魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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70  リコの誕生日会!

陽斗Side

 

ある日のこと、みらいから家に来て欲しいと言われ、ポニィとツクシと一緒に行くと、みらいの家が物凄い飾り付けされていた。

 

「どういう状況?」

 

「あ、陽斗くん」

 

「みらい、これは?」

 

「実は…」

 

みらいから話を聞くと今日はリコの誕生日らしく、そのお祝いにリコの家族…リアンさんとリズさん。それとナシマホウ界で料理研究家をしているリリアさんが来たらしく…

 

「それでこんな飾り付けを…」

 

「なんというか…リコって愛されてるね」

 

「でもリコからしたら、大変かもね」

 

まぁ愛が大きすぎるから…リコからしたら大変だよな…

 

「おや、陽斗くんたちも呼んだのかね?」

 

するとリアンさんが声をかけてきた。僕らは挨拶をして、そのまま誕生日会に参加することになった

 

『お誕生日おめでとう』

 

「今日の為に買った写真機だ」

 

何というか派手に飾り付けしてるから近所の人が集まってきてる…

 

「もしかしてリリアさん!?」

 

「あ、皆さんもいかが? 娘の誕生日なの」

 

「いいんですか?」

 

「さ、どうぞ」

 

集まってきた近所の人達も招いてお祝いって……

 

「全部おいしいね」

 

「はー、さいこー!」

 

みらいとはーちゃんは美味しそうに料理を食べている。

 

「お、なんだすげーごちそうだな!」

 

「リコのお誕生日会モフ」

 

「妖精の友達まで祝ってくれるとは」

 

リアンさんは角の方でご馳走を食べているモフルン達に声をかけていた。

 

「去年は学校の寮に居て祝えなかったからな。去年の分までお祝いするぞ」

 

リコはと言うと凄く疲れた顔をしながら座っていた

 

「やっぱり苦手だわ、このノリ」

 

「お誕生日会っていっつもこうなの?」

 

「え、こっちが違うの?」

 

「うん。こーんな賑やかなの初めて」

 

「良い誕生日会だなリコ。精霊達もほら、まるで祝ってくれているかのようだ」

 

「なんか数が減ってきてるけどな」

 

「うむ…あれからまた形が変わったな。何かほかに変わったことは?」

 

「モフー、無いモフ」

 

「あのーお父様、プリキュアのことは?」

 

「無論、ハニーとリズには行ってない」

 

「あら」

 

「何してるの?」

 

「いえ別に」

 

「なんでもありません」

 

咄嗟に僕らは誤魔化しているとリリアさんがリンクルストーンを見て…

 

「まぁ!」

 

「モフー?」

 

リリアさんはリンクルストーンを巨大ケーキの飾りにつけたけど、あれ、いいの?

 

「よし!ほーらピッタリ」

 

「で、伝説のリンクルストーンが…」

 

「ケーキの飾りに…」

 

「さ、蠟燭の灯を消して」

 

「いやぁ、さすがにこの高さは…」

 

「簡単よ、まほ」

 

「あーあー、気合でいきます!」

 

リリアさんって結構抜けてる?

そう思いつつ僕は切り分けられたケーキを食べるのであった。

 

「リコ、これ私からのプレゼント」

 

「おねーちゃん!ありがとう!開けていい?」

 

「1万年間使ってもインクが切れない、インクで万年筆よ!」

 

「私、大切に使うわ!」

 

「リコ、私からは」

 

「開けなくても分かるわ。また…やっぱり石ね」

 

「去年とはまた違った趣があるだろ?」

 

「えぇ、ありがとうお父様」

 

「じゃあ、次は私からのプレゼント」

 

「お母さま、気持ちだけで十分…」

 

「まだ何かも言ってないのに」

 

「言われなくても分かるもの。いつもどおりの読み聞かせでしょ」

 

「リコが大好きなお話じゃない」

 

そう言ってリリアさんは一冊の本を取り出した。みらいとはーちゃんはというと

 

「え!」

 

「なになに?」

 

「魔法界に古くから伝わるお話なの」

 

「さすがにもう子供じゃないんだし」

 

「聞きたーい!」

 

「モフ!」

 

「むかーしむかーし」

 

「ってはじめてるし!」

 

「空がまだとても静かだった頃。あるところにとても仲良しなお星さまが2つ輝いていました。ある日大風が吹いてお星さまは離れ離れに…お互い、声も届かないほど遠くなって、それでもお星さまはきらめく光で元気を知らせ合い寂しさに負けずにいられました。ところが、今度はどんよりした雲が空を覆ってしまいました。雲は大きく暗く、もう彼方の光は見えません。1人ぼっちのお星さま、気が付くとその頭の上に2人の女の子がすんでいました。お星さま、とっても悲しそう。そう思った女の子はお星さまに寄り添い、どうかお星さま達がまた出会えますようにとお空にお願いしました。女の子の優しい気持ちがお星さまを再び輝かせ、女の子の強い想いは雲を払いのけ、そしてお星さま達は再び出会うことができました」

 

「素敵なお話だね」

 

「まぁね…」

 

リコはと言うと少し照れくさそうにしていた。でも確かに良い話だな……

 

 

 

 

 

 

ある場所にてオルーバが1人いた。

 

「こんなところで何してんの?」

 

「探し物さ。僕らデウスマストの眷族、本来ならみんなとっくに目覚めていたはずなんだ。無駄な力を使うことなくね。けど、もうひと押しみたいだ」

 

「はあん?まーたわけわかんないこと」

 

「ねえベニーギョ、どうして僕らはあの封印から目覚めることが出来たかわかるかい?」

 

 

 

 

 

そして1人違う場所に居るシャーキンス。

 

「封印を脱するのに消耗した力、戻って来たか。ならば…」




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