魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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今回はオリスト


65 陽斗の両親

陽斗Side

 

魔法学校の校長室にて、師匠達とスピアさん。校長先生、そして僕らが集まっていた。

 

「それでゴズキ師匠、話って?」

 

「単刀直入に言わせて貰うが、お前の両親についてだ」

 

「「!?」」

 

師匠から僕の両親について出た瞬間、僕とみらいは驚いていた。何で…師匠が…

 

「何で…」

 

「あ、あの…陽斗くんの両親が何で…」

 

「その件について、私から言うね」

 

申し訳なさそうにしながら、スピアさんが話し出した。

前にスピアさんが僕の家にいたときのこと、僕の部屋を掃除していたとき、部屋に飾られていた家族写真を見たときに、両親についてあることに気が付いた。それは…

 

「陽斗くんの両親…もしかしたら私達と同じ世界の住人かもしれないの」

 

「えっ…」

 

「そ、それは…本当なんですか!?」

 

「ブドー将軍に確認してもらって、本当だって分かりました」

 

「陽斗、お前の両親は帝国に所属していた帝具研究者だった」

 

僕の両親が……

 

「お前の両親はある帝具を研究している時に、大臣がどうにも気に入らないという理由でゴズキ率いる暗殺部隊に暗殺を命じた」

 

「それって…」

 

大臣に関してはそれとなく聞いてたから、暗殺される理由に関して何となく分かる気がするけど…

 

「俺とある教え子と一緒に暗殺に向かったが……踏み込んだときには既にいなくなっていた。その時は逃げ出したかと思っていたが……何らかの偶然でナシマホウ界に転移されたみたいだな」

 

「大臣は憤慨していたが、暗殺命令は消えた。だが…聞かせろ。お前の両親は…」

 

「あ、あの!」

 

咄嗟にみらいが遮るが、僕はみらいの前に出て…

 

「大丈夫…みらい、大丈夫だから…」

 

「陽斗くん…」

 

みらいは俯きながら、下がる。僕はゆっくりと口を開き、語った

 

「僕の両親は……殺されました」

 

『!?』

 

師匠達、みらい以外全員が驚きを隠せないでいた。僕は更に続けた

 

「ある日、学校から帰ったときに……リビングは血の海で…両親はそんな中で倒れていて……」

 

「そうか…誰に殺されたかは…」

 

「分かりません。それから警察が調べましたが…犯人は分からず…僕は一人に…」

 

親戚とかおらず、みらいの両親が保護責任者になってはいてくれたのは本当に助かった……

 

「僕が知っていることは以上です…」

 

 

 

 

 

 

ある場所にて…

 

「お久し振りです。ハイト様」

 

『久しいな。リュウト。首尾はどうだ?』

 

「現在進行中ですが、妨害者がいまして…」

 

『妨害者?』

 

「帝具を使う者です。しかもあの世界出身ではないですが」

 

『その帝具は?』

 

「リゼルファですね」

 

『ほう、リゼルファか…まさか再びその名を聞くとは…』

 

「何かご存じで?」

 

『昔、リゼルファの回収を命じたが…見つからなかったが…面白いことになっているな』

 

「命じた?誰にですか?」

 

『暗殺者だよ。とは言えリゼルファを含めて二度失敗しているがな』

 

「ほう、彼がですか?」

 

『リゼルファ、オウガデーモンの回収を命じたが…まぁいい。リュウト。命令だ。リゼルファの使い手を始末しつつ、回収して欲しい帝具がある』

 

「と言いますと?」

 

『雷神憤怒・アドラメレクだ』

 

 

 

 

 

 

 

 

夜、部屋に一人でいる中、ノックが聞こえ、部屋に招くと…みらいが入ってきた

 

「陽斗くん…」

 

「みらい、どうしたんだ?眠れないのか?」

 

僕は笑いながらそう言うとみらいは優しく微笑んだ

 

「陽斗くん、大丈夫?」

 

「みらい…僕は…」

 

みらいはそっと僕を抱き締めた

 

「大丈夫だよ。辛いときは…泣いて良いよ」

 

「みらい…ごめん…少し…だけ…」

 

僕は泣き、みらいは僕を抱き締めていてくれた。両親が死んだときも、こうしてみらいは優しく、寄り添ってくれた

 

「みらい…」

 

「大丈夫…私はいなくならないから…」

 

「ありがとう…」

 

その日、みらいは僕が泣き疲れて寝るまでいてくれた……

 

 




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