魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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68 ナシマホウ界のハロウィン

陽斗Side

 

カタツムリニアの車内、僕らはナシマホウ界に帰るために乗っている…なのだが、今回は少しだけ違う。

 

「灼熱トマトジュースください」

 

「あたいはクルクルッキー」

 

「わたし、ウキウキャンディー」

 

「サワーポーション!」

 

「わたしも!」

 

魔法学校の生徒達の声が車内にあった。

 

「うー!お静かに!」

 

教頭先生の声が響いた。それにしてもまさかこんなことなるとは…

 

「はぁ、こんな騒がしいナシマホウ界行きは前代未聞です」

 

「すまぬ。じゃが機会があれば…とずっと思っていたのじゃよ。それにしても…ワシには思いもよらぬ発想。みらい君はさすがじゃ。きっと良い勉強になる」

 

まさかみらいの発案…ハロウィンなら魔法つかいが混ざっても違和感ないって…

因みに今回のナシマホウ界行きは校長、教頭先生だけじゃなく、フランソワさんも一緒に着いてくることに…まぁメンバーはそれだけじゃない

 

「ねぇ、ハロウィンってどんなお祭りなの?」

 

「幽霊とオバケと祝う祭りなんだよなぁ」

 

「ゆ、幽霊?」

 

「え、幽霊ってお祝いするの?」

 

「お祝いするお化けとかちょっとかわいいかも」

 

「それはついてのお楽しみ」

 

「みんなー、魔法使いってバレないようにね」

 

「魔法はこっそり楽しく使おうね」

 

「はーちゃん!?」

 

「ねぇ、イチゴメロンパンってどんなの?」

 

「何それ?」

 

「魔法界のみんなとハロウィンなんてワクワクもんだぁ!」

 

楽しみにしているみらいを見つめる中、ブドー師匠に声をかけられた

 

「お前も楽しみなのか?」

 

「楽しみ…と言うよりかは楽しそうにしているみらいを見て、僕も楽しくなっている感じですね」

 

「ふっ、そうか」

 

今回は異世界組のメンバー全員も参加するみたいだけど…まさかみらいが説得するとは…ある意味凄いと言うか…

 

「と言うかみんな参加して、魔法界の守りとか大丈夫なんですか?」

 

「守りに関しては大丈夫と言うしかないな」

 

僕の質問にゴズキ師匠が答えてくれた。

 

「敵の狙いがどうあれ、プリキュアの前に現れる可能性を考えれば……」

 

「師匠たちが着いてきても大丈夫ってこと?」

 

師匠たちが頷く。確かに敵の狙いがどうあれだよな…

 

 

 

 

 

ナシマホウ界に着き、ハロウィン会場に来た僕ら。

 

「すっげー!」

 

「盛り上がってるー」

 

会場は色んな仮装で大盛り上がりだった。

 

「これがハロウィン?」

 

「うん!うちの町のハロウィン祭にはいーっぱい人が集まるんだ」

 

「ハロウィンをやる10月31日は、元々は秋にたくさんの野菜や果物が実るのを感謝する日なのよ」

 

「だからカボチャのランタンを飾るの?」

 

「ええ」

 

「みんなとってもオッシャレだわー!」

 

「この日には亡くなった人の霊と共に悪い霊も戻ってくると考えられていて、だから」

 

リコの解説を聞いていると林の方に巨大なバルーンが現れた。うん、滅茶苦茶気合入ってるな…

 

「だから仮装するのは悪い霊を驚かせて追い払うためなの」

 

「へぇ~」

 

「物知りー」

 

「こんなの常識よー」

 

照れているリコ。僕とポニィ、ツクシはリコが後ろに隠しているハロウィンの本が目に入り、とりあえず見なかったことにした。

 

「なるほど、これでは魔法界の服でも、バレないようじゃ」

 

それからみらいのお母さんが声をかけてきた。みらいは少しだけ風船配りを手伝い、僕らも手伝っていると、はーちゃんに呼ばれ、はーちゃんの所に行くと…

 

「キュアップラパパ、みんなのハロウィンスタイルよ出ろ!」

 

「あー!」

 

「あ、おー!」

 

みらいはモフルンみたいな衣装に、リコはネコの衣装に変わり、モフルンはマジカルみたいな衣装になった。

 

「モフモフモフルン!キュアモフルン!」

 

モフルンが可愛らしいポーズを取るとみらいたちは目を輝かせていた

 

「うわぁ!」

 

「かわいいじゃない!」

 

「モフルンもプリキュアになれたモフ、ありがとうモフ」

 

「なんでオイラまで!」

 

チクルンはと言うとウサギの格好をしていた。

 

「チクルンもかわいいモフ」

 

「や、やめろつっつくぞぉ!」

 

「おーい、みらいの母ちゃんが折角だから祭の見物してきなさいって」

 

「ほんと!?」

 

早速見て回ろうとするが…

 

「行く前に…陽斗は普段通り…と言うか戦闘スタイルね」

 

僕の格好はと言うリゼルファを起動した状態だった。

 

「まぁ何かあったときのために…」

 

「思いつかなかったのね…」

 

「それじゃ!キュアップラパパ!陽斗の衣装よ変われ!」

 

はーちゃんがそう言って僕に魔法をかける。僕の仮装は黒い熊を模した衣装に変わった

 

「熊?」

 

「陽斗くんの何だか格好いいね。それにお揃いで…えへへ」

 

僕の場合は着ぐるみに近い感じだけど…まぁみらいが嬉しそうならいいか

 

「みらいも…似合ってる」

 

「ありがとう」

 

 

 

 

 

 

ある場所にて……

 

「オルーバどこ行ったし」

 

「うむ、また何やら陰で行動しているようである」

 

「オルーバの考え、あんたはどう思う?本当にあいつと関係ありなわけ?」

 

「あれほどの驚異的な力、まだこの地上に存在していれば気配で分かるはず。しかし何も感じなかった」

 

「だねぇ、様子見とか超ウンザリだし。プリキュアはさっさと潰すべきということで」




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