斗らしいわね」
とは言え陽斗の場合はみらいが好きだからこそかしらね
「私もみらいみたいに行動しなきゃ!」
「そうね。私も応援するわ。頑張って!」
陽斗Side
放課後、まゆみが書き上げた手紙を渡すために例の男子生徒が校門から出てくるのを待つ
「来たわよ」
「長瀬さん、頑張って!」
「頑張って!」
例の男子生徒の周りには他の生徒もいた。それを見てまゆみは思わず校門裏に隠れる
『まゆみ~!(長瀬さん!)』
「だって、他の人達がいるんだもん!」
「今更それ言う?」
「困ったねー」
「そうだ!ちょっと待ってて」
そう言ってはーちゃんは近くにあった花壇まで移動し
「キュアップラパパ、鳩よ、出ろ」
すると横を飛んでいた鳩の群れが消え、花壇の上にあった鳩時計が光り、中から無数のハトが飛び出してくる。
「うぇ!?なんだなんだ!?」
「鳩時計から鳩が!」
例の男子生徒以外の生徒が鳩に追われ、例の男子生徒のみになった
「まゆみ!チャンスだよ」
「う、うん!」
「あれ?みんなは?」
キョロキョロする男子生徒。まゆみはその男子生徒の前に出て
「あれ?君、前に」
「あ、あの…その…あの、私その…」
「長瀬さんがんばってー」
「がんばってー」
小声で応援するみらい達。
「何か用かな?」
「好きです! これ、読んでください!」
手紙を差し出すまゆみ。
気がつくとさっきまで晴れていた空が曇りだした。
「あの、俺…」
「あ、いたいた!」
声が聞こえた方を見るとそこには見知らぬ女子生徒。これはもしかして……
「もう探したよー、早く帰ろう!」
まゆみも気がつき、持っていた手紙を後ろに隠し、クシャクシャに握り締めた。
「ほら、雨ふってきたから行こ!」
「あ、うんごめん…でも、ありがとう!」
例の男子生徒は謝り、そのまま彼女と歩いていった
「彼女…居たんだ…ドキドキしても意味なかったな」
どう声をかけるか悩んでいる中、勝木さんが大声を出した
「そんなことない!すごく好きな人ができて、その為に頑張ったんだよ?それを意味が無かったなんて言わないで!」
「勝木さん…」
「まゆみ…頑張ったよ、すごいよ」
「そうよ」
「みんな、ありがとう! ほら、勝木さん、もう泣かないで。一緒に顔洗いに行こう」
「うん」
「なんかごめんね」
「ううん、気にしないで」
2人を見送る僕ら。するとはーちゃんは…
「すごいね恋って、涙がでるんだ」
はーちゃんも恋について分かった感じなのかな?
「イチゴメロンパンだよ!」
「え?」
「こんな時、元気を出すにはイチゴメロンパンだよ! 買ってこよ」
「甘い食べ物を食べれば元気いっぱいモフ」
「そうね!2人にプレゼントしましょ!」
「そうしよう!」
これはやけ食いすることになるのかな?そう思いつつ歩き出すと…シャーキンスの陰が見えた。
「プリキュア、今日こそ我はお前達を倒し、そして…ん?」
無視して去ろうとするみらい達。いや、無視するの?
「おい、何処へいくのだ!」
「それどころじゃないの!」
「え?」
「友達が失恋して泣いてるの!」
「は?」
「邪魔しないで!」
「な!ぬぅ、わけのわからんことを!」
シャーキンスがドンヨクバールを召喚してきた
「逃がさんぞ」
「もう!」
3人はプリキュアに変身する
「「キュアップ・ラパパ!ルビー!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」
「「「魔法つかいプリキュア!」」」
僕はリゼルファにルビーの欠片をはめ込み、ポニィとツクシも臣具を構える
ミラクル達は迫り来るドンヨクバールの攻撃を弾き返していくが、不意を突かれ攻撃を喰らい吹き飛ばされてしまう
「ふん!ここまでのようだな。刹那的な感情に振り回されて一喜一憂するとは愚かなことよ」
「愚かじゃないわ!」
「マジカル!」
「たとえ叶わなかった恋にも意味はある!」
「ん?」
「誰かを好きになって心を熱くする経験は、きっと私達を成長させるんだから!」
ミラクル達はオーラを纏い、ドンヨクバールを圧倒していく。そして、ツクシは至近距離で弾丸をドンヨクバールに浴びせ、ポニィが追撃のかかと落としを喰らわす。いや…何か…今日のみんな強すぎないか?
「この爆発的な力の上昇は何事!まさか先ほどの戯言が我がドンヨクバールに勝る力を生み出したというのか?」
シャーキンスも同じ事思ってたみたいだった。
気がつくとドンヨクバールはボロボロにされており、
「「「アレキサンドライト!魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!プレシャスブレス!フル! フル! フルフルリンクル!プリキュア! エクストリームレインボー!」」」
エクストリームレインボーによってドンヨクバールは浄化され、シャーキンスも撤退した。
戦いが終わると僕らの前に精霊が現れ
「ルビー、ミトメール」
そう告げて姿を消す精霊だった。
ある場所にて…戻ってきたシャーキンス
「おかえりー」
出迎えるベニーギョ。
「プリキュア!なんと不可解な存在」
「何か困りごとかい?」
2人の前に1人の青年と蜂の妖精
「お前は!」
「オルーバ!」
「久しぶりだね、シャーキンス、ベニーギョ」
「あんたもようやくお目覚めなカンジ?」
「いや、とっくに目覚めてたよ。みんなより先にね」
「んん!?」
「そんなことより、僕たちには知る必要がある。プリキュア、その力の正体について…そしてリュウト…君が興味を示す彼もね」
「ふふっ、助かるぞ」
帰り際、みらいたちは空からまゆみと勝木さんにイチゴメロンパンを落として渡した
「あの2人、これからもっと仲良くなれそうね」
「私達みたいに?」
「そうね」
「モフ」
「は-!やったー!」
「みんな、だーい好き!」
基本的にプリキュアシリーズの恋愛は……わんぷりだけやはり…
感想待ってます