魔法つかいプリキュア 宝石と帝具使い   作:水甲

75 / 92
75 チクルンの思い

陽斗Side

 

僕らは襲い掛かるウェネグに対処している中、シャーキンスは巨大化していた。チクルンはみらい達を傷つけないと約束したと言うが、シャーキンスは鼻で笑った。

 

「ふん、やはり情が移ったか。変身できようとできまいと、プリキュアは徹底的に叩き潰すのみ」

 

奪い取ったリンクルストーンとスマフォンが入った袋を飲み込むシャーキンス

 

「これで手も足も出まい」

 

「この野郎!」

 

チクルンは飛び出していく。

 

「チクルーン!」

 

「ふん!この虫けらが!」

 

手を伸ばすシャーキンスを避け、口の中に飛び込むチクルン。

 

「チクルンが!」

 

喉を抑え咽だしたシャーキンス。咳と共にリンクルスマホンとリンクルストーンを抱えて飛び出てきたチクルン。

 

「チクルン!」

 

「モフルン…おいら、おいら!」

 

「おのれー!」

 

シャーキンスが放った光線がチクルンに当たり、チクルンはそのまま落ちてしまうがモフルンがキャッチし、モフルンは袋をみらいたちに渡した

 

「みんなー!」

 

『うん!』

 

「「キュアップ・ラパパ!ダイヤ!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」

 

「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」

 

「2人の奇跡!キュアミラクル!」

 

「2人の魔法!キュアマジカル!」

 

「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」

 

「「「魔法つかいプリキュア!」」」

 

プリキュアに変身した3人。向こうは大丈夫そうだな。

ウェネグは鋭い爪を伸ばして襲い掛かる。僕はトパーズの力で銃弾を放つ。ウェネグは避けずに全て受けるが…何だ?傷が再生しない?

 

「再生能力がないみたいだし、呪いもないみたいだね」

 

「もしかして力のみ強化された?」

 

だとしても何だか苦しんでいるのは……

 

「改造されたから苦しんでるのか?」

 

「陽斗、その優しさは良いことだよ」

 

「でも命取りでもある」

 

「分かってる…」

 

油断はしない。僕はそう誓いながら銃を構え、ウェネグの両腕に弾を撃ち込む

 

「エメラルド!」

 

エメラルドの大剣でウェネグの身体を切りつける。ウェネグは苦しみながらもまだ動こうとしていた。それを見てツクシがウェネグの額に弾丸を撃ち込み、ポニィがそのまま蹴り飛ばすとウェネグは塵のように消えていった

 

「死んだのか?」

 

「多分ね」

 

「塵になったのも改造の影響かも……」

 

何というか後味が悪いな。だけど今はミラクル達を助けないと…

 

 

 

 

ミラクル達は巨大化したシャーキンスに苦戦していた。そんな中シャーキンスはモフルンとチクルンに近付いていく

 

「プリキュアも、その忌々しき石ころも全て叩き潰す。否、踏みつぶす!」

 

シャーキンスが2人を踏み潰そうとする中、ミラクル達が守るように光の壁を作った

 

「そんな裏切者のために、愚かな者どもよ」

 

「それは違う。チクルンは私達の大事な友達!」

 

「ええ、必死に助けてくれたチクルンを私は信じる!」

 

「だから、チクルンを虐めるのは」

 

「「「絶対に許さない!」」」

 

「モフルンもチクルンが大好きモフ。だからこれからも友達モフ」

 

「プリキュア、モフルン…みんな…ありがとう!」

 

するとミラクル達の身体が光り出した。これは…

 

「これって!」

 

「トパーズはワクワクのリンクルストーン。つまり友達と分かり合えたワクワクがトパーズのパワーをよりワクワクさせたのです」

 

「ぁー!それって」

 

ミラクルはトパーズの光円盤に乗り、それを足場にジャンプする。パンチで迎え撃とうとするシャーキンス

 

「とーってもー!わくわくもーん!」

 

ミラクルの思いに答えるかのようにハンマーが大きくなる

 

「なに!」

 

「だあああああ!」

 

シャーキンスの拳はそのままミラクルに弾き返される。

 

「三人とも!今だ!」

 

「「「アレキサンドライト!魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!プレシャスブレス!フル! フル! フルフルリンクル!プリキュア! エクストリームレインボー!」」」

 

「おのれプリキュアー!」

 

シャーキンスはそのまま浄化されるのであった

 

 

 

 

 

戦いが終わり、僕らはチクルンから事情を聞くことに…

 

「なるほどー」

 

「怖い女王様に叱られたくなくて」

 

「言いなりになっていたわけね」

 

「みんな、本当にすまなかった」

 

「チクルン」

 

モフルンはみらいたちが作ったプリンを持ってきた

 

「女王様にもモフルン達が一緒に謝りに行くモフ。だから今は、一緒にプリンを食べるモフ」

 

モフルンはそう言ってプリンを差し出し、僕らもプリンを食べ始める。

 

 

「はーおいしー!」

 

「ホント、うまくできたわね!」

 

「うん、2人の集めたハチミツのおかげだよ!」

 

「モフー、よかったモフ!」

 

チクルンはプリンを嬉しそうに食べる

 

「うめぇ!ホントにうめぇ!」

 

『アメジスト、ミトメール』

 

精霊がそう言うと同時にリンクルスマフォンにセットされ、見覚えのある扉が現れた

 

「これは…あの時の!」

 

「丁度良かった!チクルン、これで妖精の里に帰れるよ!」

 

「これで!?」

 

扉を開き、眩い光が溢れていた

 

「ワクワクもんだぁ!」

 

「はー!」

 

僕らが扉の向こうに入るとそこは一面花畑だった

 

「あは、おはなー!」

 

「ここが妖精の里!」

 

 

 

 

 

 

 

研究所

 

「ウェネグがやられたか…まぁ良い。これ以上待たせられない…そのためにこいつを起動させるか…」

 

フラスコの中に浮かぶ1人の男。

 

「こいつはあの世界の大臣と同じ危険な存在。調整を進めないと……」

 

フラスコの中には肌黒い男がいた。その男の首にはナイフで刺された傷があった

 

「上手く使わないと……」




感想待ってます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。