陽斗Side
ある日のこと、急にみらいたちにマホウ界に行こうと誘われ、僕、ポニィ、ツクシの三人とみらい達とでカタツムリニアに乗っていた。
「校長先生…ダメだわ」
マホウ界に行く理由…それは校長先生と連絡が取れないと水晶さんに言われ、心配になって探しに行くことになった。
「あの時も、校長先生は1人で…」
あの時…校長先生が一人でドクロクシーの所に乗り込んだときのことを思い出す。確かにあの時も連絡が取れなくなったな…
「と、とにかく探しにいこ!」
「ええ…」
思い詰めるリコ。そんな時車内販売をしているエスカーゴやって来た
「モフ!車内販売モフ
「冷凍みかんはないって書いてあるね」
「冷凍みかん?美味しいのか?」
そう聞くチクルン。食べたことないのか?
「え!?食べたことないの?」
「うん、ああ」
「とってもおいしいモフ!」
「うんうん。冷たくて甘いんだー」
「チクルンにも食べさせたいモフ」
そんな話をしていると水晶さんが光り出した。
「あ、水晶さん!今どこに?」
『太陽の…丘に…ああ!』
「今、太陽の丘って」
「ええ」
マホウ界に着き、太陽の丘と言う場所に向かう僕ら。
僕らは南国の小島みたいな所に来ていたが…
「滅茶苦茶暑い…」
「1年中真夏のヌックイ島…」
「その中でももっとも日当たりが良いと言われている太陽の丘よ~」
マホウ界にはこんな場所があるなんて…
「ポニィたちは平気そうだな…」
「まぁ色々なところに行ってたからね」
「こういう極端な場所には慣れてるから」
暗殺者だからそう言うのに慣れさせられたとかなのかな?
暫く歩いていると帽子が置かれているのを見つけた
「帽子?」
「校長先生の帽子だわ!」
「校長先生」
帽子をどけると氷嚢を乗せた水晶さんがいた。
『イヤン、眩しいですわ!』
「「「「水晶さん!」」」」
『強い日差しに参ってしまって、校長に帽子を借りてるんですわ』
「はぁ?」
「おや?君たちなぜここに?」
するとみかんを籠にいっぱい乗せた校長先生がやって来た。
『校長先生!』
これは…一体…
話を聞くと校長先生は収穫の手伝いをしにここに来ていたらしい。
「あの、収穫って?」
「うむ、冷凍みかんになるピーカンミカンのな」
「ピーカンミカン!ここで育ててるんだあ!」
みかんの匂いを嗅ぐモフルン。更には精霊達も一緒になって匂いを嗅いでいた。
「お、リンクルストーンの精霊か」
「ふーん、リンクルストーンねー」
「ここのところ、どういうわけかピーカンミカンの育ちが悪く。心配でよく見に来ているのだ」
「なんだかちょっぴり、元気ない」
「うむ。時間はかかったが何とか色付いたな。見に来たついでにお手伝いと言うわけじゃ」
『でもこの暑さ、ウンザリですわ』
「うはあ…オイラも」
「君は妖精か?」
「おう!妖精の里から来たチクルンだ」
「暫くお会いしてないが、女王は達者でおるかな?」
「里に行ったことあんのか?妖精以外は入れない場所だぜ?」
『妖精の里はどこにあるのかは謎。私にもわかりませんわ』
「大昔、女王がこちらにいらしてな。その時にお会いしてな」
「妖精の女王様かぁ!あってみたいなー」
妖精の女王までいるのか…
チクルンはというと何処かばつが悪そうな顔をしてるけど、妖精の女王に何かやらかしたのか?
校長先生に連れられてきた場所はヒャッコイ島だった。と言うか暑い場所から寒い場所に移動って…
「暑かったり、寒かったり~」
「と言うか何で僕とみらいは抱き合って温め合ってるんだ?」
「あはは///」
リコとはーちゃんとモフルンは押しくら饅頭で温め合ってるのに…
「え?二人はそっちの方が良いんじゃ…」
「二人とも顔真っ赤だね~」
「暖かいモフ?」
うん、これは別の意味で暖かくはなってるのかもしれないけど……とりあえず離れる僕とみらい。
「なんでヒヤッコイ島に!」
「アイスドラゴンよ」
すると蒼白いドラゴンがこっちにやって来た。みらいは慌てて逃げようとするが、リコがそれを止めた
「大丈夫よ、気が優しいドラゴンだから」
リコはそう言いながらアイスドラゴンを撫でる
「ピーカンミカンはアイスドラゴンの溜息で凍らせて冷凍みかんにするの」
「さよう。この島に棲む彼らは暖かいものに憧れる。このミカンの様に暖かい日の光をいっぱいに浴びてすごしてみたい、あ~羨ましいとミカンを見て思わず溜息をつくのじゃ」
アイスドラゴンが口を開け、ため息をつくと思ったが、あくびだった
「溜息じゃなくてアクビしてる」
アイスドラゴンを大風に吹かれるとそのまま飛び去った。
「行っちゃったー」
「このミカンを見て溜息をつかないとは…一見育ち切ったように見えるが日の光が足りないのか。花火の花、ドンドン花もそうじゃった」
そういえばそんなこともあったけど…何かしらの異常気象でも起きてるのか?
ある場所にて
『どうやら、リンクルストーンとかいうモンが重要らしいですぜぇ。ほらプリキュアになるときも使ってるじゃないですか』
チクルンはオルーバたちに報告をしていた。
「十二の輝き、それにキュアップラパパ…ラパパか…ありがとう、引き続きよろしく」
「いつまでコソコソ詮索している気だ。我々の力で真っ向から!」
「倒すだけならいつでもできるさ」
「何がそんなに気になる訳?」
「彼女達の力、アレと関係がある。そう僕は考えてる。そう僕らをかつて地上に封じ込めた。まだこの世界に存在しているのならちゃんとお礼をしないとね」
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