魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

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71 誕生日に込められた思い

陽斗Side

 

パーティーが終わり、片付けを手伝っていると…

 

「本当においしかった」

 

「喜んでもらえて嬉しいわ」

 

「でもどうやったら、あんな素敵なお料理できるんですか?」

 

「簡単よ、食べてくれる人を思って心を込めて作れば」

 

「なるほど」

 

「食べてくれる人を思って…」

 

リリアさんとみらいのお母さんの会話を聞いて、そう復唱するリコ。

 

「私の娘の大好物なの。今日は娘の誕生日だから作っちゃいました」

 

「いつも、私が好きなものを。料理だけじゃないの…大好きだったお話を…いつも…」

 

「正直、リコが羨ましいよ」

 

「陽斗?」

 

「僕はこうして両親にお祝いしてもらうことはもう…」

 

「…ごめんなさい」

 

「謝らなくて良いよ。まぁ代わりにみらいがお祝いしてくれたりもあったし…」

 

「…のろけ?」

 

「そう言うつもりじゃないけど…まぁリコからしたら…今回のパーティーも好きなものになるんじゃないのか?」

 

「…そうかもね」

 

少し照れくさそうにするリコだった。

 

 

 

 

 

片付けも終わり、みらい達の所に行こうとした瞬間、一瞬目の前が暗くなり、気が付いたら星空の様な世界にいた。

 

「何なの?」

 

「みらい、みんな!」

 

みらい達だけじゃなく、ポニィやツクシの2人もこの世界に…一体ここは…

 

「プリキュア!」

 

不意に声が聞こえ、振り向くとそこにはシャーキンスの姿があった。

 

「完膚なきまでに叩きのめす。我がムホーの力で」

 

シャーキンスはそう言ってパーティー帽子とクラッカーでドンヨクバールを呼び出した。みらい達もプリキュアに変身する

 

「「キュアップ・ラパパ!ダイヤ!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」

 

「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」

 

「2人の奇跡!キュアミラクル!」

 

「2人の魔法!キュアマジカル!」

 

「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」

 

「「「魔法つかいプリキュア!」」」

 

僕もリゼルファを起動し、ポニィとツクシも臣具を構える

 

「ふん、プリキュア、教えてやろう!お前達がどんなに足掻こうと無駄であることを」

 

シャーキンスがそう言うと周りの景色が歪み始めた。

 

「見るがいい。古き時より空に、そして星々に恐怖と共に刻まれし記憶。終わりなき混沌、我らがデウスマスト!」

 

強大なエネルギーが景色に浮かび上がる

 

「デウスマスト?」

 

デウスマストの体が当たると次々星が砕ける。

 

「星が…消えた!」

 

「大地も命も、すべては混沌に飲み込まれさらなる混沌への糧となる」

 

ドンヨクバールが僕らに向かって体当たりを仕掛け、僕らは何とか避けていくが、ドンヨクバールはクラッカーミサイルを発射し、ミラクル達を縛り付けていく

 

「お前達が何者かなど知る必要もない。プリキュア、このまま滅び去るのだ」

 

「まだよ」

 

「まだパーティの片付け、終わってないし。それに、お母さまに、みんなに…私の誕生日をお祝いしてくれたお礼、言ってない!」

 

「命など、いかに生まれてこようといずれ混沌に消えていく定め。祝福する意味などなかろう」

 

「私の笑顔を願ってくれるみんなの思い。私も、ちゃんと伝えるの」

 

「ん?」

 

「私の思い、感謝の言葉を!」

 

その時、マジカルの思いに答えるかのように星形の精霊が現れた

 

『タンザナイト、ミトメール』

 

「タンザナイト!」

 

マジカルは驚きながらも、リンクルステッキにタンザナイトをセットし、

 

「なに!?」

 

紫色の光が辺りを照らし、シャーキンスの作った空間を打ち破り、僕らは元の世界に戻ってきた。

 

辺りは普通の夕焼け空に戻っていた。

 

「な、なんと…あの小さき石ころの輝きに!我がムホーが!ありえぬ!ドンヨクバール!奴らに与えよ、祝福でなく混沌を!」

 

ドンヨクバールが攻撃を仕掛けていく。ミラクル達はリンクルストーンを使い、攻撃を防いでいき、

 

「私たちも!」

 

「忘れないでよね!」

 

ツクシがドンヨクバールの顔面に銃弾を撃ち込み、追撃にポニィが凄まじい蹴りを喰らわせ、落ちていくドンヨクバール向かって、僕は…

 

「アレキサンドライト!」

 

アレキサンドライトの大剣でドンヨクバールを斬りつけた

 

「さぁ、早く戻ろう!」

 

「マジカル、あなたの思いを伝えに!」

 

マジカルは2人の言葉に頷き

 

「「「アレキサンドライト!魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!プレシャスブレス!フル! フル! フルフルリンクル!プリキュア! エクストリームレインボー!」」」

 

エクストリーレインボーにより、ドンヨクバールは浄化された

 

「おのれぇ…あの石の邪魔さえ無ければ!」

 

シャーキンスはそう言い残して撤退するのであった

 

 

 

 

 

 

夜、ふと空を眺めると星の模様とハッピーバースデーの文字が空に描かれていた。多分、みらいとはーちゃんがリコへの誕生日プレゼントなんだろうな…

 

「誕生日か…」

 

僕の中の記憶…楽しい思い出だった…よな…

 

「陽斗くん!」

 

すると窓の外に箒に乗ったみらいがいた

 

「どうしたんだ?みらい」

 

「何となく会いたくなって…ダメだった?」

 

「いや…ありがとう」

 

僕はお礼を言うとみらいは照れくさそうにしていた。僕はみらいにリコへのプレゼントを渡した

 

「リコ、プレゼント渡しておいてくれ」

 

「ん、分かった」

 

みらいは手を振りながら帰って行き、僕はそれを見送るのであった




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