魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

66 / 92
66 カボチャドリ祭り?

マホウ界ハロウィンの夜、僕らは広場に向かっていたが…

 

「いただきま!」

 

「しっかりして、それは精霊さんよ」

 

「お菓子じゃないよ」

 

精霊を食べようとしているはーちゃんをリコとみらいが止めていた

 

「もう、お昼ごはん抜いたりするから」

 

「だってお祭りで沢山お菓子食べたいんだもん。チョコもマシュマロもパンケーキもあるんでしょ?」

 

「ええ!」

 

「モフルンはクッキーをいっぱい食べたいモフ」

 

「私はお菓子の家がいいなー!」

 

「じゃ、じゃあ私は、お菓子のお城~!」

 

楽しそうに話す3人。するとリコは僕を見て…

 

「陽斗、大丈夫そうね」

 

「ん…まぁ思い出したくないことを思い出したけど…みらいのお陰かな?」

 

両親のことは本当に僕からしたらトラウマみたいなもの…みらいのお陰で少しは楽になった

 

「そう…まぁ何かあったらみらいだけじゃなく私達にも話して。気持ちも楽になるわ」

 

「リコ、ありがとう」

 

リコなりの気遣いなんだけど、凄く助かるな…

 

「お菓子のお祭り!」

 

「ワクワクもんだ!」

 

「モッフー!」

 

みらい達はというと今日のお祭りを本当に楽しみにしてる。だけどリコはそんな3人に向けてあることを告げる。

 

「残念だけどそんなに甘いお祭りじゃないのよ!」

 

どういう事だ?そう思いつつ、僕らは広場に着くのであった。

 

 

 

 

 

魔法商店街はハロウィンの飾り付けをされていて、賑やかだった

 

「大賑わいだねー」

 

「お菓子はどこ?どこ?」

 

「あのね、今日のお祭りは」

 

リコが言い掛けた瞬間、マイクのハウリング音が鳴り響いた。

 

『皆さん、こんばんわ。私、本日の司会進行役を務めます麻友です。よろしくお願いします』

 

「麻友ってまさか!」

 

確かキャスターの…いつもテレビに出てるけど…まさか…

 

「あの渡辺麻友ちゃん!?」

 

「どうして魔法界にー?」

 

リコも驚いてるのを見ると、知らなかったみたいだな

 

「麻友は魔法使いなの」

 

驚いている僕らの所にフランソワさんがやって来て教えてくれた

 

「「フランソワさん!」」

 

「彼女はナシマホウ界で芸能人として活躍してるけど、魔法界出身なのよ!」

 

「「ええ!」」

 

「そうだったんだ…」

 

「私も知らなかった」

 

麻友さんは僕らを見て、秘密にするようにと合図を送っていた。それにしても本当にナシマホウ界に魔法使いがいるんだな…探したら他にもマホウ界の住人やその子供とかいるかもしれないよな…

 

『さあ、ではここで解説者を紹介します。ご存知校長先生です!』

 

『みな、よろしく頼む』

 

「お祭りに解説?」

 

『さて、例年どおりであればそろそろカボチャドリが現れる時間じゃが…』

 

『まだ現れないようです』

 

「カボチャドリ?」

 

「ってなに?」

 

「それは」

 

「「え?」」

 

「おや、カボチャのオブジェが何やら震えております」

 

机に置かれたカボチャが動き始めてないか?

 

「これは面妖な」

 

カボチャに羽が生え始める

 

「羽が生えました」

 

「なんと」

 

「飛び立ちました」

 

「これはひょっとして」

 

「カボチャドリよー!」

 

フランソワさんが指差した方を見るとそこには巨大なカボチャの鳥がいた

それに合わせて集まっていた人達が箒で飛び始める

 

「「えー!」」

 

「なになに?」

 

『うん、ホンモノだったか』

 

『それでは、キュアップラパパ』

 

麻友さんの魔法で花火が打ち上がる。

 

『カボチャドリ祭の開幕です!』

 

「さぁ2人も箒を!」

 

「え、なにこれ」

 

これってマホウ界特有のお祭りってことか?

 

「お菓子は?」

 

「やっべ、もう始まってる!」

 

するとジュン達がこっちにやって来た。

 

「みんな?」

 

「ねえこれってどういうお祭りなの?」

 

「カボチャドリ、1年に1度魔法界に現れ騒ぎを起こして去っていく謎の鳥。今まで多くの人が捕まえようとしてきたけど、成功したのは遥か昔に1人だけ。なぜならカボチャドリは?」

 

ケイが説明しているとカボチャドリが放った楕円形の物体で何人かお菓子に変えられていた

 

「「ええ!」」

 

「近づこうとするものをみんなお菓子に変えてしまうの!」

 

「だけど、チャレンジャーはあとをたたないわ」

 

「どうして?」

 

「カボチャドリは自分を捕まえた人に金の卵を差し出すからよ」

 

「卵?」

 

「卵の中には至上の喜びが入ってるって言い伝えがあるの」

 

「なにそれ!」

 

「決まってるだろー、もちろんアートだよ。きっと最高のインスピレーションってやつが降ってくるんだ」

 

「私は運命の人と出会えるって聞いたよ」

 

いや、どんな言い伝えだよ…

 

「そういえばリコは何のためにカボチャドリを?」

 

「うん?何のためっていうより、みんなが追いかけてるカボチャドリを捕まえられたらスゴイじゃない?」

 

「え?それだけ?」

 

まぁリコらしいって言えばリコらしいけどな

 

「教えてあげる」

 

フランソワさんが空から降りてきた

 

「フランソワさん」

 

「至上の喜び、それはね…世界で一番の美人になれるってことよ!皆悪いわね。カボチャドリを捕まえるのは魔法界最高の仕立て屋にしてファッションリーダーのこの私よ!」

 

『さぁ、早くも多数の脱落者が出てしまいましたが、ここでフランソワ選手の登場です』

 

『うむ』

 

『ちなみにカボチャドリはあらゆる魔法を跳ね返すと言われております』

 

『身体を使って捕らえるんじゃ。だがカボチャドリを傷つけてはいかんぞ』

 

と言うことはここにいない師匠達は…多分警備だとしてポニィとツクシの2人は不利だったりするかもな…

 

フランソワさんがカボチャドリと対決していき、一度は身体に触れるがカボチャドリに振り回され、体勢が崩れ、箒がキャンデーに変えられていた

 

「フランソワさん!」

 

「このくらいで諦めるもんですかー!」

 

キャンデーにされた箒でまだ頑張るフランソワさん

 

「まだ飛んでる?」

 

「なんて執念だ」

 

頑張るフランソワさんだけどカボチャドリが何発も楕円形の物体を飛ばし、フランソワさんに命中した

 

「いやー!私のビューティフルヘアーがモンブラーン!」

 

フランソワさんはこれで脱落か…

 

 

「フランソワさんがやられた!」

 

『やはり迂闊には近づけんな』

 

『かつてあれを捕まえられたのはただ1人。それは校長先生だという噂ですが』

 

『どうかな?』

 

「これがカボチャドリ祭…よーし、私達も頑張ってカボチャドリを捕まえよう!」

 

『うん!』

 

「でも、無闇に突っ込んでいくのは危ないわ」

 

「それなら、キュアップラパパ」

 

はーちゃんはみんなに巨大な虫網を渡す。とりあえず僕も今回は力になれそうにないから……見学してるかな




感想待ってます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。