陽斗Side
僕らの前に現れたのは倒したはずのスパルダだった
「このスパルダ、世界を闇で覆うために戻って来たのさ!」
「まだそんなことを!」
するとスパルダの後ろの木の上にオルーバが現れた
「闇の魔法、どれほどのものか君たちでテストしてみようと思ってね」
「デウスマストの眷族!」
「オルーバ」
「おや、君も居たのかい。元気かい?」
チクルンを睨むオルーバ。チクルンは怯えて後ずさる
「ふん。随分とまあ大きくなって!あの時の礼は、タップリとさせてもらうよ!」
スパルダは蜘蛛の糸で石と、木になったランプの様に光る実をもぎとると
「魔法入りました!」
召喚された燃え盛る石のようなヨクバール…前に戦ったときよりパワーアップしてる!?
「私の魔法、良いカンジ。燃えるねー!全てを焼き尽くしちまいな!」
『御意!ヨクバール!』
ヨクバールは辺りに炎を吐いていき、周囲が燃えていく
「早く安全なところへ!」
妖精達は急いでその場から逃げ出す。こいつら…
「やめろ!」
「チクルン!」
「なんだい、お前?」
「里を傷つけるんじゃねぇ、女王様をこれ以上悲しませるんじゃねえ!」
チクルンは飛び出し、そう告げる。
「よく言うよ、女王に叱られるのが怖くて逃げ回っていた癖に」
「オイラが間違ってた。オイラがバカなせいで女王様にすげー心配かけちまった!もうこれ以上女王様を悲しませたくねーんだ。だから、やめてくれ!」
「ふん!知ったことかい」
デコピンを喰らわすスパルダ。チクルンは吹っ飛ばされると妖精女王が駆け寄る
「「チクルン!」」
「あ、チクルン!」
「チクルン!」
「なんてこと、なんてことをするの!」
怒るはーちゃん。その思いに答えるかのように、はーちゃんは元の状態に戻り、リンクルスマホンを取り出す
「みんな!」
はーちゃんの呼びかけにみらいたちは頷き、プリキュアに変身する
「「キュアップ・ラパパ!サファイア!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
「キュアップ・ラパパ!エメラルド!フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」
「「「魔法つかいプリキュア!」」」
僕もリゼルファにサファイアの欠片をはめ込み、槍を構える。ポニィとツクシも臣具を構えた
「プリキュア!それにあの少年が持っている欠片は…失われたはずの…」
そう告げるレジェンド女王。何か知ってるのか?
「あのチビ妖精が…エメラルドのプリキュアだとぉ? そういうことなら好都合さ!ヨクバール!やっちまいな!」
火球を連射するヨクバールだがミラクル達は避け、僕は槍を回転させて炎を散らし、ツクシは弾丸をヨクバールに当てていき、ポニィは迫り来る火球を蹴り飛ばした。
「ちんたらやってるんじゃないよ!」
火球をまとめて発射するヨクバール。ミラクルとマジカルは避けるが、お互いに避けたと同時に背中合わせでぶつかり、落ちてしまう。
「あぁ!」
フェリーチェは落ちていく2人の前に立ち、ピンクトルマリンでヨクバールを弾き返す
「フェリーチェ!」
「これ以上、みんなの大切な里を傷つけさせはしない!」
眩い光を放つフェリーチェ。それを見てオルーバは驚いていた。
「このカンジ!まさか!」
「プリキュア・エメラルド・リンカネーション!」
フェリーチェはヨクバールを浄化するとスパルダが不意打ちをしてきた
「まだだよ!エメラルドさえあれば、闇の世界が!」
フェリーチェを捕らえようとするスパルダ。僕はフェリーチェの前に立ち、
「リゼルファ!エメラルド!」
捕らえようとした糸をエメラルドの大剣で切り裂き、
「「「アレキサンドライト!魔法つかいプリキュアオーバーザレインボー!プレシャスブレス!フル! フル! フルフルリンクル!プリキュア! エクストリームレインボー!」」」
エクストリームレインボーでスパルダは浄化されるのであった
「あーあ!ま、こんなものかな。ん?」
オルーバの足元には小さな蜘蛛がいた。オルーバは小さな蜘蛛に魔法を注ぐとスパルダに戻った
「中々の執念だね。今日はここまでにしておこう。ちょっとした収穫もあったしね。さて、こういう時は…オボエテーロ!」
オルーバとスパルダはそのまま姿を消すのであった。
「あの時、マザーラパーパはおっしゃられた。いつか必ず世界は再び結ばれる。そう魔法をかけた…と。魔法は願い、奇跡を願う想いがつながり、いつか世界に届いてくれるよう祈りを込めて与えた魔法の名前、それがプリキュア。私が知っていることはこれで全て」
「ありがとうございます」
リコがお礼を言い終える。するとアメジストのリンクルストーンが発動し、あの扉が現れた
「アメジストの扉モフ」
「戻るようにと言っておるのじゃろう」
「ええ」
「行っちまうのか」
チクルンは僕らの側に近寄る。
「また遊びに来るモフ」
「モフルン!」
「チクルン?」
「いけねー!目にゴミが!お前ら寂しいだろうからよ、オイラがまた遊びにいってやるよ!」
チクルン、別れるのが寂しいからか。やせ我慢してるな。
「チクルン!」
「きっとモフ」
「はー!」
「今度はちゃんと女王様にお許しをもらってからね」
「あたぼうよー!」
「じゃあね、チクルン」
「色々ありがとう」
「元気でね」
「またな」
「元気でいるんだよ」
「いつでも遊びに来てね」
僕らは手を振る。するとレジェンド女王があることを告げた
「そうだった、少年の持つ欠片…それはデウスマストとの戦いで欠けたリンクルストーン」
「デウスマストとの戦いの時に…」
「欠片はあの戦いの中、ナシマホウ界とマホウ界とは違う別の世界に落ちていった」
「それって…ポニィたちの世界…」
「本来は繋がらない世界…だが何者かがその繋がりを強くしている」
それはリュウトだって言うのか?
「いずれ何か大きな戦いが待ち受けるかもしれない。覚悟するように」
僕は頷き、扉の中に入っていった
{ラパーパ様はもういらっしゃらないけれど、彼女達プリキュアがきっと世界を」
「ええ、プリキュアが世界を結ぶ!」
魔法学校に戻ってきた僕ら。
「花の海のこと、ちょっとだけ分かったけど、他の分からないことが沢山増えちゃった。でも大丈夫。だって、みらいとリコ、モフルン、陽斗達がいるから」
「はーちゃん?」
どことなく悩むはーちゃんだった
感想待ってます