陽斗Side
パーティーが終わり、片付けを手伝っていると…
「本当においしかった」
「喜んでもらえて嬉しいわ」
「でもどうやったら、あんな素敵なお料理できるんですか?」
「簡単よ、食べてくれる人を思って心を込めて作れば」
「なるほど」
「食べてくれる人を思って…」
リリアさんとみらいのお母さんの会話を聞いて、そう復唱するリコ。
「私の娘の大好物なの。今日は娘の誕生日だから作っちゃいました」
「いつも、私が好きなものを。料理だけじゃないの…大好きだったお話を…いつも…」
「正直、リコが羨ましいよ」
「陽斗?」
「僕はこうして両親にお祝いしてもらうことはもう…」
「…ごめんなさい」
「謝らなくて良いよ。まぁ代わりにみらいがお祝いしてくれたりもあったし…」
「…のろけ?」
「そう言うつもりじゃないけど…まぁリコからしたら…今回のパーティーも好きなものになるんじゃないのか?」
「…そうかもね」
少し照れくさそうにするリコだった。
片付けも終わり、みらい達の所に行こうとした瞬間、一瞬目の前が暗くなり、気が付いたら星空の様な世界にいた。
「何なの?」
「みらい、みんな!」
みらい達だけじゃなく、ポニィやツクシの2人もこの世界に…一体ここは…
「プリキュア!」
不意に声が聞こえ、振り向くとそこにはシャーキンスの姿があった。
「完膚なきまでに叩きのめす。我がムホーの力で」
シャーキンスはそう言ってパーティー帽子とクラッカーでドンヨクバールを呼び出した。みらい達もプリキュアに変身する
「「キュアップ・ラパパ!ダイヤ!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」
「「「魔法つかいプリキュア!」」」
僕もリゼルファを起動し、ポニィとツクシも臣具を構える
「ふん、プリキュア、教えてやろう!お前達がどんなに足掻こうと無駄であることを」
シャーキンスがそう言うと周りの景色が歪み始めた。
「見るがいい。古き時より空に、そして星々に恐怖と共に刻まれし記憶。終わりなき混沌、我らがデウスマスト!」
強大なエネルギーが景色に浮かび上がる
「デウスマスト?」
デウスマストの体が当たると次々星が砕ける。
「星が…消えた!」
「大地も命も、すべては混沌に飲み込まれさらなる混沌への糧となる」
ドンヨクバールが僕らに向かって体当たりを仕掛け、僕らは何とか避けていくが、ドンヨクバールはクラッカーミサイルを発射し、ミラクル達を縛り付けていく
「お前達が何者かなど知る必要もない。プリキュア、このまま滅び去るのだ」
「まだよ」
「まだパーティの片付け、終わってないし。それに、お母さまに、みんなに…私の誕生日をお祝いしてくれたお礼、言ってない!」
「命など、いかに生まれてこようといずれ混沌に消えていく定め。祝福する意味などなかろう」
「私の笑顔を願ってくれるみんなの思い。私も、ちゃんと伝えるの」
「ん?」
「私の思い、感謝の言葉を!」
その時、マジカルの思いに答えるかのように星形の精霊が現れた
『タンザナイト、ミトメール』
「タンザナイト!」
マジカルは驚きながらも、リンクルステッキにタンザナイトをセットし、
「なに!?」
紫色の光が辺りを照らし、シャーキンスの作った空間を打ち破り、僕らは元の世界に戻ってきた。
辺りは普通の夕焼け空に戻っていた。
「な、なんと…あの小さき石ころの輝きに!我がムホーが!ありえぬ!ドンヨクバール!奴らに与えよ、祝福でなく混沌を!」
ドンヨクバールが攻撃を仕掛けていく。ミラクル達はリンクルストーンを使い、攻撃を防いでいき、
「私たちも!」
「忘れないでよね!」
ツクシがドンヨクバールの顔面に銃弾を撃ち込み、追撃にポニィが凄まじい蹴りを喰らわせ、落ちていくドンヨクバール向かって、僕は…
「アレキサンドライト!」
アレキサンドライトの大剣でドンヨクバールを斬りつけた
「さぁ、早く戻ろう!」
「マジカル、あなたの思いを伝えに!」
マジカルは2人の言葉に頷き
「「「アレキサンドライト!魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!プレシャスブレス!フル! フル! フルフルリンクル!プリキュア! エクストリームレインボー!」」」
エクストリーレインボーにより、ドンヨクバールは浄化された
「おのれぇ…あの石の邪魔さえ無ければ!」
シャーキンスはそう言い残して撤退するのであった
夜、ふと空を眺めると星の模様とハッピーバースデーの文字が空に描かれていた。多分、みらいとはーちゃんがリコへの誕生日プレゼントなんだろうな…
「誕生日か…」
僕の中の記憶…楽しい思い出だった…よな…
「陽斗くん!」
すると窓の外に箒に乗ったみらいがいた
「どうしたんだ?みらい」
「何となく会いたくなって…ダメだった?」
「いや…ありがとう」
僕はお礼を言うとみらいは照れくさそうにしていた。僕はみらいにリコへのプレゼントを渡した
「リコ、プレゼント渡しておいてくれ」
「ん、分かった」
みらいは手を振りながら帰って行き、僕はそれを見送るのであった
感想待ってます!