陽斗Side
校長先生は水晶さんで教頭先生と話していた
『まったくお祭りの準備もあると言うのに留守にされては』
「すまぬ」
「お祭りって!もしかして!」
「ええ。今年は明日開かれます」
「えー!」
「その前、冷凍みかんで英気を養いたかったのじゃが…」
「ん?チクルンモフ!」
何処かに行っていたチクルンが戻ってきた。ポニィたちは何かしらのハンドサインでチクルンの様子を伝えていたが…とりあえず何かしら情報を誰かに伝えていたとからしいけど、まだ様子見か?
「居なくなったから心配したよー」
「オイラを心配?」
「ん!よし!チクルンも来たことだし冷凍みかんを作ろう!」
「えー?」
「溜息を吐くアイスドラゴンもいるって」
「寒いし帰ろうぜ!」
「作るモフ!」
「ったく、強情な奴だぜ!」
「そうじゃな。アイスドラゴンはまだまだたくさんおる」
空を見上げるとアイスドラゴンが沢山飛んでいた。確かにこれなら……ため息をつくアイスドラゴンがいるかもしれないな。はーちゃんは近付いてきたアイスドラゴンにみかんを見せ…
「見て見て、このピーカンミカンとーってもよく育ってるでしょ?」
「はーちゃん?」
「みかんの良さを伝えようとしてるんだわ!」
「ほら、暖かさが伝わってくる!」
「モフー!」
「イイカンジ!」
「ホントに甘くて美味しく育ってるよ」
はーちゃんはそう言いながらみかんを一口食べたけど、あれ?食べたら…
「食べちゃダメでしょ!」
「あ、つい!」
「暖かいものに憧れる…あ、そうだわ!」
リコは何かを思いついたのか杖を取り出すと
「キュアップラパパ、氷よ解けなさい」
リコは円形に氷を溶かした。
「よし!次は水をお湯に!」
「そうか、風呂じゃな!つかれば自然と溜息が出る。はぁ~極楽極楽。妙案じゃ!キュアップラパパ、お湯になるのじゃ」
リコが開けた場所が温泉に変わった。
「さすが校長先生!一瞬でお湯に!」
すると一匹のアイスドラゴンが温泉に入るが…身体を真っ赤にさせて飛び出た
「熱いお湯に慣れてないんだわ」
「なんと!」
するとさっきのアイスドラゴンがため息をつくかと思ったが、クシャミが出てモフルンとチクルンを氷付けにした。とりあえず温泉で二人を解凍するとみらいはあることを思いつき、
「そうだ!陽斗くん、モフルン手伝って」
みらいはそう言って箒にまたがる。僕も後ろに乗り込み…
「みらい?」
「やれやれ」
チクルンもそう言いながら後をついてきた
みらいは箒でアイスドラゴンを追い越すとアイスドラゴンは負けじと追い掛ける
「こっちこっちモフー」
「溜息じゃなくても凍るなら!この息でも!」
「こっちモフー」
そう言うモフルンだったが箒から落ちそうになったが、チクルンが助けに入った
「危ねーな」
「ありがとうモフ」
「なんでそこまですんだー?冷凍みかんにそんなにうめえのか?」
「ただ美味しいだけじゃないモフ」
「ふーん」
気がつくとアイスドラゴンが息切れを起こしていた。それを見たみらいは
「よーし、今だ!キュアップラパパ、ピーカンミカンよ飛んでいけ!」
アイスドラゴンがみかんを凍らせるが、ウニみたいなトゲトゲが生えた状態に凍っていた
「なんかヘンテコモフ」
「いてっ!あはは!」
チクルンは歪に凍ったみかんを投げ捨て、みらいはもう一度試そうとするが、突然みらいが箒の操作を乱し、僕たちはそのまま墜落した
雪の上だから何とか怪我はないけど…リコ達がいる場所でドンヨクバールの姿とフェリーチェの姿が見えた
「モフ!」
「行こう!はーちゃん」
みらいは立ち上がろうとするが、手を抑え始めた。見てみるとみらいの手は真っ赤に染まっている。もしかしてしもやけか?僕はみらいの手を握り締める
「ありがとう…陽斗くんのお陰で少しは…」
「でもそれだと箒には…」
「歩くにゃ遠すぎだろ」
「でも行かないと」
「あーもう、何考えてんだか」
「みらいは諦めが悪いからな…」
僕が背負ってみんなの所に向かうべきかと思っていると、一匹のアイスドラゴンが降りてきて、背中に乗るように指示を促した。
「乗れって事か?」
「そうかも!」
僕らはアイスドラゴンの背に乗り、リコ達の所に向かう。
「お待たせー!」
ギリギリの所にたどり着いたみたいだな
「みらい!」
「リコ!」
みらいとリコはルビースタイルに変身し、僕もリゼルファにルビーの欠片をはめ込んだ
ドンヨクバールは氷柱を放つが、僕らはそれを避けていき、ポニィたちは援護に回り、氷柱を破壊していく。僕らは同時にドンヨクバールを殴るが直ぐにドンヨクバールは体勢を立て直していた
「やっぱ。オルーバこいつらのこと買い被りすぎ」
するとアイスドラゴンが吹雪を起こして、ドンヨクバールの氷柱ミサイルの発射する籠に雪を積もらせる。
「邪魔!」
ペニーギョが指を鳴らし、竜巻でアイスドラゴンを吹き飛ばすがフェリーチェがピンクトルマリンでアイスドラゴンを助け、心配そうに声をかけていた
「ミラクル、マジカル!」
「大丈夫。今日一日頑張ったのは美味しい冷凍みかんをみんなで食べるため!まだちゃんと美味しい冷凍みかん作れてない!だからこんなとこで挫けてられない。まだ冷凍みかんを食べたことのないチクルンの為にも」
「うぇ!?」
「ええ。あの味を知らないでいるなんて勿体ないもの!」
「冷凍みかんはみんなで一緒に食べた思い出の味モフ。チクルンにも食べてもらいたいモフ」
「お前ら…」
「一緒に食べようね、チクルン!」
僕らはドンヨクバールに同時に蹴りを喰らわせ、ドンヨクバールは怯んだ
「また訳わかんないうちにあっちが優勢?ってカンジ」
ドンヨクバールはこちらに向かって突撃をしてくる。僕はリゼルファにアレキサンドライトをはめ込み、ドンヨクバールに更にダメージを与える
「みんな!」
「「「アレキサンドライト!魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!プレシャスブレス!フル! フル! フルフルリンクル!プリキュア! エクストリームレインボー!」」」
エクストリームレインボーでドンヨクバールを無事浄化するのであった
「オルーバの言う通り…かどうかは関係なく。プリキュア、やっぱり訳分からな過ぎてムカつく。帰る!」
ペニーギョはそのまま撤退するのであった。
「さっきはありがとう」
助けてくれたアイスドラゴンにはーちゃんはお礼を言うとアイスドラゴンが顔を赤らめるとブレスでみかんを凍らせた
「ああ!」
「なんと!どういうことじゃ!」
「これは!恋の溜息。アイスドラゴンは彼女に恋をしたのですじゃ!」
まさか過ぎることに驚く僕らであった
「なんじゃそりゃ…」
それからみかんをチクルンに食べさせ、チクルンは満足そうにしていた。
美味しくみかんを食べられたことに、はーちゃんは改めてアイスドラゴンにお礼を言う
「ホントにありがとう! ドラゴンさん!」
アイスドラゴンは再度顔を赤らめ、またブレスを吐き、巻き添えでチクルンが凍るのであった。
みかんも無事に調達でき、僕らは魔法学校に戻ると……
「陽斗、少し話良いか?」
ゴズキ師匠とブドー師匠が待っていた。
感想待ってます