リコSide
夜、自分の部屋で私は並木くんに言われたことを思い出していた。私がやりたいこと…
「リコー、リコ!」
考え込んでいるとみらいが部屋に入ってきた。
「選挙のスピーチまとまった?」
「ううん。私、なんで立候補したんだろ…」
「え!」
「生徒会長になって、私がやりたいことってなんだろ」
「一生懸命頑張って、立派な魔法使いになって。でもそれから何をやりたいのか…いつもそう、自分のやりたいことが分かってない」
「うーん。夏休みをもっと長くしてほしい。放課後のグラウンド独り占めしたい…か。みんなの要望を叶えたらホントに素敵な学校になるのかなー」
素敵な学校か……
ある場所にて
「オルーバ様。仰せの通りプリキュアどもを観察したところ」
「オルーバ、こいつが例のスパイなのか」
「シー!続けて」
「は、はい!その、プリキュアと一緒にいるクマが一味を繋ぐ重要な役割を持ってるみたいで」
「バッカみたい。私、もう行くし」
ペニーギョはそのまま姿を消す
「よくやったね。調べを続けて」
「は、はい」
陽斗Side
次の日…
校門に入るとみらいとリコの2人と会うと遅れてきたはーちゃんが応援の団扇を持ってやって来た。
「ねぇ見て見て」
「それって…」
「ゆうと君の応援用だよ!花壇を直してくれたお礼がしたくて!」
そういえばはーちゃんと二人で話してたけど、花壇のことだったのか…
「あの花壇を?」
「うん。ゆうと君、綺麗な花壇を見たら、みんなも優しい気持ちになるって」
「優しい気持ちに…」
「みんなが優しい気持ちになったら、素敵だね」
「リコとゆうとくん!2人とも頑張って応援するね」
「どっちも応援するモフ?」
「うん!」
「はーちゃんの気持ち、少しわかるわ」
「おはよう」
話していると並木がやって来て挨拶をしてきた。リコが返していると突然空から雷が落ち、ペニーギョが現れた
「見ーつけた」
「あなたは!」
「ふん。あんた達なんて調べる意味ないし、さっさと倒しちゃえばいいだけじゃん」
応援団扇とポスターでドンヨクバールを生み出した。
「ゆうと君こっち」
「でもメガネが!」
「いいから!」
「でも…」
はーちゃんが並木を避難させ終える。
「やっちゃって、ドンヨクバール!」
「みんな!」
みらい達は直ぐさまプリキュアに変身する
「「キュアップ・ラパパ!ダイヤ!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」
「「「魔法つかいプリキュア!」」」
僕もダイヤの欠片をリゼルファに填め込み、構えた。
ドンヨクバールはポスターを手裏剣のように飛ばし、ミラクルとマジカルは左右に避けていく。その隙にフェリーチェが接近するがドンヨクバールは両手の団扇を大きく振り、フェリーチェを怯ませていると両手の団扇でフェリーチェを押し潰そうとするがミラクルたちが助けに入る。だがドンヨクバールはそのまま三人を壁に吹き飛ばす。
「みんな!」
「もう全部メチャクチャにしちゃいな!」
「学校が!」
ドンヨクバールの起こす強風とポスターで学校が無茶苦茶になっていく。そんな中、避難していた並木が必死に花壇を守ろうとしているのが見えた
「すごい風!でも守らなきゃ。学校をもっともっと素敵な場所にするために。僕が守るんだ!」
並木の声を聞き、マジカルは何かを理解した様子だった。
「私、わかったわ。素敵な学校にするために必要なもの」
「マジカル!」
三人はオーラを纏い始める。あれってこの間の…
「私もゆうと君の様にこの学校を守りたい!リンクル!アクアマリン!」
「リンクル!ペリドット!」
アクアマリンでドンヨクバールを凍らせ、ペリドットでドンヨクバールを吹き飛ばす。僕たちはそれを追っていき、林の所へ行くとドンヨクバールは凍結から抜け出したが…
「アレキサンドライト!」
僕はアレキサンドライトの大剣でドンヨクバールを斬りつける。
「今だ!」
「「「アレキサンドライト!魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!プレシャスブレス!フル! フル! フルフルリンクル!プリキュア! エクストリームレインボー!」」」
エクストリームレインボーにより、ドンヨクバールは浄化された。
戦いが終わり、生徒会長選挙…戦いの間ポニィたちは生徒達の避難と安全を守っていたみたいで、疲れ切っていた。
「あの、僕は学校の花壇や図書室を綺麗にして、みんなに集まってもらえるような場所にしたい。グラウンドも場所を取り合うのではなく。知らない生徒同士も一緒にスポーツできる場所にしたい。この津成木第一中学校に通ってる生徒全員が仲間になれるような、みんながもっともっと笑顔になれるような、そんな素敵な学校にしたいです」
並木の演説が終わり、拍手が鳴り響く
「では続いて。2年B組十六夜リコ」
「本当のことを言うと、私は生徒会長になりたいって思う前に自分のやりたいことがわかってなかったんです。だからみんなの要望を聞いても、どうしたらこの学校が良くなるのか答えが見つからなかった。でもゆうと君は最初から自分の答えを持っていて、ゆうと君が生徒会長なら。きっと素敵な学校になります。応援してくれたみんな、ごめんなさい。でも私は、ゆうと君に生徒会長になってほしいです。学校のみんなをもっともっと笑顔にしようと懸命に考えているゆうと君に!」
結果的には並木に譲る形になったけど、リコも満足そうだし、良かったのかも
それから後でモフルンから話を聞くとどうにもまた精霊が認めてくれたらしい。
スピアSide
留守番の間、みんなの部屋を掃除していた。陽斗くんの部屋を掃除していると家族写真が目に入った
「そういえば両親はなくなって……え?」
写真には赤ん坊の陽斗くんを抱っこする陽斗くんのお母さんとその隣のお父さん…この2人って……
「この人達……どういう事?」
この2人は……お父様が引退する前に話していた帝国の帝具の研究者…何で…もしかして…
感想待ってます!